ちょっとした日々の出来事など、気ままに、思いつくままに、ほんの時々・・・。 文責・倫

2005年の日記




2005/3/30/水
昨年の3月30日、鳥取の実家を後にして広島まで移動しました。
友達の家に宿泊し、翌日佐賀に向けて出発しました。
途中、桜が見ごろの錦帯橋へ。
架け替えが終わり、桜も満開ということで、人出が多く、この旅の中で一番の渋滞でした。
31日は佐賀、4月1日は長崎へと移動し、4月2日の夕方には鹿児島からフェリー乗船となりました。

接木したミカンたちの観察もかねて、剪定の枝集めをしています。
そろそろハブも出てきそうだし、園内は綺麗にしておかないと、怖くてとても入れません。
マツと呼んでいるエリアはかなり片付きましたが、クボタはこれから。
と言いつつ、明日から3日まではちょこっと沖縄へ。
隣の県なのに、遠いですよ。さすが離島。
往復とも朝出航して夕方着なので、時間はちょっともったいない感じですが、船しかないんだから仕方ないですね。
沖縄は初めてだしガラス関係もあちこち見られるのですごく楽しみ。
穏やかな航海になりますように。
錦帯橋

2005/3/26/土
昨年の旅話の続きです。
運転は好きな方なので、車での移動はさほど苦になりません。
この日は大津から鳥取まで移動しました。
有料道路も少し通りましたが、ほとんど一般道を走ったので、面白そうなところがあると、すぐに寄り道できます。
丹波のワイナリーや天橋立、そして余部(あまるべ)鉄橋。
案内板にはこう記されています。あまるべ鉄橋

【明治45年に2年の歳月と33万余円の巨費、延べ25万人の人夫を投じて完成された。
建築様式はトレッスル式鉄橋で当時の鉄道院技師古川晴一氏などにより米人技師の意見を取り入れ設計された。
トレッスル(橋脚部分)の資材はアメリカより送られてきて余部沖でハシケに移し陸揚げされた。
山陰本線敷設では最大の難工事であり、この鉄橋の完成により事実上の山陰本線の開通となった。
高さ41メートル、長さ39メートルの規模は当時、東洋一としてデビューしたが、現在でもトレッスル式鉄橋では日本一の規模を誇っている。】

鳥取への帰省の際は、寝台特急を利用することが多かったので、いつも列車で通過するだけ。
高いなぁ〜と思いながら車窓からの風景を見ていました。
そんな訳で、鉄橋の全体像を見たことがなかったのです。

そろそろかなと思いながら車を走らせ、カーブを曲がると、それは突如現れます。
あれだ!と思う間に、圧倒的な迫力で迫ってくるのです。
山陰を旅される方には、ぜひとも見ていただきたい。

昭和61年に強風に因る列車転落事故が起きた事は残念なことでした。
線路脇の柵はその後に付けられました。
何年か前から山陰と大阪を結ぶメインのルートが変わってしまったので、列車に乗ってもこの鉄橋を通ることはなくなってしまいました。
また、取り壊しの話もあるそうで、本当に残念でなりません。

2005/3/25/金
昨年3月24日、学生時代から住んでいた千葉県市川市に別れを告げ、愛車フィットで徳之島への南下の旅をスタートしました。
その日は名古屋まで移動し、翌25日、前から行ってみたかった岐阜・白川郷へ。
地図でみると、そんなに遠くもなさそうだったのに、名古屋から5時間以上かかったのではないでしょうか。
有料道路の途中から一面の雪景色。
合掌造りの建物は本当にすばらしかった。
白川郷

2005/3/24/木
知り合いから譲ってもらったミカンの穂木を3月6日に接木して、今日行って見ると、芽が出ていました。
良かった。
もう一種類あるのですが、こちらはまだ・・・。
細くてカヨワソウな穂木だったので心配です。

タンカンの剪定はほぼ終わりの様子。
もうすぐ花も咲きそうです。
OK30号

2005/3/21/月
白い砂浜の上を悠々と。
いいなぁ。
パラグライダーって前から興味があったのだけれど、島で見かけたのは初めて。
しかも家のすぐそばで。
どこからテイクオフしたんでしょう。
こんな微風の時でも飛べるものなんですね。
「なんとか」と「かんとか」は高いところに登りたがると言われそうですが、
バンジージャンプ、パラセイリングを経験済みの私としては、次はぜひパラグライダーを!
そしていつか、スカイダイビングに挑戦したい。

徳之島探検隊のメンバーが3人も異動ということで、昨夜は送別会でした。
自然の魅力がいっぱいの徳之島。
またきっと一緒に探検できるチャンスはありますね。
そう信じて待ってます。
パラグライダー

2005/3/17/木
実際この年になって木に登ることがあるなんて思いませんでした。
子供の頃だって登ったことないかも。
登ると行ってもせいぜい2メートルくらい。
でも視界は拓けて、遠くまで見渡せ、すごく気持ちいいです。

問題は集果袋。
コンテナに移し易いよう、底が抜けるようになっていて、折り曲げて止める金具がついていますが、よく外れるんです。
特に最初の何個か入れるときは要注意です。
気をつけているつもりでも何回かは落っことしてしまいました。
落としたものは出荷できないので、自分で食べてしまいます。
食べたいからわざと落としているわけではないですよ。ホントに。
落としたのに限って、キズもなく綺麗だったりして、ミカンさんごめんなさいって感じでした。

食べると言えば、収穫の最中にのどが渇くと、キズが多くてB品になってしまうのなどを食べていました。飲み物を持っていかなくていいから便利ですよね。

木に登りながら採っている時などは特に、集果袋が満タンになるまで採ってしまいます。
そうすると降りる時が大変です。
少しずつ採って上り下りすればいいと解っていながら・・・。
ついつい集果袋いっぱいにしてしまって、いつもいつも肩こりでした。

脚立を使うこともあります。
これを上手にセッティングするのは熟練を要すと思います。
脚立が横倒しになりかけて、慌てて飛び降りたことも一度ありました。
脚立より木登りの方が私には向いてるみたいでした。
タンカンの木

2005/3/16/水
あられが降ったのはついこの間のことなのに、今日は初夏の陽気。
こんな日は、酸味のきいたセミノールジュースがピッタリ。
セミノールは外の皮が薄く、果汁もすごく多いので、くし型に切って食べるか、こんな風に搾って飲みます。
タンカンの木の隣に何本かあり、早い時期からすごく鮮やかなオレンジ色を放っているので、すぐにでも収穫したくなってしまうのですが、タンカンと同じ頃に採ると酸っぱすぎてどうしようもありません。
皮が薄いのでヒヨドリにもつつかれ放題・・・。

接木って面白いなあと思うのですが、
一つの木の、こっちの枝はタンカン、こっちの枝はセミノールなんてことが出来るんですね。
相性が悪くなければなんだって出来るんでしょうが、私のような素人が収穫する場合、思わず色のいい方を採りそうになってしまうんですよね。
ホントにまぎらわしいのです。
セミノール

2005/3/15/火
懸案事項が片付き、この海の色のように清清しい気分です。
今日は15日。確定申告の提出期限。
決算書は順調に出来ていたのに、申告用紙を書く段になり手間取ってしまいました。昨年度はいろんなことが絡んで、何かと面倒な年でした。
でも来年からはずっと楽そう。
ホントにホッと一息、やれやれ・・・って感じです。
水色

2005/3/13/日
天使のはしごとか、天使の階段とか言うんでしたっけ?
間違っていたらすみません。
光のシャワーという感じでしょうか。

タンカン園は斜面にあるので、何層かに分かれています。
何人かで収穫していても、その層には自分独りということもよくあります。
クボタと呼んでいる園は天城岳も近く、お天気が崩れる直前がよくわかります。
木々がザワザワとざわめき、薄暗くなって、モノノケでも出そうな気配が漂い、突風のような風がビューっと渡っていきます。
ここでグズグズしていてはいけません。ポツッポツッと来たかと思ったら、あっという間にどしゃ降りになります。せっかく収穫したタンカンを濡らさぬよう、急いで車へと運びます。
1、2段目で採っている時は上に止めた車へと運ぶのですが、20キロのコンテナを二人で持ち、足元の悪い坂道を何往復も。
下へ運ぶ時は台車を使いますが、コンテナ2つしか乗せられないし、歩く距離が長いので、それ程楽でもありません。
よくまあ転びもせず運べたなぁと、今更ながら思います。
天使のはしご

2005/3/11/金
今が旬!
お届けしていましたタンカンは完売いたしました。
最後まで沢山のご注文をいただき、
本当に有難うございました。

美味しい、形のよい実がつくようにと願いつつ、剪定を始めています。
今までより思いきって切っているので、来年の収穫量は少し減るかもしれませんが、台風に負けない木を作り、
皆様に美味しいタンカンをお届けできるよう、これからも頑張ります。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
タンカン箱

2005/3/5/土
家まで数十メートル。
見ると、犬が・・・。
真っ黒で毛並みがつやつや。
赤い首輪もしています。
どうやら猟犬のよう。
ちょっとコワイ・・・と思いつつ、車を敷地に入れると、1匹が我が家のゴミ穴で食事中。
前日にも近くの畑で見かけたので、迷子なのかな。
猟期が終わったから(2月15日で)逃げ出しちゃったのかも。
普段は野菜や果物くずくらいしか捨てていないのですが、この時は、イノシシの骨とイセエビの殻がありました。
ちなみにどちらもいただき物。
イセエビはお刺身で食べ、殻でお味噌汁の出汁をとりました。
魚の骨などを捨てる時は土をかぶせるようにしています。
時々猫もくるからです。
猫や犬だけではありません。ヤドカリも来ます。
ヤドカリってパイナップルの皮なんかも好きみたいです。
それはともかく、じっと見てたら2匹で走り去って行きました。
これは2月25日の出来事でした。

なかなか日記もかけないまま時間が過ぎてしまいました。
収穫、選果、箱詰め、伝票整理の日々でした。
本格的に収穫が始まってから一月。
あと何日かで採り終わります。
タンカン園には鶯がきていて、練習し終わった上手な声で鳴いています。
たそがれる犬
食事中の黒犬

         

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