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感情翻訳ソフト 他の人は、ものを考えるとき、どのようにして考えているのだろうか?
以前(ずっと前)、私はほとんどすべての感覚をそのままの形でとらえていた記憶がある。
しかし、いつの頃からか自分の感情なのに、"感情を言葉に翻訳するソフト(?)"が勝手に起動するようになってしまった。
起動するまでの時間はじれったいし、それに、翻訳された言葉は、細かい部分を修正してやらなければ意味が違っていたりするので、少々使い勝手が悪い。
自分=他人 +Java → 自分は他人から見たら"他人"であると思うと少しだけ気が楽になる。 しかし気がつくとまた"自分"に戻っている。
夢だとそれがもっとリアルだ。私に対して"他人"という設定だった人が、いやな場面になると、いつの間にか"自分"に変わっている。
いやな役というのは、常に主人公にまわってくるものなのだろうか?
‥‥せめて不利な立場ゆえ、主人公になれると思っておこう。(自分が不利だと思っているわけではありませんが)
何かを感じたときに、「これは、あの時の・・・」と、他の人も 思うのだろうか?
例えば、外に出て風景や風や空気に触れたとき、以前感じたものを、そっくりそのまま感じたり。 これは”思い出す”というのとは少し違っていて、感覚が蘇ってくるというような感じ。
特に心地良かった時のものが多いのだが、なぜかそれを感じると身震いするほどいやな気分になってしまう。・・・そんな気分をけっこう気に入っていたりもするのだが・・・
午後の耕耘機
私は午後の耕耘機の音が嫌いだ。 午後というのは、だいたい4時ぐらい。
春の晴れた日(雨では耕耘機を使えないが)に聞くと、いらいらしてくる。
私の実家は田舎なので、耕耘機がいつでも鳴っていたけれど、その時間帯に遠くの畑から風に乗ってやってくる音は、どうも落ち着いて聞いていられなかった。
なぜか、虚無感に包まれるのである。
未来の後悔 私は時々未来のことを思い出す
そして未来のことを後悔する別に予知能力があるわけではない
勝手に思い出して勝手に後悔するのである
同じ腕時計を2つ買った
左手と右手に1つずつ付けてみた止まっていた時間がやっとで動き始めたような気がした
冷たい炎 19970612
あれは夢だったのだろうか炎は冷たく燃え始めた
青白く、しかし
目には見えない深紅に私は抗いながらもそれに身を浸す
炎は静かに私を灰に変える誰か水をかけて下さい
寒くて凍えそうだから
顔 19970615,17 目の前をいくつもの同じ顔が通り過ぎてゆく
それは遠くまで長い列を作り、
自分の順番がくるのをただひたすらに待っている顔達は、一見すべてが同じ風なのだけれど、
目を凝らして見てみると、少しずつ違うらしい
彼らにとって、その僅かな違いだけが唯一の誇り皆うつろな目をしているのに、
瞳の奥は、無意味な安堵感を探して
あちこちとせわしなく動きまわっている
もし私が、まだ文明を持たない時代の人だったら、
月や太陽を空の穴だと思っていたかもしれません。注意:↑昔々に少し思っただけです。
また、私はロマンチストではありません
色 '97夏 私が実際に選ぶことの出来る色は多いのだろうか?それとも少ないのだろうか?
赤から紫へ七色に変化する間で、一つひとつの点をとっていけば無数の色が存在し得るということは確かだ。
しかし、理科の教科書に載っていた小さなスペクトルの図を思い出すと、たったあれだけの幅の中からしか選べないのか、と少し残念に思う。
見たことのない植物が沼に浮かんでいた。何となく気になった為、採って帰り、水に浮かべておいた。
次の日それを見た私は少々面食らってしまった。なんと水の減りが早いこと。水生植物だからなのかもしれないが、まるで生きることへの貪欲さを目の当たりにしたようであった。(少しいやになった)