2007年ぶどう園日記・現在状況報告編

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年1月2日)
 あけましておめでとうございます。 本年も、どうぞよろしくおねがいします。

 昨シーズンのセキレイは、 クリスマスまでは、なんとか残しておいて収穫できたんですけど、 巨峰、ロザリオの量が少なかったことが影響して、 けっこう早く無くなってしまいました。 肥料撒きやら、畑仕事を早く始められたのは良かったんですけど、 セキレイが無くなってからも、御歳暮用などを買いに来られたり、 「ツル観察センターで買って美味しかったから。」って、 新規のお客さんから、地方発送の注文電話もあったりしたもんですから、 なんとなーく勿体無いように思えた年末から今日まででした。 今年の年末は、どのくらいまで残ってるか分かりませんけど、 遅くまで残ってたときには、また注文お願いします。

 畑の中では、剪定、肥料撒き、分園駐車場のテラスのぶどう棚作り、 それに、ビニールハウスのビニールはりの準備など、 天気次第、風次第で、いろんな畑仕事をしてます。 年末は、31日の夕暮れまで、粉系の肥料にまみれてましたし、 今日(1月2日)も、朝の風が吹いてなかった時間帯と、 夕方近くになって風が止まってからと、 粉系の肥料を撒いてました。
ビニールハウスからの景色 ビニールハウスからの景色
 左側の写真は、ビニールハウスの鉄骨の上で、 ビニールハウスの骨組みのチェックをしながら、矢筈岳を撮りました。 右側の写真は、そのビニールハウスの中で、剪定途中の巨峰の若木です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年1月14日)
 畑の中では、剪定、枝集め、木灰作り、分園駐車場のテラスのぶどう棚作り、 ビニールハウスの鉄骨修理、ビニールはりの準備など、 天気次第で、いろんな仕事をしてます。

 ぶどう棚修理、ビニールハウスの鉄骨修理なんてのは、 たいがいのぶどう園では、10月、11月くらいに終わるもんなんですけど、 我が家では、その頃、セキレイの収穫をやってましたから、 修理は、今頃になってやってます。
 鉄骨部分は、「どぶ浸け」とか言って、 錆び止め塗料の中に鉄骨を浸け込むようにして錆び止めされたものを使ってますから、 鉄骨自体が錆びるのは遅いんですけど、 接合部に、鋳物を使ってると、その金具が錆びて、 その周りの鉄骨に錆びが移って、ってことになりますから、 錆びた金具は、見つけ次第、取り替えるようにしてます。 時間があれば、ですけど...。 で、今、やってるのです。
ビニールハウス修理 ビニールハウス修理 ビニールハウス修理
 金具は、ネジで留められてますから、 ネジを回せば、金具はとれるハズなんですけど、 なんせ錆びてますからね、ネジが途中で折れてしまったり、 ネジがとれても、金具が錆びて、くっついてて、とれないことが多いんです。 しょーがないんで、電源コードを引っ張ってきて、 電動カッター(と言うのか..?)で、ジャーンって切り刻んでとります。 その後は、鉄骨についた錆を、電動カッターで磨いて、 錆止めスプレーして、新しい金具を取り付けます。 で、新しい金具に、錆びどめスプレーを吹きかけます。 新しい金具を取り付けるのは、けっこう簡単なんですけど、 古い金具を取り外すために、時間がかかります。 それと、高いとこの鉄骨につかまって作業するんで、 いらんとこにも力が入ってしまって、手足の筋肉が大変です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年2月1日)
 今日は、体感的には、この冬一番の寒さでした。 昨日までは、ずーっと暖かい日が続いてましたし、 今日は、雨が降ってて、外で体を動かす仕事ができなかったので、 余計に、寒さを感じたのかもしれません。 夕方近く、気がつくと、矢筈山も紫尾山も、白っぽくなってました。
矢筈山の雪景色 矢筈山の雪景色

 畑の中では、剪定、枝集め、木灰作り、分園駐車場のテラスのぶどう棚作り、 ビニールハウスの鉄骨修理、ビニールはりの準備など、 天気次第で、いろんな仕事をしてます。 ...ってのは、1月初めに書いたのと同じ内容なんですけど、 実際のとこ、地味〜ッに冬のお仕事が続いてるのです。 少しづつ進んではいるんですけど、 延々と続く、永遠に続く、永久に続く、みたいな感覚です。

 毎年、1月末〜2月初めにかけて、本園のビニールはりをやりますから、 今年も、そろそろなんです。 準備は、ほとんどできてて、後は、風の無い日を待ってるとこです。 今度の土曜日、日曜日あたりは、風が無いんじゃなかろうか、 って思って、天気予報を見続けてます。 あっちこっちから人を集めてやりますから、 できるだけ風の無い日に、一日で決めてしまいたい、 (手伝いに来てくれる人達の本業への支障が無いように)できれば日曜日に、 って思って、悩んでます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年2月6日)
 今年も、ビニールはりが遅れてましたけど、 2月4日(日曜日)に、本園のビニールハウスにビニールを広げました。 前日までに最終準備、確認して、 八代市から5人、近所から2人、シルバー人材センターから8人、 ぶどう園の手伝いさん2人、それと家族3人、総勢20人でした。 朝4時過ぎから、ヘッドライトを灯して、紐を解いたり準備して、 朝御飯食べて、6時半には、空が白み始めましたから、 ビニールの塊をビニールハウスの上に持ち上げて、広げ始めました。 他の仕事を持ってる人達が来やすいように、 日曜日に予定組んだんですけど、天気も、ビニールはり日和で、 午前中でビニールを広げ終わるまで、ほとんど風が吹きませんでした。
 家族や、いつも手伝いに来てくれる人達が、だんだんと高齢化してきて、 「あそこが痛い、ここも痛い。」って人が増えてるもんですから、 昨年までと比べると、人数を増やしたんですけど、 初めての人が多くなると、仕事の流れができるまで、けっこう大変でしたが、 無風状態と人海戦術で、なんとか昨年並みに終わりました。 とにかく、一安心です。 今年も、ぶどうの生産を始めることができます。

 この日のビニールを広げる仕事は終わりましたけど、 風で吹き飛ばされないように網をはったり、紐を締めなおしたり、 谷喚起装置が正常に動き始めるまで、 細々としたビニールはりの仕事は、まだまだ続きます。 そして、分園の剪定、分園トンネルハウスのビニールはりの準備も始まりました。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年2月24日)
 本園ビニールハウスの巨峰は、 種枝の先端の芽の先っぽが割れて茶色の毛っぽいものが見え始めてるものがあって、 そろそろ新芽が出てきそうな雰囲気です。 正直なところ、まだまだ分園の仕事が残ってまして、 「もちょっと待ってて」って気がしてます。
巨峰の新芽 巨峰の新芽

 ビニールハウスのバンドの締め直しが終わって、 なんとか自動で谷換気装置が動くようになりました。 途中、風邪で寝込んだのが4日間程ありましたから、 ビニールハウスを閉め切って、中の温度を上げるのが遅くなってしましました。 でも、暖かい日が続きましたから、閉め切ってなくても、昼間は暑かったみたいで、 なんとか遅れずに新芽が出てきそうです。
 今は、細い針金や、テープナーのテープで、 枝をぶどう棚に取り付けてました。 それから、たくさん水を撒いて、草刈りして、 地面にビニールを敷こうと準備中です。

 ロザリオのビニールハウスは、今年も、二重ハウスをはって、 毎日、開け閉めしてます。 枝の先っぽから液が垂れてるのもあるような気がするんですけど、 湿気が多かったり、二重ハウスから垂れた水だったりするかもしれません。 まだまだ新芽がでてきそうな雰囲気はないですね。

 分園では、剪定、トンネルハウスのビニールはりの準備をやってます。 防風林の散髪やら、ハウスの修理やら、 まだまだ地味な仕事がたっぷり残ってます。 それに、台風で折れてしまったり、枯れてしまったりして、 防風林が欠けてしまって、風が入りやすくなってるとこがあるので、 どうにか暇を作って、木を植えねばって思ってるんですけど、 新しいテラスの下にセキレイを移植したり、 ぶどう棚を作ったりって仕事も残ってますから、 いつになったら終わるかなー、です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年3月1日)
 本園ビニールハウスの巨峰は、 種枝の先端の芽が膨らんで、新芽が出てきてるものもあります。 昨年のぶどう園日記では、 3月10日に、新芽が出てきてる写真を載せてますから、 やはり、今年は早いんだろうと思います。 例年と比べると、3月になってからの仕事が増えそうなので、 「今でもできる仕事は今のうちに」って、 早めに地面にビニールを敷詰めました。
巨峰の新芽 巨峰の新芽

 ロザリオのビニールハウスは、 相変わらず、毎日毎日、二重ハウスを開け閉めしてます。 枝の先っぽから液が垂れてるのもありますし、 先端の芽から、茶色の産毛っぽいものが見えてるものもありますけど、 どうですかねえ、新芽が出そうなのか、 剪定のときに引っ掛けて、芽を傷つけてしまっただけなのか、 分かりにくいとこです。

 分園では、剪定、トンネルハウスのビニールはりの準備をやってます。 ビニールはりに邪魔にならない程度に防風林を散髪して、 風が無いときには、端っこの曲がりくねったとこ(マゴと言ってます)に ビニールをはってます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年3月10日)
 本園ビニールハウスの巨峰は、 種枝の先端から新芽が出てきて、葉っぱが広がりかけてるものも多いです。 先端から2芽目くらいまでは出てますけど、 手前の芽は、まだまだ新芽が出る気配のないのが多いですから、 手前の芽にも栄養が行くように、 先端の大きくなって栄養を独り占めしてる新芽を欠いています。 だから、この写真の新芽も、今夜は、もう残ってないハズです。
巨峰の新芽 巨峰の全景

 ロザリオのビニールハウスは、 相変わらず、毎日毎日、二重ハウスを開け閉めしてます。 分園から移植してきた木から、1つだけ、左の写真のように、 はっきりとした新芽が出てます。 ...花芽は、着いてないかもしれません。 他には、右の写真のような、なんとなく新芽が出始めてるな、 ってのが、あっちこっちにあります。 でも、新芽が出そうにしてるのは、若木だけで、 古木は、新芽が出そうな気配が感じられません。
ロザリオの新芽 ロザリオの新芽

 分園では、剪定が終わり、トンネルハウスのビニールはりの準備が終わり、 天気予報を見ながら、風の無い日を待ってます。 ただ待ってるのも何なんで、防風林の散発の続きとか、 皮むきとか、次々に仕事が湧いてきてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年3月21日)
 天気予報と睨めっこして、ずーっと風の無さそうな日をまってましたけど、 3月13日に、分園トンネルハウスにビニールをはりました。 予想天気図通りに、天気予報通りに、早朝から風が無かったおかげで、 6時過ぎから広げ始めて、風が吹き始めた10時くらいには、 ほとんど広げ終わってました。 いつものように、紐を締めなおしたり、開閉装置を点検、調整したり、 完了するまでには、10日くらいかかりましたけど、 とにかく、一日でビニールハウスの上に広げられたんで、 後は気が楽になりました。 次の日からは、雨の日や風の日ばっかりで、 ビニールはりのできそうな日はなかったので、 あの日にやっといて良かったです。
分園トンネルハウス

 分園の新しいテラスの下には、 中央に、トンネルハウスの中に植えてあったセキレイを移植してきて、 テラスの端々には、本園のビニールハウスの中から、 高妻、ゴルビーなど、 間伐する予定だった小さな木を5本、掘って来て植えました。 移植した木は、小さめに切って植えましたから、 枝数少なくて、葉っぱも少ないんですけど、 あんだけの本数を植えとれば、 どうにか休憩できるくらいの木陰になるだろうと期待してます。
分園テラスのセキレイ

 本園のビニールハウスの中の巨峰は、 最初は、「例年よりも早い!。...困った。」って思っていたんですけど、 3月になったころからの寒さの影響か、 ここにきて、なんだか遅れてるような雰囲気です。 昼間の温度は上がってるんですけど、 朝晩が、どーにもこーにも寒いので、縮こまってしまったんでしょうかねえ。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年3月31日)
 本園ビニールハウスの中の巨峰です。 分園のビニールはり、テラスの下のぶどう棚作り、 防風林の苗木植え、ぶどうの木の移植、なんかやをやってる間に、 随分と新芽が伸びてきてます。 新芽が出始めてから、芽欠きをやってるんですけど、 相変わらず続いてます。 花芽の付いてない新芽を切り取ったり、 ひとつの節から2つの新芽が出てるときは片方の新芽を切り取ったり、 ま、そんなことを繰り返しやってます。
 久しぶりに上を向いてする仕事をすると、 けっこう首が痛かったりします。 ま、これは、すぐに慣れるんですけど、 もーしばらくして葉っぱが生い茂ってくるまでは、 太陽に向かって仕事するような格好ですから、 顔が、額に汗止めのハチマキして、サングラスしてる顔が、 パンダのような模様に日焼けしそうです。 お風呂上りには、しっかりとローションとクリームを塗らねば...。 日焼け止めクリームは、ダラダラと流れる汗で目に入って痛かったり、 いろいろと支障があるもので、できれば塗りたくない。
巨峰 巨峰
巨峰 巨峰

 今の時期、3月って時期のビニールハウスの換気は、 温度センサーと連動して自動的に開け閉めする谷換気だけで十分だったんですけど、 ここ数年は、それだけでは足りない、温度が上がり過ぎるので、 サイド部分も、クルクルというのを人力で回して、 ビニールを巻き上げてます。 ぶどう園が広くて、5部屋に分かれてることもあって、 朝、ビニールを巻き上げるのに1時間、 夕方、ビニールを閉めるのに1時間、毎日毎日、かかってます。 花が咲く頃には、もちょっと温度を上げても大丈夫と思うんですけど、 今は、葉っぱも薄っぺらで、ちょっとした高温で焼けてしまいます。 だから、面倒で地味〜な仕事なんですけど、 毎日頑張って開け閉めしてます。

 ビニールハウスの中のロザリオは、...ま、こんな感じなのです。 伸びてる新芽は、ビユーンと伸びてんですけど、 枝によっては、木によっては、なかなか新芽が出てこないとこもあって、 ま、こんな感じなのです。 全体的に見回してみると、若木は、けっこう新芽が出てきているんですけど、 古木は、秋に片腕切ったりして、強剪定してあって、 芽の出が良さそうなもんですけど、 なかなか出てこないのです。 あまりの強剪定に、なんかバランスが崩れてしまってるのか、 それとも、若木が早すぎるのか、分かりませんが、 とりあえず、芽欠きなどしながら、様子を見てるとこです。
本園ロザリオ 本園ロザリオ

 ぶどう園の周りに植えてる防風林が、 台風で折れたり、病気か何かで枯れたりして、 歯が欠けてるような格好になって、 強風がぶどう園に入りやすくなってしまってるもんですから、 近くの植木市場で、 マキの苗木を買ってきて植えました。
マキ、ヒトツバ、防風林 マキ、ヒトツバ、防風林
 3月22日に、初めて植木市に行って、セリに参加してきました。 「2」の付く日に植木市が開かれるのです。 全国的には、「マキ」って呼ぶんだろうと思いますが、 ここいらでは「ヒトツバ」、「ヒトッバ」って呼んでる木です。 「イヌマキ」、「ナゴヤマキ」、「ラカンマキ」って種類があるらしくて、 苗木に下げた札に書いてあったんですけど、 ラカンマキは、庭木用の高級品で、 ナゴヤマキは、それに続くもので、 イヌマキは、安くて、農園の防風林用に(値段的に)向いてるみたいです。
 「他人が作ったものに値段をつけて買う。」ってのが初めてなもんですから、 どのくらいの値段をつけて良いのか、見当がつかずに、困った困った、でした。 とりあえず、知り合いの植木農家の人達を見つけて、 防風林に適当なものを選んでもらって、それを競り落としたって状態で、 目的ものは手に入ったのですが、 あんまり性格に合わないなあ、というのが、やっぱり実感でした。 なんかですね、他人様が苦労して作ったであろうものに、 何もしらない自分が値段をつけて良いものだろうか、って気持ちやら、 回りで「ほしい」って顔で値段をつけてる人よりも高値を言って競り落とす、 大げさな言い方をすると、 「金の力で奪い取る。」ような感じで、これも気が進まませんでした。
 で、30本もあれば十分だろうって、30本、競り落としてきたんですけど、 植木市から帰って来て、午後、さっそく植え始めたら、 「ここにも、ここにも」って植えてったら、 あれまあ、30本なんて、すぐになくなってしまいました。 「ああ、また、買いに行かねば。」って思っていたんですけど、 ぶどう園の近くの植木農家の人が、 「昨日、植木市で見かけたら、もし必要なら、いつもの御礼に、 必要な木をあげるけど...。」って言って来られたので、 自分の性質に合わない植木市に行くよりもって思って、 売ってもらうことにしました。 次の植木市は4月2日で、買ってきたとしても、 ぶどうの手入れが忙しくなってて、 植えてる時間が無さそうな気もしてましたからね、 ありがたかったです。
 植木市に行ってみて分かったんですけど、 数年前の一番安かった頃と比べると、マキは、けっこう値段が高いんです。 だから、知り合いから売ってもらうとなると、 値段をどのくらいにするか、けっこう難しいんですけど、 いつもウチの畑の一部を、車の通り道に使ってる人なもんですから、 「お世話になってますから。」って、 僕が植木市から買ってきた苗木よりも大きな苗木を、 同じ値段で売ってくれました。 せっかく買ってまで植えた防風林ですからね、 「できれば枯れないように」って、頑張って植えました。 できれば、そばに棒を立てて、紐で固定して、 根付くまでは、風で動かないようにしときたいんですけど、 ぶどうの手入れの方に時間がとられて、 後は、苗木に、各自頑張って根付いてもらうしかありません。 頑張れ〜。 僕の背丈ほどもない苗木ですからね、実際に防風の役に立つのは、 何年も先のことです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月14日)
 今年は、4年目だったか、5年目だったか、 何シーズン目の種無し品種への挑戦か忘れてしまいましたけど、 ピオーネの花が咲き始めました。 昨年も、花が咲いて、実になった頃までは良い出来だったんですけど、 その後は、粒が大きくなった房もあったけど、小さいままだった房もあって、 そのうちに7月の大雨がやってきて、 どうにかこうにかピオーネっぽい房型してたのにかぎって、 パッチンパッチンと粒が割れてしまって、 ついでに色も着かなくて、散々な結果でした。 さて、今年こそはって、いろいろ試してます。
ピオーネの花

 種無し品種として試作してる中では、ピオーネは、まだマシな方で、 ゴルビーと高妻は、粒も大きくならなくて、 「こりゃあダメだ。」って、一応は、切ってしまったんですけど、 5本は、分園の新しいテラスの下に移植して、 残りは、台木(根っこの部分)を掘り起こして、 別のとこに植えて、成績の良い巨峰の枝を接木してました。 試しにって感じだったので、「接がれるかな〜。無理かな〜。」って思って見ていたんですけど、 どうにか新芽が出てきたものがあります。
接木


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月8日)
 本園ビニールハウスの中の巨峰です。
 元気良く伸びる新芽と、元気無くて伸びない新芽と、 はっきりと識別できるようになってきてますから、 花芽(花のツボミの塊)欠きをやってます。 花芽欠きは、 昔のぶどう園日記にも書いてますけど、 1つの新芽に、2個、3個と、花芽が付いているんですけど、 元気の無い新芽に付いてる花芽の数を減らしてるのです。 枝の成長と比べると、花芽の成長には、より多くの養分を使うみたいで、 花芽が重荷になって、枝が伸びないので、 その重みを減らしてやって、もちょっと枝が伸びるようにしてるのです。
 花芽欠きが終わったとこは、 孫房取りをやってます。
 で、僕はと言うと、相変わらず、芽欠き、枝間引きをやってるんですけど、 新芽が枝になって伸びてきてるもんですから、 枝が一箇所にまとまらないように、混雑してるとこにある種枝を、 スペースの空いた部分に、テープナーで誘引したり、 細い針金で留めたりしてます。
巨峰

 ビニールハウスの中のロザリオは、...ま、こんな感じです。 前回撮ったときよりも、随分と枝が伸びました。 相変わらず、木によって、枝の勢力に差があるんですけど、 どうにか見やすい状態にはなってきました。
 週間天気予報を見てると、最低気温も、そんなに低いことはなさそうだし、 二重ハウスは、毎日の開け閉めも大変だし、 何よりも、二重ハウスで天井が低くなってしまってるもんですから、 伸びた枝が天井に付いてしまって、折れてしまったりってこともあるので、 二重ハウスは取り除きました。 随分と太陽光も入りやすくなりましたし、 換気しやすくなりました。
本園ロザリオ
本園ロザリオ 本園ロザリオ
 同じ場所から撮ったものなんですけど、 ぶどう棚の下から見上げるようにして撮ったものと、 ぶどう棚の上に頭を出して撮ったものと、 並べてみると、ずいぶんと印象が違います。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月18日)
 巨峰の花なんですけど、 虫眼鏡を持っていたので、拡大して撮ってみました。 同じ花房の拡大写真だったか、違う花房だったか、忘れてしまいました。 まあ、「ぶどうの花を拡大すると、こんな感じですよ。」 ってくらいのもんです。
巨峰の花 巨峰の花 巨峰の花


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月17日)
 最初に咲いてる巨峰の花を見つけた日付がはっきりしませんけど、 ピオーネよりも、ちょっと遅れて咲き始めました。
巨峰の花のツボミ 巨峰の花


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月21日)
 瀬戸ジャイアンツの花が咲き始めましたから、花房切りしました。 昨年の花芽と比べると、似たようなのも多いんですけど、 中には、1粒1粒のツボミが大きくて、 なんだか「昨年の花芽とは違うぞ!」って様子の花芽もありました。
瀬戸ジャイアンツ 瀬戸ジャイアンツ

 昨年は、ピオーネと同じ形に切っていたんですけど、 今年は、「どうしたもんだろう...。」って思って、 あっちこっちのホームページを見ていたんですけど、 出来上がりの写真は載せてあっても、 途中段階、とくに花房切りの前後の写真ってのが見つからないのです。 で、餅は餅屋じゃないですけど、買った苗木屋さんに電話して訊いてみると、 ...あんまりよく分からない様子で、 苗木を作るのが専門で、実は作ってないのか、 「ピオーネと同じような感じで良いんじゃないでしょうか...?。 ...多分。」って答えだったので、 とりあえず、ピオーネと同じような感じに切りました。 だたし、長めに切ったり、短めに切ったり、 ついでに、巨峰っぽく切ってみたり、いろいろな形に切ってみました。 ま、当たるも八卦みたいな感じですけど、 どれか大当たりしてくれないかな〜、って願うばかりです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月22日)
 ロザリオの花が咲き始めました。 若木と古木では、新芽が出始めた日付にも、ずいぶんと差があったんですけど、 花が咲き始めたのも、若木の方が早かったです。 古木の花が咲くのは、昨年並みの日付になるかもしれませんけど、 若木の花が咲き始めたのは、昨年よりも1週間以上は早いと思います。
ロザリオの花


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月25日)
 本園ビニールハウスの中の巨峰です。
 まだ花が咲かないのから、咲き終わって実になって、 大豆くらいの大きさになったものまで、いろいろあります。 いつものことではあるんですけど、 咲き始めから終わりまでの日数が、ひじょーに長かったです。 ...まだ終わってませんけど。
巨峰の実どまり 巨峰の実どまり
巨峰の実どまり 巨峰の実どまり
 じ〜っと見て回っていると、 ある程度は良さそうな気配ではあるんですけど、 まだ最終的な結果が分かりません。

 ビニールハウスの中のロザリオは、花が咲き始めてますから、 咲き始めたものだけ、花房切りしました。 咲き始めてないのは、ほったらかしにしといて、 数日待って、咲き始めたものを探して、花房切りします。
本園ロザリオ 本園ロザリオ
 右側の全景の通り、枝数が少ないです。 花芽の数も少ないです。 ですから、仕事は早いです、すぐに終わります。 古木と若木の切り替わる年ですから、しょーがないんですけど、 今年は量が少ないことになると思います。 でもまあ、トンネルハウスにも、ロザリオはありますから、 ま、なんとかなるでしょう、...多分。

 トンネルハウスの巨峰の 花芽欠きが主な仕事です。 ビニールハウスの巨峰のときにしたのと同じように、 芽欠き、枝間引きをやりながら、 枝が一箇所にまとまらないように、混雑してるとこにある種枝を、 スペースの空いた部分に、テープナーで誘引したり、 細い針金で留めたりしてます。

 夜になると寝てしまうもんですから、ホームページの更新は久しぶりなんですけど、 仕事するときには、デジカメを持ち歩いて、ちょこちょこ撮ってました。 小学生の夏休みの宿題の日記みたいに、 まとめて、ぶどう園日記に写真を載せてみました。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月26日)
 ピオーネの花が咲き終わって、粒になったとこです。 昨年よりも、1週間くらい早いと思います。
 年々、木が生長してきてるので、 花芽の形も良くなってきて、花の咲き方も安定してきたように思います。 ただ、肥料の問題なのか、剪定の問題なのか、 種枝の根元から出た新芽に花芽が着いてれば良いんですけど、 2番目、3番目の新芽にしか花芽が着いてないと、 花芽が着いてる新芽は残さないと実が採れないし、 でも、根元の新芽は、来年のために残しておきたいような、 そんなことを考えてるうちに、枝数が多くなって、 花にお日様の光が当たりづらくなって、実止まりせずに流れてしまう、 1房あたりの粒の数が少なくなってしまう、 ってのも多いのです。
ピオーネの咲き終わり


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月27日)
 そろそろ咲き終わるかな、ってくらいの瀬戸ジャイアンツの花です。 ピオーネと比べると、花が咲き始めるのは、ずいぶんと遅いんですけど、 後は、揃って咲いてくれるみたいです。
瀬戸ジャイアンツの花咲き始め


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年4月30日)
 ビニールハウスのロザリオは、 花が咲き終わって実が太り始めてるのもあれば、 花が咲いてる最中だったり、花が咲く前だったりするものもあります。
ロザリオの実止まり ロザリオの花 ロザリオの咲く前


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年5月6日)
 トンネルハウスの巨峰です。 そろそろ花房切りをしようかって 時期になってきてるんですけど、 もちょっと花が咲いたくらいのときに切った方が、 房の大きさが分かりやすいし、 実止まりの為にも良いだろうって、じ〜っと待ってるとこです。 この2日後くらいに、花房切りを始めました。
トンネル巨峰


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年5月16日)
 瀬戸ジャイアンツは、いろんな形に花房切りしたもんですから、 実止まりした房型も、いろんな形をしてます。 この房は、カタログに載ってる瀬戸ジャイアンツっぽい形してるなあ、 粒の形もそれっぽいなあ、って思って撮ったものです。
瀬戸ジャイアンツの実止まり
 同じ瀬戸ジャイアンツの木に生った実なんですけど、 花が咲く時期の違いなのか、ジベ処理の時期の違いなのか、 同じ品種とは思えないくらいに違った色形をしてます。 上の写真のように、黄緑っぽい透き通ったような色をしてて、 粒が、瀬戸ジャイアンツっぽい歪(イビツ)な形をしてる房があったり、 濃い緑色してて、粒が瀬戸ジャイアンツっぽくない卵形をしてる房があったり、 どっちが本物なんだろう、 そんなふうに思いながら粒間引きを始めました。

 ピオーネの粒間引きの前の状態です。 すでに1回は間引いてるんですけど、 種無し品種の粒間引きは初心者なものですから、 数回に分けて、詰まり具合を見ながら間引いてます。
 右側の写真は、あまりにも実止まりが良すぎました。 残すのは20粒くらいのもんですから、 間引く数の方が多いです。
ピオーネの粒間引き前 ピオーネの粒間引き前


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年5月27日)
 ハウスの巨峰が色着き始めました。 色着きやすい小さな粒が、先に色着き始めただけで、 他は、緑色の房ばかりなんですけど、 そろそろ水回り時期になって、だんだんと粒が柔らかくなってきました。 昨年よりも1週間くらいは早いと思います。 鳥に食べられないうちに袋をかけてしまわないと、と思ってはいるんですけど、 他の仕事も、たくさんありますし、 もちょっと粒が大きくなる様子を見て、 もう一度粒間引きをしてから袋をかける予定です。
巨峰の色着き始め

 ピオーネは、色着きは、まだのようですけど、 ずいぶんと房型が良くなってきました。
ピオーネ

 カタログに載ってるような瀬戸ジャイアンツっぽい房型をしてるし、 写真が撮りやすいとこに生ってるもんですから、 この房を、ちょこちょこ撮ってまして、 だんだんと粒が大きくなってくるのが分かります。 この時点で、すでに、昨年の一番大きかった時期くらいの粒にはなってると思います。
瀬戸ジャイアンツ


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年6月4日)
 トンネルハウスの巨峰の房落としをやってます。 花が咲く時期は、朝晩の冷え込みは気になってはいたんですけど、 昼間は晴れてくれてたもんですから、実止まりが良かったです。 どれも房型が良いもんですから、 房数を多くすると、粒が太らなかったり、色が着かなかったり、 後々苦労しますから、 いつも通りに、1枝に1房だけ生らせるように、 見比べて切り落として、 さらに、短い枝に生ってる房も切り落としてます。 ですから、畑の中には、「なんでこんなに良い房を切り落としてんの...?。」 って思うような房が、ゴロゴロと落ちてます。
巨峰の房落とし


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年6月8日)
 巨峰の袋かけ直前です。 日付的には、いつもと変わらないんですけど、 生らせた房数が少なそうなこともあって、 色着きが早くて、もうこんなになってるとこもあります。 鳥に食われた粒を取り除きながら、袋かけてます。
巨峰の袋かけ前 巨峰の袋かけ前

 ロザリオは、小粒間引きを中心に、2回、粒間引きしてるんで、 かなり粒の大きさが揃ってきているんですけど、 袋かけする直前に、もう一度、粒間引きして、粒の大きさをそろえます。
ロザリオの袋かけ前

 ちょっと前に撮った瀬戸ジャイアンツと同じ房です。 粒と粒の間隔が詰まってきてて、 だんだんと粒が大きくなってきてるのが分かります。
瀬戸ジャイアンツ


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年6月15日)
 数日過ぎましたけど、巨峰の袋かけが終わりました。 「昨年よりも少ないんだろうな〜。」って、予想はしていたんですけど、 予想以上に房数が少なかったです。 トンネルハウスの巨峰は、房型が大きそうなので、 両方を合わせた全体的な重量は、そんなに少ないことはないと思うんですけど、 お盆までは、なんとか本園で営業したいので、 本園の巨峰が、ちょっとづつ粒が大きくなって、ちょっとづつ大房になって、 全体的な重量が増えてくれればな〜って思ってます。
 この写真のように、横から見ると、袋ばかり見えて、 そんなに少ないようには見えないんですけど、 真下から見上げると、葉っぱばかりだったり、空が見えたり、 そんなとこが多いんです。
巨峰の袋かけ後

 ロザリオの袋かけが終わりました。 昨年と比べると、房数は、半分までは減ってませんけどど、 ずいぶんと少なかったです。 その分だけ元気が有り余ってるみたいで、 脇芽がジャンジャン伸びて、 どれがホントの枝か分からないくらいになりそうで、 脇芽欠きしました。 地面が脇芽の葉っぱで覆われそうで、 「こんだけの栄養を、粒を大きくする方に使ってくれれば、 どんだけ粒が大きくなっただろう。」、そんなことを思いました。
ロザリオの袋かけ後

 トンネルハウスの巨峰は、こんなのが、あっちこっちに生ってます。 粒が多過ぎる房が多くて、 一度に粒間引きしてもらうと、感覚が麻痺して、 粒の少ない房まで、たくさん粒を間引かれてしまいそうで、 とりあえず第一段階ってことで、目立って粒の多い房の粒を減らして、 普通に粒の多い房にしてます。 左側が、減らす前で、右側が、減らした後です。 数日後、ちゃんとした粒間引きを始めます。
トンネル巨峰粒間引き トンネル巨峰粒間引き

 トンネルのセキレイは、 今年も良い房に実止まりしました。 風が当たりやすくて、花の咲く時期が遅れたあたりは、 小さな房が目立ちますけど、全体的にみれば、良い出来です。 甲斐路を1本、間伐して、 セキレイを1本、新しいテラスの下に移植したので、 木の本数が減って、枝のない部分も多いので、 房数は減ってるかもしれませんけど、 御歳暮用の型の良い房は確保できそうです。 粒の数が多いので、粒間引きには、かなり日数かかりそうです。 ...苦労しそうです。
トンネルセキレイの実止まり


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年6月17日)
 ビニールハウスの巨峰です。 たまーに袋をはいで、色着き、粒の太り具合をチェックしてます。 もっと色着いた房もあれば、もっと緑っぽい房もあり、 全部が、こんな色してるってわけではないんですけど、 袋をかけたときと比べると、色着きが進んでます。 袋かけた後、1週間くらいは、色着きが止まって、 (気分的には、粒が縮んだように見えるくらいに)粒が太るのも止まって、 じーっとしてる期間があるんですけど、 その期間は、なんとか終わったようです。
巨峰の袋かけ後

 種無しピオーネも、少しづつですけど、色着いてきてます。 種有りの巨峰と比べると、ボンヤリと全体的に色着いてくるみたいで、 なんとなく不安な色の着き方ではあるんですけど、 種無しピオーネは、こういう色の着き方が普通らしいので、 「そうなのか〜。」って思って、様子を見てます。
ピオーネの袋かけ後


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年6月26日)
 ビニールハウスの巨峰です。 以前撮ったのと同じ房を撮れば、色着きの進み具合が分かるんですけど、 どれだか分からなくて、 とりあえず色着いたのがあったので、撮ってみました。 「これくらいに色着いた房もありますよ。」って程度で考えてます。
巨峰の袋かけ後


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年7月1日)
 前回撮ったのと同じ房かどうか分かりませんけど、 似たような房型した種無しピオーネです。
 「サクサク、ジャキジャキした食感がある。」と言われる種無しピオーネですけど、 昨年の我が家の種無しピオーネは、とにかく硬くて、 カリカリ梅みたいなもんで、 美味しいとか、美味しくないとか言うレベルじゃなくて、 硬くて食べれないってレベルでした。 でも、今年んのは、触ってみると柔らかくて、 試しに食べてみると、けっこう美味しいのです。 赤色っぽいくらいで、お店で見るようなピオーネの色にはなってないんですけど、 ジューシーで甘酸っぱくて、疲れも吹き飛びます。 昨年までは、「ちゃんと色が着いてないとダメ」って思ってましたから、 今頃に触ってみたり食べてみたりってことは無かったのです。 もしかして、昨年までは、食べごろを見過ごしてたから、 硬くて食べれなかったのか...?、 「色着きを気にせずに、もっと早めに収穫しないとダメ」、 ってこと...?。
ピオーネの袋かけ後

 ビニールハウスの中のセキレイです。 収穫時期は、巨峰よりも、ずいぶんと遅いんですけど、 水回り時期に入ってきて、粒が太り始めて、色着いてきた房もあります。 今の時期にセキレイの色着き具合をチェックしたことなかったもんですから、 いつもと比べて早いのか遅いのか、よく分かりませんが、 お盆に出荷は難しいとしても、 セキレイ好きな甥っ子がいるので、 一緒に試食くらいはできそうかな、って気がしてます。
セキレイの色着き始め

 ちょっと前から撮り続けてる瀬戸ジャイアンツと同じ房です。 だんだんと粒が大きくなってきてるとは思うんですけど、 袋をかけた後は、しばらくジーっとしてましたから、 思った程は、期待程は、大きくなってないようです。 なんとなく黄緑色っぽく、 水回りしてきたんじゃないかって色になってきてるような気がするんですけど、 触ってみると、あんまり柔らかくなくて、 マダマダなのかな、って気がしてます。
 粒の太り方は、期待程じゃないんですけど、 脇芽は、凄い勢いで出てきて、伸びていきます。 時間かけて、キレ〜に、全部切り取ったつもりでいても、 数日後に行くと、すぐに伸びてきてます。 「そんなとこに使う栄養があるんなら、粒を太らせるのに使ってくれ!。」 と言いたいんですけど、今のところは、分かっちゃもらえないみたいです。 まだまだ木が若いのかな...?。
瀬戸ジャイアンツ


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年7月3日)
 前回の更新が4月25日でしたから、ずいぶんと久しぶりの更新です。 ホームページを書き始めから10年以上、 こんだけ更新間隔が開いたのは初めてだろうと思います。
 今年の梅雨は、天気予報が雨でも、晴れてる時間が長くて、 巨峰の色着きには、ありがたいんですけど、 ドロドロに汗かいて仕事した後、 なんとか協会の総会とかで、 強烈にクーラーが効いた部屋の中の会合に参加したあたりから、 体が動きにくくなって、昨日は、とうとう発熱して寝込んでしまいました。 今日は、なんとか起き上がれたんですけど、 今日一日は、体力の回復を待とうと、 畑仕事は控えて、書類書きしたり、箱類の注文したり、 久しぶりにホームページの更新したり、でした。
 ホームページの更新は久しぶりなんですけど、 仕事するときには、デジカメを持ち歩いて、ちょこちょこ撮ってました。 小学生の夏休みの宿題の日記みたいに、 まとめて、ぶどう園日記に写真を載せてみました。

 昼間は畑にいるもんですから、ほとんど電話を受けてないんですけど、 昨日、今日は、家の中にいたもんですから、 「いつからですか...?。」って電話が何件かありましたし、 買いに来られた方もいらっしゃいました。 昨年の同じ時期と比べると、色着きも進んでて、 今年は早く収穫が始まりそうにも思えるんですけど、 梅雨明けが遅れたり、昨年のような大雨が降ったりすると、 色着きが遅れてしまうことも考えられますから、 収穫開始日は、まだ決められなくて、 今のところは、「いつもは7月20日頃です。 でも、昨年みたいに梅雨明けが遅れると、収穫開始が遅れることもあります。」と答えてます。

 トンネルハウスの巨峰の袋かけが終わりました。 見た感じでは、「房型が大きいわりには、房数が多いかな...?」って、 ちょっと心配していたんですけど、 昨年、一昨年よりも、かなり房数が少なかったみたいです。 どォ〜りで、あっちこっちに強い脇芽が出るハズです。 まあ、房型が大きいんで、房数が少なくて、丁度良いくらいだろうとは思います。 あんまり重量が軽くても、枝の成長ばかりに栄養が行って、 粒が太ったり、色着きが進んだりする方に栄養が行きませんから、 しっかりと脇芽欠きをやって、栄養を実の方に行くように頑張ります。
トンネル巨峰袋かけ後


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年7月9日)
 トンネルハウスのロザリオとセキレイ、 それに、テラスのセキレイも、袋かけまで終わりました。 巨峰は、ハウスも、トンネルハウスも、 昨年よりも随分と房数(袋数)が少なかったんですけど、 ロザリオとセキレイの房数は、なんとか昨年並みのようです。

 粒間引きして袋かけする直前と、 袋かけした後、手伝いのおばちゃん達が、脇芽を欠いて回ったんですけど、 ビュンビュン伸びた脇芽が地面に落ちてました。 「元気があって良いなあ。ヨシヨシ。」って嬉しく思いながらも、 「ああ、こんなに余分な力を使ってしまったのね。」って残念な思いもあります。
トンネルロザリオ袋かけ直前 トンネルロザリオ袋かけ直前

 「そろそろビニールをはいで、収穫の準備をしないと。」って思ってはいるんですけど、 週間天気予報を見ても、全然晴れマークが無くて、 ビニールはぎの日程すらも決められないでいます。 ビニールハウスの中の巨峰は、色着いたのは、だんだんと美味しくなってきてるとは思いますけど、 やっぱりビニールをはいで、お日様の光を当てないと、 美味しくなったって気がしないのです。
 今まで電話を受けたときは、「7月20日頃からです。」 って言ってたんですけど、 どーもあやしいような気もしてきました。 おまけに台風4号の進路も、ひじょーに不安なものがあります。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年7月21日)
 梅雨と台風対策でビニールをはったままにしてたこともあって、 最初の予定(希望)よりも遅くなりましたが、 新聞折込チラシを7月25日に入れて、本格的に収穫を始める予定です。 問い合わせの電話には、そのように答えているんですけど、 いつもの収穫開始時期になってきてるもんですから、 「今日は土曜日だし、問い合わせせずに来られるお客さんもいらっしゃるだろう。」って、 今日(7月21日)から、冷蔵庫に試食を準備して、 来てしまわれたお客さんには試食してもらって、販売したり、 「7月25日頃から発送します。」って、地方発送の予約受けたりしてます。 7月25日頃から発送するつもりなんですけど、 試食したお客さんによっては、「すぐにでも。」って言われるもんですから、 明日から、希望された方の分は発送しようと思います。 テープカットも、ハサミ入れ式もありませんけど、 2007年度の巨峰の収穫開始です。

 梅雨と台風で遅れてましたけど、 7月16日と17日の二日間で、本園と分園のビニールをはぎました。 台風が通り過ぎた翌日に、 台風対策のための応急処置として下に降ろしてたビニールを、元に戻して、 ビニールをはぐ準備をしました。 そして、その翌日は、雨が降ったり止んだりでしたけど、 「大汗で濡れるのも、雨で濡れるのも同じこと、 どうせなら雨の方が暑くなくて楽だろう。」って、 みんなに頑張ってもらいました。 おかげで、谷換気装置からビニールを取り外すために、 一時的にビニールハウスを閉めたときに温度が上がらなかったので、 昨年と比べると、葉っぱが焼けけて枯れることもなくて、 元気な葉っぱで収穫期間は入ることができると思います。
ビニールはぎ後 ビニールはぎ後

 トンネルハウスから分園の新しいテラスの下に移植してきてたセキレイは、 どーにか枝が伸びて、葉っぱも増えてきました。 周りに高妻やゴルビーも植えてありますから、 どーにか木陰になるかな...?、って感じになってきました。 セキレイは、枝数は少ないんですけど、枝の勢いが強すぎるもんですから、 ちょっとブレーキをかけるためにもって、何房か生らせてあります。 移植した年に生らせた実ですから、あんまり味の期待はできませんけど、 休憩してるときに眺めるには、枝と葉っぱばかりよりは、雰囲気良いと思います。
分園の新しいテラス


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年8月19日)
 8月20日(月曜日)から、デイサービスの方々も来られますから、 分園で営業します。 毎年、この時期には、分園での営業になるんですけど、 場所が分からない方も、まだいらっしゃいますから、 本園の入り口で、分園の場所を案内してます。
分園トンネル巨峰

 本園のビニールハウスの巨峰は、 袋をかけたときから、随分と房数が少ないのは分かっていたんですけど、 小房が多かったのか、ホントに量が少なかったです。 おかげで、8月に入った頃から、随分と残りの袋数が少なくなって、 葉っぱが目立ってきたなあって思っていたんですけど、 8月10日頃になると、残り数が少ないだけに、選択肢が少ないと言うか、 選びようがないというか、色着きが収穫に追いつかなくて、 試食してもらって、「色が薄いですけど良いですか...?。」 って言いながら、販売してました。 そして、8月13日頃からは、 分園のトンネルハウスの巨峰を採って来て販売してます。
本園ビニールハウスの巨峰 夜の売り場
 右側の写真は、夜の8時頃、翌日の伝票整理したり、 発送用の箱を作ったりしてるときに、売り場のあたりを撮ったものです。

 それにしても、ここ数年の夏の天気は、いったい何なんでしょう。 数年前までは、どんだけ天気が良くても、 ときどきは、夕立ってものが降ったもんですけど、 全く雨の降らないカンカン照りが続きます。 「水は、スプリンクーラーでかければ良いですから。」って言ってはいますけど、 夕立が降れば、ちょっとだけ夜が涼しくなって、 巨峰の色着きにも良いハズなんです。 でも、まったく降らないです。 まあ、バテバテになるくらいに暑い日が続いた方が、ビールが美味しいですし、 ビールが美味しい夏は、ぶどうも美味しく感じられて、 家庭用袋入りの巨峰の需要が高まりますから、 ありがたいことではあるんですけど、 変な気候は、やっぱり不安です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年9月3日)
 分園で営業します。 毎年、この時期には、分園での営業になるんですけど、 初めてで場所が分からない方も、一年ぶりで覚えてない方も、いらっしゃいますから、 本園の入り口で、分園の場所を案内してます。
 今年は、本園の巨峰が極端に少なかったので、 お盆前に、分園の巨峰を採って本園に持ち込んで販売してましたから、 分園も、生らせた房数が少なかったこともあって、 既に、パラパラって残ってるだけのとこもあります。 葉っぱが目立ってて、残りが少なそうです。 敬老の日(9月17日)までは、 敬老の日のお祝い用に、なんとか残っててほしいですし、 その後も、飛び飛びに、9月27日まで、 デイサービス施設からの予約が入ってますから、 できれば、それまで、残ってくれてればなあって思ってます。 まあ、1kg箱を2房で作ったりするくらいに、大きな房が多いですから、 今思ってるよりも残りの量が多かったりして、 家庭用袋入りくらいは、遅い時期まで残ってる可能性もあります。

 分園で営業するようになってからは、 デイサービス施設を利用されてるおばあちゃん達も、 たくさん来て下さって、 分園の新しいテラスの下も、まだセキレイの葉っぱが少ないんですけど、 なんとか木陰っぽくなって、休憩所として利用されてます。
 写真の風鈴は、宮城県のお客さんが送って下さったものです。 NHKの朝ドラで、「南部鉄瓶」ってのを見た後だったこともあって、 箱を開けて取り出したときに響いた音に感動してました。 「御土産物屋さんで、ちょこっと買っただけのものです。」 って言ってらしたけど、 見るなり父が気に入って、さっさとテラスの下に持って行って、 休憩所の上に吊るしてました。 分園で営業するようになってからは、 南部風鈴も、新しいテラスの下に持って来てあります。
分園の新テラス セキレイの下の風鈴
 最近、問い合わせが多いセキレイですけど、 新しいテラスの下のセキレイは、 移植したばかりで、安定してないこともあって、色着いてきてますけど、 他のセキレイは、なかなか色着いてきません。 色着きやすいように袋をはいでても、真緑っぽい色のまんまってのもあって、 なかなか色着いてくる気配すらありません。 どーしちゃったんでしょう。 もーちょっと夜温が下がってくれれば、どうにかなるのかもしれませんが、 ビニールハウスの中のセキレイも、なかなか色着いてこないのです。

 KBC系列テレビ局の番組 「るり色の砂時計」のオープニング曲で、 「ぶどう畑を探しに行こう♪」って歌われてるように聴こえるんですけど、 気のせい、思い込みでしょうか...?。 出水市が紹介されるのは、9月9日(日曜日)12時15分〜12時55分の放送です。 どのくらいの時間か分かりませんけど、 お盆直前に撮影された、我が家の赤い色した巨峰もでてくると思います。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年9月9日)
 分園で営業します。 毎年、この時期には、分園での営業になるんですけど、 初めてで場所が分からない方も、一年ぶりで覚えてない方も、いらっしゃいますから、 本園の入り口で、分園の場所を案内してます。

 巨峰の残りが少ないなあって思いながら収穫を続けてます。 一箇所に集中的に残ってれば、あとどれくらい、って見当もつくんでしょうけど、 畑いっぱいに、ポツンポツンと残ってるもんですから、 残りの見当がつきません。 お盆前から分園の収穫を始めることになったので、 最後まで足りるんだろうかって心配してましたけど、 デイサービス施設から予約されてた方々も、たいがい来られてしまって、 残りの予約も少なくなりましたから、 なんとなくホッとして、ちょっとだけマイペースになってきてます。
分園の旧テラス

 オープニング曲で「ぶどう畑を探しに行こう♪」って歌われてる、 KBC系列テレビ局の番組 「るり色の砂時計」 で紹介された直後は、電話が続けて鳴って、 地方発送の注文があったもんですから、 「どうしたもんだろう。 全部受けないといけないんだろうか...?。 断ったらイカンのだろうか...?。」って、 電話の音にビクビクしてましたけど、 とりあえず、そのくらいでおさまりました。 その後は、いつも来られるお客さんが、 「さっきのテレビ、見たよ。」って言って下さるくらいで、 これはこれで恥ずかしいもんですけど、 その後は、電話での注文もなくて、ホッとしてます。 お盆直前に撮影された我が家の赤い色した巨峰は、 カメラマンさん達の光の当て方が良いのか、 思ってたよりも、綺麗な色をしてて、驚きました。 それよりも、自分の声を聞くってことがないもんですからね、 これが、一番驚きました。 かなり早口になってたな〜。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年9月18日)
 もちょっと分園で営業してます。 毎年、この時期には、分園での営業になるんですけど、 初めてで場所が分からない方も、一年ぶりで覚えてない方も、いらっしゃいますから、 本園の入り口で、分園の場所を案内してます。 あまりの暑さに色着きが遅れてたセキレイですけど、どうにか色着いてきましたから、 少しづつ収穫を始めました。

 巨峰の残りが少ないなあって思いながら収穫を続けてます。 一箇所に集中的に残ってれば、あとどれくらい、って見当もつくんでしょうけど、 畑のあっちこっちに、ポツンポツンと残ってるもんですから、 残りの見当がつきません。 お盆前から分園の収穫を始めることになったので、 最後まで足りるんだろうかって心配してましたけど、 デイサービス施設から予約されてた方々も、たいがい来られてしまって、 残りの予約も少なくなりましたから、 なんとなくホッとして、ちょっとだけマイペースになってきてます。
分園の旧テラスのセキレイ トンネルハウスの巨峰


ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年9月25日)
 分園の巨峰も残り少なくなりましたので、 今日(9月25日)からは、本園で、家族だけで営業してます。 巨峰は、色が薄いものばかりですけど、けっこう甘くて、 特に地元の方々は、「やっぱり巨峰」って意見が多くて、 連休中も、ぶどう狩りや家庭用袋入りとして人気がありました。 今も、分園から採ってきて販売してます。 箱詰め、地方発送は、セキレイとロザリオだけです。
 トンネルハウスのロザリオは、 本園のロザリオの量が少なかったこともあって、 早くに収穫を始めたものですから、 木によっては、残り少なくなってきてますけど、 10月いっぱいくらいはあるんじゃないかと思ってます。 セキレイは、ビニールハウスの中は、残り少ないですけど、 トンネルハウス、テラスのセキレイは、まだまだこれからです。
本園のテラスの甲斐路 本園のテラスの甲斐路
 写真は、本園の入口に植えてある甲斐路です。 セキレイよりも、さらに晩生ですから、 袋をはいである房でも、まだまだ飴色になったばかり、 ちょっとピンクが混じったかな〜ってくらいです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年10月5日)
 「巨峰とは思えないような色してけど、 ちょーど食べやすい甘さで美味しい。」って最後まで人気だった巨峰も無くなり、 ロザリオとセキレイだけ、販売してます。 ビニールハウスの中にセキレイが残ってるものですから、 ぶどう狩りを希望される方は、 歩く距離が長くて、ちょっと蚊が多いんですけど、 蚊取り線香を腰に下げて、ぶどう狩りしてもらってます。

 昨年の今頃は、夏の疲れもあって、ゆっくりと販売だけしていたんですけど、 今年は、ビニールハウスの鉄骨を見て回って、 酷く錆び付いてる部分は、取り替えて、 ちょっと錆びてるけど...って程度のとこや、 かなり錆びてるけど取り外しにくいってとこは、 ヤスリで磨いて錆を落として、錆止め塗料を塗ってます。 セキレイの量が増えて、年末まで収穫が続くようになってから3年経ちますから、 3年間、ほとんどビニールハウスの修理ができなかったわけで、 随分と錆びてる部分が多くて、 毎日毎日、ビニールハウスの鉄骨の上で過ごしてます。
 ...今年は夏の疲れが残ってない、ってわけじゃあないんですけどね。 ええ、昨年以上に、たくさん疲れが残ってるような気がするんですけど、 今、錆を取り除かないと、錆が広がって、あっちこっちに移って行って、 ビニールハウス全体を建て直さないといけないことになりそうで、 病気の治療じゃないですけど、 早期発見、早期治療(修理)で、 なんとかビニールハウスを長持ちさせようと頑張ってます。 ...頑張ってはいますけど、 鉄骨の上で、不自然な姿勢で仕事してますから、 足が痛いんだか、腰が痛いんだか、 そして、立ち上がると立ちクラミがするような、そんな調子です。

 明日(10月6日)から、特産館いずみに、 セキレイとロザリオの家庭用袋入りの納品を始めます。 巨峰の時期は、他のぶどう園さんが納品してらっしゃったのですが、 「今年の収穫は終了しました。」ってことで、 特産館いずみの館長さんから誘いの電話がありましたので、 今年もお願いすることにしました。 ぶどう園まで買いに来られるお客さんもいらっしゃいますし、 スーパーにもぶどうが並んでて、まだまだ珍しいって時期でもありませんし、 近くなので、無くなったらすぐに持って行けますから、 ほんの少しづつ持って行くつもりです。
 出水駅の飛来里からも、 納品の問い合わせがあるんですけど、 セキレイの色着きが遅れてるので、 試食無しの飛来里では、売れ残って古くなるばかりで、 せっかく作ったぶどうがもったいないことになりそうですから、 もーちょっと色着きが良くなるまで待とうと思ってます。 ...ビニールハウスの錆落としを頑張っる間は、持って行く時間が無い、 持って行く人がいない、ってこともありまして。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年10月18日)
 ロザリオとセキレイだけ、販売してます。 ビニールハウスの中にセキレイが残ってるものですから、 ぶどう狩りを希望される方は、 歩く距離が長くて、ちょっと蚊が多いんですけど、 蚊取り線香を腰に下げて、ぶどう狩りしてもらってます。
 写真は、本園の入口に植えてある甲斐路です。 前回撮ったときと比べると、 袋をはいでる房だけは、ちょっと色着いてきてます。 看板代わりに、袋をはいで、 ぶどうが生ってるのが、道路からも見えるようにしているんですけど、 虫に吸われるのか、菌による劣果なのか分かりませんが、 見る度にキズができてて、ハサミで切り落としてるもんですから、 だんだんと粒が減って、房型が小さくなってきてます。 人がウロウロしてるおかげで、鳥は、まだ食べに来ないみたいです。
本園のテラスの甲斐路

 季節の変わり目に風邪をひいてしまって、 しばらくは安静にしていたんですけど、 回復してきてますから、また、ビニールハウスの鉄骨を見て回って、 ヤスリで磨いて錆を落として、錆止め塗料を塗ってます。 ちょっと分解しないと、ヤスリが当たらない部分もあって、 時間かかってしまって、 毎日毎日、ビニールハウスの鉄骨の上で過ごしてます。

 特産館いずみには、 セキレイとロザリオの家庭用袋入りの納品を続けてます。 スーパーにもぶどうが並んでて、まだまだ珍しいって時期でもありませんが、 昨年並みかな、ちょっとだけ多いかな、ってくらいには売れてるみたいです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年10月31日)
 ロザリオとセキレイだけ、販売してます。 セキレイは、まだまだたくさんありますし、葉っぱもしっかりしてますから、 12月までは大丈夫と思います。 ロザリオは、最初に生ってた房数が少なかっただけに、 トンネルハウスの中のロザリオも、残り数が少なくなってきてます。 11月の初めくらいまで、ってとこでしょうかねぇ。 ビニールハウスの中にもセキレイが残ってるものですから、 ぶどう狩りを希望される方は、 歩く距離が長くて、ちょっと蚊が多いんですけど、 蚊取り線香を腰に下げて、ぶどう狩りしてもらってます。
本園のテラスの甲斐路

 相変わらず、ビニールハウスの鉄骨を見て回って、 ヤスリで磨いて錆を落として、錆止め塗料を塗って、ってのをやってます。 今年は、収穫中に雨が少なかったのと、台風の影響がなかったおかげで、 今の時期にしては、緑色してる葉っぱが多いです。 10月の初めの頃に比べると、枯れて地面に落ちた葉っぱや、 黄色く色付いた葉っぱが多くなってきてます。 今年の地方発送の箱に入れたチラシには、 「巨峰の葉っぱが枝に付いたまま枯れるとこを見たことない。」 のようなことを書きましたが、 今年は、黄色くなった葉っぱを見ることができました。
紅葉してきた巨峰の葉っぱ 紅葉してきた巨峰の葉っぱ

 特産館いずみには、 セキレイとロザリオの家庭用袋入りの納品を続けてます。 スーパーにもぶどうが並んでて、まだまだ珍しいって時期でもありませんが、 昨年よりも、ちょっとだけ多いかな、ってくらいには売れてるみたいです。 セキレイとロザリオが認知されてきたってこともあるかもしれませんけど、 それ以上に、特産館に来られるお客さんの人数が、 昨年の今頃くら比べると、ずいぶんと増えてるみたいです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年11月13日)
 セキレイだけ、収穫中、販売中です。 まだたくさんありますし、葉っぱもしっかりしてますから、 12月まで大丈夫と思います。
本園のテラスの甲斐路

 ロザリオは、だいたい終わりました。 なんとも中途半端な言い方ですけど、ほとんど採ってしまって無くなったのです。 よーく見ると、小さな房が葉っぱの陰に隠れてたり、 表面にソバカス模様ができてて採らなかったのが残ってるかもしれない、 ってくらいの可能性はあるんですけど、 販売するためのロザリオの収穫は終わりだと思います。
 ロザリオは、生ってた房数は少なかったんですけど、 大きな房が多かったのと、 若木になってから、ジューシーというか、汁が多いような出来上がりで、 見かけ以上に重量があったみたいです。 以前から人気のあったロザリオですけど、 この若木の実になってから、また甘味が強くなったみたいで、 「ロザリオだけ」ってお客さんも多くて、 最後に「ありません。」って言ってお断りするのは、とても残念でした。 収穫してるときは、傷みがこないうちに早く終わらせねば、って思って頑張ってて、 いつかは収穫終了するもんなんですけど、 いざ無くなるとなると、ひじょーに寂しいです。

 相変わらず、ビニールハウスの鉄骨を見て回って、 ヤスリで磨いて錆を落として、錆止め塗料を塗って、ってのをやってます。 それと、注文してた鉄パイプや開閉装置などの部品が届きましたから、 錆取りではどうにもならない部分を、部品交換してます。
 巨峰の葉っぱが、ほとんど紅葉して、残り少なくなってきましたから、 肥料も降りまわってます。 (セキレイにとっては)ありがたいことに、雨が降らないもんですから、 地下水をポンプで汲み上げてスプリンクーラーで水撒きするんですけど、 あんまりたくさん肥料を撒いても、風で吹き飛んでしまうものですから、 朝の風の無い時間帯だけ、少しづつまいてます。

 特産館いずみには、 セキレイの家庭用袋入りの納品を続けてます。 スーパーにもぶどうが並んでて、まだまだ珍しいって時期でもありませんが、 昨年よりも、ちょっとだけ多いかな、ってくらいには売れてるみたいです。 セキレイとロザリオが認知されてきたってこともあるかもしれませんけど、 それ以上に、特産館に来られるお客さんの人数が、 昨年の今頃と比べると、ずいぶんと増えているのです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年11月26日)
 セキレイだけ、収穫中、販売中です。 たくさん残ってますし、葉っぱも、まだしっかりしてますから、 12月末まで大丈夫だと思います。 ほとんどは、分園のトンネルハウスのセキレイを収穫していますが、 本園のテラスの下のセキレイも、ぶどう狩りしてもらったり、小房を採ったり、 できるだけ木の負担を減らすようにしてます。
 学校給食は、9月の初め頃に、巨峰をとってもらうのが普通なんですけど、 今年は、もっと珍しくなった時期に、 11月にも、セキレイを注文して下さった小学校がありました。
学校給食のセキレイ

 焼酎やぶどうを持って行って、物々交換してもらって来た柿を、 テラスの下に、吊るし柿、干し柿にしてあります。 今年は、特産館に、吊るし柿用って書いた柿が、一袋230円で売ってありましたから、 それを買ってきて吊るした方が、安上がり、早いんですけど、 もらって来た柿で作るのが嬉しいみたいで、 毎年、今の時期になると吊るされてます。
 この干し柿は、毎年、皮を剥いて、吊るしてるとこまでは見るんですけど、 食べるとこは、あんまり見たことないんです。 暖かかったり、雨降って湿気が多かったりで、 すぐに落ちてしまったり、 カビが生えて、捨ててしまうことが多いんです。 でも、今年は、ちょーど寒くなりましたし、 全部を同じ場所に吊るすんじゃなくて、 あっちこっちの条件の違う場所に吊るしてあるので、 どっか大丈夫なとこがあるだろうって、期待が大きいみたいです。 今の時期、カラスの姿が見えると、セキレイを食べられないようにって、 ロケット花火を打ち上げたりして、追い払うんですけど、 さらに、吊るし柿も守らねばって、余計な心配が増えてます。
干し柿 干し柿

 特産館いずみ出水市ツル観察センターの特産品売場にも、 セキレイの家庭用袋入りの納品を続けてます。 さっさと収穫を終えて、 「ゆっくりと体を休めたり、施設の修理、剪定など、冬の仕事を進めないと。」 って思いもあるんですけど、 お正月に、特産館いずみとツル観察センターに置いとけば、 けっこう目立って、来年の夏に向けての宣伝になりゃあしないか、 なんてことを思ったりもしてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年12月10日)
 セキレイだけ、収穫中、販売中です。 分園のトンネルハウスのセキレイは、地方発送に使えそうな房は、ほとんど採り終わりました。 よーく探し回ると、もう少しあるかもしれませんが、 残ってるのは、小さな房や、バラ房や、ダメになった粒を取り除いた房などですから、 家庭用袋入りにしようと思います。 今日の午後からは、本園のテラスの下のセキレイを採ってました。 トンネルハウスんのと、テラスんのと、どこがどう違うとか、言葉では言いにくいんですけど、 なんといか、雰囲気が違います。 味は、くどい甘さじゃなくて、あっさり感のある甘さで、 肉質は、サクサクに近いものがあります。 僕は皮をむいて食べてないので、皮ごと食べてるので、気になりませんが、 だんだんと皮がむけにくくなってきてるんじゃないかな〜、って感じです。
セキレイの紅葉 セキレイの紅葉
 お客さんから、「紅葉が綺麗ですね。」って言われるようになりました。 部分的には、緑色の葉っぱも多いんですけど、 お歳暮用を採ってる最中に、デジカメで撮ってみました。 綺麗っちゃあ綺麗ですし、冬のぶどう園って気分もでて、印象的だと思いますが、 「もちょっとの間、緑色の葉っぱでいてほしい。」そんな感じもしてます。

 オープニング曲で「ぶどう畑を探しに行こう♪」って歌われてる、 KBC系列テレビ局の番組「るり色の砂時計」で、 12月23日(日曜日)に、「体験いろいろダイジェスト!」ってタイトルで、 今年の総集編が放送されます。 その中で、9月に放送された映像が、ちょこっとだけ出てくるかもしれません。

 特産館いずみ出水市ツル観察センターの特産品売場にも、 セキレイの家庭用袋入りの納品を続けてます。 さっさと収穫を終えて、 「ゆっくりと体を休めたり、施設の修理、剪定など、冬の仕事を進めないと。」 って思いもあるんですけど、 お正月に、特産館いずみとツル観察センターに置いとけば、 けっこう目立って、来年の夏に向けての宣伝になりゃあしないか、 なんてことを思ったりもしてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年12月11日)
 収穫が終わった分園トンネルハウスのセキレイです。
セキレイの紅葉
ぶどう園日記 現在状況報告編(2007年12月16日)
 セキレイだけ、収穫中、販売中です。 分園のトンネルハウスのセキレイは、採り終わりました。 本園のテラスの下のセキレイを採ってます。 トンネルハウスんのと、テラスんのと、どこがどう違うとか、言葉では言いにくいんですけど、 なんといか、雰囲気が違います。 味は、くどい甘さじゃなくて、あっさり感のある甘さで、 肉質は、サクサクに近いものがあります。 僕は皮をむいて食べてないので、皮ごと食べてるので、気になりませんが、 だんだんと皮がむけにくくなってきてるんじゃないかな〜、って感じです。
セキレイの紅葉 セキレイの紅葉
 お客さんから、「紅葉が綺麗ですね。」って言われるようになりました。 部分的には、緑色の葉っぱも多いんですけど、 お歳暮用を採ってる最中に、デジカメで撮ってみました。 綺麗っちゃあ綺麗ですし、冬のぶどう園って気分もでて、印象的だと思いますが、 「もちょっとの間、緑色の葉っぱでいてほしい。」そんな感じもしてます。

 なんとなく、久しぶりに東光山に行って来ました。
東光山からの眺め 東光山からの眺め

 オープニング曲で「ぶどう畑を探しに行こう♪」って歌われてる、 KBC系列テレビ局の番組「るり色の砂時計」で、 12月23日(日曜日)に、「体験いろいろダイジェスト!」ってタイトルで、 今年の総集編が放送されます。 その中で、9月に放送された映像が、ちょこっとだけ出てくるかもしれません。

 特産館いずみ出水市ツル観察センターの特産品売場にも、 セキレイの家庭用袋入りの納品を続けてます。 さっさと収穫を終えて、 「ゆっくりと体を休めたり、施設の修理、剪定など、冬の仕事を進めないと。」 って思いもあるんですけど、 お正月に、特産館いずみとツル観察センターに置いとけば、 けっこう目立って、来年の夏に向けての宣伝になりゃあしないか、 なんてことを思ったりもしてます。

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