孫房取り(副房取り)

 花芽欠きも、まだまだやってますが、 スタッフのおばちゃん達は、孫房取りを始めました。 花芽の形を、人の手のひらに例える(他に例えようがないので。)と、 孫房ってのは、親指部分のことです。 分かりやすく言いたいときは、孫房取りのことを、「親指取り」と言ったりもします。
 似たようなことを何度も言うようですけど、 「まごふさ」は、正しい専門用語だと思いますが、 「孫房」という漢字で良いのか、全く自信ありません。 ...、あれ、でも、「枝房取り」って言葉も聞いたことあるような気もする。 「副房(ふくほう)取り」って言葉も。

 孫房取りは、見ての通り、孫房を切り取ります。

 こんな感じで、畑中の葡萄の枝を見てまわって、孫房取りします。 ビニールハウスの畑を1周りするのに、4人で3日かからないくらいかな。 1周だけだと、かなり見残しがあるので、もう一周してもらいます。 まぁ、この行程は、次の房切りのとこで、まとめてやれるので、 まぁ、少々見残しても、あんまり影響ありませんが、 小さな枝の孫房を見残すと、成長が遅くなるので、 やっぱ、ちゃんとやった方が良い、とは思ってます。

 葉っぱの枚数も増えてきたし、葉っぱのサイズも大きくなってきてるので、 だんだんと、棚が緑で埋ってきてます。 花が咲く頃には、空が見えないくらいになってしまいます。

 ホントは、あんまり光の通りが悪くならないように、 新枝が成長しないように、勢力を調整しないといけないのですが、 ウチのは、勢力が強すぎたりします。
 って言うか、もちょっと畑が広ければ、木の間をあけて、ゆったりと植えたりして、 十分な光を確保できるのですが、 ビニール代とか、けっこう費用かかってるので、 たくさん葡萄を採ろうとして、たくさんの葡萄の実をならせようとするんですけど、 光の通りが悪くなって、 結局、枝を、房を、切り捨ててしまうということもあったりします。



最終更新日:1997年4月11日
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