房切り

 孫房取りのときの写真では、花芽ってどんなものか、よく分からなかったでしょ。 でも、今回の写真(孫房取りした花芽)では、 小さな粒が集まってるものだということが、ちょっとは分かると思います。 この1つ1つの粒が、花の蕾なのです。 それぞれの蕾が、花になって、1粒の葡萄の実になります。

 地域によって、ぶどう園の方針によって、ちょっとずつ違いますが、 ウチの巨峰の1房は、大きなものでも、20粒程度です。 小さな房は、2粒程度だったりもしますが...。 ま、その話は置いといて、 20粒程度に対して、孫房取りした後の蕾の数を数えて見て下さい。 まぁ、全部が全部、ちゃんとした実になるわけではないですけど、 とても20粒程度ではないでしょ。 全部の蕾が実になると、房型が大きくなりすぎます。
 ...ホントは、房型が大きすぎて、ちゃんとした実にならないんですけどね。 粒が小さくなったり、房型が崩れたり。 栄養が足りないのか何なのか、ボクには、よく分かりませんが。

 ということで、ここで房にハサミを入れて、サイズを調整するのです。


孫房取りした花芽        一番上の胞を取る    


上2段くらい          長さ(段数)を整える  
胞のサイズ(蕾数)を整える               

 こんな感じで、畑中の葡萄の花芽を見てまわって、房切りします。 ビニールハウスの畑を1周りするのに、4人で1週間くらいでしょ。 1周だけだと、かなり見残しがあるので、もう一周します。


最終更新日:1997年4月15日
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