■ 器械的「マウスツーマウス」(4) 〜 酸素

 

「マウスツーマウス」を器械にやらせるには、今まで話してきた命令でだいたいOKですが、器械ならではの大切な条件がもうひとつあります。
それは、酸素濃度です。これはFIO2
で表します。
人工呼吸器には必ず、酸素ブレンダ(ミキサ)というものがついていて、圧縮空気と圧縮酸素を混ぜて濃度を調整するようになっています。
ただの空気(酸素濃度21%)から純酸素(酸素濃度100%)まで、FIO2 は0.21〜1.0の間で設定します。

圧縮空気がないとほとんどの呼吸器は使えません。
中央配管で圧縮空気のないところでは、圧縮空気を作り出すためにコンプレッサーを呼吸器に乗せて動かしています。

ちなみに酸素を使っていないことをRoom air=「るーむえあ」と呼びます。
Room airといったらFIO2は0.21を意味します。
例えば・・・ 「 Room air では O2 98%です。」などと使います。

 

 


 戻る   次へ

HOME   ご意見・ご感想   疑問箱   エキスパチェック

プラスαの知識   ケア・技術・その他   用語集   とりとめのない話   リンク集

Copyright (c) 2001-2003 overcoming respirator. All rights reserved.