そもそも酸素は"毒"って知っていますか?
人間は酸素を燃料にして生きていますが、同時に酸化しているんですね。
酸化は「さびる」ことで、老化の原因とも言われています。
ですから、必要以上の酸素は毒だって認識して下さいね。
特にFIO2
0.6(酸素濃度60%)以上は高濃度酸素として注意が必要です。
肺が繊維化して硬くなり、ますます呼吸器から離れられなくなります。
しかし、それより怖いのは「低酸素血症」です。
「今、FIO2 1.0(純酸素)を投与しなきゃ死んじゃう!!」って時に躊躇してる暇はない!!
背に腹は代えられない状況も往々にしてあるのが臨床ですよね・・・。
場合によっては高濃度酸素も必要ですが、酸素の毒性を常に頭に入れておき本当にこの濃度が必要なのか?という問いかけが大事ですね。