ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ　ｐｏｓｉｔｉｖｅ　ａｉｒｗａｙ　ｐｒｅｓｓｕｒｅ
　持続的　　　　　陽圧 　 気道　　　　圧　　　　　　　
持続的気道内陽圧　　シーパップと読みます。
完全な自発呼吸状態で、ＰＥＥＰをかけたモード。
ＰＥＥＰというのは、呼気終末陽圧って意味ですから、厳密に言うとＰＥＥＰじゃなくて、ある一定の圧が吸気相、呼気相のいずれにもかかっているモード。
このある一定の圧を設定するのに、通常ＰＥＥＰのダイアルを使います。
前述のプレッシャーサポートは吸気にだけ一定の圧がかかるのに対して、ＣＰＡＰは、吸気時にも呼気時にも全呼吸を通して、同じ圧がかかっている状態です。
よって気道内圧をグラフに表すとまっすぐ１本線になっているはずです。

しかし、本当に気道内圧が一定の圧をずっと保っていられるか？というと、残念ながらそうではありません。
患者さんの吸気努力によって生じた圧の低下分を打ち消すようにガスは送り込まれますが、完璧にできる呼吸器はなかなかありません。
機種によっては患者さんの息を吸うスピードについていけず、陽圧を保てない場合すらあります。
こうなってしまったら厳密な意味でのＣＰＡＰではないのですが、 まぁ、それなりに頑張ってはいるみたいです。（笑）
それに呼吸器が追いつかないほど息を吸い込む力があるんだったら、呼吸器が必要なのか？ってことを考えた方が得策かもしれませんね？

ＣＰＡＰとはモードのひとつであり､ＰＥＥＰは呼気終末にかかる気道内圧そのものを指します。
よって、調節呼吸やＳＩＭＶ、ＰＳＶとかに負荷するときには　ＰＥＥＰと表現するのが正しく、ＳＩＭＶ＋ＣＰＡＰやＰＳＶ＋ＣＰＡＰというのは誤り。