SCSI【スカジー】Small Computer System Interface

インターフェイス/SCSI

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インターフェイス講座-SCSI


ANSI規格番号:X3.131-1986

コンピュータに周辺機器を接続するためのインターフェイス (接続部分)の規格。
SASIを元に1986年にANSI(米国標準規格協会)で標準として制定されている。
パーソナル・コンピュータやワークステーション等の小型コンピュータに、ハード・ディスクを接続するために規定された。
初期のSCSIは新しい規格と区別するためにSCSI-1とも呼ばれ、全体の総称としてSCSIと呼ばれている場合が多い。

データ転送速度は、5メガバイト/秒。バス型の構造を持ち、本体を含め最大8台までの機器をディジーチェイン接続することができる。

SCSI-1は,論理仕様において、過去の製品との互換性を保つため多くのベンダユニークコマンドを認めている。
そのため,SCSI-1に準拠したデバイス間でも、電気的な接続には問題ないが、ソフトウェア的に接続できないという問題が生じる結果となった。
メーカー間で、この問題を解消するため、CCS(Common Command Set:共通コマンドセット)が定義され、コマンドセットの標準化が図られることになった(ただしCCSはANSI規格ではない)。
CCSではハードディスクやCD-ROMMOスキャナなどのダイレクトアクセスデバイスに対するコマンドが定められ、CCSに準拠するかぎり、ベンダを問わずこうしたデバイスを接続することが可能となっている.

現在では、SCSI-2やSCSI-3が主流となっている。

Update by 2000/6/10
Create by 1999/8/10