米Western Digital社が考案したマザーボード規格。
マザーボードが標準で持つI/Oデバイス(マウス,キーボード,シリアル,パラレルなど)のコネクタをマザーボードに直接配置し,これをケースの背面から露出して利用できるようにし,ライザーカードを利用することで,拡張カードをマザーボードと水平に配置できるようにした規格。
従来のベビーATタイプと比較すると,ケース内の実装密度を向上させやすいことから,主に大手ベンダ製のPCにおける,スリムケースやデスクトップケースを使用する小型タイプで広く利用されるようになった.ただしこのLPXでは,マザーボードに直接配置するI/Oコネクタ用の領域が狭いこと,またこれらの配置やライザーカードとそれを利用した拡張カードの配置,ライザーカードとマザーボード間のインターフェイスに標準がなく,事実上,ベンダ独自仕様になってしまうこと,などの欠点がある.
Create by 2000/4/6