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01/07/19 大浦町の橋(その1)
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>『あの橋のたもとで』・『君の名は』、みんな橋につながってる!?(千葉おじんさん談) 人が住む所には必ずと言ってよいほど川が流れ、そして橋があります。 また、その橋のたもとで無邪気に戯れた幼き良き日々が誰氏にもあると思います。田舎出身の方ならなおさらではないでしょうか。 今回は、人の歴史と共に歩んできた「橋」を特集してみたいと思います。もちろん大浦町にある橋です。 大浦町は三方を山に囲まれ、そこから流れ出る湧き水がさまざまな川となり、最終的に「大浦川(二級河川、地域によって名称が異なる)」という一本の川へ合流し、海へ流れています。 勿論、それぞれの川にいくつもの橋が架けられており、今回だけでは紹介できそうにないので次回(場合によってはその次も)とあわせて紹介したいと思います。 さらに、その橋も私(へたれ)の独断と偏見によって決めさせて頂きました。 と言うのも、橋は湖のように水溜り→池→湖沼と大きさで名前が変わるわけではなく、くぼんだ所に板を敷いても「橋」と言う訳で、限りがないからです。 そこで、橋の名前が分かっている物だけを紹介しようと思いましたが、皆さんが記憶に残る橋には名もない橋もあるだろうし、実際地元では重要な橋なのに名前が付いていない物もあるので、その基準は諦めました。 今回は、柴内(しばうち)・久保(くぼ)・原(はる)・九玉(くだま)・仲組(なかぐみ)・大木場(おおこば)・平原(ひらばる)と、大浦町の上手にある地区の橋を紹介します。今回は写真サイズを15kB前後に設定してありますので、全部表示されるまで少々時間がかかるかもしれません。 |
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原にある橋です。いきなり名前が分かりません。 青木流芳院に続く道にあると書けば分かるでしょうか。 |
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原から上手にある久保の橋です。 こちらも名前がありません。私の父に聞いた所、ここは「神床波(かみとこなみ)」という地名があるらしく、役場で調べればそんな名前で登録されているかもしれません。 老朽化が激しく、近々取り壊されるようです。 |
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柴内にある「柴内橋(しばうちばし)」です。 茶工場前と言えば分かるでしょうか。 ここは、最近建て替えられました。ですから橋も川も道路も昔の面影があまりありません。 |
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柴内にある橋です。名前はありません。 上記にある「柴内橋」と同じ「とも川」に架けられています。 柴内では交通の要所なので紹介しました。 |
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柴内にある「とも橋(ともばし)」です。 農道にあります。とも川には何本もの橋が架かっているのですが、やっとその川の名が付いた橋を見つけました。 ここで不思議なことがありました。口辺に「唐」と書いて「とも」と呼ぶらしいのですが、どうしても漢字変換候補に出てきません。漢語辞典を調べても載っていません。造語なのでしょうか。大浦町郷土誌(大浦町郷土誌編纂委員会編集)には、「塘川」となっています。ここではあえてひらがなで表記しました。 |
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仲組にある「上九玉橋(かみくだまばし)」です。「仲組川」に架けられています。 ここの橋で遊んだ方はかなりいらっしゃるのではないかと思います。私もそうです。 |
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上記と同じく仲組川に架けられた「上礒間橋(かみいそまばし)」です。 名前にある通り、礒間嶽登山道に続く道にあります。 最近、この道は崖崩れで途中で通れなくなっています。 |
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ここも仲組川架けられた「矢石橋(やいしばし)」です。 この道は肥料センターに続いています。 昔は、この川の少し上流に泳ぎに絶好のポイントがあったのですが、農地整備でなくなってしまいました。 僕らの年代では「トシ湖」として知られています。 |
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かした山に向かう途中にある名もない橋です。 この橋は、もうすぐ道路整備の為に取り壊されます。風情ある橋なのですが、残念です。 |
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ここもかした山に向かう途中にある「渡瀬橋(わたせばし)」です。 右側にある写真に写っている田んぼ、実は「四季の風景」にある「かした山の田んぼ」です。 |
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かした山にあるこちらも名もなき橋です。 川の石の大きさが上流だということをよく物語っています。 |
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かした山から下手に下って仲組から大木場に向かう途中にある「仲組橋(なかぐみばし)」です。 橋自体は昔と変わらないのですが、路面や川が昔と変わってしまいました。 ここも小さい頃は釣をしたり、泳いだりと良く遊んだものです。 |
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「大木場橋(おおこばばし)」です。 |
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大木場の中央にある「中央橋(ちゅうおうばし)」です。そのままですね。 納骨堂の近くにあり、納骨堂共々よく遊んだものです。 昔とすると少し川の雰囲気が変わったと思います(農地整備の為)。 |
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「大木場橋(おおこばばし)」です。 お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。そう、大木場には同じ名の橋があるのです。私も今回初めて知りました。 中央橋から津貫峠に向かった方向にあります。 |
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津貫峠に向かう麓にある「大谷橋(おうたにばし)」。 写真(右写真)を撮りに行った時、橋下で涼んでいるおじさんがいました(笑)。気持ち良さそうでしたが、橋の上を走る車の音がうるさいのでは? |
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大木場から下手に下った途中にある名もない橋です。 ここも私たちの良き遊び場でした。 |
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「野下橋(のしたばし)」です。 上記の橋のすぐ近くにあります。 こちらはつい最近出来た橋なので記憶にない方も多いと思います。 |
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平原にある「九玉橋(くだまばし)」です。 ここに来ると川幅も広く、橋も大きくなっています。 少し前まで蛍がよく飛んでいたそうです。 |
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以上が大浦町上手にある橋です。大浦町出身の皆さん場所が分かりましたでしょうか? 主にその地域の名称で呼ばれているので正式名称をどのくらい御存知だったでしょうか?私は今回初めて知ることが多かったです。特に大木場橋がふたつあるのには驚きました。 橋はその川で遊んだ思い出によって皆さんの記憶にあると思い、なるべく近くの景色を写真に含めました。しかし、ここ最近大浦町の開発はすさまじく、昔の景色を保っている川や橋は多くありません。実際、私がよく遊んだ川も殆どが変わってしまいました。悲しいものです。特に、深い所が少なくなりました。 今回は、さすがに上流地域だけあって橋の数も多く、19の橋を紹介しました。もし、これ以外にもれている橋がありましたらご意見板などで教えてください。次回紹介したいと思います。出来ればその橋にまつわる話など書いて頂けると嬉しいです。 次回は大浦町下手の橋を紹介しようと思います。大浦川の下流が主なので今回ほど多くはないと思います。あ、榊(さかき)地区があったか。今回掲載されなかった地区の皆さん次回を期待していてください。 |
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