歯医者さんに行こう!!

 本校では,「学力向上」「いじめ見逃しゼロ・新たな不登校ゼロ」,そして「う歯治療率100%」を本年度の3大重点目標として取り組んできました。

 特に「う歯治療」については,1年間を通して全校朝会や学級指導,部活動等で指導を繰り返してきました。保護者の皆さんにも学校便りやPTA,文書等でお願いしてきました。

 保護者の皆さんの御理解もあり,本日現在で治療率は約70%,現在治療中の子どもが治療を終えると約80%になる見込みです。昨年度までが約20%であったこと,県の中学生の平均が約50%であることを考えると飛躍的な向上です。しかし,健康であることは,一人一人の子どもが将来に渡って幸せな人生を送るための基盤ですので,100%にしなければ意味がありません。今年度も残すところあとわずかになりましたが,春休み中の治療完了を呼びかけていきたいと思います。

 

 去る9日(金)に開聞地区学校保健会の懇親会がありました。その席で,学校歯科医の先生が「むし歯の治療に来る子どもが増えたが,それ以上にうれしかったのは,むし歯のない子どもの来院が増えたことだ。」と話されました。むし歯があっても治療しようとしない子どもからは「何でむし歯がないのに歯医者さんに行くの?」という声が聞こえてきそうです。

 むし歯になると,歯医者さんに行って治療しなければ絶対に治りません。「治る」といっても元の健康な状態に戻るわけではなく,削ったり埋めたり・・・。「治る」というよりも「工事して修復する」と言った方が良いでしょう。だから,歯の健康で大切なことは,むし歯や歯周病等にならないように予防することです。丁寧に歯磨きをすることはもちろんですが,たとえむし歯がなくても,少なくとも1年に1回(歯医者さんは3・4か月に1回と言われます)は,歯医者さんで掃除をしてもらうことが大切です。

 歯医者さんに行くと歯磨きの仕方も丁寧に教えてもらえます。また,掃除してきれいにしてもらった歯は,誰もが「大切にしよう」と思いますので,歯の健康への意識はぐぐっとアップします。

 歯に限らず,「病気になったら軽いうちに治療する」「病気にならないために予防する(規則正しい生活や運動)」,さらには「定期的に病院で体のチェックをしてもらう(人間ドッグ)」ことへとつなげていきたいと思います。

 大人になったら自分の健康は自分で守るしかないのです。命に関わる大病を患ってからでは遅いのです。人生100年時代を,元気で明るく幸せな生活を送ってほしいと思います。(*^o^*)

2018年03月20日