人工呼吸器って言うからには、呼吸を人工的に行うわけですが、その最も基本となるのは看護学生時代にも一度は経験した「マウスツーマウス」です。 最初にこの「マウスツーマウス」で器械的人工呼吸を学びましょう。 ちょっと「マウスツーマウス」の光景を思い出してみてください。 鼻をつまんで、大きく息を吹き込んで、口を放しますね。 その繰り返しです。 決して吸ったりはしません。(笑) 吹き込んだ空気は肺の弾力によって自然に出てくるからなんです。 器械的人工呼吸も同様、入れて放すんです。 ん? でも呼吸器はつけたり外したりはしませんよね。 いったい、どうやって呼気を外へ出しているんでしょうか? 実は呼吸器には「呼気弁」というのがあって、吸気と呼気で弁が開いたり閉じたりしているのです。 吸気というのは、機械的には送気のこと。 呼気というのは、機械的には呼気弁の開放 ということになります。
このアニメでは、手の平が呼気弁の役割をしているって考えればいいですね。
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