■ 人工呼吸器のしくみ

 

人工呼吸器って言うからには、呼吸を人工的に行うわけですが、その最も基本となるのは看護学生時代にも一度は経験した「マウスツーマウス」です。
最初にこの「マウスツーマウス」で器械的人工呼吸を学びましょう。
ちょっと「マウスツーマウス」の光景を思い出してみてください。
鼻をつまんで、大きく息を吹き込んで、口を放しますね。
その繰り返しです。
決して吸ったりはしません。(笑)
吹き込んだ空気は肺の弾力によって自然に出てくるからなんです。
器械的人工呼吸も同様、入れて放すんです。
ん? でも呼吸器はつけたり外したりはしませんよね。
いったい、どうやって呼気を外へ出しているんでしょうか?

実は呼吸器には「呼気弁」というのがあって、吸気と呼気で弁が開いたり閉じたりしているのです。
吸気というのは、機械的には送気のこと。
呼気というのは、機械的には呼気弁の開放   ということになります。

 

このアニメでは、手の平が呼気弁の役割をしているって考えればいいですね。

 

 

 


戻る   次へ

HOME   ご意見・ご感想   疑問箱   エキスパチェック

プラスαの知識   ケア・技術・その他   用語集   とりとめのない話   リンク集

Copyright (c) 2001-2003 overcoming respirator. All rights reserved.