2016年ぶどう園日記・現在状況報告編




ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月2日)
 あけまして、おめでとうございます。 ホームページを見てくださってる皆様、いつもありがとうございます。 相変わらず、毎日のように更新、ってわけにはいかないと思いますが、 ぶどう園の行事歴、作業記録にもなってますので、 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年は、苗木を植えたり、種無し品種を増やしたり、 畑の近くで高速道路用地の盛り土工事が始まったり、 新しいことも、上手くいったことも多かったんですけど、 梅雨、日照り、台風の記憶ばかりが残った一年でした。
 二か月以上も早く収穫が終わってしまいましたから、 秋は、何年かぶりにゆっくりした時間を過ごしました。 気を取り直して、ビニールハウスの修理、ビニールはりの準備、 剪定、肥料撒きなど、大晦日まで頑張ってました。 春になれば、また苗木を植えてみようかと準備してます。
ぶどう狩り ぶどう狩り
ぶどう狩り ぶどう狩り


 本年も、できるだけ多くの方々に喜んでもらえるように、みんなで頑張ります。 新しい年が、平穏無事でありますように、すばらしい一年になりますように、 皆様の健康と御多幸を、お祈り申し上げます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月16日)
 ちょっと早いんですけど、ロザリオのビニールハウスに、ビニールを被せました。 閉めきって室温を上げるのは、もちょっとしてからです。
 昨年は、ビニール被せっぱなしで、1月27日にサイドビニールなどを垂らして、閉め切ったので、 時期的には、ちょっと早いんですけど、 今年は、ビニールを被せる面積が多いので、今日は、風も吹かなさそうな日だし、 ちょっと練習がてらやってみようかってことで、3人の手伝いさん達と頑張りました。
 風の状態としては、大人数で、全部を被せてしまっても良かったくらいだったんですけど、 明日から10日間くらい、天気が悪そうで、寒そうで、 後始末が出来なさそうだったんで、次に天気が回復してから、風の無さそうな日を見つけて、 残りのハウスにビニールを広げたいと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月17日)
 ビニールを被せたのは良いんですけど、夜には、どうやら雨になりそうで、 その前に、雨樋を、雨樋とパイプを継ぐ部分を修理しとかないと、土が流れてしまいます。 取り換える前は、こんな雨樋が付いてました。 錆て、腐れて、穴が開いてしまって、雨が降るたびに、ザーザー、地面に雨水が落ちて、土が流れてしまってました。
ハウスの雨樋修理

 雨樋とパイプを継ぐ部品を探しに、ホームセンターに行ったんですけど、 同じ物が売ってあるわけではないので、何か代用できるものはないかと、探してました。 板状のトタンを丸めて、漏斗(じょうご)みたいなのを作ろうかと思っていたんですけど、 工事現場で見かけるトンガリコーンがありました。 ひっくり返して、先っぽを切れば、漏斗みたいになります。 1個が300円くらい。 他のパイプ継手よりも安いんで、サイズ違いとか、失敗しても、諦めがつきます。 風が強かったり、大量の水が流れたりしたときに、どうなるか、心配ではありますが、 とりあえず、試しに取り付けてみました。
ハウスの雨樋修理 ハウスの雨樋修理



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月24日)
 大雪になる、ってニュースでしたけど、ホントに大雪です。
大雪

 ぶどう園の中は、どこを撮っても、同じような景色です。
大雪 大雪

 ちょっと早めにビニールを被せたロザリオビアンコのハウスが、心配の種になりました。 急な大雪の後のニュースで、雪の重みでつぶれたビニールハウスってのを見たことがあります。 何年か前の雪のときも、ビニールを被せっぱなしにしてたビニールハウスがあって、 雪が積もったことはあったんですけど、こんなに積もったことはなかったです。 暖房機でもあれば、ビニールハウスを閉めきって、暖房焚いて、雪を溶かすってのが良い方法なんですけど、 そんなものは無いので、谷を開けて、雪が落ちるようにしました。
 真ん中の列は、谷下にだけ雪が落ちてきてますけど、というか、下から長い棒で雪をかき落としたんですけど、 端っこの列は、谷下以外にも、雪がフワフワを入り込んで来てます。 雨だと、こんなとこまでは入り込んで来ないんですけど、さすがに雪、 テラスの下にも、小屋の中までも、雪が入り込んで、薄っすらと白くなってました。
大雪 大雪



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月25日)
 昨日は、夕方までは、かなりの雪が降ってましたけど、 夜になってからは、あんまり降らなかったんですけど、融けることもなかったので、 辺り一面に雪が残ってました。 地面は、全く見えないくらいの積雪です。 で、降ってくる雪は、昨日のフワフワ雪と比べると、ちょっと湿っぽい感じの雪でした。 お昼ご飯を食べてる頃には、屋根から水が落ちてくるのが見えて、 融け始めてる感じがしてきました。 たまーに晴れたりしたので、枝にも雪は積もってないです。 地面は、まだまだ雪で覆われてますけど。
大雪

 ロザリオビアンコのハウスの中です。 ずいぶんと雪が融けてから撮った写真ですけど、 昨日の写真と比べると、谷下に落ちてる雪が多いです。 これは、落ちてきたわじゃあなくて、昨日の夕方、雪かきしたのです。 網が抵抗になるのか、傾斜が緩いからか、なかなか雪が落ちてこないで、積もる一方だったのです。 谷が3つあって、そのうちの2つは、雪かきしたんですけど、夕暮れになってしまったので、 一番左側は、谷も広く開いてるし、って思って、諦めたんでした。
大雪 大雪

 さて、ビニールハウスはつぶれることもなくて助かりましたけど、 強引に谷を開けましたし、 なんとなく、雪の重みでビニールの位置がづれてるような気もして、 雪が融けたら、修正しないといけませんね。 「1月27日くらいには、高気圧がやってきそうで、風が無さそうで、そろそろ全体的なビニールはりをしましょうか。」 って思っていたんですけど、体も頭も疲れてしまいました。 高気圧の後に低気圧がやってきそうですし、 もちょっと落ち着いてから、ビニールはりしようかと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月26日)
 鹿児島県のぶどう園日記で、3日連続で雪の話ってのもなんですけど、 畑の中の雪は、まだ融けきってなかったのです。 信州のぶどう園さんとかの写真で、雪景色の中で剪定してる風景を見たことあります。 あちらでは、普通の風景かもしれないですけど、 まさか、こちらでも雪が積もった景色の中で剪定するとは思ってませんでした。
 昨日までのサクサク雪ではなくて、ベチョベチョ雪です。 歩き回って足跡つけると、茶色になるので、もうしばらく雪景色にしとこうかと、畑に入るのは遠慮してたんですけど、 いつまでもストーブの前ばかりに居るわけにもいかず、畑に出てみました。 でも、少しだけ頑張った頃には、足元の雪に慣れてきた頃には、冷たい雨が降って来たので、小屋の中に避難しました。
大雪

 霜が降りる時期は、低温で凍って壊れたりしないようにって、地下水を汲み上げるポンプは、 古い毛布とビニールで、グルグル巻きにしているんですけど、 ポンプから出てるパイプが、土の中に入る前までが、凍ってしまって、水が出なくなってました。 ほとんどは、凍ったのが融けたら、ある程度は、元通りになったんですけど、 分園の蛇口近くのパイプとか、鉄製で古くなってたパイプは、耐えきれなかったようで、 破損して水が噴き出てました。
 昨日、本園のパイプ、蛇口の破損が見つかったので、 ポンプ屋さんに修理依頼して、雪が融けて、車が動けるようになってから、修理に来ては下さったんですけど、 あっちこっちから修理依頼が殺到してて、生活に必要な部分だけ、応急処置して、 部品をとってから、落ち着いて修理しに来ます、ってことでした。 この分園の水道は、今は使わないので、修理依頼の電話だけして、電源切って来ました。 ポンプ屋さんは、自分の家の配管、パイプも割れてるらしくて、 とりあえず、雪が融けるのを待ってる間に、車が動かない間に、必要最小限の水が使えるように応急修理して、 お客さんのとこを回ってらっしゃるようです。
大雪 大雪

 新聞、テレビでは、豆類、ミカン類、農作物の被害が報告されてますね。 ご近所さんの畑では、露地で空豆を作ってらしたり、 無加温のビニールハウスの中にキュウリが残ってたりしたんですけど、 枯れたような、萎れてしまったような、なかなか難しそうです。 空豆は、まだ花も咲いてない時期だったし、萎れてるけど枯れてはいなかったんですけど、 「豆類は、氷点下になるか、ならないか、ってのが境目で、 氷点下になった後は、生き帰ったように見えても、実が大きくならなかったりするんだ。」ってことでした。

 今の時期のぶどうにとっての雪は、最初にも書きましたように、 雪景色の中で剪定するのは普通って地域もあるくらいですから、影響は無いハズなのです。 休眠期が必要で、暖かい日ばかりだと心配になるくらいですし、 雪や霜等の寒さで、病原菌や害虫が越冬できずに居なくなってくれれば、って期待してるくらいです。 でも、新芽が出てきてからの霜や雪は、大きな被害になりますから、 あんまり早くにビニール被覆して、気温を上げて新芽を出させるのは、考えモンなのです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月30日)
 本園ロザリオのビニールハウスは、サイド部分のビニールを下に垂らして、閉めきりました。 谷喚起装置も閉めて、気温変化による自動運転にしました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年1月31日)
 本園ロザリオハウスの内側に、二重のビニールを広げました。 また、朝晩の仕事が増えました。 肥料もやってないですし、たくさん水撒きするために、ビニールマルチはりは、後にします。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月3日)
 大雪でビニールはりの日付を延期した後、ちょこちょこと少人数でビニールを被せてましたが、 今日、残りのビニールハウスに、ビニールを被せました。 いつもの手伝いさん5人、いつもビニール被覆に来てくれる5人、そして、シルバー人材センターさんの紹介で3人来てもらって、 合計13人になりました。 昨年よりも、1人、多くなりました。
 毎年、少しづつ工夫を付け加えているんですけど、 今年は、ビニールを運んで行って、ビニールハウスの上に持ち上げるところに、前日のうちに印をつけておいて、 朝4時半に起きてビニールを運んだときに、ビニールを袋から出して、ぶどう棚の上にあげておきました。 今までは、一棟のビニールを広げる前に、ビニールを袋から出して、準備してもらっていたんですけど、 かわりに、広げたビニールの中心線がづれてないか見ててもらうことができて、 「大きく中心線がづれて、巻取りパイプにビニールを取り付けづらい。」ってことがなくて、良かったと思います。

 最初の2、3棟は、言葉で説明しても、伝わらないものがありまして、どうしても苦労してしまうんですけど、 それぞれの持ち場が決まった後は、だんだんと慣れてきて、順調に進みました。 昨年から、八代市からの業者さんが来れなくなったんですけど、 いつものビニールはりの5人さんが、ずいぶんと慣れてきて下さってます。 それに、今年は、ちょこちょこと少人数でビニールはりをしていたので、 それが練習になってて、この3人については、あまり説明することもなく進められましたし、 慣れないシルバー人材センターの方々に、指導もしてくれました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月4日)
 いつもの手伝いさん4人、いつもビニール被覆に来てくれる5人で、昨日の続き、後始末です。 まずは、ビニールに、巻取りパイプを取り付けました。 そして、春一番の突風対策の網を広げて、取り付けてます。
ビニール被覆
 大人数での仕事は、今日まででした。 ハウスバンドの締め直し等が、ちょっと残りましたから、僕は、明日からも、晴れれば頑張り続けます。 谷換気の巻取り機をチェックして、自動運転ができるようになれば、 ビニールはり終了、です。 その後は、分園のビニールはりの準備を始めないといけないですね。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月6日)
 この二日間で、網紐やハウスバンドの結び目などをチェックして、 違う結び方だったり、緩んだりしてるのは、結び直してもらいました。 特に心配してるのは、春一番の突風ですけど、、 それ以外にも、7月までには、風が吹きますし、大雨が降ったりすることもありますから、 ビニールを飛ばされたり、破れたりしないように、 破れないにしても、ビニールの位置がづれて、谷換気の開閉ができなくなったりってことがないように、 谷換気装置のパイプに紐が巻き付いてモーターが壊れたりすることがないように、 今のうちに出来ることはやっておこう、ってことで、しつこいくらいに頑張ってました。

 ちょっと前まで使ってた谷換気装置は、8本くらいの巻取りパイプと、1個の大きなモーターが、ケーブルでつないであって、 紐が巻き付いたりして負荷がかかると、ケーブルが切れて動かなくなるので、 負荷がかかった原因を取り除いた後、ケーブルを取り替えれば、また動いていたんです。 モーターまで壊れることはなかったので、修理時間も短いし、 ケーブル1本が、4000円〜5000円くらいだったかな、そのくらいの修理代ですみました。 でも、今の谷換気装置は、1本の巻取りパイプに、1個の小さなモーターがついてて、 紐が巻き付いたりして負荷がかかると、ヒューズが焼き切れて止まってくれれば、 ヒューズの交換だけですみますけど、 モーターの中のギアが壊れると、総取り換えで、40000円〜50000円だったかな、 とにかく修理代が高くつきますし、何台も予備のモーターを持ってないですから、 取り寄せに日数がかかったり、配線、開閉幅調整、取り換えに必要な時間も長かったり、 ですから、今年は、取り換え修理することがありませんように、願うばかりです。

 ビニールを押さえるスプリングを追加したり、細々とした修正もやってましたが、 だいたい終わったかなあ、ってことで、谷換気装置の試運転して、 開け幅を調整しました。 全部のハウスを仕上げるつもりでしたけど、 一か所、コンセントを入れて、ブレーカーを上げたら、ブレーカーの辺りから妙な音がしてきて、 数秒後、ブレーカーから煙が出て、下の方に、粉みたいなのを噴射しました。 あんまり触りたくなかったですけど、ブレーカーを下げて、コンセントを抜いて、電気屋さんに連絡しました。 今日は土曜日ですし、なんだか忙しいようで、すぐには来れないってことで、 月曜日以降に見に来てくれるみたいです。
ビニール被覆

 谷換気装置が動かないことには、温度調整ができないので、 ビニールハウスを閉めきるわけにもいかず、 閉めきって温度を上げるのは、もちょっと待とうかと思います。 ここ数年は、1月末にビニール被覆して、今頃には、閉めきっているんでけど、 2月20日頃に閉め切ったこともあるので、遅すぎるってこともないだろうと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月7日)
 今日は、分園のトンネルハウスの鉄骨を、巻取りパイプを、ちょこっとだけ修理しました。 全部を取り替えるって程には錆びてないもんですから、 とりあえず、折れてる部分や、錆がひどい部分を切り取って、 ちょっと太いパイプで継いで、短くなった分だけ、新しいパイプを継ぎ足しました。
 赤嶺のとこは、何年もビニールを被せっぱなしにしていたので、 パイプを取り換えた方が早いかなってくらいに、錆びてる列もあったものですから、 もちょっと考えて、資材屋さんがあいてるときに買って来て、取り換えようと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月9日)
 電気屋さんのおかげで、ブレーカー上げて、谷換気装置の電源を入れて、動かせるようになりました。 試運転後に、谷の開き幅を調整して、自動運転にしました。 1本だけ、ハウスバンドが巻取りパイプに巻き付いてしまって、ちょっと危なかったんですけど、 被害は無かったです。
 全部のハウスで、谷換気装置を自動運転にできるようになりましたから、 サイド部分のビニールを下ろして、出入り口の戸を閉めて、ビニールハウスを閉めきりました。 とりあえず、自動運転にしましたけど、しばらくは、トラブルが無いか、ちょこちょこチェックが必要です。

 高速道路工事の様子です。 どんだけ高く土を盛り上げるつもりなんだろう、って感じに、どんどん盛り上げられてましたが、 側面が固められて、シートが貼り付けられました。 これで、草が生えてくるのかな...?。 実際に路面を作るときには、もちょっと高くなるらしいんですけど、とりあえず、一段落しそうです。 一日でも早く、目の前の道路、分園に行くための道路の通行止めを解除してほしいです。
高速道路工事 高速道路工事



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月18日)
 移動距離10mくらいづつではあるんですけど、シャインマスカットを、2本、移植しました。 まずは、植える場所に、半径1mちょっと、スコップよりも長いくらいの半径で、深さ20cmくらいの穴を掘ります。 次に、移植する樹の回りを、植える場所と同じくらいの半径で、外回りを掘ってから、 深さ30cm〜50cmくらい、樹の下の方というか、根の下の方というか、掘って、掘って、ひたすら掘って、 根っこが全部見えて、樹を持ち上げることができれば、掘り方は終わりです。 樹を持ち上げて、枝が折れないように気を付けながら植える場所に運び、 最初に掘った穴に据えて、紐で、枝を、ぶどう棚に取り付けます。 根っこが見えないくらいに土で埋めて、水をたっぷりまいて土と根っこを馴染ませた後、 回りと同じくらいの高さになるように土で埋めます。
シャインマスカットの移植 シャインマスカットの移植
 根っこを掘ったり、埋めたりするのは、時間をかけてボチボチやれば、1人でも出来るんですけど、 運ぶとき、大きく広がった樹の枝が折れないように運ぶには、1人では難しくて、 今日は、3人に手伝ってもらって、4人で運びました。

 根っこを、できるだけたくさん付けた状態で移植したいんですけど、 3年目、4年目の樹でも、根っこは、何メートル伸びてるか分からないってくらいに伸びてますし、 全部の根を掘り出すのは、体力的に無理で、ある程度は根っこを切りながら掘り出してるので、 根っこを切ったのに見合った分だけ、枝も短く切り縮めます。 最後に、根っこの上に藁を敷けば、移植ミッション完了です。 枯れてしまうこと無く根付いてほしいです。
シャインマスカットの移植



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月19日)
 枯枝を切ったりって仮剪定したときに、枯枝ばかりで、どうしようもなく弱った若木があったんで、 「引っこ抜いて、移植したいくらいだけど、どうしたもんかなあ。」って眺めていたら、 幹に、仮剪定のときには無かったハズの大きなヒビ割れができてました。 仕方無くて、どうしようも無くて、掘って抜きました。
巨峰 巨峰

 スコップで根を切りながら、土を掘るんですけど、どうにも手応えが無くて、 予感通りに、根っこがダメになってて、壊死してる、細根が全く無いような状態で、引っこ抜けました。 根っこが働かないから、水分が無くなって、枯れて、割れた、ってことだと思います。
巨峰 巨峰 巨峰

 これが切り縮めてる最中の古木だったら、周りの若木を伸ばしてるときなので、影響は少ないんですけど、 これから大きく育てようって若木なもんですから、このまま、抜いたままにするわけにはいきません。 とりあえず、周りの古木を切り縮めるのは止めて、 どっからか、たぶん分園から、若木を抜いてきて、隣りにでも植えて、育てなおすことになります。

 本園の樹を移植できれば、人力で運べるんですけど、移植できそうな余分な巨峰の樹っての無いもんですから、 分園の樹を抜いて、トラックにでも積んで、運んでくることになります。 昔からやってるので、できないことはないんです。 でも、今は、高速道路の工事中で、 分園から本園への直通道路、周りが畑ばっかりの道路を通れなくて、ぐる〜っと遠回りしてるのです。 さて、樹を載せた状態で、周りに迷惑かけずに、遠回りの道路を通ってこれるかどうか、...とっても不安です。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年2月21日)
 分園トンネルハウスの巨峰の若木を、1本、掘り出して、本園に移植しました。 2月19日に、枯れ木を引っこ抜いたとこに、少し離したとこに植えました。
 移植するには、ちょっと年数が経ちすぎて、大きくなりすぎてましたけど、 強引にトラックに載せて、折り曲げるようにして、枝などを固定しました。 そして、高速道路の工事してるとこが通れないので、 ぐる〜っと集落内を遠回りして、運びました。 ま、なんとかなるもんですね。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月1日)
 分園トンネルハウスのビニールはりを準備をしてます。 ビニールを留めるスプリング配ったり、 巻取りパイプ、ハウスバンドの長さ、位置などをチェックしたり、 それに、「孫」と呼んでますけど、端っこの方で、畑の形に合わせて三角形になってる部分に、 ビニールをはったりしてます。 そして、あまりに錆びてるパイプは、取り換えました。 昨年、今年は、台風被害からの復旧のための修理代を、たくさん使ってますから、 お金のかかる修理は、できるだけ来年にまわしたいのです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月3日)
 二重ハウスのシャインマスカットの新芽がでてました。 巨峰よりも早いです。 ビニールハウスの中は、湿気だらけで、レンズも曇って、ほとんど撮れません。
シャインマスカットの新芽



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月4日)
 分園トンネルハウス、ロザリオビアンコの変形4棟に、ビニールを被覆しました。 いつもは、ビニールを被せたままで、取り換えないんですけど、 昨年は、台風で、網がひきちぎられて、ビニールが破れてしまいましたから、 網とビニールと、取り換えました。
 あまり風の無い日でしたし、2人に、手伝ってもらって、 夕方までに、網も、取り付けることができました。 下準備を少しづつ工夫してきてますし、多少は風があっても、 少人数でもビニールはりできそうな気がしてきました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月7日)
 いつもの手伝いさん達3人〜4人と一緒に、分園トンネルハウスのビニールはりを始めました。 ビニールを広げて、スプリング取り付けて、ハウスバンドで仮留めするとこまで、僕も一緒にやって、 後始末、仕上げは、手伝いさん達にお願いして、僕は剪定を続けました。

 昨年までは、3月11日の前後の風の無さそうな日を探して、 10人〜11人、お願いして、 朝4時起きで準備して、一日でビニールを広げて、 その後、数日で、ハウスバンド(紐)の結び直ししたり、後始末してました。 でも、今年は、風の無さそうな日が、あるにはあるんですけど、 いつも来て下さる方々が、ミカンの木の移植だったり、他の仕事だったりで、 その日には都合がつかなくて、 その方々が都合が良くなるころには、 ウチの手伝いさん達が、「孫のところに行かなくては。」などなど、都合がつかなくなってしまう、ということで、 ロザリオビアンコの棟のビニールはりと同じような方法で、やってみることにしました。 他のぶどう園さん達は、みんなやってることなので、できないことはないと思うのです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月10日)
 今日は、風がビュービュー吹いてる中で、ビニールを広げてました。 手伝いさん3人と、僕と、合計4人でした。 4棟、なんとか広げることができました。 何年か前、八代からハウス建込業者さんに来てもらってるころには、 こんだけ風があれば、14人くらいでやってても、パタパタして、ビニールが持ち上がって、 「また天気の良い日に。」って言って、帰ってもらったこともありました。 やり方次第ではあるのです。 まあ、でも、時間かかりました。 やっぱり、風が無い日が良いです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月13日)
 分園トンネルハウスの中で、2年目の巨峰の若木を掘って、古木の間に移植しました。 今日は、植え場所の穴掘りから始めましたから、 移植は、明日、3月14日まで、かかります。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月15日)
 無加温ハウスの巨峰の新芽です。 枝先端の新芽ですから、これから摘んでしまいますけど、 その前に撮りました。
巨峰の新芽
 いつもは、巨峰の新芽が出てくる時期は、地面にビニールマルチを敷き詰めていたんですけど、 最近は、ビニールマルチをして水を切ってる期間が長いと、 根を傷めてるんじゃないだろうかとか考えて、 ビニールマルチを敷き詰める時期を遅らせてます。 根っこには良いかもしれないけど、ビニールハウスの中の湿気がすごいので、 カビが発生したりしないんだろうかという不安があります。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月16日)
 分園トンネルハウスのビニールはり、ビニール被覆が終わりました。 赤嶺の棟には、網も被せました。 雨の日は、休みましたし、 風が吹いてるときには、ペースを落としましたけど、なんとかなりました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月16日)
 本園のシャインマスカットを、4本、掘り出して、 トラックに載せて分園に運び、巨峰の中に、赤嶺の隣の列に植えました。 この列には、今回移植したシャインマスカットの他に、 来年の春には、シャインマスカットの苗木を植える予定です。 シャインマスカットが育てば、占有棚面積が増えれば、巨峰が減ることになるんですけど、 台風対策で、ビニールをはりっぱなしで収穫できる品種を増やそう、 という計画をすすめてます。 昨年の台風被害が、ダメになった巨峰の量が、金額が、大き過ぎました。

 品種は、シャインマスカットを中心に考えて、注文してあるんですけど、 赤嶺の日焼け、縮果病、なんだか分からない症状を克服できないときは、 赤嶺を植えてある場所に、他の赤系の時期の遅いぶどうを植えて育てることも考えないとね、という課題もあります。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年3月25日)
 分園トンネルハウスの中にあった赤嶺の若木を、分園テラスに移植しました。
 狭いテラスのぶどう棚に押し込めるように剪定してますから、 新芽が出れば、花芽が付いてれば、元気過ぎるくらいなんですけど、 途中の枝が無くて、剪定が難しくなってきてまして、 花芽が無かったりして、余計に枝ばかり伸びて、 実を付けて育てるのが難しいので、 植え替えることにしたのです。
 古木が真ん中に植わってます。 これを抜いて、若木を植えた方が、後々の剪定や、肥料撒き、薬かけには良いんですけど、 今年の夏には、テラスの下の休憩所が、日陰にならなさそうなので、 古木は植えたまま、横に2本、若木を移植してきました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年4月21日)
 剪定が遅れたために、本園無加温ハウスの巨峰は、芽欠きも、誘引も、まったくしてなかったので、 枝がダンゴのようになってます。 巻き蔓を切って、枝を広げて、陽射しが当たるようにテープナーで留めているのですが、 花が咲いてしまってる房を扱うと、パラパラと粒が落ちてしまいます。 でも、このまま、陽射しが当たらない状態で花が咲いては、流れてしまいますし、 迷いながらも、やっぱり誘引してます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年4月22日)
 無加温ハウスの巨峰の花です。 昼間は、忙しさに気持ちが焦ってて、 なんとなく、デジカメを持ち歩く気分ではないもんですから、 夜、ゆっくりした時間になってから、LEDヘッドライトで照らしながら撮りました。
巨峰の花 巨峰の花



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年4月29日)
 無加温ハウスの巨峰の花です。 花が咲き終わって、粒々になってきました。 全部が咲き終われば、ビニールマルチは、取り去りたいです。
巨峰の花咲き終わり 巨峰の花咲き終わり

 同じ日、分園の巨峰です。 新芽が伸びるように、たっぷりと水をかけてるところです。
分園の巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年4月30日)
 無加温ハウスのクイーンニーナの苗木です。 この辺りに3本植えてあるんですけど、1本は、ヘナヘナって、なってしまってて、 もう1本も、ちょっと元気無さ気です。 たぶん、このまま枯れてしまって、残るのは1本、ですかねえ。
クイーンニーナの苗木



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月3日)
 二重ハウスのシャインマスカットです。 花が咲き始めたときは、ボロボロと花が落ちるのもあったんですけど、 わりと良い房型に粒が付いてくれたのも多かったです。
シャインマスカット シャインマスカット シャインマスカット

 同じ日のロザリオビアンコです。 こちらは、早いのと遅いのでは、ずいぶんと差があります。
ロザリオビアンコ ロザリオビアンコ



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月19日)
 無加温ハウスの巨峰です。
巨峰の実どまり



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月23日)
 二重ハウスのシャインマスカットです。 昨年と比べると、ずいぶんと状態が良いんですけど、 でもやっぱり、日焼けみたいなのと、ジベ焼けと、少しあるみたいです。
シャインマスカット シャインマスカットの日焼け シャインマスカットのジベ焼け



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月24日)
 いつも使ってるハサミとは違うんですけど、 ちょっと気分転換に、新しいハサミを買って、使ってみました。 ピンセットが付いてて、粒間引き、出荷前の選別用に、良さそうです。
ハサミ

 近正(CHIKAMASA)というメーカーのハサミです。 ステンレス製のぶどう鋏です。 今までは、サボテンってとこのステンレス製ハサミを使っていたんですけど、 ぶどう農家さんのお手入れビデオを見てたら、 このハサミを使ってらして、「試しに、ちょっと使ってみようかしら。」と思って、amazonで買いました。 amazonで買い物、ってことができるようになる前は、 道具などを教えてもらっても、 「便利そうなので、ちょこっとお試し買いして使ってみよう。」なんてことは、できなかったです。

 サボテンのハサミと比べると、ちょっと重たくて、 切るたびにシャキンシャキン、カチカチ音がして、にぎやかというか、 「仕事してるぞ」感があります。 手の部分、持ち手の部分から刃先までが、サボテンのハサミと比べると、 1cmくらい長いので、 花房切りとか、細かいのを切るときには、 サボテンのハサミの方が、狙い定めやすそうですけど、 近正は、切れ味が良いというか、感触が違ってて、 気分転換になります。 詰まった房を粒間引きするとき、腐れた粒をとりのぞくとき、 ピンセットが威力をはっきするんだと思います。
 手伝いさん達にも、「使ってみる...?。」ってきいたのですが、 いかにも仕事やってます感がする音が気になるのか、 誰も試そうとはしなかったです。

 何日か使ってみたんですけど、ピンセット付きのハサミを持ったまま、誘引しようと枝を扱うと、 ピンセット部分で、葉っぱを引っ掛けてしまって、葉っぱに穴が開いてしまって、 ...なので、今は、サボテンのハサミを使ってます。 霧島から見学に来られたぶどう農家さんも、近正のハサミを使ってるってことだったので、 慣れの問題なんでしょうけど、 慣れるまでに、どんだけの葉っぱが犠牲になるか分からない感じがしましたんで、 とりあえず、元のハサミを使うことにしました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月26日)
 二重ハウスのシャインマスカットです。 日焼けには、粒の表面温度、陽射しの強さも、少しは影響してるんだろうかと思って、 試しに、10房程度だったか、A4コピー用紙で、日傘を付けてみました。 「日焼け」とは言ってますけど、房の一番上の粒じゃなくて、真ん中くらいの粒がやられたりしてますから、 陽射しが当たる、当たらないの問題だけではない、とは思うんですけど、 ま、藁をも掴む、って感じです。
シャインマスカット

 二重ハウスのロザリオビアンコです。 多分、一番大きいくらいの房だと思います。 1回目の粒間引きをしたんですけど、 お盆前に収穫するためにも、最大50粒、60粒程度にしますから、 まだ間引かないと、ですね。
ロザリオビアンコの1回目粒間引き後

 ロザリオビアンコにも、日焼けがでてきました。 試しに、シャインマスカットと同じ日傘をつけてみました。
ロザリオビアンコの日焼け



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年5月28日)
 無加温ハウスの巨峰です。 ところどころ、色着いてきました。 鳥に狙われるくらいの色になる前に、袋かけしたいです。
巨峰の着色

 無加温ハウスの中の赤嶺です。 相変わらず、今年も、実どまりは、良かったです。 でも、今年も、日焼け、縮果症、がでてきてます。 今のところは、昨年と比べるて、ちょっと軽い感じではあります。
赤嶺 赤嶺

 分園トンネルハウスの巨峰です。 大きな房、長い房が、実どまりしてます。
巨峰の着色 巨峰の着色



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月1日)
 無加温ハウスの巨峰です。 偶然にも...?、5月28日に撮ったのと同じ房だと思います。
巨峰の着色

 二重ハウスのシャインマスカットです。 酷くはないんですけど、やっぱり、日焼け、縮果病みたいなのがでてます。 偶然、気のせいかもしれないんですけど、 日焼けした粒を間引いて、A4コピー用紙で日傘付けた房は、 その後は、日焼け粒が出てきてないように、思います、思えます、思いたい気がします。
シャインマスカット シャインマスカット

 二重ハウスのロザリオビアンコです。 葉っぱが少なくて、陽射しが当たりやすい辺りにある房なんですけど、 一番上と一番下の粒が、日焼けしてますね。 試しに、A4コピー用紙で日傘を付けてみました。
ロザリオの日焼け

 無加温ハウスの赤嶺です。 昨年と比べると、ずいぶんと少ないんですけど、 枝に元気が無くて、葉っぱが少ない部分に、日焼け、縮果病がでてます。
赤嶺の日焼け



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月3日)
 無加温ハウスの巨峰です。 袋かけです。
巨峰の袋かけ 巨峰の袋かけ 巨峰の袋かけ



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月6日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。
巨峰 巨峰

 分園の巨峰は、樹勢が、元気があるみたいで、たくさん生らそうと思えば、 できないこともないんです。 でも、本園の巨峰が、袋数にして1割ほど少なかったものですから、 お客さんの購買の勢い次第ですけど、平年並みに順調に販売できれば、お盆前に、本園の巨峰が足りなくなるのです。 お盆に休むわけにはいきませんから、「分園の巨峰を、それに間に合うように。」ってことになると、 早く色着くように、房数を少なくしないといけない、ということにもなるのです。 まずは、粒の大きくなり加減や、枝の太さ、長さを見ながら、いつものように摘果してますけど、 何本かの木に対しては、早く色着くような、摘果をしないといけないかな、と思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月9日)
 分園トンネルハウスの赤嶺です。 実どまり良くて、房型の良いのが多くて、摘果したくない感じでしたが、 このままでは重量がありますから、房数を減らしたんですけど、 日焼け、縮果病が、ちょっとづつ見えてきてます。 でも、昨年と比べると、ずいぶんとマシです。
赤嶺 赤嶺の縮果病

 朱色、茶色になって、凹んでるのが、何粒もあるのです。 全体的には、良い状態で、実どまりしてるんですけど、 房型も大きいんですけど、この点々が、問題です。 5日に、ちょこっとだけ摘果したときには、気にならなかった、 気が付かなかったんですけど、昨日、そろそろ摘果しようかと見に行ったら、 点々とあるのです。
 今のところ、点々が割れるわけでもなく、汁がでるわけでもないので、 日焼け、打ち身、そんな感じだろうかと思うんですけど、 どうにも気になります。 種の入ってない小粒に、この点々ができるんだったら、 どうせ粒間引きしてしまいますから、問題ないんですけど、 残すはずの粒に、種の入ってる大きい粒に点々が入ってるので、 最終的には、間引いてしまわないといけないんですけど、 あんまりたくさんあると、手間もかかりますし、房も小さくなりますし、 ここ数年、赤嶺には悩まされます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月16日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 袋かけが終わりました。 昨年も、ずいぶんと房数を減らしんですけど、 今年は、一部分を、シャインマスカットに改植し始めたこともあって、 その昨年よりも袋数が少なかったです。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月17日)
 いつも使ってるハサミです。
ハサミ

 サボテンってメーカーのハサミです。 ハサミの刃の部分が短いので、手から目標物までの距離が短くて、 細かい目標物に狙い定めて切りやすいです。 僕が使ってるのは、緑色ですけど、 (最初に、2個、amazonで試しに買ったのです。 みんなに使ってもらって、好評だったので、 人数分、それと予備と、買いました。) 同じ型で、ピンク色がありまして、 手伝いさん達には、ピンク色を使ってもらってます。 緑の多い畑では、落としたり、どっか置いたりしても、ピンク色が目立ちます。

 同じハサミを2つ持ってまして、使ってまして、 正確に言うと、写真のハサミは、「いつも使ってる」わけではないのです。 いつも使ってるのは、最初に注文して買ったハサミで、 今年の緑色の柔らかい部分だけじゃなくて、 昨年の木になった硬い枝も切ったりしますし、 たまには、針金にも当たったりして、 だんだんと、刃の重なりがづれてくるというか、隙間ができてくるというか、 細かい部分とか、柔らかいものを切るときには、 切れずに間に挟まる感じになるんです。 ですから、いつもは、固いものもお構いなしに切るハサミを使ってて、 花房切りとか、幼果の粒間引きとか、細かい柔らかいものを切るときは、 この写真のハサミの出番なのです。 いつもは、腰にさげた道具入れに、 テープナーの予備のテープなどと一緒に入れてあります。
 いつも使ってるステンレス製のハサミ、ハードに使ってるハサミの刃の黒い部分は、 シブが付きにくいフッ素コートなんですけど、 そのフッ素コートがとれてしまって、ステンレス色になってます。

 ステンレスのハサミなので、砥石で研いで手入れする、ってことはないんですけど、 農機具用の漂白剤みたいなのがありまして、 刃先にスプレーして、シブをとって、動きを良くしてます。 持ち手の部分の汚れが目立ってきたら、 たまには、ハサミごと、キッチンハイターに浸け置きしたりもします。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月20日)
 昨年の6月は、晴れた日、雨が降らなかった日は、2、3日くらいでしたが、 今年は、晴れ間はあります。 気温が高すぎて、巨峰、ロザリオ、赤嶺、シャインマスカット、 どれもこれも、少しづつは日焼けして、困ったもんです。 水回り時期(固かったぶどうの粒が、水分多くなって、柔らかくなる時期)になると、 多少陽射しが強くても、日焼けの心配はなくなるのですが、 巨峰以外は、まだまだ、そんな時期にはならないです。

 日焼け起こすくらいに天気が良いからと言って、雨が降らないかと言うと、そうでもなくて、 昨日、今日は、すっごい雨で、雷もなってて、 暗くて、キズ、凹み、腐れがある粒が分かり難い、粒間引きしにくい、ってことで、 手伝いさん達は、午前中だけ仕事して、 昼ご飯を食べた後は、「雨が降るにしても、もちょっと明るいときに、 見やすいときにやりましょうか。」ってことで、帰ってしまいました。
 僕は、その粒間引きの前の仕事、摘果、房ごと間引く仕事をやっているんで、 追い付かれないように頑張らないといけなくて、 あまりの豪雨のとき、見えにくいときは休憩しながら、 本園テラスの赤嶺の摘果を頑張りました。 まだ、終わらないです。 脚立乗り降りしながらだと、なかなか進まないです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月23日)
 巨峰は、色着きが進んでます。 7月20日頃には収穫を始めたいので、早く色着くことは、良いことなんですけど、 色着きが進んでいるだけに、ビニールをはいで、雨が当たると、 パッチンパッチンはじけて、粒が割れてしまう危険性も大きくて、 いっそのこと、ビニールをはがずに収穫してしまおうか、 という話もでてきました。
 昨年の今頃は、雨ばっかりの毎日の湿気で、粒が割れてしまって、 何度も果袋を取り替えていたんですけど、 今年は、割れた粒もなくて、きれいなんです。
 色着きが止まってしまいそうなら、ビニールをはぐしかないんですけど、 これまでは、毎年、ビニールをはいでから着色が進んで、収穫を始めていたので、 ビニールをはがないまま収穫開始なんて、なんだか落ちつかない感じです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月25日)
 本園無加温ハウスの巨峰です。 色付きの進行具合を見るために、いくつかマークつけて、気が向いたときに、袋を取って眺めてます。
巨峰 巨峰

 二重ハウスのシャインマスカットです。 対象物が無いので、分かり難いですけど、水回り時期に入ってきてて、 粒が膨らんできました。 もちょっと軸が伸びれば良かったんですけど、 粒が詰まり過ぎてて、間引くに間引けませんし。
シャインマスカット

 分園トンネルハウスの赤嶺です。 粒間引きした後、少しですけど、日焼け、縮果病がでてきてます。 このくらいで治まってくれれば、縮果病の粒を切り落としても、 なんとか良い房型のものが残ると思います。
赤嶺の縮果病



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月28日)
 今年は、脇芽をほったらかしだったので、 元気の良い巨峰の若木は、脇芽が伸び放題で、葉っぱが重なってしまってます。 頑張って、脇芽を切ってます。 脇芽が多いと、成長すると、栄養分を使われてしまいますし、 暗くなって、本葉に陽射しが当たらなくて、実が太りませんし、色着きが止まってしまいますし、 ですから、脇芽は、残しとくわけにはいかないんですけど、 急激に大量に切ることになってしまって、なんだか不安もあります。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年6月29日)
 二重ハウスのロザリオビアンコです。 水回り期に入った房は、粒が膨れてきているんですけど、 遅くに花が咲いた房や、細い枝の房は、袋かけの後に日焼けがでたようで、 なかなか粒が大きくならないでいます。
ロザリオビアンコ

 分園トンネルハウスの巨峰です。 袋かけしてあるので、全体的には、どの程度なのか分からないんですけど、 陽当たり良い辺りの袋をとってみたら、色着きが始まってました。 袋かけするときには、色着いた粒は見かけなかったので、 その後に色着き始めたってことで、ちゃんと動いてて、止まってるってことはなさそうです。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月2日)
 本園無加温ハウスの巨峰です。 6月25日に撮ったのと同じ房です。
巨峰 巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月2日)
 今年も、2月19日を最後に、体調維持を理由に、ぶどう園日記を更新してなかったんですけど、 テラスの赤嶺以外は、袋かけまで終わりましたし、 そろそろと思って、デジカメ写真の整理から始めました。 いつものように、夏休みの日記のように、思い出しながら書いてみようと思います。 出来上がってからホームページにアップしようと思っていたんですけど、 フェイスブックからアクセスして下さる方もいらっしゃるようで、 写真だけの状態ですけど、とりあえず...。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月8日)
 二重ハウスのロザリオビアンコです。 6月29日のと同じ房です。 違い、成長は、ちょっと分かりませんね。
ロザリオビアンコ

 本園無加温ハウスの巨峰です。 色付きの進行具合を見るために、いくつかマークつけて、気が向いたときに、袋を取って眺めてます。
巨峰 巨峰

 二重ハウスのシャインマスカットです。 違い、成長が分かりづらいですけど、6月28日に撮ったのと同じ房です。 たぶん、熟してきたってこともありますけど、何度何度も、袋をとったり付けたりするので、 一番上の粒が擦れて、カスリ模様がでてきてしまってます。 気になって眺めるのも、いい加減にしないといけません。
シャインマスカット

 無加温ハウスのシャインマスカットです。 この房の写真を始めて見た方には、バラ房、貧相な房に見えると思いますけど、 無加温ハウスの入口辺りにある、この房を、もっと粒が小さい頃から見続けてる僕には、 「なんだか粒が大きくなってきてて、粒の間が詰まって、房っぽくなってきた。」と思えてしまうのです。 「もしかして、熟すころには、もちょっと詰まるのか...?。」と思って、撮ってみました。
シャインマスカット



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月10日)
 昼間に事務所にいますと、問い合わせの電話があったり、 この土日などは、お客さんが来られたりしました。 それに、メールでの注文もありました。 ありがとうございます。

 今年の梅雨は、大量の雨は降っているんですけど、 昨年と違って、途中、梅雨のわりには天気が良い日がありましたから、 巨峰の色づきも早かったんです。 でも、梅雨があけないと、ビニールをとれなくて、 (ビニールをとった直後に、今朝みたいな大雨が降ると、 パッチンパッチン、割れてしまいます。)、 本格的な収穫が始められないのです。 10日間天気予報の雨予報続きを見てると、ビニールはりっぱなしで収穫を始めようか、 ということも考え始めてますが、 いつもの収穫開始は、7月20日くらいからですから、 もうしばらく考えます。

 メールの返事にも書いたんですけど、 ぶどう園では、まだ生産の仕事の最中で、 販売用の道具、発送伝票なども、しまい込んだままで、 僕の頭の中も、販売モードにはなってないのです。 今は、畑仕事と、天気予報チェックを頑張ってますので、もちょっとお待ちください。

 無加温ハウスのシャインマスカットの脇芽を、摘んでます。 左側は、摘む前、右側は、摘んだ後、です。
 かなり、地味〜な仕事です。 でも、脇芽が伸びるために栄養が使われるくらいなら、 粒が大きくなるように、その分の栄養を使ってほしい、そう思って摘んでます。 シャシンマスカットは、樹勢が強くて、枝が伸びるのが速くて、 放っておくと、気づかないうちに、1mとか、すぐに伸びてしまいます。 暗くなるので、その伸びた脇芽を切るんですけど、 こんだけの枝の細胞が、果袋の中に、粒の細胞になってくれてたら、 どんだけ大きな粒に、大きな房になっていたんだろう、そんな気がするもんですから、 脇芽は、大きく伸びないうちに摘みたいのです。
シャインマスカット シャインマスカット

 もちろん、巨峰、ロザリオビアンコ、赤嶺の脇芽も、頑張って摘みます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月11日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 色付きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮りました。
巨峰

 左側は、ちょっとだけ角度が違いますけど、たぶん、6月29日に撮ったのと同じ房だと思います。 近くにあった色着きが進んでつ房も、撮ってみました。
巨峰 巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月12日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 撮影用に果袋を破いて中身を見せたわけじゃなくて、 カラスに破かれた状態です。 この房は、全体緑色だったんで、食べなかったんだろう思いますが、 もちょっと色着いた房は、食べられて、傍には、皮が、吐き捨ててありました。 写真のように、幹の上、足場の良いとこが狙われてます。 ...数が多いので、果袋の交換も、なかなか大変です。
 いつもは、ビニールを被覆してる間は、あんまりカラス被害ってないんですけど、 今年は、熱さから守るために、谷換気を大きく開けてるので、入って来やすいんでしょうか。 ひじょーに困った、です。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月13日)
 昨日と今日の午前中に、分園の巨峰の脇芽を切りながら、 カラスの被害に気付いたときには、果袋を交換してました。 午前中に果袋を交換した辺りで、午後には、けっこう色着いた房、2房、まるごと地面に落ちてました。 軸に、何カ所もクチバシの跡がついてました。 ほんとに、こまったもんです。
 僕じゃあないんですけど、もったいないからって、食べてみたらしくて、 7月11日の写真くらいのピンク色と茶色の間くらいの色着き方で、まあまあの甘みがあって、美味しかったらしいです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月14日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 色付きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮りました。 11日と同じ房です。 あんまり変わってないような、ちょっとだけ色が濃くなったような、です。 ま、三日経っただけですからね。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月18日)
 本園の巨峰部分のビニールを取り外しました。 一昨日の夜、ビニールを取り外そうと決めて、あちこちに連絡したときの10日間天気予報では、 まだ雨が続きそうな、晴れてきそうな、という予報でしたけど、 陽射しが照り付ける中で、汗かきながらビニールを取り外した後、 夕方には、「梅雨明け」になってました。
巨峰 巨峰

 明日の7月19日は、分園のトンネルハウスのビニールを取り外して、 20日は、熱中症寸前の体を休めて、 21日からは、ボチボチと、こっそりと、収穫を始める予定です。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月21日)
 電話の問い合わせには、そう答えていたんですけど、 予定通り、今日から、こっそりと収穫を始めました。 来て下さった方々、ありがとうございました。 ...とは言っても、ほとんど準備できてなかったので、 小屋の片づけ、売り場作りをしてる時間が長かったです。 明日からは、注文を受けた分の発送を始めたいと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月22日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 色着きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮ってます。 11日、14日と同じ房です。 午前中に撮ったんで、逆光で、ちょっと分かりづらいですけど、 直射日光と、夜の涼しさで、色着きが進みました。 19日に、ビニールを剥いだ直後にも見てるんですけど、 こんなには色づいてなかったように思います。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月23日)
 二重ハウスのシャインマスカットです。 表面には、ソバカス模様が表れてきて、 この木の他の房を食べた感じでは、だんだん甘くなってきてます。 このくらいの甘みを好む方もいらっしゃるんだろうけど、とは思うんですけど、 試食収穫担当の好みには合わないみたいで、なかなか収穫が始まらないです。
シャインマスカット



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月24日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 色着きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮ってます。 11日から撮り続けてる房です。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月26日)
 分園トンネルハウスの巨峰です。 色着きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮ってます。 11日から撮り続けてる房です。
巨峰


 また、パソコンが壊れてしまいました。 いつもは、ハードディスが壊れて動かなくなる、というパターンでしたけど、 今度は、珍しいことに、画面です。 画面の90%くらいが、白黒のような、暗い色になってしまいました。 文字も読めますし、使えないことはないんですけど、 かなり目が疲れますから、しばらくは、ぶどう園便り、熨斗紙などの印刷だけにしとこうかと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年7月28日)
 今朝の新聞に、折り込みチラシを入れてもらいました。 チラシのちょうど良いタイミングって分かりませんけど、 本園の巨峰は、ある程度、色着きも良いみたいですし、 スタッフも、だんだんと販売に慣れてきましたし、8月も間近になってきましたし、 これ以上遅らせるわけにはいかない、ってタイミングでした。 お盆に向けて頑張ります。

 分園トンネルハウスの巨峰です。 色着きを、変化を確認できるように、 出入り口に近いとこにある房に、印を付けて、デジカメで撮ってます。 11日から撮り続けてる房です。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月1日)
 二重ハウスのシャインマスカットを、試食しながら、少しだけ採りました。 数房は、楽に採れたんですけど、やはり全体的に味が来てるわけではないみたいで、 数日間、採るのを休むことにしました。

 本園の巨峰は、早い時期から色着いてましたから、採り始めたときから、けっこう甘かったです。 でも、房数(袋数)は、昨年よりも1割くらい少ないですから、 お盆前には無くなってしまうかもしれないのです。 そのときに、収穫、販売を中断しなくても良いように、分園の巨峰も早く色着くように、 脇芽を切り落として陽当たり良くしたり、早朝などの時間帯に頑張ってましたが、 なかなか進まないので、午後になってから、時間を見つけて、脇芽欠きに行ってもらうことにしました。

 雨が降らない日々が続いてます。 ビニールをはいで以降、ほとんど、まったく、雨が降ってないような気がします。 昨年も、天気続きで、本園の巨峰は、軟くなってしまって、販売できなかったのを思い出します。 昼間は、ぶどう狩りの邪魔になってりしますし、 撒いても撒いても、すぐに蒸発しそうな気がしますから、 夕方から朝まで、スプリンクーラーを動かして、水をかけることにしました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月2日)
 ちょっとづつですけど、二重ハウスのロザリオビアンコの収穫を始めました。 巨峰も、そうでしたけど、二重ハウスのロザリオビアンコも、房型が小さいようです。 粒を間引きすぎたわけではないと思いますが、1kgを超えるような房は、ここには見当たらないです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月6日)
 地方発送の予約注文を受けていたこもあって、二重ハウスのシャインマスカットを採りました。 ここには、木が1本しかないので、残り少なくなってしまいました。 無加温ハウスのシャインマスカットが美味しくなるまで、販売中止して、待ってるしかないです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月17日)
 本園の巨峰は、お盆休み期間を前にして、大きな房がなくなってしまって、ぶどう狩りも、遠慮しながら案内してる状態でした。 デイサービス施設からの予約も入りましたので、昨日の夜に荷物運び、引っ越しをして、 今日からは、分園で営業してました。
 分園の休憩所は、涼しいです。 昨日までは、一日に、10回くらい、ティーシャツを着替えてましたけど、 今日は、朝の荷物運びと、駐車場の旗立てと、夕方の手入れのときに、汗かいて着替えただけでした。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月24日)
 昨年の今頃は、強い台風がきて、巨峰が落ちてしまったり、 ロザリオと赤嶺のビニールが吹き飛んだり、テラスの屋根材や小屋のスレートが吹きとんだり、したんでした。 今年は、暑さが厳しかったり、水が足りなかったりで、大変なこともありますけど、 今のところは、こちらには台風が来ないですし、 雨が降らないので、施設からの方々も、車の乗り降りがし易いですし、 販売場所としての環境は良いです。
ぶどう狩り

 販売場所としての環境は良いんですけど、収穫量としては、かなり厳しそうです。
 あまりの暑さのためか、昨年の台風被害の影響なのか、分かりませんけど、 本園の巨峰は、房数を少なく制限したにも関わらず、粒の肥大が少なくて、房型が小さくなってしまって、 ただでさえ量が少なかったのに、 実が軟くなったり、枯れ落ちたりする房もあって、 例年よりも、1週間以上、早く終わってしまいました。 今は、分園のトンネルハウスの巨峰を収穫してますけど、今の時期にしては、極端に残りの袋数が少ないです。 9月10日くらいまでは、施設から予約があったり、学校給食があったりしますから、 なんとか、足りてほしいなあ、と思いながら畑を眺めてます。
 ロザリオビアンコは、二重ハウスが、暑さのための日焼けが多くでた影響をひきづってか、 粒が大きくならない、房型が大きくならない、という状況で、量が少なかったのです。 ただ、日差しと暑さのためか、いつもは9月、10月に収穫する、無加温ハウスのロザリオビアンコが、 早くに美味しくなってくれたので、お盆前後に収穫できて、助かりました。 でも、量が少なくて、早く終わってしまって、しばらくは、ロザリオビアンコの出荷は中止してましたけど、 数日後には、分園トンネルハウスのロザリオビアンコの収穫を始められそうです。 ここのロザリオビアンコは、例年通りのくらいの出来は期待できそうです。 でも、二重ハウス、無加温ハウスのロザリオビアンコがなくなってますから、 いつもより早くに終わってしまいそうです。
 シャインマスカットは、お盆くらいまでは、少しづつ採ってましたけど、 お盆過ぎくらいからは、楽に採れるようになりましたから、 ロザリオビアンコの収穫を中止してる間は、 巨峰との詰め合わせとして、シャインマスカットを発送していました。
 赤嶺は、あまりの暑さのためか、いつもよりも色着きがにぶいようで、 施設の方々に、おやつとして少しづつ出してるだけで、まだ販売できていないです。 晴れ続きのおかげで、袋の外から見た範囲では、腐れたりはなさそうですけど、 色着いて、収穫が始まってみないと、袋の中の状態は分からないです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年8月26日)
 少しづつですけど、分園トンネルハウスのロザリオビアンコが、採れる味になってきたようですから、 ロザリオビアンコの箱詰め、地方発送を再開しました。

 今日の午前中には、愛育保育園の園児さん達が、ぶどう狩りに来てくれました。 まずは、元気よく挨拶してくれました。
 試食のときには、昨年までは、果汁を垂らしながら、手できれいに皮をむいてから、口に入れてる子もいました。 そんな子が多かったようにも思います。 今年は、最初に、先生が、口の中に丸ごと入れて、皮だけをつまみ出す食べ方の見本を示されてから、 みんな食べ始めました。 みんながみんな、上手くできてたかどうかは分からないですけど、 やってみたらできたとか、 8粒食べる間に、上手くできるようになったとか、そんな子もいたと思います。
 種無しぶどうとか、皮ごと食べるぶどうとか、流行ってきてはいますけど、 種のある普通のぶどうを、舌で種をより分けて出して、普通に食べれるようになってた方が良いんじゃないかと、僕は思います。 この時間帯、何をやっていたんだか、バスを見送った後に気が付いたときには、まったく写真を撮ってなかったです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月1日)
 巨峰の残りが少なくて、着色も追いつかない状態です。 そして、残り少ないと、着色せずに過熟な状態になる房も増えてきて、粒落ちが増えてきますから、 基本的には、巨峰の地方発送は、今日で終わりにして、他のぶどうで注文して下さるようにお願いしてます。 でも、そうは言っても、説明しても、「やっぱり巨峰が美味しい。巨峰が良い。」って方は多くて、 ご家族とか、近しい方に送る分には、「粒落ちが多かったりしますよ。」ということを了解してもらったうえで、 地方発送の注文を受けることにしてます。 巨峰の地方発送を中止する代わりに、ってこともあるんですけど、 日当たりの良いとこに生ってる赤嶺が色着いてきてますから、赤嶺の地方発送を、ボチボチと始めることにしました。

 毎日、デイサービス施設の方々も、来てくださってます。 予約の問い合わせのときには、「台風の心配もありますし、ぶどう、巨峰の状態を考えると、 ちょっとでも早い時期がおすすめなんですけどね。」って答えるんですけど、 毎年の行事予定の都合だったり、暑さが落ち着いてからってこともあって、 出水市以外からは、9月になってから来られるとこが多いです。 いつもなら、9月中旬までは、台風が来ないかぎりは、量的な心配はしないんですけど、 今年は、どうにもこうにも少ないもんですから、予約の最後まで巨峰があるか、ホントに心配してます。
ぶどう狩り

 今日は、今シーズン最初の学校給食でした。 僕が小学生の頃は、始業式の日ってのは、宿題を提出したりした後は、半日で帰りでしたから、 この日に給食があるってのは、信じがたいことなんですけど、 今日の小学校では、毎年、始業式の日にって、注文して下さいます。 巨峰の残りが少ないので、心配したんですけど、どうにか準備して配達することができました。 この小学校では、9月中に、もう1回、ありますから、 そのときは、巨峰じゃなくて、ロザリオビアンコとか、他のぶどうになりそうです。
 来週は、学校給食が多い1週間なんですけど、巨峰の量と着色が心配なものですから、 「巨峰がないときには、他のぶどうでも良いですか...?。」って、お願いしてた今日でした。 電話したときは、今の残り量を心配してのことだったんですけど、 昼頃くらいからだったか、NHKのデータ放送で、台風12号の進路予想図が表示されるようになって、 これは、台風で巨峰が落ちて落ちてしまったときのことも考えないといけないなあ、ということになりました。

 昼間は、分園に居るもんですから、パソコンで予想進路図を見るっことができないのです。 それに、スマートフォンユーザー優遇の社会では、 普通の携帯では、台風の予想進路図も見れなくなってしまいましたし、 雨雲の動きもそうなんですけど、NHKのデータ放送が頼りです。 台風12号には、どうにかして、ちょっとでも右側を通ってくれないかなあ、って願うばかりです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月2日)
 台風12号の予想進路図は、昨夜の今頃と比べると、だんだんと危ないコースになってきたような気がします。 勢力も、予想通りに、強くなってきてます。 昨年の台風と比べると、大きくはないので、 ちょっとヅレてくれると、地図上で数センチずれてくれると、ずいぶん違うんだと思います。
 携帯のtenki.jpで、出水市のピンポイント予報を見ると、日曜日に風速13mとか書いてありますが、 パソコンで、同じtenki.jpで、出水市のピンポイント天気を見ると、 日曜日に、風速4mって書いてあって、 あまりに違いすぎて、どっちなんだろう、って思ってしまいます。 できれば、パソコン画面で見てる、風速4mくらいにしてくんないかな〜、ってお願いしたいです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月3日)
 携帯のtenki.jpも、パソコンで見るじtenki.jpも、出水市のピンポイント天気は、 日曜日も、月曜日も、最大で風速5mくらいが書いてあって、 台風の日ってよりは、普通に雨が降る日、くらいの予想になってきてます。 でも、台風予想進路図では、暴風域をともなったまま、この辺りを、横を通り過ぎそうですし、 テレビのニュースでも、警戒を呼び掛けてます。 tenki.jpのピンポイント天気の通りに、暴風が吹かずに通り過ぎてくれるんなら、 こんなことしなくても良いんだけどなあ、と思いながらも、 シャッター閉めたり、雨樋閉めたり、小屋の中の紙類にはブルーシートかけて、 パソコン含めた電気製品は、ビニール袋の中に入れます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月4日)
 台風12号が通り過ぎていきました。 朝、雨音がしなくなってから起きだしたんで、そう思っていたんですけど、 家の雨樋を開けて、小屋のシャッターを開けて、 それから、分園に行って、売り場に広げてたブルーシートなどを片付けて、 宅急便の旗を元通りに立てて、 テレビのデータ放送を見たら、まだ下の方、南側に居ました。 真横にも来てなかったのです。 海岸線から離れたとこを通ってくれてたのと、勢力が弱まってくれてたことで、 風も弱くて、雨も降ってなくて、通り過ぎてしまったと思ったのでした。
 夜になった今現在、やっと真横あたりに来たみたいです。 風は強くないですけど、土砂降りの雨が降り始めて、降り続いてます。 夕方までは、巨峰も、風に落とされることもなかったと思いますけど、 ずっと乾燥してた地面に、夜になってからの大量の雨で、 ただでさえ残り少ない巨峰に、どんな影響がでるのか不安です。

 今日は、手伝いさん達もお休みしてもらって、休業日にしていたんですけど、 明日の学校給食の予約があったものですから、分園に行って、 台風対策からの復旧、売り場の片づけなどをやってました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月5日)
 巨峰は、台風12号に痛めつけられることはなかったんですけど、畑には、ほとんど残ってないです。 明日にも無くなってしまうと思いますから、ホームページでは、「巨峰は終了」ということにします。 学校給食の予約注文は、ロザリオビアンコに切り替えていただき、 販売は、ロザリオビアンコと赤嶺だけになります。

 元々の袋数が少なかったですし、 高温障害なのか、水不足なのか、天気が良すぎて過熟なのか、軟くなってしまったり、選別のときに粒落ちしたりなどが多くて、 製品にできないものが多かったんだろうとは思います。 それにしても、台風被害も無いのに、こんなに早く無くなってしまうとは、どうにも理解できないです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月7日)
 昨日で、ホントに巨峰が無くなってしまいました。 予約されてた施設の方々は、巨峰目当てだったり、 事前に、ご家族から巨峰で注文を受けてらして、他のぶどうを買うわけにはいかないなど、 ぶどう狩りを中止されたとこもありましたけど、 ほとんどの施設は、「ぶどうなら何でも。」ってことで、予定通りに来られました。 ありがとうございます。
ぶどう狩り

 利用者の方々からは、「やっぱり巨峰は残ってないの...?。」って言われて、 できれば巨峰が良かったんだなあ、って、ヒシヒシと感じてます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月8日)
 小学校、中学校の給食も、給食室の先生に事情を説明して、ロザリオビアンコで準備しました。 「巨峰以外の給食は初めて」って学校もありましたけど、 「子供達にも、先生方にも大好評でした。」というファックスを送ってくださったとこもあって、 喜んでいただけたようです。
ロザリオビアンコの給食

 昨年までにも、9月の中旬以降の注文で、巨峰が無かったり、 2回目の注文で、同じものよりは違ったぶどうをってことで、ロザリオビアンコで給食の準備をしたことがあるのです。 そのときには、ロザリオビアンコの粒が小さかったのか、巨峰の粒が大きかったのか、 同じ粒数だと、巨峰よりもロザリオビアンコの方が軽いのです。 なので、単価が高くても、重量が軽かったので、金額としては、そんなに高くならなかったんです。 でも、今回は、ロザリオビアンコの粒が大きかったのか、水分が多かったのか、 ほとんど巨峰と同じ重さになってしまいました。 普通に計算すると、ずいぶん金額が高くなってしまうなあ、 毎年の巨峰の金額で予算を考えてらっしゃるだろうなあ、と思って、 巨峰で準備したときと同じ金額にしました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月9日)
 ぶどう狩りに来られた施設の方から、お土産をいただきました。 ありがとうございます。 かなり大きなどら焼きが、たくさん入ってました。 僕が食べたのは1個だけですけど、減り続けてた体重が、少し戻りました。
おみやげ おみやげ



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月10日)
 巨峰が無くなって、ぶどう狩りができなくなりましたし、 広い休憩スペースが必要な施設の方々の予約も、ほとんど終わりましたから、 分園で営業してる必要は無くなりました。 朝晩の荷物運びも、時間かかってますし、 時間が細切れになって、思い切った畑仕事もできませんから、 また引っ越しして、来週からは、本園で営業しようと思います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月11日)
 この辺りでは、運動会シーズンです。 今日は、中学校の運動会でした。 運動会前日は、お弁当用にってことで、家庭用袋入りを買いに来られる方が多いんですけど、 運動会当日は、毎年、お客さんが少ないです。 それに、明日からは、秋雨前線の影響で、雨が降る毎日になりそうな天気予報ですから、 運びやすい晴れた日のうちにってこともあって、 昼間のうちに、本園への荷物運びを始めて、 夜になってから、営業に直接必要な機械、道具類を、本園の小屋の中に運び込みました。 明日の朝、みんなで売り場を作って、本園での営業を再開します。

 この数日の昼間は、防風林に巻き付いてしまってるカズラを切ったりもしていたんですけど、 てっぽう虫が食いついてる枝を見つけては、駆除してます。 木クズ混じりの糞が付いてる枝を見つけて、この糞を取り除いて、 枝の中に空洞ができてしまってますから、 細い針金を入れて、奥まで入れて、幼虫に刺さるまで入れて、駆除します。
てっぽう虫 てっぽう虫の幼虫
 この辺りでは、ぶどう園でも、ミカン園でも、「てっぽう虫」と言ってますけど、 カミキリムシの幼虫のことです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月19日)
 台風16号が近づいてきてます。 携帯のtenki.jpで、出水市のピンポイント予報を見ると、今夜、深夜に風速13mとか書いてあります。 でも、パソコンで、同じtenki.jpで、出水市のピンポイント天気を見ると、 風速9mって書いてあって、 あまりに違いすぎて、どっちなんだろう、って思ってしまいます。 台風12号のときは、パソコンのtenki.jpの方が当たったんでした。
 今の予想進路図の中心を通って行くなら、出水市は、台風の左側になりますから、 そんなに酷い被害にはならないだろうとは思うんですけど、 過去には、海岸まで来てから、上陸するのを嫌がって、海岸沿いに滑るように北上して来て、 出水市の辺りを通って行った台風もありましたから、心配は続きます。
 目の前の農家さんのビニールハウスは、中に作物がないこともあって、 今日の午前中に、取り外してしまわれました。 ちょっと離れたとこにあるミニトマト農家さんのビニールハウスは、 中に作物、というか苗かな、植えてあるので、取り外すに取り外せない時期なんだろうと思いますが、 どうされるんでしょう...?。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月20日)
 深夜に、台風16号が通過していきました。 「近づいてくるときには、だんだんと勢力が弱まってくるだろう。」なんてことを期待していたんですけど、 勢力が弱まることはなかったです。 予想してたよりも風が強くて、雨戸を閉めてても、ゴーゴーって音が聞こえてました。 出水市の下の方を通るコースで、暴風域にかかるか、かからないかくらいに離れて通ってくれて、助かりました。

 昨年の台風で破けて、今年になってから張り替えてもらった、 鉄塔の上のテント生地の看板が、 破けたわけではないみたいですけど、 取り付けてた紐が切れたみたいで、パタパタしてました。 建物的な被害は、これが一番大きくて、 ビニールハウスの巻き取りパイプも、一か所、折れてましたけど、 これは、台風前に、錆びて折れてたのを、今日、見つけた、だけだと思います。 それと、昨日までは普通に使ってた地下水をくみ上げるポンプが、 今日は、くみあげるには汲み上げるんですけど、蛇口から水が出るんですけど、 蛇口を閉めても、ポンプが動いたまんまで、いつまで待っても止まらず、 ポンプ本体が熱くなってしまいます。 買い替えなのか...?。修理できるのか...?。 部品交換くらいで、ちゃんと動くようになってくれるとありがたいのですがね。
 ぶどうについては、テラスの外に出てる赤嶺の葉っぱが傷んだかな、ってのは、ありますけど、 房ごと落ちたとかは、無かったとおもいます。 収穫が終わってる巨峰の葉っぱが、どの程度、風でもまれて傷ついたか、気にはなります。 それに、週間気圧配置図を見てると、下の方に、「低気圧」の表示があって、 まだまだ、台風の心配は続きそうです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月21日)
 放送日は、9月30日、金曜日、午後3時50分から、です。 鹿児島読売テレビKYTの「かごピタ」です。

 午前中、1時間半くらいだったと思いますが、 鹿児島読売テレビKYTの「かごピタ」さんのご取材を頂きました。 毎週金曜日の15:50〜18:55の番組内、かごんま街歩き企画の「行ってみっが」のコーナーで、 今日は、出水市のあちこちを取材されるようです。 「いずみ親子ステーキごはんの魚松さんとか、メジャーなところは、あえて避けたいと思います。」、ということで、 いずみ親子ステーキご飯の卵かけご飯に使われてる醤油を作ってるとことか、 新しくできた豚肉料理屋さんとか、これから取材に行かれるようです。 でも、武家屋敷の牛車だけは、メジャーなとこですけど、乗りに行かれるようです。

 ディレクターさん、カメラマンさん、音声さん、など、総勢5人で、リポーターは、上妻寿美さんでした。 普通の白い車で来られたので、...KYTとか書いてある車ではなかったので、 お客さんの車が停まってるのと変わりなかったんですけど、 中からは、機材がたくさんでてきて、テレビの取材班が来たんだ、って感じがしてきました。

 取材、撮影の打ち合わせは、「リポーターの質問に答えるような感じで、普通に喋ってもらえれば良いですから。」ってことだけでした。 まあ、生放送ではないので、たくさん撮影して、良いとこだけ、ちゃんと喋れたとこだけ取り出して、 放送されるのは、3分とか、5分とかだろうと思うと、わりと気が楽でした。 と、今は言えますけど、そのときは、喉がカラカラで、いつも以上に声がでなかったのです。 でも、リポーターさん、上妻さんが、賑やかにしゃべって、なんとか盛り上げて下さいました。 そう、僕の声は、あまりにも小さかったのか、僕だけ、服の下にマイク付きでした。

鹿児島読売テレビ KYT かごピタ 鹿児島読売テレビ KYT かごピタ

 最初のスタッフさんは、「取材の経緯とか、ネタバレになるようなことは、あんまり書かないで下さい。」 のようなことも言われましたけど、 ディレクターさんは、「全部書いて大丈夫ですから、ブログとか載せて、宣伝しちゃって下さい。」って、 ニコニコして言われました。 とは言え、この時点まで、取材に対応するのがやっとで、デジカメを取り出す余裕がなかくて、 言われてから、思い出したようにデジカメ取り出したのですが、 なんとなく遠慮してしまって、遠くから、ちょこっと撮っただけでした。
 僕等を撮影されてたときは、周りにいらっしゃるディレクターさん、スタッフさんは、 声をかけたり、笑い声をあげたり、僕等が緊張しないようにしてくださってましたけど、 素材の撮影っていうのか、スタッフさんだけで音声無しの撮影になると、かなり真剣な表情でした。 このシーンも、上妻さんが、ロザリオビアンコの皮を剥いて、手で持って、 微動だにしないで、1分、2分、もっとでしょうか、同じ姿勢を保ってらっしゃって、 すごいなあと思いながら、遠くからジーっと見てました。

 そう、テレビに出てる芸能人は、綺麗な女性は、実際に会うと、テレビ以上に綺麗だと聞きますが、 ホントに、そうで、 どあっぷで、目の前で見てた上妻さんは、綺麗で、キラキラしてる感じで、なによりも表情豊かでした。 そんな表情で、赤嶺、ロザリオビアンコの食レポで、言われ慣れてない言葉で、あまりにも褒めてくださるもんですから、 ドキドキするやら、ボーっとするやらで、言葉の内容が理解できなくて、返事ができませんでした...。 あの最初の食レポ部分は、放送されるんだろうか...?、 それとも、後から、試食ザルのぶどうを、普通に美味しそうにパクパクと食べて下さったのが放送されるのか...?。 たぶん、リポーターさんとしては、最初の食レポの方が、ちゃんとした仕事、コメント力の見せ場なんだと思います。

 さて、そんな上妻さんに対して、僕等の喋り方は、どうだったんでしょう。 大丈夫だったんでしょうか...?、上妻さんのお喋りのペースになっていたんでしょうか...?、 撮影終わってから考えても、今更、どうしようもないんですけど、 後から冷静に考えると、とっても不安になってきます。 「かごピタ」は、夕方近くの番組ですけど、明るい時間帯は畑で仕事してる僕らにとっては、 番組冒頭の「行ってみっが」のコーナーは、普通に見れる時間帯ではなくて、 正直なところ、番組宣伝は見たことあって、番組名も知っているんですけど、 放送を最初から見たことなかったのです。 リポーターが誰なのかの打ち合わせもなくて、撮影開始のときが初対面で、 ですから、どのような雰囲気のリポートされるのか分からず、 一応、上妻さんにおまかせして、ただただ普通に、お喋りさせてもらいましたけど、 なにか、こう、いじられキャラ的な扱いをしたような、失礼な言葉もあったような気もして、 大丈夫だったのかな〜、って不安になってます。 大丈夫ではなかったとしても、喋るのがやっとだった僕等には、どうしようもなかったと思いますが...。

 さて、素晴らしい、元気な上妻さんのリポートでしたが、 ひとつだけ、途中でカメラ止めて、注文つけたかった、お願いしたかったことがありました。 何度か、僕に、「おとうさん」と呼び掛けてくれてましたけど、 呼ばれるたびに、「むっ」としたり、悲しかったり、そんな気分になってました。 世間一般から見たら、実年齢からしたら、「おとうさん」、そうかもしれないですけど、 「おじさん」と呼ばれるよりは、ずいぶんとマシですけど、 これからも元気に「おにいさん」並みに頑張らないと、ぶどう園を続けることは出来ませんから、 今度来られたときには、「ぶどう園のおにいさん」と呼ぶように、お願いします。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月22日)
 赤嶺とロザリオビアンコの家庭用袋入りのとこをパックに入れて、特産館いずみにも持って行き始めました。 特産館いずみでは、他のぶどう園さん達の巨峰の出荷が、まだ続いているんですけど、 週末に「フルーツ祭り」というのを開催されるということで、 「そろそろどうです...?。」って、お誘いがありました。
 いつもの今頃は、他のぶどう園さんの巨峰や、ミカン園さんが作ってるぶどう、梨とかが並んでましたけど、 今年は、6月の大雨の影響、夏の日照りの影響、どれが原因か分かりませんが、 収穫量が少なかったんでしょうかね、昨年同様に、早くに無くなったみたいです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月26日)
 香港からの個人旅行のお客さん、6名様が、レンタカーで来られました。 おひとりは、多少は日本語が話せるようで、電話で予約して下さっていましたが、 他の方々は、仲間内では、香港語(?)で、何をお話になってるのか、さっぱり分かりませんでしたが、 僕等には、「オッケー」ぐらいしか分かりませんでしたが、英語だったのかな...?、 ってな状態で、なんとか、手伝いさん達が応対してくれました。 赤嶺を、ぶどう狩りして、 採ってきてあったロザリオビアンコを、選んで、買って、 飛行機で、香港まで持って帰るからってことだったんで、 発送用の箱に詰めて、持ちやすいように紐を付けてあげて、持って帰られました。 香港って、食べ物、そのまま持って帰れるのか...?。

赤嶺のツマミ食い跡 赤嶺のツマミ食い跡
 ん〜、-_-。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年9月30日)
 今日は、かごピタの放送日でもありましたけど、台風18号の進路が気になる一日でした。 昨日の予想進路図では、宮崎県沖を通って、 ほとんど日本には上陸しなさそうな予想図でしたけど、 今朝から3時間おきに見てたら、進路が、なかなか北向きにならずに、 左に左に進むもんですから、 予想進路図も、左に左にづれて、とうとう、枕崎辺りを通りそうな、 進路予想図になってきてしまいました。 まだまだ発達中ですし、心配です。

 昼ご飯後に、JRコンテナで、肥料が届きました。 とりあえず、一袋一袋、分園のテラスの下に降ろして、 JRコンテナの車を見送ってから、半分を、分園の倉庫の中に運び込んで、 半分を、トラックに載せて、3回に分けて載せて、本園のテラスの下に運びました。 休み休み、したいとこでしたけど、 かごピタの放送も見たかったですし、放送直後には、問い合わせの電話がかかってきたりするもんですから、 できるだけ電話の近くにいようと思って、急いで運びました。 が、体力が足りず、間に合わず、かごピタの放送を見て、電話がならなくなってから、また運びました。

 夕方4時前、鹿児島読売テレビKYTの「かごピタ」が始まる頃には、 手伝いさん達も事務所に集まって、一緒にテレビを見てました。 僕は、肥料運びで遅れましたけど、みんなは、予告編みたいなとこから見てました。 そして、ロケ部分の終わりで、連絡先が表示された後は、問い合わせ、注文の電話があって、 残りは、夜になってから、録画したものを見ました。
 若い方々は、自分の写真撮ったり、ビデオ撮ったりも慣れてんでしょうけど、 僕自身は、写り慣れてない、 自分がテレビに映ってるのを見慣れてないもんですから、 「こんな姿勢、こんな表情、こんな喋り方してるのか〜。」って、なんとも違和感だらけです。 手伝いさん達は、僕がいつも見てるように映っているので、 他人が見てる僕は、こんな感じなんだろうなあ、とは思うのですが、 なんですかねえ、ホントに僕なのかなあ、って感じです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月2日)
 木の根元の草を引き抜いたり、てっぽう虫を退治したり、汗流しながら頑張ってますけど、 台風18号の進路が気になります。 なんだか、こっちに来そうな予想進路図ですから、台風前の景色を、デジカメで撮りました。 今年は、雨が少なかったので、入口の赤嶺の葉っぱ、テラスの外に出てる部分も緑色で、たくさん付いてます。

台風18号前の赤嶺 台風18号前の赤嶺



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月4日)
 10月22日、土曜日の10時から、先日のかごピタ「行ってみっが」のコーナーが、再放送されます。 鹿児島読売テレビKYTの「かごピタ」です。

鹿児島読売テレビ KYT かごピタ 鹿児島読売テレビ KYT かごピタ

 取材、撮影は、9月21日でしたから、撮影から一か月後ということになります。 葉っぱの色も、だんだんと紅葉っぽくなってきてるころだと思います。 撮影時と全く同じ風景ってことはないですけど、 台風被害でもなければ、テラスの下の赤嶺は、十分に残ってるころです。
 番組放送日の翌日からこっち、特産館の店員さんとかもですけど、 番組のある時間帯には働いてらしても、録画したのを見られた方が多いみたいで、 鹿児島ナンバーの車に乗って来られたお客さんは、 ほとんど、「テレビ、見ました。」って言われたような気がします。
 出水市内の方だったり、阿久根市内の方だったり、ではあるんですけど、 道案内の問い合わせで、今まで来られたことのないお客さんだ、って思える電話もうれしいですけど、 巨峰の時期に来られてたお客さん達が、思い出して、来てくださるのも多くて、 ありがたいです。 「冬でも、テラスの下に、赤嶺があります。」って、夏のお客さんには言ってるんですけど、 全員には説明できてないと思いますし、 なかなか、今の時期まで覚えてらっしゃる方は少ないしで、 それが、番組を見て、「ほんとに、今頃もあるんだ!。」って、来てくださったようです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月5日)
 沖縄のニュース映像を見て、昨夜まで心配してましたけど、 台風18号は、昨夜から今朝にかけて、海を、離れた海を通って行ってくれました。 ときどき、風が強かったですけど、被害が出るような風ではなかったです。 朝、特産館いずみに出荷に来られてた方々も、館長さん方も、ホッとした様子でした。

 収穫時期に雨が少なかったのと、早めに収穫が終わってしまったことで、 巨峰の葉っぱは、まだまだ綺麗な形をしてます。 緑色です。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月12日)
 10月9日に、特産館いずみで、 赤嶺とロザリオビアンコのパック詰めを並べてから、撮った写真です。 ご覧の通り、ミカン売り場の端っこに置いてあります。 レジには近いので、目につきやすい場所だと思います。 他のぶどう園さんも、巨峰などを出荷されていたんですけど、 連休中に終了してしまったようです。
特産館いずみの赤嶺

 夕方、特産館いずみ出荷協議会果樹部会の研修会がありました。 どうかなあ、間に合うかなあ...?、って思っていたんですけど、 宅急便さんが早く集荷に来られましたから、間に合いそうで、行ってきました。 農薬の使用基準、平成27年度(平成27年8月1日〜平成28年7月31日)果樹販売実績、販売方法について、 1時間くらいの講習会でした。

 9月だったか、出荷協議会の総会というのがありまして、 ちょっと遅れて行って、悦明を聴いてきたんですけど、 特産館いずみって、年々、売り上げが増えてきているのです。 昨年度、平成27年度って言うと、8月25日に台風がやってきて、 ぶどう、梨にとっては、散々な年で、 今日、もらってきた資料では、 実際、特産館いずみでも、ぶどう、梨の売り上げは、散々な状態だったようですけど、 みかん、しらぬひ、その他柑橘類は、どれも売り上げが伸びてて、 果樹全体では、売り上げが伸びてるのです。 ミカン類って、台風にも、けっこう強かったんですね。 館長さんの説明では、サワーポメロ、レモン、イチジクなどが、特に人気上昇中のようです。

 面白かったのは、商品に貼るラベルに書く商品名を統一しましょう、って話でした。 極早生ミカン、早生ミカンというラベルの貼られたミカンを目の前にして、 「温州ミカンは、いつから出るの...?。」って質問されるお客さんがいらっしゃるのです。 その気持ち、その質問、よ〜く分かります。 僕も、10年ちょっと前、ツル観察センターに赤嶺を出荷するようになった頃だったと思いますけど、 極早生ミカンを販売されてたミカン園さんに、「温州ミカンは作らないのですか...?。」 と尋ねたことがあります。 ミカン園さんの答えは、はっきりとは憶えてないんです。 「温州みかんという言い方はしないんだ。」とだけ言われたような、 ただ苦笑いされだだけだったような、です。 今日も、まわりに座ってるのは、ミカン園さんばかりで、 しかも、僕が「温州ミカンは作らないのですか...?。」lって尋ねたミカン園も、目の前に座っていらして、 あのときのことを思い出して、お客さんの気持ちがよく分かって、笑いをこらえてました。
 今は、「極早生みかん」、「温州みかん」、「みかん」、「極早生温州」という表示があるらしくて、 「どれかに統一しませんか...?。」、という司会者さんからの問いかけがありましたけど、 シーンとするばかりで、誰からも返事がありませんで、 「もうしばらく、それぞれが検討してから、統一しましょう。」ってことになりました。
 その他の商品名では、「すもも」と「プラム」という表示は、「すもも」に統一して、 「河内晩柑」と「ジューシー」という表示は、「河内晩柑」に統一する、ってことになりました。 これらは、すんなりと決まりました。

 ミカンの話で、もうひとつ。 朝、開店前に特産館いずみに行くと、店員さんが、袋詰めされたミカンを、腐敗したのが入ってないかなど、 チェックされてるのを見かけることが多いです。 時間かかりそうで、大変だなあ、と思っていたんですけど、 どうやら、箱詰めされたものも、チェックされてるみたいです。 それも、上から見るだけじゃなくて、箱の中身を、全部を、カゴに出して、 1個づつ、チェックしながら箱に戻して、ってことを、全部の箱に対して、されてるようです。 繁忙期には、20軒以上の農家さんが持って来られてますから、 1箱づつとしても20箱以上になる計算で、 毎朝の作業量、作業時間としては、負担が大きすぎることが想像できます。 これについて、果樹部会長さんから、「これからは、前日までに出荷した箱については、 出荷者自身が、責任をもって、これまでの店員さん達と同じ方法で、毎朝、チェックしましょう。」、という提案でした。 今年は、天気が良くて、良すぎて、甘いミカンができてるので、 傷みが早そうなので、腐敗も出やすいので、特に注意しましょう、十分にチェックしましょう、ってことでした。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月17日)
 赤嶺を収穫中です。 シャインマスカットとロザリオビアンコも、畑の隅に、防風林で陰になってる辺りに、チラホラ程度に残ってはいますけど、 たまあに試食して、美味しいのがあったときには採ろうかな、 売り場と特産館いずみに並べようかな、くらいに思ってます。

 今朝の特産館いずみでは、取締役、役員のミカン園さんが、 「店員さんの負担を減らすように、みんなに手本を見せないと。」って言いながら、 袋の表裏をチェックしながら出荷していらっしゃいました。

 まわりの田圃では、稲刈りが始まりました。 コンバインで脱穀までしてしまう農家さんが多くなって、 この掛干しの風景は、かなり珍しくなってきてます。
まわりの田圃の稲



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年10月24日)
 トンネル巨峰を、一列、間伐してます。 枝を切り落として、写真撮った後に、根っこを掘りました。 今年の春に、4本のシャインマスカットを移植した列です。 予定としては、今年の冬か、来年の春に、 シャインマスカットなどの種抜き処理する品種の苗木を植えて、 数年先には、ハウス2棟分が種無し品種になる予定です。
巨峰の間伐 巨峰の間伐



東出水小学校の交流給食  (最終更新日:2016年11月2日)
 今日は、東出水小学校の交流給食でした。 名簿に書いてあったのは、7人でした。 個人商店の店主さんみたいな方は、豆腐屋さん、牛乳屋さんくらいのもんでした。 1月、2月のインフルエンザの流行時期と比べると、参加しやすい時期ではあるんですけど、 店主さん達、一番忙しい方々が招待されても、なかなか都合つけづらいみたいですね。

 校長先生、栄養士さんの説明を聞いてから、 給食費250円を支払って、児童さん達が迎えに来るのを待ってました。
 出水市全体では、小学校の児童数が減っているらしいんですけど、 東出水小学校では、少しづつ増えてて、来年度も増える予定のようです。 山沿いにあって、水害の心配がないですし、 新幹線が開通して、近くに団地ができて、 鹿児島市内も通勤圏になり、若い方が増えたんじゃないかってことでした。 先生方の中にも、新幹線で通勤してるって方がいらっしゃるようです。

 今日の給食の献立は、さつますもじ、さんまの生姜煮、野菜の炒め物、牛乳、でした。 「さつますもじ」って何...?、って感じですけど、 名前は見覚えがあって、そう、以前の招待給食で食べてる、説明文を読んでるのです。 2009年1月23日、西出水小学校の招待給食でした。 今日のさつますもじの具は覚えてないですけど、 小さく切った肉、竹の子、椎茸、ニンジンなどの入った混ぜご飯です。
 郷土料理の由来としては、 「酒ずし」ってのは、上流武士階級の豪華なすしであるのに対して、 「さつますもじ」は、庶民のすしで、地酒で濡らした手で混ぜるのが特徴で、 「すもじ」というのは、昔の宮中の女房言葉で「すし」のことで、 地方によっては「混ぜずし」呼ばれているんだそうです。
給食 給食

 箸置き、箸入れを付けて下さってたのは、初めてだったかも、です。 ありがとうございます。 自分では、あんまり写真を撮れなかったんですけど、 教頭先生、栄養教諭さん達が、ちょこちょこと写真撮りに来られてた印象でした。

 世間では、「野菜不足で、値段が高い。とっても高い。」がニュースになってる時期で、 そう、家に帰ってきてから、夕方のニュースだったか、 どっかの小学校では、野菜が高くて、給食を2日間休止するとかってニュースを見たんでした。 ニュースを見ながら、こんな時期のわりには、しっかりと野菜が使われてたなあ、って思いました。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年11月4日)
 本園テラスの赤嶺です。 横から見ると、写すと、まだ残ってるように見える部分もありますけど、 その場所に行って上を見上げると、ずいぶんとチラホラになってきたなあって印象です。 一昨年までの今頃って、まだ分園トンネルハウスの赤嶺を採ってて、 本園テラスは、まだまだこれから、って感じだったと思うのです。
本園テラスの赤嶺


 家の裏の巨峰です。 さすがに、葉っぱが落ちてきましたし、仮剪定みたいなことも始めりましたから、 風景が変わってきてます。
巨峰



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年11月7日)
 粉っぽい肥料を撒くときは、風の無い日、風の無い時間帯を選びます。 そして、まずは、スプリンクラーで水をまいて、草や土を湿らせます。 それから、できるだけ粉が舞い上がらないように、ゆっくり、優しく肥料をまいて、 風に吹き飛ばされてしまう前に、スプリンクラーで水をまきます。 スプリンクラーが使えないと、風が吹かない、雨の直前をねらって肥料撒きするとか、 ホースを引っぱり回して水をかけるとか、面倒なことを考えないといけなくて、 スプンリクラーを使いなれてしまうと、無しには仕事できなくなってしまいます。
 使ってるときには、便利なスプリンクラーですけど、 いざ故障してしまうと、水が出ないってことになると、 パイプは土の中にありますから、どこで故障してるわかりませんし、 パイプ全体を掘り起こして検査するってことになったら、 畑中のパイプを掘り起こして、割れ目とかチェックするために、 あっちこっちの根を切ることになってしまって、 影響が大きそうです。 なので、なかなか全体的な修理とかできないでいるのです。

 一系統、スプリンクラーのバルブを回しても、水が出始めるのが遅いところがあって、 ずっと気にはなっていたんですけど、根を切りながら掘って確かめるわけにもいかず、 かと言って、このままでは、水が溜まって根腐れ起こすんじゃなかろうかと心配でもありますし、 どうしたもんだろうかと思ってましたら、 ついに、地面からブクブクと水が湧き出るようになりました。 さっそく、設備屋さんに修理してもらいました。
分園のスプリンクラー 分園のスプリンクラー

 古い配管なんで、錆びて穴があいたんだろうと思っていたんですけど、塩ビパイプの接手が割れていました。 こんな壊れ方、割れ方することがあるんだって、驚きでした。 50cmくらいだったか、地中深くに埋めてあるので、 SSや草刈り機が上を通ったって、割れることはないだろうと思っていたのです。 熊本地震のときの影響か...?。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年11月12日)
 家の裏の巨峰です。 葉っぱもなくなってきてて、地面の緑色もなくなってきて、ずいぶんと冬景色になってきてます。
 剪定は、若木の枝を切って、配置して、 残ってるスペースに、古木の枝を配置するように剪定します。
 この辺りのぶどう園用語の方言だと思いますけど、「ドブヅル(蔓)」と言ってますけど、「ど太い蔓」の略ですかね、 今年伸びたの枝のうち、あまりにも太すぎる枝のことなんですけど、 太い枝から出てくる新芽は、強くて、他の細い枝に栄養を回さなくなってしまうもんですから、 本格的な選定の前に、切り落としてしまうのです。 今は、若木のドブヅルを切ってます。
巨峰



西出水小学校の招待給食  (最終更新日:2016年11月22日)
 西出水小学校の招待給食に行ってきました。 集合場所の家庭科室に来られてた業者さんは、8人くらいだったかと思います。 その他に、給食室の調理師さん達が、教室直行で参加されたようです。 僕の行き先は、4年3組でした。

 今日の給食の献立は、モルトパン、ポトフ、フルーツミックス、牛乳、でした。
 モルトパンは、小麦粉、粗びき大豆、ライ麦粉、オートミール、ひまわりの種などの クラフトコーンミックスを練り込んだパンらしくて、 これだけでも何個も食べれそうに、美味しかったです。
 ポトフには、ジャガイモ、ウィンナー、肉、グリーンピース、その他小さく切った野菜が入ってました。 フランス料理、洋風おでんって説明でしたけど、 小さく切った野菜の煮込み、コンソメ、しょうゆ、塩、こしょうで味付けされた煮込みでした。
 フルーツミックスは、ミカン缶、パイン缶、もも缶を混ぜたものでした。 僕の皿には、パインは入ってなかったような気がしましたけど、 食べる前に撮った写真を見たら、一切れ入ってたんですね。 最初に食べてしまったんでしょう。 ちょっと手のこんだデザートを作ってると、 給食室の調理師さん達が、招待給食に参加する余裕がなくなってしまう、ってことで、 「ちょっと手抜きでした。」って説明でした。
給食

 久しぶりの先割れスプーンでした。 偶然なのか、ご飯給食の比率が高いのか、 これまでの招待給食は、ご飯給食がほとんどだったですし、 パン給食でも、おかずを食べるためには箸がついてきてたので、 この先割れスプーンを使うことがなかったのです。 ほんとに久しぶりに使ってみて、懐かしい、でした。 これで、スパゲッティなんかも食べたんだっけ...?、って。

 教室に連れってもらうときに、4年3組の教室は、家庭科室とは別の棟だったんですけど、 手前の棟の2階に上がってから、渡り廊下を渡って行くコースと、 そのまま下を歩いて行って、目的の棟に行きついてから、2階に上がるコースとあったんですけど、 4年3組の教室が、どこだか分からない状態で、 案内人が2人づつ別々のコースに進むもんですから、「あれ、誰についてったら良いんだろう。」って感じでした。 案内人を間違えたかと思ったのです。 今、これを書いてる今になって、「久しぶりに、渡り廊下を歩きたかった。」と思えてきてます。

 あいかわらず、ほとんどしゃべれないんですけど、給食は、とにかく、美味しくいただきました。 いつものように、「いただきます。」の後は、数人が、ポトフの残りを分け合って、 さらに、牛乳、パンが、1個づつ残ってたいたので、かなり激しいジャンケン大会でした。
 食べてる間は、普通に喋り声が聞こえてくるくらいでしたけど、 数人が食べ終わって、食器をかたづけたり、歯磨きしたりする人数が増えてくると、 音量がグンと上がって、すさまじかったです。 「ごちそうさま。」を言う当番さんが、どっか行ってしまったのか、 「当番さ〜ん。」って言葉が、大きな声が飛び交ってました。

 以前は、「まずはデジカメで撮ってから。」って感じで、あちこちで撮って、 顔が分からない程度のサイズに縮小して、この日記に載せていたんですけど、 最近は、なんとなく、デジカメで撮るのもどうかな、って感じがして、 東出水小学校のときよりも、もっと撮れなかったです。 結果、給食そのものだけの写真になってしまいました。
 Facebookには、本人以外の方々の写真も、たくさん載ってますが、 みなさん、どうされているんでしょう。 「Facebookに載せるよ。」って言ってから、写真を撮れば良いんでしょうか...?。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年11月25日)
 本園テラスの赤嶺です。 残りは、ここだけです。 入口の木は、果袋がチラホラ、ほとんど残ってなくて、 一番奥の木には、少しは残ってますけど、色付きがイマイチです。 今日は、「明日の発送」ってことで、少し注文を受けましたし、 果袋の中身が全部大丈夫とは限りませんし、 いつまであるのか...?。
 特産館の館長さんにも、よく訊かれるのですが、なんとも分からないのです。 お客さんが来られなければ、注文がなければ、いつまでもありますし、 お客さん来られて、まとまった注文があると、すぐにでもなくなりそうでもありますし、 数日先の予約も受けることができない状況ではあるのです。
赤嶺 赤嶺

 9月の時点では、10月いっぱいくらいに終わるかもしれないって思って、 来られたお客さんには、「冬には残らないですよ。」と言っていたんですけど、 ぶどうも無いのに来てもらって無駄足になっては申し訳ないと思って言っていたんですけど、 冬の注文をお断りしたこともあったんですけど、 ...今、残ってるってことは、「無い。」と言っていたのは、失敗だったかもですね。 最終的には、売れ残るような量ではないんですけど、売り場と畑仕事の両方が長く続いて、効率は良くなかったです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年11月26日)
 6次産業化のアンケートに回答しました。



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月4日)
 11月26日には、箱詰めにできるような房が残っていない状態になりました。 一昨年までは、これから御歳暮の発送が増えるって時期でしたから、 今年も、御歳暮用の注文を下さった方もいらして、でも残っていなくて、 申し訳ないようで、もったいないようで、残念でした。
 贈答用が無くなってからも、小房を集めた家庭用袋入りとパックだけは、休み休み採って、販売してましたけど、 その小房も、色着いた房が、そろそろ無くなってきましたから、今年の収穫シーズンも、ほぼ終わりとなります。 今年も、たくさんのお客様に来ていただきました。 ありがとうございました。
赤嶺



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月11日)
 分園の巨峰の枝を切ってます。 まずは、樹勢が強すぎて、長く伸びすぎてしまった枝の先っぽや、 あまりにも太りすぎてしまった枝を切ります。
巨峰の枝切り



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月12日)
 昨年の台風で、自治会の公園の大きな木が倒れてしまったので、 「今年は、植樹しよう。」ってことで、予算を組んであったんですけど、 春は、あれやこれやと忙しくて、まだ実現できていませんでした。 いつからだったか、夏の後の植木市が始まってまして、「2」の付く日が、植木市の開催日ですから、 今日、植木屋さんと自治会の役員で、植木市に、競りに、行ってきました。
植木市 植木市

 以前、防風林として植えるために、ヒトツバ(マキ)を買いに、競りに行ったことがあるのです。 植木市には、たくさんの木が並んでて、同じ品種の木でも、あっちこっちに置いてあって、競られてて、 どれを買ったら良いものやら、どのくらいの値段まで言って良いものやら、分からずにいたんです。 とりあえず見学、って状態でした。 そんなときに、今日、一緒に行ってくれた植木屋さんが来てて、植木を出品する立場でしたけど、 「これを狙ったら良い。」って教えてくれたんでした。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月13日)
 分園テラスの赤嶺の古木を間伐ます。 まずは、太い部分を、ノコギリで切りました。 数日経てば、葉っぱが枯れて、古木と若木の枝の区別がつきやすくなりますから、 それから、古木の小枝を切り落として、若木の枝だけを残します。
赤嶺



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月14日)
 分園テラスの赤嶺の古木、昨日、枝を切った古木の根っこを掘りました。 掘った穴には、土を埋め戻して、今現在は、平地になってます。
赤嶺



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月16日)
 分園テラスの赤嶺の古木は、根っこが無くなった状態で、だんだんと葉っぱが萎れてきて、 残す若木の葉っぱとの見分けがつきやすくなりましたから、枝を切り落としました。 ずいぶんと明るくなりました。
 移植した若木の枝葉には、古木の枝葉が覆いかぶさってましたから、予想はしてましたけど、 若木の枝は、全くと言ってよい程に、緑色のまま、茶褐色になってない、登熟してないです。 木は、生きてるには生きてるんですけど、さて来年、新芽が、どの程度出てくるものやら、分からないです。 実は、期待できそうにないです。 来年は、なんとか生きてくれて、枝を作って、実が採れるのは、再来年以降になりそうです。
 若木の枝の無いところに、古木の枝を残せば、来年も、実を採れたかもしれないんです。 でも、古木の枝葉が、またまた、若木に覆いかぶさってしまって、いつまで経っても若木が成長しないのです。 まあ、来年は、仕方ないですね。 せめて、休憩所として、日陰になるくらいに、枝葉が出てくれると、ありがたいです。
赤嶺



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月17日)
 今年も、注文しておいた苗木が届きました。 昨年は、秋に注文電話を入れたときに、すでに売り切れてて、「来年の分」って言って、予約注文していたのです。 今年も、苗木が足りない、注文したものが全部来ないかもしれない、って噂もありましたけど、 注文しといた分だけ、全部届きました。 とりあえず、今夜は、水に漬けといて、 明日には、畑の中に穴掘って、仮植えします。
苗木



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月18日)
 いつもは、春になってから、ビニールをはって温かくしてから、苗木を植えるんですけど、 忙しかったり、剪定が遅れてたりして、今年の春も大変だったので、 今回は、今のうちに植えてしまおうか、ということにしました。 昨日届いた苗木は、朝、同じ畑の中に「仮植え」しましたが、 この仮植えしてる状態も、本当の場所に植えてる状態も、「同じ畑なんだから、寒さとか、雨とか、霜とか、変わらんだろ。」ってことです。
 ということで、苗木を植える穴を掘り始めました。 この仕事、手伝いさん達には評判悪いので、...腰とかにキツくて痛くなるって評判悪いので、僕が、ボチボチと掘ってます。
苗木 苗木

 力が強すぎた、ってわけではないんですけど、古い根っこが残ってたのを掘り出そうとして、 お気に入りの古いクワが、柄が、折れてしまいました。 2本の内の1本。 何十年も前に、両親が、二人で仕事するために、二本買って、ずっと使い続けてきたものです。 どこかに、柄を付け替えてくれるとこはないかしら...。 新しいクワは、買ってはあるんですけど、 刃の部分の大きさだったり、(長年の仕事で擦り切れたりしてできた)形だったり、反り具合だったり、柄の角度だったり、 使いやすさが全然違ってて、 大人数で仕事するときには、新しいクワも使ってもらいましたけど、 基本、この古いクワばかり使ってきたのです。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月20日)
 植え場所を迷ってるとこが、決まらないとこが、数カ所ありまして、 それ以外は、穴を掘ってしまったので、仮植えしといた苗を掘り出して、ボチボチと植え始めました。 一度に全部やろうとすると、筋肉とか、筋とか、骨とか、危険なので、分園だけ植えました。 後は、肥料まいて、水撒いて、苗木の一番上まで土を盛り上げて、それから、藁を敷きます。 夜の寒さがきつくなる前に、苗木が凍る前に、なんとか終わらせたいです。
苗木 苗木



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月21日)
 肥料を撒いて、苗木の一番上まで土を盛り上げてます。 どの程度の盛り上げ具合か、写真では分かりづらいですけど、僕としては、かなり頑張って盛り上げたつもりです。 円錐形にすれば、雨で土が流れたりしづらいとは思いますけど、 そんな大量の土を採ってくると、土を採られたとこに水がたまりそうです。 鍬で、薄く剥ぐようにして周りの土を削り採り、苗木の周りに盛り上げ、 一番上の辺りは、苗木に貼り付けるようなイメージで、積み上げます。
苗木

 残念ながら、分園の盛り土は終わりませんでしたから、また今度、天気の良い日に頑張ります。 その後、まわりに転がってる藁を、盛り土の上に広げます。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月23日)
 本園にも、巨峰の苗木を植えました。 巨峰を、種抜き処理して作ってみようか、という話があります。 ずっと前から、種無し巨峰の話はあったんですけど、 粒が大きくなるのか、着色するのか、 そして何よりも、種有り並みの美味しさになるのか、 という不安があって、先送りにしていたんですけど、ま、試しに作ってみることになりました。 とりあえず、来年は、今ある木で、種抜き処理して作りますけど、 今の自然形と言われる樹形では、あっち行き、こっち行きすることになって、種抜き処理が大変なので、 新しく苗木を植えて、種抜き処理用の樹形に育てます。

 苗木の根を広げたところで写真を撮りました。 今年は、一人で植えているので、マイペースで写真撮ったり、動画撮ったりできました。
苗木



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月24日)
 盛り土して、藁を敷きましたから、巨峰の苗植えは終わりです。
苗木

 分園に、スプリンクラーで水撒きに行ったら、ロザリオビアンコの紅葉が綺麗でした。 枯れ葉が少なくて、天気が良かったこともあって、金色に光ってるように見えました。
ロザリオビアンコの紅葉



ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月26日)
 ロザリオビアンコを植えてる本園の二重ハウスに、シャインマスカットの苗木を植えました。 すでに1本は植えてあって、今年も、甘いシャインマスカットが採れましたから、環境的には合ってると思います。
 この数年、ここのロザリオビアンコは、木が弱ってきてる感じがしてまして、 粒が大きくならなかったり、収穫開始が遅くなったり、苦労していました。 真ん中の列に苗木を植えて、育てて、樹勢の強い若木に切り替えたいと思うんですけど、 安定してる方が良いって考え方もあります。 とりあえず、まわりに苗木を植えて、育てて、 今のロザリオビアンコは、切り縮めるように剪定してたら、樹勢が上がってくるんじゃないか、 ということで、真ん中にはロザリオビアンコの木を残したまま、まわりにシャインマスカットの苗木を植えました。 種無し品種だと、狭いエリアでも剪定がやりやすい、占有面積が分かりやすいのです。
苗木

 とりあえず、今回の苗木植えは終わりです。 苗木は、2本残ってますけど、これは、植える場所に、まだ木が残ってまして、 剪定次第、他の木の状態を見てから、植えます。 今年の春みたいに、枯れた木があったときには、 その枯れた木を抜いて、移植して、移植跡に苗木を植えることもありますし、 移植の必要がなければ、そのまま抜いて、代わりに苗木を植えます。 移植は、時間的にも、体力的にもキツイですからね、移植にならないことを願います。


ぶどう園日記 現在状況報告編(2016年12月31日)
 遅ればせながら、本園巨峰の仮剪定を始めてます。 苗木を植えるのは、スコップ、鍬で、地面を掘ったり、埋めたり、 足腰に負担のかかる力仕事ではあるんですけど、 「力仕事だ。足腰に負担かかる。」って自覚があるもんですから、休み休みやっていたんです。 でも、剪定ってなると、なんとなく、軽作業、ハサミで切るだけの仕事のようで、 ついつい、長時間、頑張ってしまうんですけど、 ずっと歩き回ってますし、上を向いたり、仰け反ったり、してるもんですから、 しばらくすると、「腰に負担かかるなあ。」ってことを思い出します。 ビール瓶ケースに座って枝を眺めたり、前屈したり、姿勢を変えながら頑張ります。

 防風林の散髪のときも使ってた剪定鋏は、金属疲労ですかね、バネが折れてしまいました。 新しいバネに取り換えて、また来年も頑張ります。
剪定鋏


 今年も、このぶどう園日記を読んでくださった皆様、ありがとうございました。 また来年も、ボチボチと書きますから、読んで、親しみなどもってくだされば、嬉しいです。
 この日記には、書いてなかったですね。 11月末に風邪ひいてしまったときに、フラフラして、長いこと使ってたケータイを地面(タイル)に落としてしまって、 動いてはいるけど、画面が真っ黒という状態になって、 同じ型のものにしようか、迷いましたが、思い切って買い替えました。 まだまだ、使い慣れてはいないんですけど、デジカメを持ってないときにも写真が撮れるし、 パソコンにも、メールに添付して送ってしまえば、接続の手間がいらないし、 ってことで、これまでよりは、日記を書くのは楽になったかな、って思ってます。 ただ、年々、仕事が増えてきてますから、さらに時間がとれなくなりそうな気もして、 あんまり気張らずに、ボチボチとやっていきます。

ぶどう園日記に戻る。
山門ぶどう園のホームページに戻る。
(C) COPYRIGHT 2016-2017 HIROSHI YAMAKADO. ALL RIGHTS RESERVED.