2003年ぶどう園日記・現在状況報告編

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年1月1日)
 あけましておめでとうございます。 美味しい葡萄ができるように頑張りますので、本年も、よろしくお願いします。

 1月1日、東雲の里では、 新しくギャラリー艸がオープンします。 1月31日までは、オープンイベントとして、 宮上誠「穴窯焼きしめ展」、 手染め手織りびとふみ「奄美藍染織展」が開催されてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年1月26日)
 夕方と早朝、風が吹いてないとき、無風のときを選んで、 家族3人でビニールはりました。 全部のビニールハウスに、この方法でビニールはると、 完成がいつになるか分かりませんから、 とりあえず、早く芽をださせたいロザリオのビニールハウス4棟だけです。 天気の良い日が続きましたから、数日かけて、なんとか網までかぶせて、 テープを絞めなおしして、自動開閉装置を動かし始めました。
 昨年から、ロザリオのビニールハウスは、二重にビニールはってます。 あんまり効果感じられなかったんで、期待薄なんですけど、 せっかく作った設備ですから、今年までは様子みてみないと、 昨年は一昨年のビニールを使ってたし、 ってことで、二重ハウスも、はってみました。

 残りの巨峰のビニールハウスは、月末から2月初めの風の無い日を選んで、 いつものように人数集めて、イッキにやろうと思います。 只今、準備作業中です。 当日は、シルバー人材センターの皆様も、よろしくお願いします。 連なってる棟数が多いので、ビニールはりかけの状態で強風受けたりすると、 風をモロに受けますから、非常に悲惨な状態になってしまいます。 ですから、イッキにやりたいなー、って思ってます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年2月9日)
 2月7日(金曜日)、本園のビニールハウスにビニールをはりました。 例年よりも1週間遅れ、去年よりも3日遅れ、でした。

 天気予報を見続けて、 雨前のど〜んよりとした風の無い日を予想(期待)してたんですけど、 朝5時に準備始めたときから、風吹いてました。 ちょい強めですけど、他の仕事をするときだったら、 なんの支障もない程度の風なんです。 でも、薄っすらと明るくなりはじめた7時前から、 ビニールハウスの上でビニールを広げはじめたときは、 プカプカと風で浮き上がってしまって、 なかなか鉄骨に押さえつけることできませんでした。
 風の無い日だったら、家族3人でも、ビニールはりできるんです。 でも、ちょっと風があると、13人でも、ドタバタするばかりです。 最初の1棟に、かなり時間かかりましたから、 風の無い日に延期しようかってことにもなるんですけど、 今年は、5棟程、前の日までにビニールはりしてありましたし、 昼前から午後夕方にかけて風が弱くなってくる予報だったので、 1棟、1棟、時間かけてやりました。 それでも、だんだんと風のあるときのビニールはりに慣れてきて、 午後2時くらいには、全部のビニールを広げて、 ビニールハウスを覆うことができました。
 その後は、スプリングでビニールを鉄骨に押さえつけたり、 網をはる準備したり、換気装置にビニールを取り付けたり、 その他いろいろ、夕方まで忙しくやってました。 はァ、今年も、心配な一日が終わりました。

 次の日は、雨が降ってたので、 全身の筋肉痛かかえて、ゆっくりとパソコン入力してました。 雨は降ってましたけど、風は、そんなに強くなかったと思うんです。 でも、ニュース見てたら、「春一番が吹いた。」らしいのです。 風速20mって言ってましたから、 数年前の突風程ではないにしても、かなり強い風です。 多分、吹くとこでは吹いてたんでしょう。 ビニールはったばかりで、紐もちゃんとしてなくて、網かぶせてなかったんで、 そんな風をまともに受けてたら、危なかったかもしれません。
 いつもは、春一番の突風を心配して、厳重に網はったりするんですけど、 今年は、2番、3番が突風になるかもしれない、 と思って、今日から、網はり、紐の絞めなおし、ビニールの穴をふさいだり、 やってます。 ビニールはりは1日で終わったんですけど、 こういった細々とした後始末が、まだまだ続くのです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年2月27日)
巨峰の新芽:2月27日
 ビニールハウスの中の巨峰と、 去年の春にビニールハウスの中に移植したセキレイと、 今年が3年目になるビニールハウスの中の紅アレキは、 葉っぱは見えてませんけど、新芽が出はじめてます。 まだ、種枝の先端近くの節にある芽だけですから、 たぶん、芽欠きでとってしまうことになると思いますけど、 ビニールハウスの中の木は、眠りからさめて動き始めたみたいです。

 ロザリオとアレキサンドリアは、まだ、芽が膨らんできてもいませんけど、 枝先から樹液が出てる枝もありますから、 もーちょっとだと思うんです。 毎年毎年、新芽の出が遅くて、芽揃いの悪いロザリオですから、 今年は、温度設定を高めにして、 地面にビニール敷かずに水撒きしてます。

 秋にマイクロスプリンクーラーを取り付けてたんで、 今年は、水撒が楽です。 地下水をポンプで汲み上げて、配管に流してるので、 一度に撒ける水の量が少ないのは相変わらずですが、 水撒き楽ので、地面にビニール敷くのを、いつもより遅らせて、 長期間、水を与えてます。 だから、朝とか雨の日のビニールハウスの中は、すっごい湿気です。

 分園のトンネルハウスのビニールはり、準備を始めました。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年3月2日)
巨峰の新芽:3月2日 ロザリオの新芽:3月2日
 左側は、巨峰の新芽で、右側は、ロザリオの新芽です。 ロザリオの新芽が出てるのを、2つだけ見つけました。 葉っぱが開きかけてるくらいになってて、葉っぱの中には、花芽が見えてます。
 写真撮る時間帯にもよるんですけど、湿気が多いくて、レンズも液晶画面も曇り、 ピントが合ってるんだか、合ってないんだか、 よく分からないままシャッター押してます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年3月4日)
巨峰の新芽:3月4日


ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年3月18日)
 ビニールハウスでは、昨年よりも遅い時期まで水撒きしてたんですけど、 後々の作業の都合もあって、地面にビニールを敷き詰めました。 巨峰は、そうでもないですけど、 ロザリオは、地面にビニールを敷いた途端に、 芽の出が一時停止してしまったような、そんな気がしてます。

 分園のトンネルハウスのビニールはり、準備を続けてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年4月9日)
 ホームページの更新をサボってる間に、 分園のトンネルハウスのビニールはりは、無事に終わりました。 トンネルハウスも3年目ですから、手伝いの人達も慣れてきて、 ほとんど風の吹かない日に当たったこともあり、 安心してビニールひろげることができました。
 いつもと比べると、ちょっと芽の動きが早いみたいで、 ビニールはった後は、すぐに芽欠きを始めてました。

 本園ビニールハウスの巨峰は、勢いにバラつきありますけど、 とりあえず順調に伸びてきてます。 昨日(4月8日)は、1枝だけですけど、花咲いてるのを見つけました。 明日から房切り始めます。

 紅アレキ、アレキサンドリアは、めちゃめちゃ芽の出が良いです。 特に紅アレキの芽は、勢いが揃ってるし、巨峰よりも早いくらいです。 この調子で最後まで順調にいってくれて、美味しくて、 もちょっと粒が大きくて、軟くなることが無ければ、 今年は、売り物になるかもしれません。

 昨年の春にビニールハウスの中に移植したセキレイは、 巨峰と同じくらいに新芽が伸びて、花芽も広がってます。 このまま、まともにいけば、巨峰との詰め合わせにして、 御中元に使えるかもしれない、と期待してます。 ...ま、花咲いて、実になって、太って、色着いて、食べてみないと、 10月のセキレイみたいな実になるのか分かりませんけど。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年4月26日)
 ビニールハウスの巨峰は、花が咲き始めたのは今月の8日でしたけど、 ポツポツと咲き続けて、いつが満開だったのか分からないうちに、 ほとんどの花が咲き終わろうとしてます。 最初の頃に咲いて、ちゃんと有核の実になったものは、 大豆の大きさくらいの粒になってます。 できれば、地面に敷いたビニールをはいで、水を撒きたいんですけど、 今咲き始めたり、これから咲こうってしてる花芽もあるので、 夜温を保つためにも、夜はビニールハウスを締め切らなければならず、 そうなると、地面のビニールを剥ぐわけにもいかず、我慢我慢、ってとこです。

 昨日、台風2号が通過していきました。 風が強くて、ビニールハウスの中に突風が入ると、 ビニールハウスの鉄骨まで壊れそうだったので、急いで閉めきりました。 ところが、風ばかり強くて、雨は降らずに太陽が照りつけてくれて、 ビニールハウスの中の温度上がって、実やら葉っぱやら、 焼けてしまいそうで、高温障害になりそうで、 突風吹いたときは、ビニールハウスの谷換気を閉めて、 風が中に入らないようにして、 風が弱まったときに、谷換気を開けて熱気を外に出して、 外の空気を入れて中を冷やして、 また突風が吹きそうな音が聞こえてきたら、谷換気を閉めて、 ...ってのを午後3時くらいから夕方まで繰り返してました。
 とりあえず、風の強いときには閉めてたので、 ビニールハウスの中には、風の影響はなかったと思います。 でも、テラス、露地では、けっこう風に揉まれてて、枝が折れてました。 こんな時期から台風の心配をせにゃあならんとは、先々心配です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年5月21日)
 ビニールハウスの巨峰は、今のところは、順調っぽく、粒が大きくなってきてます。 防風林の陰だったり、ビニールハウスの入り口近くだったりして、 寒かったところは、花咲くのも遅れて、あんまり良い房型ではありませんが、 ビニールハウスの中央辺りは、わりと良い房型んのがあります。 頑張って、房数を減らしてますけど、 良い房型んのがあるだけに、 もったいなく思えて、房数を減らしきれてなさそうにも思えて、 先々、ちょっと不安ですけど、今のところは、大丈夫そうです。
 房数減らしも一段落して、粒間引きやってます。

 ロザリオは、花咲く時期にばらつきがありましたから、 早いのか遅いのか、お盆の頃どのくらいの甘さになるのか、 よく分からないんですけど、 昨年よりも、大きな房がたくさんありそうです。 粒がたくさんついてるだけに、粒間引きに、かなりの日数かかりそうです。

 力仕事は、僕のところに優先的に回ってくることになってるんですけど、 今年は、いつも以上に優先的に回ってきてるものですから、 メールの返事、ホームページの更新が、ヨレヨレになってきてます。 花も咲き終わりましたし、 だんだんと疲れに慣れてきてる気もしますから、ゆっくりとお待ち下さい。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年6月12日)
 ビニールハウスの巨峰は、ポツポツと色着き始めて、鳥に狙われ始めて、 追われるようにして、袋掛けまで終わりました。 袋数(房数)が少なかったのが気になりますが、 巨峰との詰め合わせで人気の出てきてるロザリオの房型が大きかったので、 大丈夫でしょう。 高温障害起こさないように、換気に気をつけて、 肥料やったり、水撒いたり、脇芽欠いたり、してます。

 今年から収穫できるかな、 って思ってた紅アレキとアレキサンドリアですけど、 熱のこもりやすいとこに植えてあることも影響したんだと思いますが、 日焼けして、房の上の方粒が干からびたようになってしまいました。 いつもは、ロザリオが日焼けしてしまうんですけど、 それよりも弱かったみたいです。

 トンネルハウスの巨峰は、房落としと粒間引きの最中です。 房型も良いんですけど、粒の伸び方にも、元気があります。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年6月19日)
 今日、台風6号が海沿いを通り過ぎていきました。 ビニールハウスも、トンネルハウスも、まだビニール被せたままですから、 中の葡萄には影響ありませんでした。 でも、露地の葡萄は、5月の突風のときに被害にあって、 葉っぱやら実やら飛び散ってしまって、 どうなるかと思ってたのが、やっと立ち直ってきて、 葉っぱが生えてきてましたのに、 またもや痛めつけられてしまいました。 全体面積の1/35程度の露地で、収量には、そんなに影響無いと思いますけど。

 台風4号、5号は、東側を、宮崎県の方を通ったので、 全く風吹かなかったんです。 でも、台風6号みたいに、海沿いを通過する台風のときは、 周りに風を遮るものがない、見晴らしの良いとこなものですから、 いつも風当たりが強いんです。 なものですから、昨日の朝までは、高温障害起こさないようにって、 ビニールを固定してたスプリング(針金)を外して、ビニールを捲り上げて、 開け放しにしてたビニールハウスを、 もう一度、ビニールを垂らして、スプリングで固定して、 5月の突風で穴があいたままのビニールを補修して、 なんとか風が入らないようにしました。 一箇所から風が入り始めると、ビニールが破れやすくなるし、 ビニールハウスが壊れる可能性もありますから。 ...昨日の午後から夜の9時までかかって。

 おかげさまで、今朝は、筋肉痛で起き上がれなくて、 疲れた頭で、ぼ〜っとテレビのニュース見てました。 地図上では、最接近してても、あんまり風吹いてなかったもので、 「このくらいでオサマッテくれたか。」って思ってたんですけど、 それから後の風が、ときおり押し寄せてくる突風が、とても強かったんです。 足の速い台風で、さっさと通り過ぎてくれると思ってて、 実際、地図上では、どんどん遠ざかってるように見えるんですけど、 ときおり襲ってくる突風は、午後まで続きました。

 雨が降り続いてくれてれば、ゆっくりと寝ていたかったんですけど、 雨が止んでしまって、ときおりお日様が照り付けてくれて、 閉め切ったビニールハウスの中の温度が上がってくれて、 ...しょーがないんで、ビニールハウスの中で風の音を聞いて、 風が止んだときに、谷換気を開けて、温まった空気を外に出し、 風の音が聞こえてきたら、谷換気を閉めて、 中に風が入ってビニールが持ち上がるってことがないように、 繰り返してました。 で、突風がおさまってきてからは、 昨日の夜遅くまでかかって垂らしたビニールを、 スプリング(針金)を外して、ビニールを捲り上げて、 開け放しの状態に、昨日の朝の状態に戻すべく、頑張りました。 ...あまりにも疲れたので、残りは明日やることにしました。 葡萄もビニールハウスも助かったので、喜ばしいことなんですけど、 6時間くらい突風から守るために、すんごい時間と労力でした。

 今日はお休みでしたけど、 トンネルハウスの巨峰は、2回目の粒間引きの最中です。 ところどころ色着いた粒が見え始めてて、そろそろ袋かけです。 でも、日焼けだか高温障害だかで、干乾びてしまった粒があって、 これが悩みの種。 風に強いようにって、ビニールハウスの天井を低く作ってあるので、 熱くなった鉄骨の熱が、葡萄の粒に襲い掛かりやすいみたいで、 あ〜困った、です。 数年して、鉄骨のピカピカ感が無くなると、 ちょっとはマシになると思うんですけど。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年7月11日)
 7月8日に、ビニールハウスに被せた網を取り外したり、 ビニペットのスプリングを取り外したり、ビニールはぎの準備を始めて、 7月9日、10日に、本園と分園のビニールはぎでした。 シルバー人材センターから派遣された皆様、お疲れ様でした。 かなりの御歳の皆様でしょうに、暑い中、元気に頑張ってもらいました。 若い頃の鍛え方が違うのかもしれません。

 風はありましたけど、気温高いし、ビニールハウスの鉄骨は熱いしで、 一年分の氷水飲んで、一年分の汗かいたような気がします。 手足腰の筋肉が疲れたんだか、汗かきすぎて疲れたんだか、 暑さでボーっとなったんだか、 どれが原因だか分かりませんが、 終わったときには、フラフラしてました。 そのまま温泉にでも行きたかったんですけど、 あまりにも汗と汚れでドロドロで、温泉に迷惑かかりそうで、行けませんでした。 それに、ビニールはいだ翌朝は、カラスがやってくるので、 カラス脅しだけは仕掛けておかないと、って思って、夜遅くまで頑張ってました。 ...それでも、袋落とされましたけど。

 梅雨があがるのか、まだ梅雨が続くのか、分からずに待ってたんですけどね、 網を取り外してときに、 ビニールハウスの中からあぶれ出てくる空気が、あまりにも熱くて、 葉っぱが焦げてそうに見えて、 少々雨ふってもしょうがない、って気持ち切り替えて、ビニールはぎました。 天気予報、週刊天気予報では、土曜日以外は晴れそうだったものですから、 そのうちに梅雨明け宣言がでるだろう、ってことで。 でも、梅雨明け宣言、出ませんね。 週刊天気予報が、雨、曇りが多いような予報に変わってきました。 土砂降りの雨じゃなくて、夕立とか、そんな雨だろうとは思うんですけど。

 ビニールはいだことで、日も当たりますし、 昼と夜の寒暖の差も少しはできるでしょうから、 これから着色が進むと思います。

 昨年は、7月3日にビニールはいでますから、 1週間遅れたことになります。 20日頃からは、来てしまわれたお客さんには、 売るようになるかもしれませんけど、 いろいろと仕事も残ってますから、 チラシ出して宣伝するのは、25日くらいからになると思います。 あくまでも予想です。 8月だったら即収穫、って色のものはあるんですけど、 今の時期は、けっこう黒くないといけませんからね、 なかなかハサミ入れられそうにありません。 晴天続いてくれることを祈ります。
 ここ数日、天気予報では、雨模様って予報なんですけど、 そのわりには晴れてます。 車で10分くらいの市街地では、雨降っても、 ここらでは雨降らないってこともあって、 曇も多いんですけど、とにかく暑くて、風が強くて、変な天気です。 今年は、どんな夏になるんでしょーね。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年7月19日)
 7月9日にビニールはぎのころから、 天気予報では、雨降るような予報が多かったんですけど、 昼間は、晴れや曇りでもちこたえてくれましたから、 コンテナ洗ったり、駐車場に線を引いたり、カラス脅しを取り付けたり、 どうにか開園準備を進められました。

 この数日間は、「今年も、そろそろ良いのでは。」と、 買いに来られるお客さんには、 「ちょっと早いんですけど。」と言いつつ、試食してもらって、 買ってもらってます。 地方発送は、「数日してから、25日ころから発送始めます。」という受け方だったんですけど、 今日(7月19日)のお客さんは、 「今ぐらいの味が良いので、すぐにでも送って下さい。」って人もいらしたので、 明日からは、採れた巨峰の量を見ながらですけど、 地方発送をやっていきたいと思います。 ということで、特別なイベントはありませんけど、今年もオープンです。 新聞の折込チラシは、7月23日に入る予定です。

 人気の高まってきたロザリオの出荷時期について、 問い合わせの電話が多いんですけど、 今のところは、よく分かりません。 昨年は、8月5日頃でしたから、 今年も、そのくらいには出荷できるだろうと思います。
 毎年のことではあるんですけど、花が咲き始めてから咲き終わるまで、 日数が長かったものですから、 早く花が咲いた房、早く粒が太り始めた房には、 先に収穫できるように、印を付けてあります。 で、それらの房を眺めているんですけど、 かなり粒も大きくなってきて、飴色になってきたのもあります。 まだ味見してないハズなんですけど、 母様が食べたのは、既に美味しかったらしいです。

 昨年から、ビニールハウスの中に、セキレイの苗木と若木を植えてあります。 房型小さくて、少しづつですけど、今年から収穫できそうです。 今日、見に行きましたけど、ほとんど緑色してますから、 テラスの下に植えてあるセキレイと同じ味になるのか、 ちょっと違う味になるのか、いつごろ美味しくなるのか、まだ分かりません。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年7月27日)
 ここらあたりが梅雨明けしたのは、7月23日、 新聞の折込チラシを入れた日だったと思います。 その後は、夕方から夜にかけての雨はありますけど、 昼間は、良い天気が続いてます。 おかげさまで、「良い味だ。」と言われるようになってきてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年8月9日)
 昨夜から今朝にかけて、台風10号が通り過ぎて行きました。 予報では、宮崎沖の方を通るような進路予想図だったんですけど、 北西に進んでる期間が長くて、なかなか東に曲がらなかったので、 直接来るんじゃないかって、ドキドキしてました。 でも、予想進路図通りに、宮崎県沖を通ってくれましたから、 今日は、あんまり雨も降らなくて、午後からは営業してました。
 葉っぱも、あんまり落ちた様子もありませんから、 葡萄には影響なかったと思います。 ただ、航空便も、宅急便も、今日は動きそうになかったので、 予約だけ受けて、明日に回してしまいましたから、 明日からは、忙しい日が続きそうです。

 ロザリオは、いつもより粒が大きくなってしまったのか、 とにかく大きな房が多くて、なかなか良い味になってきませんでしたが、 今日、食べてみたのは、わりと美味しかったので、 明日からは、ご希望があれば、少しづつ出してみようかと思ってます。 お勧めは、もちょっとしてからですけど、 あっさり味のときのロザリオが好みの人もいらっしゃいますから。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年8月11日)
 8月9日からロザリオの収穫を始めてます。 ロザリオは、緑色から、白っぽい緑色に着色(?)しますけど、 巨峰みたいにはっきりと色着くわけではありませんから、 いつくらいから収穫を始められるのか、よく分からないのです。 問い合わせされても、「食べてみて、美味しかったら。」としか言えないのです。
 ロザリオ目当てのお客様は、かなり増えてきてます。 普通の人は、「いつごろから...?。」って尋ねて下さるだけで、 僕が、「もちょっとですかね〜。」って答えると、 数日待って下さいます。 でも、8月10日前後になると、ロザリオ目当てに、 巨峰とロザリオの詰め合わせを御中元に持って行くことを目的に 来られるお客様がいらして、 「とにかく食べさせて。試食させて。」ということで、 試食してもらうことになり、 「美味しい。」と言われると、売らないわけにいきませんし、 一人試食されると、 その場にいらっしゃる他の人に食べさせないわけにはいきませんから、 ロザリオの収穫が始まる、 というのが、ここ数年のパターンです。 その日が、今年は、8月9日でした。
 今年のロザリオは、粒が大きくなるのが早かったので、 早めに食べれるかと思ってたんですけど、 梅雨長かったし、房型大きかったしで、 もちょっと待った方が良いだろうって思ってたんです。 でも、台風前には日差し強い日が続きましたから、けっこう好評のようです。 なかには、「巨峰よりも甘い。」って人もいらして、 僕としては、「8月末には、そうかもしれないけど、今の時期に...?。」 って気持ちだったんですけど、 酸味の少ない甘さが特徴ですから、そう感じる人も多いのかもしれません。
 ロザリオを、「お盆前に」と予約された方んのは、送り始めてます。 「お盆にこだわらない。」と予約された方んのは、 お盆過ぎになって、ゆっくりなって、 もちょっと安定した甘さになってから送りたいと思います。 買いに来られたお客様にも、問い合わせにも、そのように案内してます。
ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年8月18日)
 8月18日から、分園で営業してます。  本園の巨峰も残ってますけど、 ぶどう狩り、箱詰め、地方発送は、 分園のトンネルハウスの巨峰が中心になってきてます。 毎年、この時期には、分園での営業になるんですけど、 場所が分からない方も、まだいらっしゃいますから、 本園の入り口で、分園の場所を案内してます。

 ロザリオは、お盆前と比べると、かなり甘くなってきたみたいですから、 電話、ファックスで受けた注文も、発送始めてます。 家庭用としては、袋入り巨峰のお買い上げも多いんですけど、 箱詰め、地方発送は、巨峰とロザリオの詰め合わせが多いです。 ロザリオが人気になるのは嬉しいんですけど、 巨峰の面積の方が広いものですから、 「もちょっと巨峰に偏ってくれないかな〜。」って気持ちもあります。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月2日)
 愛育保育園の園児さん達です。 3歳〜5歳の園児さん達は、みんなでぶどう園の中を見て回って、 ハサミを使える子は、ぶどう狩りしてたみたいですけど、 ハサミを使えない子は、袋の中を覗いて、良いのを見つけては、 先生方がハサミを入れてました。 右ッ側の写真の後姿は、園長先生です。 園児さん達に人気のようで、 「園長せんせ〜い。」という声が飛び交っていました。
 ぶどう狩りをした後は、クレインパークを見学して、 保育園に帰ってから、ちょっと遅めのお弁当の予定です。
保育園のお子様達 保育園のお子様達


ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月4日)
 沖田保育園の園児さん達です。 写真は、年少の園児さん達で、ぶどう園の中を歩きながら、 葉っぱの形とか、葡萄が生ってる様子とか、見て回ってから、 シートを敷いたとこに座って、巨峰を食べました。
 年長の園児さん達は、椅子席に座って、巨峰を味見してから、 ぶどう園の中を見て回って、1房づつ、ぶどう狩りしました。
保育園のお子様達 保育園のお子様達


ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月9日)
 分園の休憩スペースのテラスには、セキレイが植えてあります。 このテーブル席で、頭の上のぶどうを眺めながら、みんなでお弁当食べて、 食後のデザートして、試食のぶどうを食べます。 そして、テーブルと椅子を片付けて、 ゴザ敷いて、寝ねっころがって、休憩してから、ぶどう狩りです。 で、記念撮影して、「来年まで元気しとって、また来ないかんねぇ。」 って言いながらバスに乗り込み、 ばいば〜いって、手を振りながらお帰りになります。
デイサービスの皆さんと記念撮影:9月9日
 近くの施設のデイサービス利用のおばあちゃん達は、 施設で、お昼ごはんを食べてから、午後2時くらいに来られます。 で、おやつ代わりに試食のぶどうを食べて、ぶどう狩りです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月10日)
 お盆過ぎからの平日〜土曜日の昼間は、 おばあちゃん達や保育園のお子様達の遠足と、 学校給食の準備と、けっこう賑やかでした。 さすがに、お盆前の御中元時期のような忙しさではありませんけど、 旅行雑誌で紹介されるような葡萄の産地でもありませんから、 この時期に、こんだけ来てもらえれば、ありがたいことです。 今週末までは、予約が入ってるものですから、 なんとか無事に過ごしたいんですけど、 台風14号が、勢力の強い台風が、こちらに向かってるみたいで、 またまた心配の日々です。

 少しづつですけど、 分園のテラスの下に植えてあるセキレイの収穫を始めました。 毎年のことではあるんですけど、粒の大きさ、房型は、 本園のテラスの下に植えてあるセキレイの方が良いように思いますが、 色着くのは、分園のセキレイの方が早いです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月15日)
 台風14号が通り過ぎて行きました。 台風の強さって、「非常に強い」ってのが最大級の表現かと思ってましたら、 その上に、「猛烈な」って表現があるってことを、 今回の台風14号で、初めて知りました。 九州に近づいてきた頃には、勢力も弱まり(?)、風も弱まり(?)、 ...と言っても、気圧930hp、風速40m/sec、と十分な強さでしたけど、 進行速度も速くて、遠くを通ってくれましたから、 被害は、風当たりの強い場所の房が落ちたり、 古い看板が倒れたり、そのくらいのものでした。 台風が通過した昼間でも、ほとんど晴れてて、 風が強くて、目にゴミが入って、コンタクトレンズしてる僕は、 涙流してばかりの一日でした。

 「巨峰は、いつまであります...?。」 って問い合わせを受ける時期になってきました。 分園の畑の中を見回すと、 真ん中あたりは、パラパラっと残ってるだけなんですけど、 隅っこには、袋がたくさん下がってるようにも見えます。 「今週の金曜日、土曜日までは、まだ十分あるでしょう。」ってことで、 予約受けてますし、今週いっぱいは大丈夫と思いますけど、 それから先は、ちょっと分かりません。 思ってたよりも残ってて月末まであるかもしれませんし、 週末過ぎたら無くなってしまうかもしれませんし、 お客さんと天候次第です。

 分園のテラスの下に植えてあるセキレイは、ここ数日の間に、 けっこう収穫されましたけど、 本園のテラスの下に植えてあるセキレイは、 まだ全然手をつけてませんから、 台風の被害に遭わなければ、ツルがやってくる頃まで大丈夫そーです。
 ロザリオも、少なくなりましたけど、分園に若木も植えてありますから、 房は大きくないですけど、もーしばらくは、大丈夫です。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年9月25日)
 分園で営業してましたけど、巨峰が、ほとんどなくなりましたので、 明日からは、本園で営業することにしました。 巨峰は、家庭用の袋入りとして売る分くらいは、畑に残ってますけど、 箱詰め、地方発送は、ロザリオとセキレイだけになります。

 一日当たりの収穫量も少ないですから、 手伝いのおばちゃん達も、稲刈りシーズンってこともあって、 手入れが始まるまでは、お休みしてもらって、家族だけで販売します。 注文受けてから、収穫、箱詰め、袋詰め、地方発送、です。 ずーっと休み無しに仕事してきましたから、 これからは、たまには「本日休業」の日もあります。 セキレイがあるかぎり、販売は続けますけど、 一応、シーズンオフ、お休み期間です。 体を、神経を、休めねば...zzzz〜。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年10月3日)
お勧めな色着き具合 お勧めな色着き具合
 本園で営業中です。 巨峰は、家庭用の袋入りとして売る程度のものは、畑に残ってますけど、 箱詰め、地方発送は、ロザリオとセキレイだけです。

 収穫が終わった分園では、 古い木を引っこ抜いたり、古い木の枝を切り落としたり、 そんな畑仕事やってます。 トンネルハウスの柱に合わせて植えてた苗木が、 大きく育って、枝も広がりましたから、 来年は、古木と若木を共存させるのが難しそうなので、 若木に切り替えてしまいます。
 チェーンソーで太い幹を切って、 根元をスコップで掘って、ナタで根を切って、 棚の上に広がってる枝は、ノコギリと剪定ハサミで切り落として、 全部、畑の外に運び出します。 収穫時期も、けっこう体力使うんですけど、 力仕事は久しぶりですから、腕の筋肉がピクピク言ってます。 ボチボチとなれるしかないです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年10月21日)
 畑の隅っこに残ってた巨峰は、色着いてなかったので、 1週間程、ほったらかしにしてたんですけど、 結局は、あんまり色着かなくて、 セキレイ買いに来られたお客さんにあげてしまいました。 色着きの問題だけじゃなくて、美味しい時期ってのがあるみたいで、 最盛期の頃の色の薄い巨峰と比べても、 味が薄くて、皮の近くに渋味があって、口に残る感じがします。 皮を剥いてから口に入れる人にとっては、けっこう美味しいかもしれませんけど。

 ロザリオは、食べると、甘くて美味しいんですけど、 粒の表面に、ソバカスみたいな、シミみたいな色が着いた粒が混じってしまって、 見た目が良くないものですから、 ちょっと安めの家庭用袋入りだけにしてます。 分園の若木の実が残ってますから、もーしばらくは、ありそうです。
 分園(トンネルハウス)のロザリオは、 畑が違うからなのか、若木だからなのか、 古いロザリオと比べると品種改良されてきてるからなのか、 はっきりした理由は分かりませんけど、 水分が多いような、ちょっと違った味になってます。

 ってことで、ぶどう狩り、箱詰め、地方発送は、ほとんどセキレイだけです。 ...だけにしてるんですけど、 試食してもらって、買う葡萄を決めてもらってるので、 味の好みってのは、それぞれですから、 「やっぱりロザリオの味が好き。」って言われると、 ロザリオも混ぜてます。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年11月15日)
 本園で営業しながら、草刈して肥料を撒いたり、防風林を散髪したり、 たまには営業を休んで、 他の地区のぶどう園の状況を見に行ったり、けっこうのんびりしてます。

 分園のロザリオが少しだけ残ってまして、 希望される方には、採って来て、家庭用の袋入りとして販売してますけど、 ほとんど、セキレイだけとなりました。
 最近は、雨の日が多くなってきてますけど、 ずーっと天気の良い、気温の高い日が続いてましたし、 テラスの下に植えてあるおかげで、雨の影響も、霜の影響もなく、 葉っぱも、それなりに元気にしてますから、まだまだ大丈夫そうです。 「12月中旬に法事をするから。」って注文には、 さすがに、「残ってるかもしれませんから、そのときにはお願いします。」 という程度の返事にしておきましたけど、 何年か前の暖冬の年は、クリスマスの頃に採ったこともありましたから、 今年も、あんまり木に負担がかからない程度に制限しながらですけど、 できるだけ頑張ってもらおうかと思います。
 他のぶどう園さんが見に来られたり、こちらから見に行ったりして、 今年のぶどうの話をすることがあるんですけど、 木にぶどうが残ってるってぶどう園ってないものですから、 珍しがられて、良いお土産になります。

 できるだけ家の近くに居るようにしてますけど、 畑の奥に居て、来られたのに気が付かなかったり、 不定期にお休みしてますので、 お休みの日に来られて、会えなかったりもありました。 遠くから何度も来られるのは大変ですから、 来られる前に電話で教えて下さるとありがたいです。 ...電話の音が聞こえなかったり、走ってきたけど間に合わなかったり、 することもありますので、電話のベルは長めに、 できれば、少ししてからリダイアルしてもらえるとありがたいです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年11月21日)
 「ぶどうの葉っぱを送ってほしい。」 ってメール下さった人に見せるために撮ったものです。 メールにファイルを添付するのも、添付されるのも、得意じゃないものですから、 ここに載せといて、見てもらおうと思いました。
 巨峰の葉っぱは、 右側の写真のように、綺麗な色形で残ってるものもありますけど、 収穫時期と比べるまでもなく、残ってる枚数が少なくて、 左側の写真のような状態のものが、ほとんどです。
巨峰の葉っぱ 巨峰の葉っぱ

 ビニールハウスの中のロザリオは、ちょっと前まで実が生ってて、 その頃の葉っぱは緑色してたんですけど、 収穫が終わった途端に、黄色くなった葉っぱが目立ってきて、 枯れ葉となって、地面に落ちてるのも目立ちます。
ロザリオの葉っぱ


ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年12月1日)
 本園で営業しながら、肥料を撒いたり、防風林を散髪したり、 施設の修理したり、剪定したり、 いつの間にか来年に向けての仕事が忙しくなってきました。

 セキレイの葉っぱは、この暖かさのおかげで、かなり良い状態でしたけど、 さすがに黄緑っぽくなったとこが増えてきてて、 そろそろかな...、って思ってます。
 甲斐路の葉っぱは、今でも真緑してます。 真夏の頃みたいな色してるんです。 実どまり悪くて、房が小さいんで、負担が少ないのかもしれませんけど、 今のままなら、12月末まで生らせておけそうな雰囲気すらあります。 甲斐路が、ちゃんとした房型で作れるんなら、 11月までにセキレイを収穫終わらせて、12月は甲斐路の収穫に移れれば、 葉っぱの心配が少なくてすみそうです。 ウチの甲斐路も、病気入ってばかりで良いとこない、 って思ってましたけど、良いとこがありました。

 できるだけ家の近くに居るようにしてますけど、 畑の奥に居て、来られたのに気が付かなかったり、 不定期にお休みしてますので、 お休みの日に来られて、会えなかったりもありました。 遠くから何度も来られるのは大変ですから、 来られる前に電話で教えて下さるとありがたいです。 ...電話の音が聞こえなかったり、走ってきたけど間に合わなかったり、 することもありますので、電話のベルは長めに、 できれば、少ししてからリダイアルしてもらえるとありがたいです。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年12月11日)
 雨でした。 久しぶりのちゃんとした雨でした。 そして、あいにくの雨でした。
 今日は、米ノ津小学校の3年生が、総合学習(?)の一環で、 仕事の様子を見学に来るというに、こんな雨降りでは、外の仕事できません。 そりゃあ、合羽着れば、できないことはないですし、 「こんなに苦労して仕事してんだ〜。」ってとこを見せても良いんですけど、 そんなんで風邪ひいては、この先の仕事が遅れてしまいます。 ビニールはったままにしてあって、雨の当たらない畑を歩いて見て回ってから、 今やってる仕事、肥料撒いたり、剪定したり、 っていう話をすることにしました。 先生方と、「できれば晴れてる方が。」って話したんですけど、 時間割の都合やらありますからね、延期できるもんじゃあありませんでした。

 2クラスで、65人だったと思います。 少子化と言われてるわりには、 僕が小学生だった頃でも、1こ下の学年は2クラスでしたから、 そんなに減ってないのかもしれません。 平地で、水害の心配の無い地区ってこともあって、 家建てて引っ越してくる若い人達が増えたからなんでしょう。

 ただでさえ声が小さい僕なので、 65人もの子供達に、声が届くんだろうかって心配してたんですけど、 雨降ってたもので、余計に声が通らなくて、 囲みの外側に居た子供達は、聞こえたんだか、聞こえなかったんだか、 って状態でした。 説明するのに慣れてないので、そこそこにして、 知りたいことに答えた方が、聞いてもらえるだろうってことで、 質問コーナーにしました。 案の定、たくさんの質問を準備してくれてたんで、 何を話そうかと心配することありませんでした。

 夏、夏休みが始まった頃に、先生達が研修に来られたことあったんです。 「総合学習の時間にお世話になりますから、その下調べ。」ってこともあって、 15人くらいだったと思いますけど、来られたときは、 お客さんも来られる時期だったんで、机、椅子ってのが準備してあったんで、 席についてもらって、ホームページの一部をコピーして、資料として渡して、 それに沿って説明する形をとったんで、 授業、講義って雰囲気で、できたんで、 説明するのに慣れたつもりになってたんですけどね、 大勢の子供達相手には、難しかったです。 というか、無理、って言葉が頭に浮かびました。
 畑の面積を教えるにしても、 おじいちゃんおばあちゃんには、1町8反っての分かり易いですけど、 普通の大人には、180アールとか、1.8ヘクタールとか、 ヘーベー(ヘーホーメートル、mの2乗)とか、 そんな言い方でないと分からないみたいですし、 小学校3年生となると、それも分からないらしいんで、 畳何枚分...?、って聞かれて、答えられませんでした。

 ぶどう園の入り口の駐車場のところに、セキレイが植えてあるのです。 雨が当たらないように、テラスにしてあるものですから、 今の時期にも、木に実が残ってるのです。 セキレイの実、袋が見えるんで、「まだ、ぶどうが残ってる。」ってのが、 お客さんに分かるようになってるんですけど、 当然、小学生達にも見えてて、分かるわけで、 まずは、「美味しそう」って声が上がってました。 食べさせるつもりで準備はしてたんですけど、 まずは、お勉強が目的ですから、 質問コーナーまで終わってから、おやつのお時間にしました。
 「皮が美味しい」って、皮ごと食べてる子もいれば、 丁寧に皮を剥いてから食べてる子もいるし、 せっせせっせと、たくさん食べてる子もいるし、 遠慮してる子もいるし、いろいろでした。 地元の子供達ばかりなんですけど、 「食べたことあるけど、どこにぶどう園があるのが知らなかった。」 って子供達も、けっこういたんです。

 せっかくだから、ホームページネタにしようかと思って、 質問コーナーが終わったところで、 準備しといたデジカメとりだして、シャッター押したんですけど、 あれま〜、電池切れでした。 せっかく、子供達が、ピースしてくれてたのに。 しょーがないんで、先生がデジカメで写してたんで、 そのファイルをもらうことにしました。
 みんなを見送った後は、喉がカラカラ、カサカサになってて、 声を出しづらかったです。 ホント、有意義な一時間でした。 ぶどう園日記 現在状況報告編(2003年12月30日)
 葉っぱが黄色くなってからも、しっかりした状態を維持してたセキレイも、 クリスマスを過ぎた頃には、ほとんど無くなりましたので、 本年の葡萄の収穫、販売は、終了ということにしました。 小房の甲斐路が、ちょこっと残ってますけど、 まだ葉っぱが緑色してるんで、どのくらいの時期までもつものなのか、 自分達で味見し続けてみたいと思います。
 12月になってから、「知人から貰ったから。」って、 半信半疑で買いに来られたお客さんは、 今の季節に、冷蔵庫保存されてるわけじゃなくて、 木に生ってるセキレイを見て、やっぱりびっくり、の様子でした。 来年は、どんな気候になるのか分かりませんけど、 お歳暮時期まで、覚えててほしいものです。

 クリスマス前の1週間くらいは、 以前から受けてた注文分を発送してましたから、 何やってて忙しかったのか分かるんですけど、 その後の師走の日々は、 何やってんだか分かんないうちに過ぎていきました。 剪定、枝集め、ぶどう棚の修理、ビニールハウスの修理、 ...年賀状書き。

 このホームページを読んで下さった皆々様、 一年間、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。 2004年も、ぶどう作りを、販売を、頑張りたいと思います。 頻繁かどうか分かりませんけど、 ぶどう園日記を更新していきたいと思いますので、お付き合い下さい。
 では、皆々様方、良い年をお迎えくださいませ。

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