2000年ぶどう園日記・現在状況報告編

ぶどう園日記 現在状況報告編(2000年7月11日)

 去年の台風で吹き飛ばされた道路沿いの看板、最近になって、やっと修理してもらいました。 「山門ぶどう園」の文字を大きくして、シンプルなものになってます。 鉄塔の上のテント生地の看板は、まだ破れたままです。 収穫開始までには、なんとかしてくれるように期待してんですけどね。

 さて、最近、ボイラー焚いて加温したハウス物の巨峰が、お店に並ぶようになって、 問い合わせ、来園が増えてます。 ウチのビニールハウスは、ボイラー焚いて加温してませんから、ちょっと遅れます。 今年は、芽の出る時期が遅かったので、収穫開始は、7月20日過ぎに、 新聞折り込みチラシ入れるのは、7月末くらいに、なると思います。 もちょっとお待ち下さい。 ...現物出来上がらないうちから、注文だけ受けてたりしますけど、 なんたって味見してもらう葡萄が無いもので、楽しくないです。

 あまりの暑さに、ビニールハウスの中の葉っぱも焼けてしまいそうで、 「梅雨明け宣言」ってのを待たずに、7月3日にビニールを取り外したんですけど、 その後も順調に良い天気で、色着き進んできてます。 ピンク色になったばかりの房、紫色の粒が混じってる房、全体的に紫色っぽくなった房、 木によって、房型によって、色々です。

 量的には、どうかな〜、少なそうな気配がします。
 ビニールハウスの中は、間伐と言って、木を引き抜いたとこがあって、芽が出たときから枝数が少なくて、 棚が埋まってないもので、確か、袋の数が少なかったと思います。 今からは房数は増えませんから、もうちょい粒が大きくなって、重量が増すことに期待するだけです。
 露地の方は、去年の長雨による枝腐れと、台風の影響がもろに残ってしまって、 今年の芽を出す枝が少ない木があり、 さらに、花咲くときに雨になってしまったとこも多くて、 小さな房がとても多いです。 美味しくは仕上げるつもりですけど、房型の良いのは、早い時期になくなってしまうと思います。

ぶどう園日記 現在状況報告編(2000年8月18日)
今年も、お買い上げありがとうございます。 ビニールハウスで栽培した巨峰は、順調に収穫が進み、残り少なくなりました。
 毎年のことではありますが、今年も、7月末〜8月10日くらいまでが、 ビニールハウスの巨峰の地方発送としては、良い期間、お勧め期間だったと思います。 この期間は、巨峰の実が若くて、運送屋さんも、それほど混んでませんからね。
 お盆期間に入ると、運送屋さんが混んできますから、 配達時刻が遅くなったり、トラックの中の高熱の影響受けたり、生産者としては、色々と心配が増えます。 巨峰も、さらに甘くなりますけど、「地方発送するには、ちょっと熟れすぎかな。」という気もしますから。 地元で食べてたり、化粧箱に入れて持ち回るには、と〜ってもGOODですけどね^^v。 毎年送ってもらってる人は、「少々粒が離れようが、食べて美味しければかまわない。」みたいです。

 さて、ビニールハウスの巨峰も、残り少なく、ちょっと時期を過ぎるような状態になってきましたから、 明日(8月19日・土曜日)から、値段を下げようと思います。 販売価格を見て下さいませ。 もちょっとしたら、露地栽培の巨峰の収穫・販売も始めたいと思います。

 お盆前から収穫開始したロザリオ、そろそろ本当の甘さがでてきたと思います。 お盆前は、「あっさりした甘さねぇ。」と試食したお客さんに言われてたロザリオも、 今は、「甘いねぇ。」と言われるようになりました。 そろそろ、ロザリオが本当に美味しい時期になります。

 今年のセキレイは、一房当たりの粒数が少なくてバラ房かなぁ、って思ってたんですけど、 どうやら、粒が大きくなってきて、まともな房になりそうな気配もあります。 袋をとった房が幾つかあるんですけど、だんだんと色着いてきてます。 僕も、眺めてるだけで、全然食べてませんから、まだまだ、収穫開始時期は分かりませんけどね。



ぶどう園日記 現在状況報告編(2000年9月11日)
 露地栽培の巨峰を収穫販売してきましたけど、9月12日で終了となります。 花咲く時期の雨が堪えました。 一房当たりの粒数が少ない、とても小さな房ばかりになってしまったため、 7月、8月の晴天続きで、予定以上に熟れすぎてしまって、粒がポロポロ落ちて終わってしまいました。 露地の巨峰の地方発送は、まともな形での地方発送は、最初の1週間くらいでした。 こんな状況は今までみたことない、ってくらいの状況で、 とくに、ここ数日間にぶどう狩りに来られたお客さんは、驚かれたと思います。 畑のあちこちに、葡萄が入ったままの果袋が、ずら〜っと落ちてるんですから。 取り集めても取り集めても、次々に落ちていくような状況でした。 まあ、熟れすぎなわけで、食べると甘いんで、家庭用袋入りとしては、喜ばれたんですけど。

 セキレイは、お希望の方には販売してますけど、 ホントに美味しくなるには、甘くなるには、もちょっと日数が必要です。 露地巨峰のまともなのがなかったもので、贈答用として、セキレイを買って行かれた人もありますが、 できれば、もうちょっと美味しくなるまで、赤い色が着くまで、待ってて欲しいです。 ぶどう園日記 現在状況報告編(2000年11月25日)
 巨峰が早くになくなってから、「セキレイは、赤い色が着くまで、待ってて欲しいです。」と言い続けましたけど、 あんまり色が着かないまま、ほとんど無くなりました。 残ってるのは、小さな房んのが少しだけですから、僕が食べようと思います。^^

 最初の頃は、巨峰目当てにいらしたお客さんが、「巨峰の代り」にセキレイを買っていかれたもので、 セキレイが色着く暇なかったんですけど、 最近になっても、カラス、鳥、蜂、虫の害を避けるために、袋をはがなかったもので、あんまり色が着きませんでした。 「全体的に飴色っぽくなって、そろそろ粒の先っぽが赤くなってきたかなぁ。」 ってときが、僕的には、歯切れがよく、上品な甘さで、一番美味しいように思ってますから、 そういう意味では、良い状態で販売できたと思います。 一粒、鳥に食われると、そっから汁が垂れて、一房全部をダメにしてしまいますから。 お蔭様で、デパ地下で売ってるセキレイと比べると、全く違う品種のようでしたけど。

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