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招待給食  (最終更新日:2008年1月22日)
 今日は、西出水小学校の招待給食にお呼ばれしてましたので、行って来ました。 1月24日が学校給食記念日で、その日をはさんだ週を学校給食週間とされてて、 「鹿児島を丸ごと味わう学校給食」を実施されてます。 その一環として、物資納入契約業者、地場産物生産者を招待して、 給食試食会だったのです。
 昨年12月に、招待状ってのが送られて来てまして、 僕には子供いませんし、近所の子供達と遊ぶってこともないもんですから、 子供に慣れてなくて、喋り方も分からず、 「一緒に給食だなんて、どうしたもんだろう。」って迷っていたのですが、 栄養士さんも、「是非」って言われるものですから、一応、申し込みしてたのでした。 申し込みしたは良いけど、「どうしよ..?」って、ずーっと気になってまして、 1週間くらい前から、かなりドキドキしてました。

 集合場所の家庭科室に行ったら、他にも業者さん達がいらしてて、 みなさん、かなり緊張された様子で、 「緊張してるのは僕だけじゃあないんだ...。」って、ちょっとホッとしました。 でも、1食分の給食費として、215円支払って、 校長先生、栄養士さんの話を聞いてから、 生徒さん達が迎えに来るのを待ってるときは、やっぱりドキドキでした。

 最近の給食って、見たことあります...?、食べたことあります..?。 お子様のいらっしゃる方は、給食の試食会なんてのもあるみたいですし、 僕よりは、給食に慣れてると思いますけど、 僕は、小学校6年生のとき以来の給食でしたから、 懐かしいやら、全然違ってて驚くやら、でした。
 今日の献立は、古代赤飯、鶏の旨煮、七福なます、きんかん、牛乳、でした。 僕が小学生の頃は、ご飯給食もありましたけど、まだ始まったばかりの頃で、 五目御飯みたいなのを、箸じゃなくて、先っぽに穴があいたスプーンで食べてた記憶なんですけど、 今日は、しっかりと箸でした。 食器も、金属製じゃなくて、プラスチックというか、 家でも使ってそうな器でした。
西出水小学校の招待給食 西出水小学校の招待給食
 僕が呼ばれて教室に入って行ったときには、 ぐる〜っと円く机が並べられてて、配膳は終わってましたから、 生徒さん達と「こんにちは」って挨拶して、 みんなで、手を合わせて、「いただきます。」って言って、 すぐに食べ始めたんです。 「良かった〜。」って安心しましたよ。 だって、行く前の想像としては、何か挨拶みたいな言葉を、 「苦労してぶどうを作ってるから、残さず食べてね。」とか、 そんな話をしなきゃあイカンのだろうかと、 恐々としてましたから、そのまま食事になって、ありがたかったです。

 すぐに食べ始めた生徒さんもいたんですけど、 すぐに立ち上がった生徒さんも多くて、 「何だ...?。」って眺めてましたら、ご飯や、旨煮やら、おかわりするんです。 まだ食べてないですから、「おかわり」って言い方は正しくありませんね、 追加...?、とにかく、せっかく作ってもらった給食を残さないようにってことなのか、 元気な子達は、さっさと自分の器に注ぎ足してから、食べ初めてました。 食べ終わった子達も、またおかわりしてましたし、 先生も、おかわりしてました。 僕にも、先生が勧めて下さいましたから、 プチプチした美味しい赤飯だったんで、おかわりしようかとも思ったのですが、 元気な子供達がご飯のとこに並んでましたので、遠慮しときました。 ちょっと残念。

 薄味ですけど、美味しい、何でも入ってて健康に良さそうな、そんな食事でした。 最初の説明のときに、資料として、一ヶ月の献立表ってをいただいたんですけど、 パンプキンポタージュとか、ミネストローネとか、 きのこスパゲッティーとか、ほうれん草のソテーとか、書いてあるんです。 ミネストローネですよ、ミネストローネ。 僕が始めて食べたのは、たぶん、社会人になってからですよ。 モスバーガーに入ったときに、メニュー見て、「これは何だろう」って思ってて、 他の人が実際に食べてるのを見て、じゃあ僕もってな感じで食べたのが最初でした。 それを、今の子達は、小学校の給食で食べているのです。 2001年の10月に、西出水小学校のホームページを見て、給食用のぶどうについて書いたことがりましたが、
給食の葡萄
あのときの献立表には、「ナン」とかも書いてありましたし、 最近は、世間にある食べ物は、なんでも給食になるんですねえ。

 で、下の写真は、ほとんどの子達が食べ終わったかなあ〜、って頃なんです。 それぞれ自分の食器を仕分けして積み重ねて、その後、何してんのかな〜って思ってましたら、 先生も一緒になって、みんなで自分の牛乳パックを分解してるのです。 で、お盆と牛乳パックを持って、廊下に出て行って、 教室に帰って来るときには、お盆だけを持って、お盆を拭きながら帰って来るのです。 牛乳パックは...?って見に行ったら、 歯磨きしてる子達の横、水道のとこに、牛乳パックを水切りする入れ物が置いてあって、 綺麗に水洗いされた牛乳パックが並べられてました。 僕が帰る頃には、給食当番の子達が、食べ終わった食器と一緒に運んで行くとこでした。
西出水小学校の招待給食 西出水小学校の招待給食
 食べ始める前に、「牛乳パックがあるけど、ストローがないなあ」って、 ちょこっとストローを探してから、周りを見ると、 みんな、パックの上の部分を開けて、そのまま飲んでました。 いつも家で飲んでる牛乳は、1リットルサイズのパックですから、 そのまま飲むってことはなくて、カップに注いで飲みますから、 ストローを意識したことはないんですけど、 このサイズのパック入りの飲み物って、だいたいストローが付属してて、 差込口に挿して飲むのが当たり前になってました。 必要ないっちゃあ必要ない物ですもんねえ。 環境のこともありますし、1食分の給食費200円前後って予算のこともありますし、ねえ。

 教室に入る前は、かなり緊張してました。 たぶん、夏のテレビの取材のときよりも緊張してました。 でも、想像してたような挨拶もありませんでしたし、 懐かしい給食を食べて、元気よく食べる子供達の様子を見れて、 楽しく過ごせました。 自分とこのぶどうが給食に出されたとき、 どんな感じで食べるのかな〜って、ちょっと見てみたいような気もしましたが、 収穫時期に、そんな余裕があるってのは、非常に困った状態ですからね、 喜んで食べてくれてると信じて、頑張って作りましょう。

 慣れてないからでしょうねえ、子供達同士が本気で喋り合うと、 言葉のスピードが速くてなのか、声が高いからなのか、何を言ってんだか聞き取れませんでした。 金柑を食べてるときに、皮に近い部分は甘いんですけど、 中は酸っぱいもんですからね、何か騒いでたようなんですけど、 「食べないと昼休み無し」とか、そんな話だったのか...。 とりあえず、「おじさん」とか言われずに、 みんな「山門さん」って呼んで話しかけてくれてたので、テンション下がらずに良かったです。


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