■ プラスαの知識 - 気管内チューブの適正位置の確認方法 -

 

【成人】 胸部X線による確認

頸部の
状態
気管分岐部の位置
声帯の
位置
下顎骨下端の位置
気管分岐部と
チューブ先端の
適正距離
チューブ先端の
適正位置
前屈位
T5〜T7
C5〜C6
T1以下
3cm
T2〜T4
中間位
C5〜C6
5cm
後屈位
C3〜C4以上
7cm
注意 1. 頸部の前屈、後屈によるチューブ先端の位置の移動に注意
    2. 椎体が不明瞭な場合は肋骨影を背面へ追い、椎体の上側方に結合していることより確認できる。

【小児】
 @ 声帯の位置はC3〜C4であり、頸部中間位でチューブ先端位置を気管分岐部より2cm以上、
    声帯より1.5cm以上下方にする。
 A 気道の距離(門歯〜中位気管)cm=(身長cm/10)+5
 B 胸部X線で、チューブ先端が第2胸椎にある。

【新生児】 7−8−9の法則

体重
1kg
チューブ先端から口唇までの
適正距離
7cm
2kg
8cm
3kg
9cm

文献4より引用 一部改変

念のため・・・
  C5 〜 第5頚椎   T2 〜 第2胸椎

 


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