春の東光山公園

東光山公園

 東光山という山の頂上にある公園で、 出水平野を見渡せる、けっこうキレイな公園なんですよ。
 東京を見渡したければ東京タワー、 福岡を見渡したければ福岡タワー、 そして、出水市を見渡したいときは、 出水タワー、なんてのが無いんで、東光山公園、なんでしょう、多分。

 写真は、クレインパークいずみの駐車場から眺めたとこなんですけど、 この写真じゃ、どんな公園なんだか、よく分かんないですね。
 頂上付近に、白い橋みたいなのが、かすかに見えると思うんですけど、 これ、橋なんですよ。歩道橋みたいな。 え〜、観光ガイドには、「東光山レインボーブリッジ」と書いてあります。 ...。 あんまり、意味のある歩道橋じゃないんですけど、 夜、東光山を見上げると、この歩道橋がライトアップされてて、 けっこう良いんですよ。
 方角が全く逆になってますけど、 案内図の写真と見比べてみて下さい。

 公園のあっちこっちを写真に撮ってきても良かったんですけど、 なんだか枚数だけ多くなりそうだったので、 手っ取り早いとこで、入り口に置いてあった案内図を、写真に撮ってきました。 ボクが絵を描いても、こんなにキレイな絵は描けないですもの。

 施設としては、 案内図の上の方に、フィールドアスレチックス、ジャングルジム、 芝生ソリ(って言うのかな)の絵が書いてあって、 で、右下の方に、滑り台、パイプ滑り台、 ライトアップ歩道橋、ベンチなんてのが書いてあるんですけど、 分かりますかね。
 何年前までだか、学校の遠足で行ってた頃は、 こんな施設は何にも無かったんですよ。 芝生の広場が数箇所、坂道、神社、大きな木、くらいだったのに、 なんだかたくさんの施設ができて。


 登ってく道も、車が通れるとこは砂利道で、 歩いて登るとこは、それこそ山道だったんですよ。 こんなジャングルのような、樹海のような感じの道を登って来てたのです。 今でも、植物の観察用か、野鳥の観察用か、それとも徳川埋蔵金探し用か分かりませんが、 山道が残ってはいるみたいです。 ちゃんと、歩いた跡もあります。

 見てると、カブトムシやクワガタなんかが獲れそうな、そんな感じするんですけど、 山の頂上だから、夏でも涼しいかな。 遠くからぶどう狩りに来られた、老人ホームのおばあちゃん達が、 東光山からの景色を眺めて、休憩してから帰るみたいですから、きっと涼しいのでしょう。
 何度も書くようだけど、夏の間は、ぶどう園に釘付けなので、 涼みに行ったことも、カブトムシ獲りに行ったことも、海水浴に行ったこともないのです。

 今では、車道はキレイに舗装されてて、 歩いて登るとこも、ちゃんと遊歩道、階段になってるみたいです。 暑くて、遊歩する気になれなくて、歩いちゃいないので、 遊歩道の途中がどうなってるかは、分かりませんが。


 頂上付近には、見るからに、お子様の遊び場所って感じの広場があります。 恐竜や象の形した滑り台とか置いてあって。 まぁ、芝生だか雑草だかで敷き詰められてるんで、 シート広げてお弁当食べて、 お父さんは寝そべってゴロゴロ、 お子様は走り回る、転げ回る、という図が似合いそうです。


 食後の運動、フィールドアスレチックスです。 写真は、綱で吊られた丸太を渡ってく施設のようですが、 向こっ側には、青いジャングルジムみたいなのも見える、と思うんですけど、 他にも、丸太を組み合わせたような、積み上げたような、 妙な健康施設、体力増強施設、わんぱく小僧製造施設もあります。
 なんだか、危なっかしいような気もしますが、 フィールドアスレチックス専用施設ではありませんから、 ターザンみたいに、綱にぶら下がって池を飛び越える、 なんていうような本格的なものはありません。 ですから、転んで服が汚れる程度なので、気軽に挑戦させても良いでしょう。 でも、お子様が怪我しないように、そう、手本を示しましょう。


 別な場所には、近所の公園のような施設もあります。 普通の四角いジャングルジムとか、 ちょっと長い滑り台とか。
 この滑り台は、ちょっとスピード出そうですねぇ。 滑るとこが、パイプを敷き詰めたようになってて、カラカラと回りますから。


 まぁ、お子様用の施設とか、色々と書いてきましたけど、この公園が一番賑やかなのは、 お花見シーズンでしょうね。 その時期になると、毎夜毎夜、公園中に明かりが灯ってるのが見えますから。

 お花見シーズンの写真は、持ってないんですけど、 代わりに、今の風景を、花咲く前の桜の木を見といて下さい。 花咲く時期に、お花見シーズンに覗いてもらえれば、きっと景色が変わってるはずです。

 ここは、裏の駐車場から広場に登ってく階段のとこなんですが、 登ってく人を囲むようにして、桜の木が植えてあります。 時期になれば、桜の花で囲まれることになるでしょう。


 桜の木の近くには、テーブルと椅子が用意されてます。 ここなんか、桜も見れるし、出水平野中を見渡すことができるし、S席って感じです。
 お花見となれば、ビニールシートを敷いて座ったり、 そのまま草の上に座ったりした方が、より良いお花見気分になりますから、 こんな椅子は邪魔なくらいで、必要ないんでしょうけど、 地元の会社に務めてる人達や、観光客の皆様方が、お昼のお弁当を持って食べに来るんなら、 出水平野側の、こんな席がお勧めです。

 この東光山公園の訪問者で多いのは、お子様とお母様、孫とおばあちゃんなんですが、 その次は、営業マンのような、外回りの人達だと思います。 お弁当持って来て、ここで食べて(ビールも飲むのかな...?)、 昼寝して、それからもうひと頑張りです。
 もし、仕事で出水市に来られたなら、ここで一休みされてはどうでしょう。 きっと、良い気分転換になると思います。


 小さなお子様とか連れてく分には、のんびりとした良いとこなんでしょうけど、 カップルでは行かない方がよいらしいですよ。 試してみたことはないんですけど、 若い新聞記者さんから聞いた話では、 カップルで行くと別れることになるらしい、 という言い伝え、じゃなくて噂があるようですから。 まぁ、別れたい相手を連れてくんだったら、どうぞ御自由に。

 最後に、東光山公園からの眺望を撮って来てますから、載せときます。 もちょっと左側に、市街地とか武家屋敷とかあるんですけど、写ってないですね。 ま、実際の眺望を期待して下さい。
 真ん中に流れるのは、米ノ津川で、 その左側の大きな白い建物が、クレインパークいずみです。 山門ぶどう園は、米ノ津川と海の間で、 写真中央部くらいだと思うんですけど、...。 望遠レンズで見れば、鉄塔の上の看板とか見えるんじゃないかと。

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