山門ぶどう園のページに戻る。
出水市ローカルニュース・バックナンバーのページに戻る。


鬼火焚き  (最終更新日:2008年1月5日)
 毎年恒例の鬼火焚きがありました。 昨年も、わりと鬼火っぽく組めたなあって思ったんですけど、 今年は、もっと鬼火っぽい形になったなあって思いながら眺めてました。
 ここ何年かは、寒くて風の強い日ばかりだったんですけど、 今年は、天気も良かったですし、乾燥した木、葉っぱが多かったみたいで、 すぐに燃え上がりました。 あまりにも燃えるのが早くて、餅を焼く火が無くなりそうだったので、 後から太い丸太を投げ込んで燃やしたくらいでした。
 鬼火に火を点ける前から、ビールで乾杯して、 炭火のバーベキューセットで、焼肉、焼き鳥などが始まって、 孟宗竹に入れて温めた焼酎を飲んだり、ほとんど新年会状態でした。 集まってきた子供達も、鬼火に火が点く前から、 バーベキューに群がって、皿を差し出して、食べ始めて、 大人は、だんだんと焼くだけ呑むだけになってました。 いつもは、鬼火の残り火で、餅を焼いて、それをゼンザイに入れて食べるんですけど、 今年は、バーベキューにばかり群がって、餅を焼いてる子達は少なかったです。 後からは、ちゃんとゼンザイもできてたみたいです。
 年末の夜警のときに風邪ひいて寝込んでしまって、点滴うったばかりだった僕は、 ビールがなくなって焼酎だけになったころには、早めにお家に帰りました。 翌日、火の後始末に行ったときに聞いた話では、 一番遅くまで残って呑んでた連中は、どんなだったろうと思ってましたら、 ...後始末には来れてませんでした。 土曜日にやった今年は、日曜日にやった昨年と比べると、 かなり遅くまで、急ピッチのまま呑んでたみたいです。 食べ物は、子供達に、ほとんど食べられた後に、呑むだけ呑んでたみたいですから、 呑みなれた連中ばかり残ってたみたいですけど、 さすがにキケタみたいです。
鬼火 鬼火

 同じ日だったものですから、写真撮りに行けなかったんですけど、 特産館いずみの隣の田圃に準備されてた上村西集落の鬼火にも、 火がつけられてるのが見えてました。 その他にも、あっちの集落でも、こっちの集落でも、鬼火が焚かれてたみたいで、 火が、煙が上がってくのが見えてました。 昨年までは、日曜日に鬼火焚きをやっていたんですけど、 土曜日の夜の方が、安心して呑めたみたいです。 後始末は、翌日の日曜日に、明るくなってからできましたしね。

 ...初めて読まれた方のために、鬼火焚きって呑み会..?って思ってらっしゃる方のために、 鬼火って、呑み会だけじゃあないのです。 この火の中には、竹筒も入れてありまして、 燃えるときにパンパンと音を発てて、邪気を追い払うとか、 この鬼火の残り火で焼いた餅を食べると、一年間、病気をせずに過ごせるとか、 そんな、子供達のための行事なのです。 ただ、新年会時期なものですからね、大人達の新年会っぽくなってしまってるというだけです。
 もちょっと、こう、子供達も、木切れを集めたり、竹を切ったり、準備から汗を流して参加して、 バーベキューするにしても、食べるだけじゃなくて、焼くのも手伝うとか、 あっても良いんじゃないかなーって思うのです。 僕には子供がいませんから、口出しできないとこなんですけど、 僕等が子供の頃と比べると、十五夜さんにしろ、いろんな行事が、大人中心というか、 大人が準備して、子供は言われた通りに楽しむだけ、という構図になってしまってるようで、 なんとなく気になってばかりです。 ...これはこれで、安全なんですけどね。


出水市の紹介ページに戻る。
山門ぶどう園のホームページに戻る。
(C) COPYRIGHT 2008 HIROSHI YAMAKADO. ALL RIGHTS RESERVED.