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稲刈り掛け干し  (2002年10月19日)
稲刈りして掛け干し・10月17日  出荷用の米は、大型機械を持ってる業者さんや大農家さんに依頼して、 稲刈りと脱穀を同時にやってしまうとこが増えてますが、 コンバインで稲刈りした後、こうして掛け干ししてある田圃も、まだまだあります。
 ほんとは、掛け干ししたお米が美味しいらしいんですけど、 兼業農家が多いと、主に土日だけの田圃仕事ですから、 全部の田圃の稲を掛け干しする時間が無いのです。 さらに、風で倒れたり、鳥に食べられたり、そんな心配も増えます。 写真の掛け干しは、鳥に食べられないように、網で覆ってあるのです。
 今の時期は、土日毎に、田圃の風景が変わります。 今度の土日辺りは、脱穀風景が多いんじゃないかと思います。
 幼少の頃、親戚の稲刈りに駆り出されたとき、 脱穀機の周りに落ちた藁くずを燃やすと、 少しだけ混じってた米がポンポンと白くはじけて、 なんだか美味しかったのを覚えてます。 暑くて、首にタオル巻いて仕事してないと、 お風呂入るときに、首筋がチカチカしてました。

 この写真撮ってホームページにupした10月18日の夜、 低気圧が通過したのか、かなり強い風吹いて、雨降って、 翌朝には、掛け干しが崩れて、稲束が田圃にたまった雨水に浸かってました。
 稲束を水に浸かったままにしておくと、芽が出てきてしまいますから、 掛け干しが崩れた農家は、家族総出で、 朝早くから、稲束を掛け干しの竿からはずして、骨組みを作り直してから、 また稲束を掛け直してました。
 稲刈りのときは、わりと軽かった稲束も、 雨に濡れて水分含んでると重たくて、 しかも、雨でぬかるんだ田圃で持ち上げますから、 さらに重たいんです。 大型機械で稲刈りと脱穀を同時にやるのと比べると、 美味しさが違ってて当然ですね。


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