スコール・レオンハート　　ＦＦ史上初、色ボケ野郎な主人公

　キャラデザイン発表当初。ガンブレード持ってポースをつけるＣＧでの姿に、「かっかっこいい〜！」と目をハートに（古）してた女性プレーヤーは多かろう。私もそのひとりだ！（笑）
　無口で無表情、いまいち協調性に欠けるタイプ・・・そうか、これはハマるかもしれないな・・・ああっ早くプレイしたい！　こ〜んないい男を動かせるのか！？こりゃたまらん！
　などと思っていたところが、まさかこんなに等身大のキャラだったとは！
　やられましたわ。

　期待を裏切られたときのダメージ恐さにマイナス思考。親しくなった他人に去られるのが嫌でつきあい拒否。図星をついたり批判してくる人間には、ムッとしつつ心の中だけで反論しておく。思ってることをうまく表現できないがために「べつに」の一言ですませたり。日頃となえている斜に構えた主張も、他人の口から聞かされるとちょっとヤな感じ。他人に興味がないふりをしながらも、本当は人恋しい、しかし素の自分に自身がないので、向こうから寄って来ない限りお友達になってくれとは、言えない。そして俺はクールなんだと自分自身をごまかしてみたり。
　う〜ん、多感な青春時代を経験済みの人（真っ最中含む）には、だれでも１つや２つは身に憶えがあるんじゃないでしょうか（＾＾；）
　きっと中高生の頃にプレイしていたら、あまりにも痛い・・・ので、かえって「こんなやつぁいねえよ」ってヒネクレてたかもしれないな〜。
　いまだからこそ、「ん〜、若い。若いねえ」って苦笑とともにあのころの気持を思い出して感情移入することも可能なわけなんですが。ぷふふ、スコール、かわいいヤツ。

　もっともＲＰＧの主人公である以上、操作している間、半分自分が混入っちゃって少々キャラが変わってしまっています（＾＾；）　そのあたりは「偽スコール」やプレイ記録に詳しく・・・。

　そしてＤｉｓｋ３以降、いよいよ本当の自分に素直になって暴走をはじめるスコール、愛する人のためなら例え地の果て空の果て（文字通り）。かっこいいぞ！　
　ていうか世界の危機がせまっててそのことを話し合ってる最中に、女のことで頭がいっぱいとは。かっこよすぎます（笑）　いや、誉めてるんだよマジで。いまだかつてこんな英雄がいただろうか。
最近のスクウェアＲＰＧの、個人的動機偏重指向には少々文句のある私ですが、まあこれはヒロイックファンタジーではなく、悩める若者が主役の青春学園ものなわけだから、よしとしよう（笑）

　というわけで、ラブラブヴァージョンのスコール、ますますもってかわいいヤツです。個人的には。

　

リノア　　サイファー　　アーヴァイン

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