釣り日記 1999         

                              2000年の釣り日記へ

あまり時間もなかったので垂水新港にて久々のフカセ釣りをした。ターゲットは
可食魚(食える魚)。といっても一応クロかチヌを狙って・・・
垂水新港にしては珍しく潮が全く動かず、一面キンギョ(ネンブツダイ)だらけ。
そして釣れたのが35p前後のバリが2匹。
他に釣りに来ている人が10人程いたが何も上がっていないようで、竿を曲げる
たびにみんなが走ってくるので非常に恥ずかしい思いをした。
そして夜、バリを食べた。臭いもなく結構美味しいバリ君だった。


 棘を落とした後の情けないバリ君


今回が今年最後の佐多辺塚かなあと思いながら、前回のリベンジ!
今回こそはと意気込んで来たが超ベタ凪に一抹の不安・・・
案の定、キタマクラの嵐。しかしめげずに釣り続けること数時間。やっと来ました
34pのオナガ。やっぱりオナガはカックイイー!
結局1匹だけだったけど、何処もまだ不調のようなので良しとしましょう。

 
   見てのとおりの超ベタ凪        久々のオナガをバス持ちで


またまた佐多の辺塚に行った。ちょっとウネリがきつく釣り辛かったが大物の
予感を抱きつつウキを流す。ウキがスパーッと入った。コッパグロ。ちょっと
ガックリしたが、久々のクロの顔を見た。やっと辺塚の海に帰ってきたー(泣)。
水温がやっと下がってきたのかもしれない。ドキドキ・・・・・。
そうしていると、ウキがスパーッ、ハリスがブチーッ、ウキがスパーッ、ハリスが
ブチーッ、そこでハリスを4号にしてみたが、ウキがスパーッ、ハリスがブチーッ。
こんなバラシを結局6回もやってしまい、The End.
あれは何だったんだろう?ハリスが全部チモトで切れてるところをみるとやっぱり
石鯛なのかなあ?
今日の釣果はコッパ3匹と35pのイズスミ2匹のみ。


チヌの落し込み釣りではありません。


佐多町で町主催の釣り大会が開かれた。今回が第3回目であり、毎年この
時期に執り行われる。そして今回が初めての我々は、よっちんとT氏と自分の
3人1組となっての参加である。
参加者は南九州を主体とする九州各県から集まった総勢285名という
かなり大きな大会である。このうち石鯛の部門に16人、ルアー部門に8人、
それ以外の人はすべてメジナ部門の参加者(メジナはフカセ釣りのみ)。
そして今回は参加できなかったが前日には前夜祭も開かれ、釣り雑誌等で
おなじみの田中釣心氏の講演もあったそうである。
大会当日は朝の4時前に役場で受付を済ませ、ここで瀬割りの抽選。間泊港
の千陽丸をひき、港で待機して6時に出港。降ろされた瀬は戸崎鼻の沖ノ瀬。
早速それぞれ釣座を決め、マキエを撒き始めた。この日は潮が非常に澄んで
おり、かなり水深はあるが底の方まで見えている。あまり良くない状態である。
マキエに集まるのも色とりどりのハギ類のみ。日が昇って空はピーカン、そして
朝はいくらかあった瀬波も段々なくなりベタ凪となり、最悪の展開。途中でやって
きた釣り雑誌「釣恋人」の記者も諦めたのか、大の字になってお昼寝。こっちの
方が昼寝したいよーって感じ。
結局3人で釣れたのはウスバハギ1匹、ブダイ1匹、アラカブ2匹、ウマズラ
ハギ1匹、ホンカワハギ1匹のみの散々な結果。黒潮の影響で釣況が良く
ないと聞いていたがここまでひどいとは・・・
午後2時半に船に回収され、間泊港で周りの釣果を聞いてみると、この港の
数十人の結果はなんとクロ0匹(コッパですら釣れていない)。ハハハ・・・
こんなのってアリ?って感じ。
この後、睡眠不足と釣りの疲れでぐったりとなり、大会全体の結果を聞く元気
もなくすぐに帰路に就いた。
数日後の新聞で大会結果を聞いた。1位は46.5pのクロだったそうである。
ただ噂によるとクロが釣れたのはほんの数組ということだった。

 
   受付近くの大会横断幕       朝はいいサラシでした(よっちん) 

 
 なんかいい引きの魚が・・・(T氏)   ウスバハギ(通称ジャンボ)でした

 
   納竿前、お疲れ気味の二人   クロ0匹に、みんなそれぞれ反省会


佐多の東海岸が時化て釣りになりそうになかったので古江港のとなりの
船間の沖堤に渡った。堤防ではあまりやらないのだが、初めての場所で
何が釣れるのかわからなかったので、とりあえずフカセ釣りの道具を持って
行った。朝、潮がいい具合に流れていたがダツとイズスミしか釣れず、その
うち潮も止まり海面がオヤビッチャに覆い尽くされて釣りにならなくなってし
まった。そこで、同じ堤防で釣っている人に話を聞いてみると、この場所は
餌盗りが多いためバクダンで釣った方がいいということだった。スカリを覗くと
30pオーバーのクロ2匹と40p程のバリが1匹入っていた。自分たちの
釣っているところは5〜600g程度の石鯛(サンバソウ)の巣になっていて、
数釣りができるという。また、数日前にはアジの泳がせ釣りで3〜4sの
カンパチも上がったということだ。早速、バクダンを作りサンバソウの巣を
攻めてみた。しかし、何度かアタリがあったがうまく針掛かりせず、釣れた
のは33pのキジハタが1匹であった(実質釣っていたのは30分弱)。
今回の釣行では同行者2人も合わせてこの1匹のみの釣果で散々たるもの
だったが、釣り方によってはかなりいいポイントだと思った。これで瀬渡し料
1200円というから驚きである。
夜はキジハタの刺身でビールを飲んだ。これがまた実に美味しく、最近食べた
刺身のなかでベスト1であった。

 
  餌盗りにうなだれるT氏とY氏    めちゃめちゃ美味かったキジハタ


久々のクロ釣り。今回も佐多の辺塚に行く。朝6時に着き、意気込んで磯に
下りたが思いのほかウネリがきつかった。加えて潮が全く動いておらず昼前
まではキタマクラの猛攻にあい、手のひらサイズのクロがやっと2匹上がった
のみであった。昼頃になってやっと沖の潮が右に流れ始め、それに引かれる
ようにサラシが伸びだした。チャンス到来!と思いマキエを新たに作り直した。
再び釣り始めてから約15分。沖の潮目にぶつかるところまで仕掛けを流すと
ウキが気持ちいいように入るようになり、ほとんど入れ食い状態になった(イズ
スミが・・)。すべて35〜40pで引き味だけは十分に楽しませてもらった。
結局、潮の動いていた1時間半でイズスミ12匹とバリ2匹(上がっただけで)。
そして、潮の止まる直前に2回、得体の知れない青物らしきものにハリスを
ぶち切られてしまった(うーん、悔しい)。それを最後に潮も全く動かなくなった。
そして、ツケエも全く盗られなくなったまま夕方を迎えてしまった。納竿。
今回は思った釣果をあげられなかったが、久々の釣行を楽しむには十分の
1日だった(欲を言えば美味しい魚が1匹でも釣れればいいのだが・・・)。
次回こそは大きいクロを釣りたいものだ。

 
       さあ、釣るぞー       沖の潮目に引かれて伸びるサラシ

 
バリとイズスミ(引きはいいけど・・)   本命のクロはこのカワイイ2匹だけ


忙しくて釣りにも行けない。釣り仲間からいろんな情報を聞いてまわった。
ミズイカはかなり場所によってバラツキがあるようだ。垂水新港は全然
ダメだが、垂水南港(柊原)は結構釣れているという(生き餌がいい)。
佐多周辺のクロ釣りは、このところ海がシケ気味であるのと、先日遭難
した人の捜索のためヘリや漁船が行ったり来たりするため非常に釣りが
やりにくいので誰も行っていないようだ。だいぶ日が経ってしまったが
無事に見つかることを願いたい。


大隅半島でイカが釣れないので、鹿児島市の北のはずれ祇園之洲公園
横のパチンコ店下で出張エギing。与次郎ヶ浜のテトラではよくやるが、
ここのテトラからは初めて投げてみた。周りを見ても先客は一人もおらず
ちょっと不安になったが、10分程するとイカ釣りの船が2艘、岸から50m
辺りのところを行ったり来たりしている。潮も澄んでいて、流れもいい具合に
通している。おまけに風も無く絶好の条件である。堤防から釣り座に下りる
までのテトラが少し注意しなければならないが、釣り座の足場は結構釣り
やすい。水深も足下から約3m程あり、ほとんど海底は砂地で根がかりも
少ない。約1時間釣り、結果は350g程のミズイカが2匹。餌木は自作餌木
No.4。この時期にしては型もよく、大満足の釣果。おそらくここの地形や
潮の通し具合から見ると今後も良型が上がりそうな場所として要チェックの
ポイントであると思う。オススメ!


先輩のY氏が朝、垂水新港で300g程のミズイカを釣った。Y氏は餌木を
使っての釣果は初めてでかなりの興奮状態。夕方、古江港に行ってみるが
釣果なし。周りもほとんど上がっている様子はない。阿久根や長島あたり
では結構数が上がっていると聞いたが大隅半島は最近どうしたのだろう。
例年に比べても、ミニイカですら魚影少ないように思える。


川内に住む友人のよっちんから電話がきた。川内沖堤に久々行ったそう
である。よっちんとは昔から一緒にクロ釣りによく行く。
今回はアジでも釣れないかと思って行ったそうである。釣果はあまり思わ
しくなくアジとサバが一匹づつしか釣れなかったが、最後にルアーを投げる
と40〜50pのサワラが一匹釣れたそうである。ルアーは3〜4pのジグ。
食べても美味しかったという。
毎年、秋になると沖堤には青物が廻ってくるそうである。釣れるようになっ
たら行ってみたいものだ。


ここ数日、ほとんどイカが釣れていないという情報は聞いていたが、餌木を
持って古江港に行った。古江に住むおじさんが先に来ていたが、全然釣れ
ないそうだ。1週間前は2日間で21匹釣ったという。ムムム、かなりの強者。
おじさんの隣で世間話をしながら釣ったが、結局餌木サイズの超ミニイカが
1匹という始末であった。

 
 古江港の一番南、赤灯台下    2.8寸餌木に抱きつくイカ


なんとなんと、とうとう今シーズン初のクロ釣りに行った。場所は佐多辺塚。
4月に行って以来約半年振りの釣行で、山道を下って磯に降りた時は足が
ガクガクしていた。しかし、日の出前の磯の雰囲気は何度味わっても気持ちが
いいものだ。天気は快晴。おそらく昼になると暑くて釣りにならないだろう。
急いでマキエ作りに取りかかった。餌盗り用にオキアミと集魚材(V9ライト)と
パン粉を混ぜたもの、本命用にはオキアミのみ。
マキエを撒き始め、餌盗り(キタマクラ、チョウチョウウオ、ダツ等)しか見え
なかったが時間もないのでさっそく仕掛けを入れた。
サラシの中でイズスミが数匹釣れた後、手のひら〜足の裏サイズのクロが
やっと4,5匹。その後はキタマクラのハリス噛み攻撃に四苦八苦。日が高く
なりかなり暑くなってきた。サラシもなくなり、もう駄目だろうなと思いながらも
瀬際を丹念に探っていった。すると自作のハリス浮きがゆっくり加速しながら
吸い込まれていった。きた!アワセを入れ竿を立てた。そして、慌てず落ち着き
ながらやり取りし、大事に玉網入れ。この時期にしては良型の地グロだ(33cm、
700g)。エヘヘ、思わず顔がニンマリ・・・。これこれ!これなのよ。つぶらな瞳に、
ナイスバディ。ひとしきり撫で回した後、水溜りに入れた。
さあ2匹目と思いがんばるが、その後は釣果なし。12時頃になり、あまりにも
暑いのでしばらく休もうと岩穴で休憩。しかし、炎天下で釣りをする気力がなく
なり、結局納竿。
こんな暑い時期に来るんじゃなかったと思いながら、汗だくになって山道を帰った。
しかし,クロも釣れたしよかったよかった。毎度の如く2,3日もするとこの辛さも
忘れるんだろうなあ・・・。

 
      朝日をバックに             釣り場(佐多辺塚)

 
  あまりもの嬉しさにシッポが・・・    岩陰で休憩(けっこう涼しい)


そろそろ台風による濁りも消えている頃とおもい、古江港に行った。先客の
おじさんがイカヅノをしゃくっていたが釣れていないようだ。昨日は超ミニな
イカを数匹釣ったそうである。さっそく餌木を投げた。場所を移動しながら、
餌木を替えていった。堤防の先端で、途中から来た別の餌木師と並んで投
げていると、自分に2匹、もう一人に2匹たてつづけに掛かってきた。すべて
200g程のサイズ。餌木は
No.8の3寸。夕方の6時半頃であった。
晩、イカの刺身でビール。そろそろイカが数釣りできるシーズンに入ろうとしている。


 「まな板のイカ」


今朝、垂水新港にかなり大きな群のカンパチが押し寄せてきていたそうだ。
サイズも大きく40〜70cm。ナブラが堤防際まで来て、港内にも入ってきた
という。ただ、ルアーには反応せずに、キビナゴで地元のおじさんたちが数匹
上げていたそうだ。
このナブラは台風後の今だけの一時的なものなのだろうか?


大先輩 T氏がとうとう我慢しきれず、この暑い中クロ釣りに行った。場所は
佐多町大浦。早朝の6時前からがんばりにがんばって、昼2時まで。
釣果はナント30数匹(大きさはさすがに手のひらから足の裏サイズ)。餌盗り
(キタマクラ、オヤビッチャ等)もかなりいたそうだが、ずっと入れ食いの状態
だったという。うらやましー。
ただ、帰りの山道は、暑くて、重くて死ぬかと思ったそうである(まあ、幸せな
死に方とも思えるが・・・)。
そろそろ、自分も行ってみるか。


9月2日のリターンマッチで今日も夕方、垂水新港にハナイカ釣りに行った。
今回はハナイカ用に作った新作エギ2つも持っていった。新港の長堤防の
根元から先端まで全エギを替えながらしらみつぶしに投げていった。しかし
結果はまたもボウズ。ほかに10人ほど投げていたが自分が帰る7時までに
1匹も上がっていなかった。ただ、いたる所にスミ跡があり、小さいながらも
かなりの数のイカは上がっているようだ。おそらく、ほとんどが朝方に上がって
いるのであろう。次回こそは・・


ハナイカがつれ始めているという情報(うわさ)を聞き、夕方5時過ぎに釣友
2名(1名は遠投かご釣り)と垂水新港へ行った。先に来ていた’ベテラン
能書き的’餌木師の話を聞きながらクーラーの中を見せてもらった。ナント
7匹もいるではないか。しかし、サイズはまだかわいそうなくらい小さく胴長
10cmから20cm足らず。でも、美味そう!
さっそく
餌木のNo.8を結びキャスト(嬉)。数回投げて餌木をNo.9、No.6、No.2
と替えたがぜんぜんこないではないか。もう日が暮れようとしていた。
能書き的餌木師はこの頃に捨て台詞を残して帰って行った。
「今日は朝だけじゃったなあー・・・」
日が暮れ、連れは肩を2cmおとして帰っていった。かご釣りの連れもアジ子
(15cmくらい)が3匹だけだったようだ。
日も暮れ、最後にとっておきの餌木No.3をキャスト。2投目、きた! 
ハナイカではなく良型の締め込み。喜んで巻いたが途中でバレた(怒)。
その後、数回投げたがこなかった。

それでも、帰ってからのビールは美味かった。


ほんとに暑い! 涼しくならないと、釣りをする気になれないではないか。
そう思っているとき、知り合いがビニール袋を下げてきた。のぞくとでっかい
ワタリガニが十数匹いた。早朝、テトラの間にワサワサと出てきており、
それをタモですくって来たそうである。
さっそく味噌汁にして食べた。ナント言う美味さ! 身もぎっしり詰まっている。
そういえばエビやカニは満月の時は身が少なくなり、新月の時は身が詰まる
という話を聞いたことがある。今日は旧暦の4日。なるほど。


鹿児島市内に遊びに行った帰り、自分の取っておきの場所である与次郎ヶ浜
のテトラに寄り、自作の赤エギ(No.3)をキャスト。
午後7時過ぎから8時半までに計4匹のミズイカをGET。サイズは600g〜1Kg。
ここ1ヶ月、この赤エギ(No.3)で20杯ほどを釣り、自信作!
しかし、もう時期、イカの産卵も終わり釣れなくなるだろう。
ミズイカの子、ハナイカが釣れ始める秋までに赤エギ(No.3)を大量生産する予定。
ところで、この場所は昔からよくイカを釣りに来ているが、エギを投げている人は
ほとんど見たことがない。しかし、場所は広いし、おすすめの場所。ただし、潮の
流れが速過ぎる時は若干難しい。
なお、このポイントは底が砂地であるため、エギを底に這わせる時間を長めに
取るのが好釣果をよぶコツ。ただし、足元まで粘って曳き過ぎると、エギがテトラの
えじきとなるので注意が必要。

  
こんな格好で釣り?    エギに抱きつくミズイカ   スミ攻撃を受けた右足(恥)


今年の冬から春にかけて、ホームグラウンドの大隅半島、佐多辺塚で毎週
のようにクロ釣り。この辺りは潮の流れが遅く、数こそ上がらないが大型の
地グロがかなり居付いている。今年は状態が良いらしく、0.7〜1.5Kgのクロを
かなりあげることができた。
ここはドン深の地形のため、正体は分からないがかなりの大物がいるようだ。
1日に1回は竿をのされ、悔しいハリス切れを味わった。


クロはいつ見ても美しいです。