釣り日記 2000        

前回の釣りが今年最後の釣りになると思っていたが、思いがけず最後の最後に
行けることになった。場所はナント、長崎県平戸。今回は佐世保市在住のK氏と
東京から帰って来たK氏が一緒(そう、二人は親子)。
下調べもないまま場所を探しながらの釣行。そして、やっと見つけた小さな漁港の
堤防で釣り始めた。水深もあり、良い雰囲気の場所であったが、その日は北風が
異常に強くそこでの釣りは2時間ほどで断念。そのまま帰るのは悔しかったので
風裏になる場所に移動し、せっかくだからもう少しがんばろうと釣り始めた。
少し浅いが、雰囲気的にはチヌが出そうな場所。様子を見に通りがかった地元の
おじさんの話によるとそこはメイタが釣れる場所らしい。しかし、他の場所も今日は
全然釣れてなかったとの悪い情報。
結局、2時間程そこでがんばって釣れたのは小振りなアラカブ(カサゴ)が13匹。
クロやチヌこそ釣れなかったが、今世紀最後の釣りだったのでボウズじゃなくて
本当に良かった。めでたし、めでたし。
    「海の神様、今年もホントにお世話になりました。
                 来年はもっとお世話になります(笑)。」
 
K親子の連携プレー           二人で作戦会議・・・ 

 
ビッグ(?)なアラカブ          小振りながら大量、大量。


そろそろクロの姿を見ることができるかもと淡い期待を抱きつつ、U氏と瀬渡しで
釣行した。今回は間泊港から千陽丸で佐多のウゼン瀬にあがった。そう、淡い
期待を抱いて・・・。
いい磯にあがって最高の気分で釣り始めたが、釣れてくるのはキタマクラ、
チョウチョウウオ、カワハギばかりで、まったくクロの気配はないまま1日を過ごして
しまった。
納竿前になにげなく振り向くとU氏の竿が大きくしなっていた。そのまま慎重に
やり取りしてタモに入れた。そして会心の・・・苦笑い? でっかいサンノジ。
結局、クーラーには1匹のホンカワハギと3匹のウマヅラハギのみ。
夜は鍋にして美味しく食べたが、やっぱり悔しい1日だった。
 
朝日を前に淡い期待を抱いて・・・   いい竿のしなり具合・・・

 
千陽丸からウゼン瀬を・・・       ホンカワハギとウマズラハギの・・・


今日は、最近クロ釣りにはまってしまったH君に誘われてまたまた垂水新港へ。
H君の磯デビューは年明けの予定。それまでに練習に励みなさいということで
今日は手を貸さない宣言をした。H君曰く「冷たいなあ・・・。」 そして、場所も
20m程離れて釣り開始。
釣り始めてすぐクロの姿が見えだした。今日のクロの活性はかなり高そうだ。
数投目でさっそく1匹。それから昼過ぎまで釣って、入れ喰いとまではいかな
かったが26〜31pまでのクロが7匹と手のひらほどのサンバソウ(石鯛の子)
が1匹であった。
そしてH君は最初に掛けたクロとサンバソウはタモ入れに失敗してバラしてしま
ったので、その後掛けたクロは33pの良型ということもあり「タモHelp」。
次の日、U氏にそのことを言うと「優しすぎる!」の一言。

 
クロがざくざく。              良型のクロ(H君)。


今回も垂水新港へ行った。昼2時頃からの釣行である。今日は場所を少し変えて
L字の少し先でやってみた。足下はネンブツダイが非常に多いので撒き餌を堅めに
して、超遠投で狙ってみた。いつものようにクロの姿も見えないのでタナを竿1本半
近く入れ、撒き餌を同調させるのに神経を注いだ。約3時間で掛かったのが35pと
32pの良型。やはり深いところには良い型のクロが居るんだなあとあらためて感心。
港でこのサイズが釣れちゃうとなかなか地磯に行こうという気が・・・。でも、さすがに
40pオーバーは出ないだろうなあ。

 
夕暮れ前の2ショット           クロの2ショット


今回、仕事関係の釣り仲間総勢20数名が集まってのクロ釣り大会があった。
毎年、この時期に行っているが初心者から超ベテランまでが集まり、夜はそのまま
「飲み方」といういたって楽しいイベントである。
佐多町の間泊から渡船「千陽(ちはる)丸」に乗り、朝の6時に出船。
みんな心に秘めた狙いの瀬に降りたいらしく、笑顔で激しい駆け引きをしていた。
自分も同じ職場のU氏と降りることになっており、二人で2つほど狙いの瀬を決めて
いたが、大先輩たちの怖い笑顔に威圧されて、結局一番最後のまったく名前も
付いていない瀬に降りることになってしまった。
この日は北東の風が吹いており、かなりうねりもきつく釣りにくそうだ。
U氏とブツブツ愚痴を言いながら、ロスした時間を取り戻そうと急いで撒き餌を作り
早速釣り始めた。こうなれば何か賞でも取って見返してやるしかないと二人で
心に決め、撒き餌にも力が入った。
先週、この辺りで「全九州フィッシングin佐多岬」が行われたが釣果は芳しくなかった
ようであった。時期がまだ早いのだろう。きっと今日も苦戦を強いられるだろう。
二人とも思い思いのポイントで釣り始めたが、U氏のポイントはだんだんサラシが
きつくなり、かなりきつそうであった。自分はあまり大きなサラシが好きではないので、
ワンド奥の潮があまり動かなそうなポイントに入った。過去にも、こういう荒れた日に
結構こういうところでよく釣っている。
釣り始めてから30分程経ってからいい感じでウキが入っていった。合わせを
入れるとかなりの手応え。しかしやり取りをしている途中で竿先をゴンゴンたたき
始めた。いやーな予感。上げてみると40pのバリ。悔しい!
その後も同サイズのバリが3匹釣れた。やっぱり水温が高い様だ。
10時頃になっても全然クロの気配がなく、疲れ気味にウキをボーっと見ていた。
するといきなりウキをひったくるような激しいアタリ。竿を十分に立てる余裕もなく
糸が出ていく。「こんな仕掛けじゃ無理だよー」と叫びながら振り返るとU氏がタモを
手に走ってきてくれていた。しかし、全然止まりそうな気配もなく、そのまま突き出た
根を回り込むように走っていき、道糸が切られてしまった。きっとヒラスか何かだった
のだろう。ふうー・・・
気を取り直して釣り始めると、それからはうれしい外道が3枚立て続けにヒット。
34p、38p、40pのヘダイ。普段底にいるはずのこの魚が荒天のせいか
1〜2ヒロの浅ダナで掛かってきた。
結局、このままクロの姿を見ることがないまま渡船が迎えに来て、納竿。
他の瀬に乗った人たちもあまり釣果は芳しくなく、クロの大物賞は34pのオナガ。
大量賞は足の裏大のオナガの子が10匹ほどであった。他の人たちのクロも
ほとんどオナガ。水温が高い影響だろう。
そしてナント、付録みたいなもんだが、40pのヘダイで他魚部門の大物賞
をもらってしまった。エヘヘ・・・。めでたし、めでたし。
 
期待に胸のふくれる朝、U氏と・・・   名無しの瀬

 
うれしいマダイ、じゃなくヘダイ・・・   ヘダイトリオ


佐多方面の地磯はまだまだという情報を聞いていたので、来週の釣り大会に
向けて今回も垂水新港での釣りとなった。
9時頃からのゆっくりとしたスタートとなったがかなり風が強く他の釣り人もかなり
少ない。釣りづらいが、風波が立ち少しは良型のクロが狙えるのではないかと
期待しながら釣り始めた。相変わらずネンブツダイが多いのでセオリー通り
手前に集めて、仕掛けは竿2本ほど沖合を流した。1時間ほどして餌の取られ方で
クロがいるような気配を感じた。風の影響でウキが引っ張られているようで、なか
なか喰ってくれない。そこで仕掛けをかなり重くしてみたが、それでもだめなので
水中ウキをつけてみた。すると立て続けに2匹続けてヒット。サイズは2匹とも
33センチ700gの良型。
その後、急にクロの気配がなくなり、でっかいボラ(トド)を2引き上げただけで風の寒さに
負けて昼の1時過ぎに納竿。
その夜はあら炊きと特製和風カルパッチョを肴に飲ん方。このカルパッチョは我ながら
メチャメチャ美味かった。
 
でかく見え過ぎるクロ          特製和風カルパッチョ


あら炊き


「釣リハビリ月間」の第4弾はどこに行こうかと考えていると、後輩のH君からクロ
釣りを教えてほしいとのこと。そこで選んだのが今好調の垂水新港。ここなら魚影、
取り込み易さから考えると練習には最高の場所である。
何とか1匹ぐらいは釣らせてあげられるだろうと思いながらも、いつになくちょっと
緊張しながら7時頃到着した。先客のおじさんのスカリをのぞくと朝一にあげたと
思われるコロダイと小振りのキジハタが入っている。仕掛けはバクダンの様だった。
いつものポイントに着くと、撒き餌の作り方・撒き方、仕掛けの作り方の簡単な講習を
した後、さっそく実釣。10m程離れてそれぞれマキエを撒き始めた。今日の潮は
長潮。あまりいい潮ではないが、潮の動きがあまり早くなくて釣りやすい。
午前中は全くと言っていいほどクロの気配が無く、タナを深くした時だけネンブツダイが
掛かってくる程度。釣らせたい時に限ってこれである。これでH君はクロ釣りが嫌いに
なるだろうなあと思いながら釣っていると、昼過ぎになってやっとクロの姿がちらほら
見えだした。すぐにH君を呼び、並んで釣り始める。次第にクロが浮いてきた。
かなり興奮しているようで白い腹を見せている。ウキ下を1ヒロ弱にしてもなかなか
ツケエを喰ってくれず四苦八苦したが、まず自分に30p弱のクロがきた。
その後、H君にも待望のクロが掛かった様だ。竿の曲がりを見ると結構な型のようで
ある。ハリスを1.2号にさせたのをちょっと後悔しながら、横からああしろこうしろと
今度はやり取りの講習(H君がちゃんと聞いていたかどうかは不明)。最後にタモで
すくってみて、二人でビックリ。34〜35pの良型。H君もかなり喜んでいる。
始めての1匹がこれじゃあ病みつきになっちゃうよなあ・・・。
その後、それぞれ1匹ずつ30p弱のクロを釣るとクロの姿はサッと消えてしまった。
この短い時相もクロ釣りの特徴なんだよと最後のウンチクをのべながら、納竿。
でも、ほんと釣れて良かった。めでたし、めでたし。
 
初釣り開始、H君。            小ぶりな1枚。

 
でっかい1枚。H君、大満足!     お腹パンパン。             


「釣リハビリ月間」の第3弾。最近好調の垂水新港にちょっと(?)竿出しに行った。
いつもの場所に陣取り、撒き餌を打ち始めた。少し水温が下がったのか、餌盗り
の数が極端に減ったようだ。周りに聞くとここ数日カツオもあがっていないらしい。
クロ釣りは水温が下がった方がいいが、水温が安定するまではクロの喰いも悪い。
案の定、クロの姿らしい陰が見えたのはほんの十分程。その時ようやく上げたのが
30p弱の1枚。
この日のクロ釣りは早々に諦め、その後堤防の根元付近に移動。チヌを狙って
みることにした。撒き餌はクロ釣りの残り餌にチヌ用集魚材を二握りほど混ぜた
もの。こちらのポイントには結構餌盗りも多く、四苦八苦。ネンブツダイ釣りを
1時間半。わめきたくなってきた頃、急に餌が残りだした。チャンス到来!!!
それまで外していた撒き餌をウキにかぶせた。仕掛けが馴染み、しばらくした後、
それまでと違いウキがゆっくり入っていった。結果は39pのチヌ。
「クロは潮をよみ釣る。チヌは撒き餌でポイントを作り釣る。」(誰かが言ってた。)
 
やっとの1枚(クロ)。           やっとの1枚(チヌ)。               


「釣リハビリ月間」の第2弾として、今回は鹿屋市の船間沖堤に渡った。
一応、クロ狙いのフカセ釣り。しかし、ここは凄まじい餌取りがいるのと、1s
前後のイシダイやイシガキダイがいるということで、あまり好きではないけれど
バクダン針も準備していった。
さっそくマキエをしたが、一撒き目からオヤビッチャの大群が現れてゲンナリ。
しかし、、釣り始めて数投目にいきなりガッツーン、ブッチーン!
「やっぱり、イシダイ(?)がいる!」 と張りきるが、その後は音沙汰無くそのまま
オヤビッチャ釣りに突入してしまった。
今日のタイムリミットは午後一時まで。このままボウズで帰るのは悔しいので昼前に
泣く泣くバクダン針をセットした。餌は、残りのマキエに小麦粉を混ぜて作った即席
ダンゴ。ウキ下は竿一本半で、5m程先のかけあがりに沿わせて釣ること十数投。
グイーン。「きたー!」 小ぶりながらもさすがにいい手応え。大事にタモで取り込むと
700g程のイシガキダイ。結局この一匹だけでそのまま納竿。
同じ堤防には二人のおじさんも居たが、二人とも小アジを釣ってのミズイカ狙い。
釣果を聞くと二人で1s前後のイカを5匹も釣っていた。ここ沖堤では、普通の釣果
だそうだ。今度はイカ釣り用の仕掛けも持ってくることにしよう。
夜、イシガキダイの半身を刺身に、そして残りを味噌汁にして食べた。
「いやあー、美味かったっス!」
 
苦心の1匹、イシガキダイ。       コリコリ、美味い。       


アツアツ、美味い。


もうすぐクロ釣りのシーズン。苦手の暑さも大分和らぎ、そろそろ錆びついた
心・技・体の腕馴らしをする時期になった。名付けて「釣リハビリ月間」。
その第1弾として垂水新港の堤防で釣ることにした。
久々の夜明け前の空気はやっぱり気持ちいい!でもさすがに土曜日の堤防。
すでに人、人、人・・・。ほとんどがイカ釣り。そして7,8人がキビナゴを餌に
使ってのイトヒキアジ狙い(サワラ!?もくるらしい)。フカセ釣りはほとんど
いないようだ。早速、マキエを作り、撒き始めた。新港にしては珍しく潮が動いて
いないようだ。マキエだけを撒き続けるのは好きではないのでオキアミをツケ餌に
仕掛けもすぐ入れた。そして15分・・・。なにやらクロらしき姿が底の方でチラチラ
し始めた。ドキドキ・・・。しばらくしても喰わない。ハリス1.5でもまだ太いのか?
と思いながらも思い切ってウキ下を1ヒロ半まで浅くしてみた。すると一発。グイーン!
やっぱりこの引きはいいねー。十分引きを楽しんだ後タモに収めると、33pの
クロ(美しい!)。もう1匹と思い、すぐに仕掛けを入れた。すると今度はガッツーン!
ギュイーン!油断していて一瞬面食らったが、すぐに糸を出し走らせてやり取りすること
数分、あがってきたのはナント、37pのスマガツオ(通称ヤイト)。次も47pの
ハガツオ(通称キツネガオ)が掛かり、メチャメチャ沖まで走られ悪戦苦闘。
長い綱引きの末、やっとタモに入れることが出来た。もうグッタリ・・・。
カツオが回ってきたせいかその後クロの気配はなくなってしまい、最後にスマガツオ
をもう1匹上げて昼過ぎに納竿。
夜はスマガツオのタタキ、ハガツオの刺身、そしてクロの味噌汁を肴に飲んだ。
「いやあー、秋っていいね!」
 
まずまずのクロ。             胸にお灸(ヤイト)の痕、スマガツオ。

 
良く走ったハガツオくん。         やっぱりカツオはタタキでしょう!


鹿児島全体の釣果もあまり芳しくないという状況の中、錦江湾沖のボートから
かなりの数のキスが上がっているということだ。しかし、ボートも持っていないので
ここは何とか深場を狙えば何とかなるだろうと思い、垂水新港の船道辺り(フェリー
が通る辺り)を遠投で狙ってみることにした。
朝、のんびり出かけて8時からスタート。結果は・・・大正解!約2時間で20匹
の釣果。そのうち5匹は20センチ以上の、俗に言う3年キス。この大きさになると
キスといえども、ゴン、ゴン、ググン・・・と竿を引ったくるようなアタリになる。
30センチ近い大物も2回水面下でバラしてしまったのが悔しい(横で見ていた
野次馬おじさんの方がもっと悔しそうな悲鳴を上げていたが・・・)。今回はあまり
大物は期待してなかったので針が小さめだったのが原因かなあ。
この調子でちょくちょく通うと、そのうち30センチオーバーの肘タタキクラスも
夢ではないように思った。
数年前にも、串木野新港の船道を狙って釣っていて、37センチの化け物キスを
釣ったことがあるが、おそらくどの港もこういうポイントがあるのだろう。
釣りの最中、近くで釣っていたチヌ狙いのおじさんが7〜800gのマダイを2匹
フカセ釣りで釣っていた。さらに驚いたのが、ストリンガーに通して海に浸けていた
その2匹のタイに、でっかいタコが近づいてきていたそうで、それをタモでしとめて
いた。おじさんのあの満足そうな笑顔が夢にまで出てきそうだ。
まあ自分もこんだけキスが釣れたのでいいでしょう。
その後、家に帰ってキスの干物を作り、夜、ちょうど一夜干し程度になったところを
火にあぶってビールのつまみに。・・・・・・うまっ!

 
本日最大24センチのキス。       ビールに合うんです、これが・・・。


昨日のリベンジで同じ釣り場に行った。今日は昨日より少しウネリがあり、
瀬波もでている。今日は釣れそうな予感・・・。
サラシもあるのでハリスは2号でスタート。そして来ました1匹目、38pのクロ。
続いて37p。そして34p。自作の喰わせウキは今年も絶好調ー。
納竿前、あと2,3投で終わろうとした時とどめに40p、1.3sのビッグワン。
最後のクロは腹が白子でパンパンになっていた。
とうとうノッコミ最盛期に入ったようだ。例年3月中旬までこの状況が続く。
帰りの山道、背負ったリュックが重かったがこんなの全然平気ーってかんじ。

 
1匹目。                  2匹目。  

 
3匹目。                  4匹目。お腹がパンパン。

 
大量、大量。


クロが釣れ始めたと聞き、佐多の打詰に釣行。期待していったがサラシが
ほとんど無しの悪条件。おまけに快晴。潮も全く動かず、底の方まで何も
いないのがよく見える。こういう時は瀬際を狙うに限る。そう思いながらジッと
我慢。結局最初のポイントで釣れたのは30数p、スーパーファイターの
サンノジ(ニザダイ)が1匹。
11時頃、そのポイントを諦め、10分程岩場をトコトコ歩いて超ドン深のポイ
ントに移動。そこでも我慢して釣っていると、1時過ぎになってやっとクロらしき
陰がウスバハギ等の餌盗りの下に見え始めた。40pオーバーも混じっている
ようだ。しかし、活性は低いようでなかなかツケ餌を喰ってくれない。そこで
自作の流線喰わせウキを先ウキとしてセットし、本ウキは完全フリーでゆっくり
沈めていった。この時期の喰い渋りにはこれが結構いけるんです・・・。まず
掛かったのは32pのクロ。その後数投後に強烈な引き。ハリスは1.5号に
落としていたので慎重にやり取りし上がってきたのはおそらく45p前後のクロ。
久々の大物に喜んでタモを手にした途端、痛恨の針外れ・・・(ガーン)。
このやり取りで魚を散らしてしまったのか、その後は音沙汰なく万事休す。
こうなりゃ明日も来てやるぞー!!

ところで、昼前に轟音がするので振り返ってみると裏山の向こうに不思議な
白い筋。カメラでパチリ。後で知ったが内之浦からのロケット花火(?)だと
わかった。

 
超ベタ凪。                 スーパーファイターのサンノジ。

 
唯一釣れたクチブト。          頼りない煙のM5ロケット花火。


やっと2000年の初釣りに行った。今回は佐多の大浦。初めての場所だ。
大先輩K氏と先輩T氏にいい場所だよと言われ、ついて行った。ワクワク、
ドキドキしながら行ったが、途中からゼイゼイ、ドキドキに変わった。
重いリュックと釣り竿を担いで、まず通行止めになっている所からアスファ
ルト道路を1q程行き、そこから山道を下り、途中から道のない林を抜け、
竹藪をかきわけ歩くこと約30数分。着きました。確かに釣れそうなポイント
が点在する最高の場所だった。
中でも、離れ瀬との間にきれいなサラシがある超A級ポイントと思われる辺
りで3人とも陣取り、そして釣り始めた。そして1日が終わった。そう、3人とも
クロが0匹だったのだ。釣れたのは自分が釣った30数pのイズスミ1匹と
多数のキタマクラのみ。ハハハ・・・。
朝、初釣りの時に恒例にしている海神様へのお酒を、自分の好きなビール
にしてしまい、しかもそのほとんどを自分で飲んでしまったせいだろうか?
そして地獄の帰り道・・・、思い出したくもない・・・。

 
  タモを準備する自分とK氏      A級ポイントを前に釣り始めるT氏


鹿屋市の海遊館に餌を買いに行くと、店のお姉さんが写真を持って走ってきた。
見ると去年の春、釣り大会にエントリーした時の写真だった。
今年もこんなのが早く釣れないかなあ・・・。

去年自分が釣った中では5番目のサイズでした

 

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