初期設定(2-3)

BIOSの設定(CHIPSET FEATURES SETUP)

前へ次へインデックスホーム


BIOS画面

CHIPSET FEATURES SETUPはチップセットに関する機能の設定を行います。
下記画面はAWORD BIOSの画面です(AOPEN社のAX-6BCを例に説明します)
項目名が同じであれば他の製品でもほとんど同様です
※項目をクリックすると詳細な説明に移ります
ROM PCI/ISA BIOS(xxxxxxx)
CHIPSET FEATURES SETUP
AWORD SOFTWARE INC.
SDRAM(CAS Lat/RAS-to-CAS) :2T
SDRAM RAS# Precharge     :3T
DRAM ECC Function       :Disabled
Video BOIS Cacheable      :Disabled
Video RAM Cacheable       :Disabled
8 Bit I/O Recovery Time     :4
16 Bit I/O Recovery Time    :1
Memory Hole At 15-16m     :Disabled
Passive Release          :Disabled
Delayed Transactiuon      :Disabled
AGE Apertue Size(MB)      :4
Pentium II Micro Codes     :Disabled
***** Jumpless Setup*****
ESC: QUIT    ↑↓→←:Select Item
F1 : Help    PU/PD/+/-/ : Modify
F5 : Help    (Shigt)F2 :  Color
F6 : Load Setup Defaults

F7 : Load Trubo Defaults


SDRAM(CAS Lat/RAS-to-CAS) 【SD-RAMの読み込み時間】

SD-RAMの読み込みのタイミングを指定します。
通常Pentiumでは3-2-2-2や2-2-2-2の4周期(4バイト)単位で連続アクセスを行います。
ここの後3バイトの読み込みのスピードを指定します。
通常では2Tを指定しますが、動作が不安定な場合には3Tに指定します。
表示内容 説明
2T 2 Time
3T 3 Time
通常の使用では、そのままの状態で使用します。

SDRAM RAS Precharge Time 【SD-RAMのプリチャージ時間】

SD-RAMの読み込みのタイミングを指定します。
通常Pentiumでは3-2-2-2や2-2-2-2の4周期(4バイト)単位で連続アクセスを行います。
ここの後3バイトの読み込みのスピードを指定します。
メモリの種類が、CAS=2の場合は2Tと CAS=3の場合は3Tを指定します。
表示内容 説明
2T 2 Time
3T 3 Time
通常の使用では、メモリの性能に合わせます。不明な場合には3Tに設定します。

DRAM ECC Function【DRAMのECC設定】

DRAM のECC 機能の有効/無効を選択します。ECC機能にて、DRAM のダブルビットエラーは検出でき、シングルビットエラーは自動修正が可能です。
但し、メモリがECCを搭載していなければなりません
表示内容 説明
Enabled ECCを有効にする
Disabled ECCを無効にする
通常の使用では、無効にします。
但しECCメモリを搭載している場合には有効にします。

Video BIOS Cache【ビデオバイオスのキャッシュ】

ビデオのBIOS コードのキャッシュ設定をします。ビデオのパフォーマンスが向上する可能性があります。
表示内容 説明
Enabled キャッシュを有効にする
Disabled キャッシュを無効にする
通常の使用では、無効にします。キャッシュを占有しますので注意!!

Video RAM Cacheable【ビデオラムのキャッシュ

ビデオメモリ領域A000-B000 のキャッシュ設定をします。ビデオのパフォーマンスが向上する可能性があります。
表示内容 説明
Enabled キャッシュを有効にする
Disabled キャッシュを無効にする
通常の使用では、無効にします。キャッシュを占有しますので注意!!

8 Bit I/O Recovery Time【ISAバスの8ビットI/Oの遅れ時間設定

古いISAカードの中には、1 つのI/O コマンドを実行した後,次のコマンド実行を開始する前に,ある量の時間(回復時間)を必要とするものがあります。
新世代のCPU やチップセットではI/O コマンドの実行は更に速くなっており,こうした古いI/O デバイスの規定している回復時間よりも短い場合が出て来ます。
ここでの項目は,8-bit I/O コマンドに対する遅れ時間を,ISAバス・クロックの数で指定します。
もしもこうした8-bit I/O カードで不安定動作のある場合には,この項を使って回復時間を伸ばすと良いでしょう。BIOS のデフォルト値は4 ISA クロックです。NA にするとチップセットは 3.5 システムクロック時間を挿入します

16 Bit I/O Recovery Time【ISAバスの16ビットI/Oの遅れ時間設定

16-bit I/O の回復時間に関して上と同様です。16-bit I/Oコマンドの実行時に必要な回復時間をISA バスのクロック数で指定します。
16-bit I/O カードに不安定動作の認められる時,この項を使って調整することが出来ます。BIOS のデフォルト値は1 ISA クロックです。
NAにするとチップセットは自動的に3.5 システムクロック時間を挿入します。

Memory Hole At 15M-16M【メモリーエリアの確保】

この項目を使って,システムメモリーの特定領域を特別なISA カード用に確保することが出来ます。
チップセットはこの領域のコードやデータは、ISA バスから直接アクセスします。
これは通常,いわゆるメモリーに割り付けた(memory mapped )I/O カードに使います。

Passive Release【ISAブリッジの動作設定1】

これはIntel のPCI からISA へのブリッジとなるPIIX4チップセットに必要なPassive Release 機能の制御に使うもので,この機能はISA バス・マスターのlatency要請に合わせるのに用います。ISA カードの互換性に問題のある場合に,イネーブル,あるいはディスエーブルにして見てください

Delayed Transaction【ISAブリッジの動作設定2

上と同じくIntel PCI to ISA bridge であるPIIX4 チップセットの,Delayed Transaction 機能を制御するのに用います。こちらはPCI サイクルからISA バスへの,或いはその逆順のケースで必要となるlatency 要請に合わせるのに用います。ISA カードの互換性に問題のある場合に,イネーブル,あるいはディスエーブルにして見てください。

AGP Aperture Size【AGPのメモリサイズ設定】

Graphic Aperture の有効なサイズを与えます。

Pentium II Micro Codes【ペンティアムUのマイクロコード】

Pentium II CPU はBIOS のマイクロコードでバグの修正を行っています。
システムの安定性の為、この機能をEnable する事をお進めします。
ただし、このマイクロコードで多少CPU の性能が落ちる事が有ります
表示内容 説明
Enabled 有効にする
Disabled 無効にする
通常の使用では、有効にします。