ドキュメントとしては、同じ芽を、ずーっと追っかけて撮影した方が良いのでしょうが、
早く成長した芽は、摘み取ってしまったり、成長の遅い芽も摘み取ってしまったり、
で、追っかけきれないのですよ。
...万馬券よりも確率高いから、予備をたくさん撮ってけば、できないことはないんですけどね。
まぁ、畑の中から、適当に選んで撮りました。
芽数で考えると、収穫時期まで残るのは、どのくらいでしょう。
1/3か、1/4か、...1/5くらいかな...?。
手入れして、手入れして、収穫直前に切り捨ててしまう枝も多いので。
花芽の数で考えると、1/10か、1/20か...?。
そんなん数えてる程、暇な時期じゃないので。
膨らんだ芽から、2つの芽がでます。
向かって右側が枝の先端なんですけど、
普通は、先端の方の芽(主芽)が大きく平べったくて、花芽がついてます。
枝基の方の芽(副芽)は、小さくて丸っぽく、花芽が入ってないことが多く、取り除いてしまいます。
ただし、その逆の場合もあるし、両方とも花芽がついてないこともあります。
前年の収穫後の栄養状態、春先の温度でも違ってくるんですけど、
去年なんかは、どこのぶどう園でも、花芽が少なくて苦労しました。
昨年、台風に遭ったわりには、今年は、わりかし花芽の付きが良いみたいです。
この写真では、向かって左側が先端です。
葉っぱに隠れてますけど、先っちょに2つ見えてるのが、花芽です。
花芽の先だけしか見えてませんが、実は、葡萄の房の形をしてるのです。
花芽は、2つ付いてるくらいが丁度良いです。
花芽が1つだけだと、実にならなかったときに、枝がもったいないし、
たくさん付いてると、枝に負担がかかるので、摘み取る作業が必要になってくるので。
強い新枝には、たくさんの花芽が付いて、
弱い新枝には、少ない花芽が付いてれば良いのですが、
だいたい、その逆なのです。
どうも、自分の体力が分かってないようで。
この写真では、手前の方が枝の先端になります。
芽が開き始めるのも先端の方が早いんですけど、
そのまま、先端方向の新枝が早く成長します。
全部の新枝が揃って成長してくれると、作業もしやすいんですけど、
早く成長した枝が、さらにたくさんの栄養を奪おうとするようで、
なかなか、枝基の方では、芽も開かなくて、枝も育ってくれません。
それでまぁ、人間社会に置き換えたりすると、あんまり良い感じではありませんが、
あんまり強すぎる芽は、「間引き」してしまうのです。
何本分もの栄養を一人占めしてしまうので。
見ての通り、新枝は、太陽に向かって成長していきます。
上向きの枝はグングン成長して、下に向けると、成長がゆっくりになるのです。
もっとも、この時期の芽に触ると、ちょっと強く触れると、ポッキリいってしまいます。
そんなこと、ネコには分からないでしょうから、
冬の間同様、葡萄の枝の上を歩き回って、引っ掻いて遊んでます。
それでポッキリいってしまった分は、...まぁ、間引きを手伝ってくれた、と思うしかないでしょう。
もう、くっ付けられませんから。
できるだけ、ビニールハウスに入れないようにしてんですけどね。
葡萄作りの学校と行ったことないし、葡萄関係の本を読んだこともなくて、 専門用語は、話し言葉で聞いてるだけなので、 正直なところ、どういう漢字が使われてるのか分からないのです。 だから、もしかしたら、「芽掻き」ではなくて「芽欠き」と書くのかもしれませが、 まぁ、あんまり気にしないで下さい。