1996(平成8)

 【主な出来事】
12月31日
TOJ#9」発売。パーセル会員年間購読者には1997下敷カレンダー(アウクソー)、と「パーセルニュースクラブ9」が封入
12月20日
セガサターン対応ゲームソフト「エアーズアドベンチャー」発売
12月10日
NT1月号発売。エアーズアドベンチャー特集でコメント。別冊付録カレンダーにイラスト(アウクソー)
11月30日
マモルマニア」発売
11月25日
機動戦士ガンダムZZメモリアル・ボックスTYPE-1(LD-BOX)」発売
11月9日
NT12月号発売。インタビュー掲載
10月下旬
ピンズ/シルビス1」発売
9月20日
TOJ#8」発売。パーセル会員年間購読者にはポスカ(TOJ#1-#8表紙)と「パーセルニュースクラブ8」が封入
8月1日
渋谷G.K.MUSEAM HOBBY LOBBY展示フロアにて「1996 MAMORU NAGANO EXIBITION#3」開催。9月1日まで
8月上旬
シルヴィスTシャツ(2種)」発売
7月上旬
すえぞうTシャツ(3種)」発売
6月下旬
ピンズ/すえぞう」発売
6月25日
重戦機エルガイム メモリアル・ボックス Mark.II(LD-BOX)」発売
5月20日
TOJ#7」発売。パーセル会員年間購読者にはすえぞうFDラベルと「パーセルニュースクラブ7」が封入
3月1日
VIRTUA FIGHTER GRAPHICS MODEL2」発売。有井信孝氏との対談を収録
1月25日
comic newtype 冬の号」発売。永野護大特集
 
▼1995年---
12月20日
TOJ#6」発売。パーセル会員年間購読者には下敷き(アトロポス&すえぞう)と「パーセルニュースクラブ6」が封入
12月18日
重戦機エルガイム メモリアル・ボックス Mark.1(LD-BOX)」発売
12月9日
NT1月号でFSS連載初の減ページ。別冊付録カレンダーにイラスト(エアーズアドベンチャー)
 
 1996(平成8)年12月号
 表紙=機動戦艦ナデシコ(ミスマル・ユリカ)  原画=後藤圭二 定価500円
The Five Star Stories 休載
【ストーリー】
-
【扉絵】
-
【単行本化による変更点】
-
豆知識 -
その他の関連記事 ●表紙に「F.F.S.第4話完結!永野護INTERVIEW」とある。本当は「F.S.S.」だが、誌面では「F.F.S.」と書かれている。

●目次に「永野護インタビュー」と記載(3p)。

●FSS第4話完結を記念して、永野氏のインタビューが掲載(60-63p)。インタビュアーはシステム・エンジニアで『モデルグラフィックス』コラムニストの小田切博氏で、第4話を描き終えての実感、そこで描きたかったもの、第5話の紹介、ファティマ・デザインの変更理由等について語っている。。二人の写真、対談中の写真、FSSのロゴ、NT1996年8月号の連載扉絵のクラード・スカッツ、第4話地上戦の作中のコマ4点がモノクロで掲載。インタビュー内容は以下の通り。
 ・第4話は、戦車シーンから始まる一連の戦争の部分で勝手に盛り上がったのはいいが、逆に収拾がつかなくなってしまったことが反省材料。一般兵士の話なので、読者は感情移入できないだろう。だからこの半年で読者が離れたというか沈静化した感はある。
 ・初めてリアルな戦争について描いたが、ここでやりたかったのは「戦争はいけない」「人殺しはいけない」という感情論ではなく、戦争を起こした当事者は悪いとも何とも思っていないということを表現したかった。ソープの前で兵士が次々と死んでいくが、ソープ自身はそれを何とも思っておらず、城に帰ってきたときスペクターに「なんとも思ってないくせに悲しそうな顔するんじゃありませんよ」と皮肉られることをやりたかった。でも、それやってどうするんだ?というところもある。
 ・第4話は分かりづらいので、単行本では、あの戦争シーンは50ページくらいカットして分かりやすくするつもり。
 ・4100年のエピローグを入れたのは「憑き物落とし」。つまりFSSに取り憑いていたエルガイムの亡霊を排除したかったため。だからエルガイムMk-II(クラード・スカッツ)やフロート・テンプル崩壊のシーンを出した。
 ・最近ファティマ的デザインを色んな所で目につく。僕は10年前にそのシルエットを作ったから「オレが本家だぜ」とか頑張ってみても仕方がない。10年やって飽きたし。
 ・第4話エンディングでログナーがいきなり出てくるのは、ログナーがあそこでたった一言、ある台詞を言わせたらFSSを終えることができたから。結局、頭のどこかにログナーのその台詞は劇場のスクリーンで見たいというのがあったので、出さなかった。
 ・第5話はダークなエンタテインメントになる。
 ・永野氏はネームに「スカ、カッコイイ」とかよく落書きしていた。

●「MODEL」のコーナーで、1/4ラキシス(ボークス、圓句昭浩原型)が取り上げられ、その写真が2点、カラーで掲載されている(205p)。
広告 ●「機動戦士ガンダムZZメモリアル・ボックス TYPE-1(LD-BOX)」11月25日発売(バンダイビジュアル広告、37p)。39000円。またビデオ「重戦機エルガイムMetal.8・9」では「メカ・キャラクターデザイン:永野護」と書かれている(36p)。

●「マモルマニア」1996年11月30日発売、1800円(トイズプレス広告、119p)。赤地に白字の文章のみ。

 1996(平成8)年11月号
 表紙=機動新世紀ガンダムX(ガンダムDouble X)  原画=石垣純哉 定価500円
The Five Star Stories 休載
【ストーリー】
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【扉絵】
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【単行本化による変更点】
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豆知識 -
その他の関連記事 ●「MODEL」のコーナーで、1996年8月25日に東京ビッグサイトで開催された「ワンダーフェスティバル1996 SUMMER」が記事になっており、その中にレッド・ミラージュ・バビロンズ(ワークショップCAST、生嶋毅彦原型)、1/4パルテノ(ひげだるま)、1/220ヤクト・ミラージュ(海洋堂、谷明原型)のキット完成写真がカラーで載っている(190-191p)。
広告 ●「機動戦士ガンダムZZメモリアル・ボックス TYPE-1(LD-BOX)」11月25日発売(バンダイビジュアル広告、36p)。39000円。

●「マモルマニア」予約受付中(トイズプレス広告、198p)。定価1800円。また以下の告知も掲載。
 ・「Tales of Joker#8」1500円。表紙のシルヴィスがカラーで掲載。
 ・「クラウドスカッツ」永野護描き下ろしテレカ、1200円。写真がカラーで掲載。
 ・「ピンズ/シルビス2」3個セット予約受付中(1996年10月31日締切、定価1500円、1月上旬発送予定)。TOJ#2表紙、キノコ、豹のピンズがカラーで掲載。

 1996(平成8)年10月号
 表紙=機動戦艦ナデシコ(ミスマル・ユリカ)  原画=麻宮騎亜 定価500円
The Five Star Stories The Five Star Stories #4 Destiny three fates "Wandering Atropos"
 BOTH 2992 last roll,voice of curtain

【ストーリー】単行本8巻182-197p/リブート5巻335-351p
●新たな旅立ち。アトロポスはすえぞうに、自分の役目が終わった後の死を願う。

【扉絵】ナイン
●ナインのキャラシート。CG処理された画像をモノクロで掲載している。合わせて第5話登場予定のキャラ名と次のようなの告知を行っている。またこのページは全てPCで制作した、とある。白字部とページ下部の告知部分を削除したものが、リブート5巻335pに再録されている。「クロニクル2005」183pで永野氏は、「ナインさんはMac処理のイラストでDTP初期の頃」と述べている。
 ・来月より休載。
 ・「PLASTIC STYLE」新型ファティマモードを中心としたデザイン画集。年末刊行。
 ・「マモルマニア」表紙イラストを手掛ける。絵柄はたぶんシルビス。年内刊行予定。
 ・「川村万梨阿デジタル・サーフェース写真集」。年内刊行予定。
 ・「エアーズアドベンチャー」年内発売。

【単行本化による変更点】
●NT64p/リブート5巻340p…NTでは「幕を降ろす者」となっていたが、リブートでは「幕を下ろすもの」となっている。

●NT75p/単行本8巻197p/リブート5巻351p…NTではハシラに「ファイブスター物語は来月よりしばらくお休みします。単行本8巻は来年1月頃を予定。休載中はF.S.S.特集も予定していますのでどちらもお楽しみに!」とアオリが入っていたが、単行本/リブートでは削除されている。
豆知識 ●リブート5巻334pで永野氏は、この第4話はファティマの存在が本当の主人公として物語を引っ張ってくれていた話が終わるので、FSSの事実上の最終回だ、と述べている。
その他の関連記事 ●表紙に「ファイブスター物語/第4話、ついに完結!永野護」と記載。

●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「NEWTYPE Express」のコーナーで発売中として「Virtua Fighter CD-ROM THE BIGINNING」が記事になっている(45p)。永野氏に関することは書かれていない。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(45p)。単行本8巻制作準備にかかっており、表紙イラストはこれまでのB2サイズからB全サイズに変更、カラーページも大幅に変える予定、連載のうち50ページをぶった切る、何ページか描き足す、などと述べている。『F.S.S. ISSUE』p.78に再録。

●「MODEL」のコーナーに、1996年7月21日に東京ビッグサイトで開催された「JAF-CON V」が記事になっており、その中に小説版『機動戦士Zガンダム』掲載の永野護デザインの1/12クワロロ・バジーナ、1/12ハマーン・カーン(M.M.C.)のキット完成写真がカラーで掲載(210p)。
広告 ●「Tales of Joker#8」9月中旬発売予定として表紙のシルビスがカラーで掲載(トイズプレス広告、214p)。また「マモルマニア」が10月下旬発売で予約受付中、としている。

●「重戦機エルガイム Metal.1〜3」発売中、として「キャラクターデザイン:永野護」とクレジット(バンダイビジュアル広告、218p)。「機動戦士ガンダムZZ MEMORIAL BOX TYPE-1(LD−BOX)」11月25日発売(バンダイビジュアル広告、219p)。定価39000円。

 1996(平成8)年9月号
 表紙=スレイヤーズRETURN(リナ=インバース&ナーガ&ガウリィ)  原画=あらいずみるい 定価500円
The Five Star Stories DELTA BELUN 4100 B=SIDE=2

【ストーリー】単行本8巻168-181p/リブート5巻319-333p
●星団歴4100年フロート・テンプル。内部侵入したルースとロレッタの前にテンプル騎士団が立ちはだかる、彼らの窮地を救ったのはミラージュのウピゾナ・バーデンバーグとF.U.ログナー、そしてメガエラだった。まもなくフロート・テンプルは崩壊する。

【扉絵】ルース&ロレッタ
●コーラスの紋章が入った旗をバックに立つウェイ・ルースとロレッタ・ランダース。「IT IS IN THE YEAR 4100」と記されている。リブート5巻319pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT61p/リブート5巻321p…NTでは「地位にありながら」となっていたが、リブートでは「地位でありながら」となっている。

●NT67p/リブート5巻327p…NTでは「GODSテンプル騎士(ナイツ)!!」となっていたが、リブートでは「ゴーズテンプル騎士!!」となっている。

●NT67p/単行本8巻175p/リブート5巻327p…1996年7月27日に、『銀河漂流バイファム』や『機甲戦記ドラグナー』、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』などの監督を務めたアニメーション監督の神田武幸監督が急逝した。このことに関し、NTでは枠外に「7月末、「バイファム」などを監督された神田武行監督が御亡くなりになりました。日本サンライズに入社して初めて僕にアニメーションのデザインの基礎を教えて下さり本当にいろいろなことを教えていただきました。心よりご冥福をお祈りいたします。永野護」と書かれていた。単行本/リブートでは削除されている。

●NT68p/単行本8巻176p/リブート5巻328p…NTでは「ウピゾナバーデンバーグ!!」となっていたが、単行本/リブートでは「ウピゾナ・バーデンバーグ!!」となっている。

●NT69p/リブート5巻329p…NTでは「ワンダースカッツ」となっていたが、リブートでは「ヴンダーシェッツェ」となっている。

●NT72p/リブート5巻332p…NTでは「”クラウドスカッツ”スピードミラージュ2号機」となっていたが、リブートでは「”ヴォルケシェッツェ”スピードミラージュ2号騎」となっている。

●NT73p/リブート5巻333p…NTでは「1号機ワンダースカッツはあれでいいか」となっていたが、リブートでは「一号騎ヴンダーシェッツェ」となっている。
豆知識 ●NT1996年11月号のインタビューで永野氏は、次のようなことを述べている。
 ・4100年のエピローグを入れたのは「憑き物落とし」。つまりFSSに取り憑いていたエルガイムの亡霊を排除したかったため。だからエルガイムMk-II(クラード・スカッツ)やフロート・テンプル崩壊のシーンを出した。
 ・第4話エンディングでログナーがいきなり出てくるのは、ログナーがあそこでたった一言、ある台詞を言わせたらFSSを終えることができたから。結局、頭のどこかにログナーのその台詞は劇場のスクリーンで見たいというのがあったので、出さなかった。

●ここで登場するログナーは10人目で、地球年齢で14歳であるとのこと。またクラウド・スカッツの変形は、変形素材を使っているため、一瞬のうちに可能とのこと。バンドールの時、漫画で変形シーンをやあっても面白くないと分かったから、ここではほんの1コマで表現した(発案期間は1年)と永野氏は述べている。ちなみにワンダー・スカッツは変形機能はないとのこと。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(43p)。来月で4話はおしまい、5話はタイトルが「ザ・シバレース」で2994年から3010年までの短編オムニバスとなり、冒頭はサイレンとサイレンライダーの話でサイレンが空を飛んでいる、などと述べている。『F.S.S. ISSUE』p.78に再録。

●「ANIME LAND」の「SALES/LD」で第2位(7/8)に「重戦機エルガイム メモリアルボックス Mark-2」がランクイン(75p)。
広告 ●「Tales of Joker#8」9月中旬発売予定、として表紙の線画が掲載(トイズプレス広告、141p)。また「ピンズ/シルビス1」が申込締切1996年8月31日、10月下旬発送予定、定価1500円として、シルビス、豹、チータのピンズ写真が掲載。

 1996(平成8)年8月号
 表紙=X(桃生小鳥)  原画=結城信輝 定価500円
The Five Star Stories エンディングエピローグ 第4話 運命の3人の女神 放浪のアトロポス
運命の3人の女神 放浪のアトロポス・デルタベルン4100=Bサイド=
DESTINY THREE FATES ATOROPOS=DELTA BELUN 4100 =B SIDE=

【ストーリー】単行本8巻154-167p/リブート5巻303-317p
●フロート・テンプルに帰還した天照は、ラキシスにドラゴンドロップを贈る。2つに割れたその石は、美しい響きで共鳴し合う。アトロポス、出発の時…クローソーと戦う幻影を見る。

【扉絵】クラウド・スカッツ
●エルガイムMk-IIに似ているクラウド・スカッツ。以前、海洋堂のワンダー・スカッツを見て、ただの色違いというのも何だから…として、デザインを変更した。リブート5巻303pに再録。「クロニクル2005」182pで永野氏は、「この頃は確かブレンパワードの企画初期ぐらいの時点」と述べている。

【単行本化による変更点】
●NT64p/リブート5巻308p…NTでは「当機レッド・ミラージュ17号機」、「回収は無用」となっていたが、リブートでは「当騎L.E.D.ミラージュ17号騎」、「回線は無用」となっている。

●NT65p/リブート5巻309p…NTでは「飛び出し、ゲル状の〜はずだっ!!」となっていたが、リブートでは「飛び立ち ゲル状の〜はずだ!!」となっている。

●NT70-71p/単行本8巻164-165p/リブート5巻313-314p…リブートではNT掲載時より、若干右側と下部が見切れている。逆に単行本では延長して見ることができるが、FSSのロゴは削除されている。

●NT73p/単行本巻p/リブート5巻317p…リブートではNT掲載時より、若干左側と下部が見切れている。
豆知識 ●【ジュノーン】NT1995年1月号巻頭カラーページにシュペルターのようなジュノーンが載っていたが、このデザインはあまり気に入らなかったらしく、現行のものに変更されている。ここで登場しているジュノーンは最終後期型で、デザイン的にはエルガイムMk-Iに戻して直線を多くした、としている。

●【B-SIDE】「A-SIDE」ではなく、あくまで「B-SIDE」。4100年はコーラスがA.K.D.を倒すという話だが、ここで描かれているのはコーラス側ではなく、天照側アトロポスの話。つまり「裏側」という意味で「B-SIDE」という言葉を用いている。

●パトラクシェvsジュノーンのシーン。「クロニクル2005」183pで永野氏は、「連載当初より待ち望まれていたラストシーン。さすがに反響はすごかった」と述べている。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。
広告 ●以下の告知(トイズプレス広告、139p)。
 ・「シルヴィスTシャツ(2種)」発売。絵柄は「A:TOJ#2表紙」と「B:TOJ#3表紙」の2種。第1回締切1996年6月28日終了、最終締切1996年7月31日(9月上旬発送予定)。絵柄のシルヴィス2種がカラーで掲載。定価各2500円。
 ・「Tales of Joker」発売中として#1から#7までの表紙がカラーで掲載。ただし#3は在庫切れ。
 ・「すえぞう」Tシャツ(3種)7月31日締切迫る。Tシャツ3種の写真がカラーで掲載。
 ・「1996 MAMORU NAGANO EXIBITION#3」1996年8月1日から9月1日まで渋谷G.K.MUSEAM HOBBY LOBBY展示フロアで開催。詳細は何も記載されていない。

●ビデオ「重戦機エルガイム Metal.1〜3」8月25日発売(バンダイビジュアル広告、229p)。定価6000円。「キャラクターデザイン:永野護」とクレジット。

 1996(平成8)年7月号
 表紙=天空のエスカフローネ(神埼ひとみ) 原画=逢坂浩司 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻142-150p/リブート5巻287-301p
●シーブル軍が放ったバスター砲は、ルンのバスター弾で相殺、消滅した。しかし復活したボスヤスフォートのダイバー・パワーにより、シャフトが死亡。天照はフロート・テンプルに帰還する。

【扉絵】ブラフォード、京、テロル・ミラージュ
●ミラージュ騎士団の服を着たブラフォードと京。テロル・ミラージュはブラフォード仕様にデザインが変更されており、色も黒ではなく灰色(※後にステートバルロ騎は黒色、ブラフォード騎は白色という設定に変更された)。リブート5巻287pに「STORY」を削除して再録。「クロニクル2005」182pで永野氏はこのテロルについて、「第6話に出てくるデザイン。ロービジ(淡い塗装)で、白っぽい灰色になる予定」と述べている。

【単行本化による変更点】
●NT60p/リブート5巻288p…NTでは「二千年の時」となっていたが、リブートでは「千年の時」となっている。ボスヤスフォートがソープに異次元へ飛ばされそうになったのは星団歴2121年で、劇中の時点は2992年。871年前となる。

●NT61p/単行本8巻143p…1コマ目のボスヤスフォートは、NTでは素顔が見えていたが、単行本ではケープを纏ったままで素顔が見えないように修正されている。台詞は変更されていない。『F.S.S. ISSUE』p.78に小さく再録。

●NT67p/単行本8巻149p/リブート5巻295p…NTでは「プリズンコークス」、「唯1人」となっていたが、単行本/リブートでは「プリズン・コークス」、「唯一人(※リブートのみ)」となっている。なおアイシャのコマにある「始めて」は「初めて」が正しい。

●NT69p/単行本8巻151p/リブート5巻297p…NTでは「それじゃあリン酸有機生命体の”オーバーロード”や封化ウイルス完全体の”如来”ごとき〜」となっていたが、リブートでは「それじゃあ”オーバーロード”や”如来”ごとき〜」となっている。また単行本ではスペクターとポーターに「何とも思っちゃいないのに〜しけたカオ〜」、「だーかーらーナメられるぅ〜おばけなんかになめられるーっ」と皮肉られ、ソープとラキシスが顔を合わせる、というコマに1ページ丸々描き直されている。『F.S.S. ISSUE』p.79に小さく再録。

●NT70-73p/単行本8巻152-153p…NTでは天照とラキシスが対面、背後にスペクターとポーターの本当の姿が現れ、「永い旅に…なるんだね…」と天照が発するシーンが見開きで描かれていた。続いて、1ページにスペクターが「御意…」「御心のままに…”救い”より”希望”を…」というフキダシがあり、最後に「封印がもどった」とサッチャー、「すさまじい力だな…前より強力じゃないのか?帰ってきたか…」とサリオンがつぶやき、ラキシスのフェイス・アップだった。単行本では見開きに天照とラキシスが対面、「お返しします…!!」とラキシスがその力を天照に返し、サッチャーが「封印が戻った」、サリオンが「すさまじい力だな」と言う、コンパクトにまとめられている。『F.S.S. ISSUE』p.79に小さく再録。
豆知識 ●最後の「封印がもどった」、「すさまじい力だな…前より強力じゃないのか」のシーンの没稿が、リブート5巻302pに掲載されている。ここではサッチャーが「おさえ込んでいた封印が!!」「陛下がもどられたんだ!!」「封印がもどった!!」と正面を向いて話し、サリオンが「すさまじい力だな…前より強力じゃないのか…?」「帰ってきたか」と正面を向いて話し、カイエンが「奴め…力の一部をラキシスに…」「知っててやったのかね?危険すぎるてーのに…」と傍にいるアウクソーに話しているものだった。結局、単行本化でもこのシーンは描き直され、3バージョン作ったことになる。

●NT1996年12月号で永野氏は、「初めてリアルな戦争について描いたがここでやりたかったのは「戦争はいけない」「人殺しはいけない」という感情論ではなく、戦争を起こした当事者は悪いとも何とも思っていないということを表現したかった。ソープの前で兵士が次々と死んでいくが、ソープ自身はそれを何とも思っておらず、城に帰ってきたときスペクターに「なんとも思ってないくせに悲しそうな顔するんじゃありませんよ」と皮肉られることをやりたかった。」と述べている。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(240p)。
広告 ●以下の告知(トイズプレス広告、140p)。
 ・期間限定「シルヴィスTシャツ(2種)」発売。絵柄は「A:TOJ#2表紙」と「B:TOJ#3表紙」の2種。第1回締切1996年6月28日(8月上旬発送予定)、第2回締切1996年7月31日(9月上旬発送予定)。絵柄のシルヴィス2種がカラーで掲載。定価各2500円。
 ・「すえぞう」Tシャツ(3種)好評につき締切期間延長。発売。第1回締切終了(7月上旬発送予定)、第2回締切1996年6月28日(8月上旬発送予定)、最終締切1996年7月31日(9月上旬発送予定)。Tシャツ3種の写真がカラーで掲載。
 ・「Tales of Joker」絶賛発売中。#7の表紙がカラーで掲載。
 ・テレカ「ヴォサイレン」1996年6月28日申込締切、8月下旬発送予定。キャラシートがカラーで掲載。
 ・イベント「1996 MAMORU NAGANO EXIBITION#3」1996年8月1日から8月31日まで渋谷G.K.MUSEAM HOBBY LOBBY展示フロアで開催。FSS連載10周年として永野作品に関する新旧ガレージキットが集結、詳しくは次号のNT広告で、とある。

●「重戦機エルガイム MEMORIAL BOX Mark-2(LD-BOX)」6月25日発売(バンダイビジュアル広告、222p)。「キャラクターデザイン:永野護」とクレジット。

 1996(平成8)年6月号
 表紙=VS騎士ラムネ&40炎(3代目勇者ラムネス)  原画=ことぶきつかさ 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻128-141p/リブート5巻271-285p
●バローの手からアトロポスとすえぞうを救ったのは、ブラフォードだった。しかし”命の水”は宙を舞い、何かが飛び去る。一方、戦闘はヤクト・ミラージュの圧倒的強さで決着が付いたかに見えた。だがシーブル軍はバスター砲を発射してしまう。

【扉絵】パルテノ
●パルテノの上半身アップ。「TRUST ME!」の文言と「STORY」として、これまでのあらすじが入っている。リブート5巻271pに「STORY」を削除して再録。「クロニクル2005」182pで永野氏は、「ベタにしてみたらどーかな、との試み。やっぱり真っ黒でした」と述べている。

【単行本化による変更点】
●NT62p/リブート5巻274p…NTでは「3機」となっていたが、リブートでは「3騎」となっている。

●NT70p/単行本8巻138p…NTでは「ペトロワ大尉!?」となっていたが、単行本では「バスターランチャー!!」となっている。
豆知識 -
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(228p)。
広告 ●「The Five Star Stories/MAMORU NAGANO/Volume.I〜VII In STORE NOW!!/KADOKAWA SHOTEN」と書かれた広告がFSS掲載ページの間に綴込みで封入(角川書店広告、66-67pの間)。FSSのロゴが掲載。

●以下の告知(トイズプレス広告、133p)。
 ・「すえぞう」Tシャツ(3種)発売。絵柄は「A:えらいすえぞう」、「B:ふりかえるすえぞう」、「C:でんぐりがえったすえぞう」で各2500円。第1回締切1996年5月31日(7月上旬発送予定)、第2回締切1996年6月28日(8月上旬発送予定)。絵柄のすえぞう3種がカラーで掲載。
 ・「Tales of Joker」絶賛発売中。#1から#7までの表紙がカラーで掲載。
 ・「すえぞうピンズセット」申込期限1996年5月31日(先行予約5月9日)、発送は7月上旬予定。写真がカラーで掲載。定価2000円。
 ・MHテレカシリーズ第8弾「ザカー」1996年5月31日申込締切、7月下旬発送予定。キャラシートがカラーで掲載。

 1996(平成8)年5月号
 表紙=B’tX(高宮鉄平&B’tX)  原画=小泉昇 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻114-127p/リブート5巻255-269p
●京の様子を見ていたソープに対し、剣を抜いたブラフォード。しかし独特の威圧感に気圧されて、死を望んだ。そんな彼にソープは忠誠を誓わせ、任務を与える。一方、アトロポスには不気味な影が近付きつつあった。

【扉絵】MITHTOPH TOWN in KASTEPO 2999
●民族色強い街市場のアトロポスとすえぞう。奥にはフィルモアの紋章を付けたイアン・ケーニヒとオキストロの姿もある。間にいる女性はケーニヒの奥さん。リブート5巻254pによると、発作的にペン画を描きたくなって描いてしまった、と永野氏は述べている(「クロニクル2005」182pでも同様のことを述べている)。建物や町の人々はこれくらい手間をかけて考えたデザインで描いていきたいと考えているが、なかなか難しい、とも述べている。リブート5巻255pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT65p/単行本8巻119p…NTでは「たたた…助かった…っ」となっていたが、単行本では「ややや やばかった…」となっている。
豆知識 ●ソープと会えて「えへっ」と笑うアイシャのシーン。リブート5巻286pでは没になった原稿が載っている。ここでは、ソープに会うまでティンとの戦いで傷だらけの体をソープに見られるのが恥ずかしくて「えへ」と照れ隠し笑いをするアイシャが描かれている。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「VIDEO SOFT」の「VIDEO SELECTION」にLD-BOX「重戦機エルガイム MEMORIAL BOX Marl.II」が取り上げられ、「メカ・キャラクターデザイン:永野護」とクレジットされている(194p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(224p)。
広告 ●「Tales of Joker#7」5月中旬発行予定として表紙(シルヴィス)と#1から#6までの表紙がカラーで掲載(トイズプレス広告、126p)。また「すえぞうピンズ」先行予約受付開始としてすえぞうピンズ3個のイメージが載っている。ピンバッジは3個1セットで定価1500円、5月9日までに予約すれば発送手数料は不要、6月下旬発送予定としている。更にシュペルターのテレカを販売するとしてキャラシートが載っている。定価1200円、1996年4月30日締切、5月下旬発送予定。

●「重戦機エルガイム メモリアルボックス Mark.II(LD-BOX)」6月25日発売(予約締切4月14日)、キャラクターデザインに永野氏がクレジットされている(バンダイビジュアル広告、212p)。

 1996(平成8)年4月号
 表紙=機動新世紀ガンダムX(ガンダムX)  原画=西村誠芳 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻100-113p/リブート5巻239-252p
●ヤクト・ミラージュの攻撃が始まる。探りを入れるために前進したアパッチだが、一瞬にして敗れる。ブラフォードはバローに傭兵としての職を解かれてしまった。

【扉絵】バーチャファイターグラフィックス絶賛発売中
●角川書店から発売されたバーチャファイター写真集「MODEL2」の表紙とパイ・チェンのイラスト。「STORY」の最後に「永野護協力、解説で完成した写真集の宣伝です」と書かれている。またパイの吹き出しにはサラ、ジャッキーの攻撃にケチをつけている。横には「だれだこいつ」として「あそーれ木屋町落し大文字パーンチ」という女性の後ろ姿が描かれている。「STORY」を削除してリブート5巻239pに再録。「クロニクル2005」182pで永野氏は、「パイのロングドレスは「3」の衣装ですが、これはホントに偶然」と述べている。

【単行本化による変更点】
●NT63p/単行本8巻103p/リブート5巻243p…NTでは「汚名挽回だ!!」、「答えるぞ!!」となっていたが、単行本/リブートでは「汚名返上だ!!(※単行本のみ)」、「応えるぞ!!」となっている。

●NT64p/リブート5巻244p…NTでは「一機」となっていたが、リブートでは「一騎」となっている。
豆知識 -
その他の関連記事 ●表紙に「永野護/ヤクト・ミラージュ動く!FSS」と記載。

●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「Newtype創刊11周年記念1111名大プレゼント」があり、永野氏関係ではクリエーターテレカ(1名)があった。絵柄はアトロポスの横顔で「The Five Star Stories AT 1996 Feb」とサインが入っている。小さく写真が掲載(4p)。また「アニメ関連グッズ」として「すえぞうピンズ」(8名、絵柄は柿のすえぞう)と「すえぞう&アトロポス下敷(10名)」もあり、写真が小さくカラーで載っている(5p)。

●特集「CGスペシャル」に「VIRTUA FIGHTER GRAPHICS MODEL2」が取り上げられ、「解説は永野護」としている(101p)。

●「MODEL」のコーナーで1/100テロル・ミラージュ(ボークス)、1/72ナイト・オブ・ゴールドAT(海洋堂、谷明原型)が取り上げられ、各々のキット完成写真がカラーで掲載されている(199p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(224p)。
広告 ●「Tales of Joker」96年度特典付き予約購読受付締切迫る(3月25日消印有効)、として#1から#6までの表紙と#7表紙のシルヴィスの線画がカラーで掲載(トイズプレス広告、133p)。「Tales of Joker#7」は4月中旬発売予定。また「バキン・ラカンX-12/ブルーアーマー」のテレカ予約受付(1996年3月31日締切、発送は4月下旬予定)としてブルーアーマーのキャラシートがカラーで小さく載っている。

●「重戦機エルガイム メモリアルボックス Mark.II(LD-BOX)」6月25日発売(予約締切4月14日)、キャラクターデザインに永野氏がクレジットされている(バンダイビジュアル広告、214p)。定価42000円。初回生産分特典「ヘビーメタル・ボックス」、リピート分より通常仕様ボックスとなる(イラスト共通)、角川書店「月刊ニュータイプ」誌の協力により特別編集された貴重な資料・イラスト等満載の豪華ブックレット付き、映像特典としてエルガイム総集編オリジナル短編「レディ・ギャブレー('86.11)」、「ペンタゴナドールズ('87.1)」、TVCF、TVシリーズ全54話中第27話から54話までを収録。

 1996(平成8)年3月号
 表紙=新世紀エヴァンゲリオン(惣流・アスカ・ラングレー)  原画=長谷川眞也 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻86-99p/リブート5巻223-237p
●上空からやって来たもの…それは巨大MHヤクト・ミラージュだった。イアン・ケーニヒは驚愕する。

【扉絵】ファティマ・オーロラ
●ファティマ用ベッドの横に直立したファティマ。育成ベッドに「9」のナンバーが入っていることから「オーロラ」だということが分かる。「FAR OUT!」の文字と「STORY」としてこれまでのあらすじが入っている。リブート5巻223pに「STORY」を削除して再録。

【単行本化による変更点】
●NT66p/単行本8巻92p…単行本では連載時と比べて、右部、下部がやや見切れて掲載されている。

●NT67p/単行本8巻93p…NTではページ上部に「WEAPONS/"TACHI"〜One Hand,Double Blade Nippon Sword/SPAD〜Izlaxer Plasma Beam Sword×2/47mm DEMIFLAME NAPALM BEAM〜call "WIERBEROCK" installed in eyes/(later replaced with 37mm Beams by AMATERASU)/30mm 6 Barrel BEAM CANNON ×6/20mm BEAM CANNON ×36/180mm ROCKET LAUNCHER ×58/AIR BUSTER SYSTEM ×4 and more.../with ROBOT SCOUT PAD〜"EJECTOR"×6」と書かれていたが、単行本では削除されている。

●NT68p/単行本8巻94p…単行本では連載時と比べて、右部がやや見切れて掲載されているが、下部は指先まで載っている。

●NT69p/単行本8巻95p…NTではページ上部に「"THE JAGT MIRAGE"(YARKUT MIRAGE)/=GREEN LEFT=A.K.D.0020/BODY HEIGHT (to Shoulder)43.9m/BODY WEIGHT 388t〜230t(When Floating on Cheast Level)/MAXIMUM POWER over 3,300,000,000,000HP」と書かれていたが、単行本では削除されている。
豆知識 ●星団歴2900年代に入ってから設計されたヤクト・ミラージュだが、その設計図には落書き、ミカンの皮、コーヒーのシミ、アイシャに踏んづけられた跡やリィのよだれの跡が付いていたらしい。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「NEWTYPE Express」の「NT's EYE」で、ビートルズについて「永野護対押しかけ編集者 ビートルズ閑話」というタイトルでインタビューが載っている(47p)。内容はビートルズの音楽性や永野氏の音楽経歴、楽器などについて。なおラキシスの基本モデルは、ジョージ・ハリスンの奥さんパティ・ハリスンであることを明かしている。

●「MODEL」のコーナーで、1996年1月15日に晴海の東京国際見本市会場で開催された「ワンダーフェスティバル'96冬」が記事になっており、その中に1/100ザカー(鴨棒)、1/220ヴァイ・オ・ラ(模型の王国)、1/8パルテノ(Original Build Club)、1/6アトロポス(TOMO A &松村商会Zeit)のキット完成写真がカラーで掲載されている(207p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、とある(232p)。
広告 ●「comic newtype 冬の号」絶賛発売中、として表紙イラスト(コーリン)がモノクロで掲載(角川書店広告、45p)。定価650円、永野護大特集、「ファイブスター物語」から最新作「エアーズアドベンチャー」まで超ロングインタビュー収録、とある。

●「NEW RELEASE」に「バーチャファイター」のCGイラスト集「VIRTUA FIGHTER GRAPHICS MODEL2」が2月下旬発売予定、として表紙のサラがモノクロで掲載(角川書店広告、93p)。定価2500円、永野護らの解説付き、とある。

●「VIRTUA FIGHTER GRAPHICS MODEL2」1996年2月下旬発売予定、として表紙がカラーで掲載(トイズプレス広告、133p)。また「クルマルス・ヴァイ・オ・ラ」のテレカを申込受付中としてヴァイ・オ・ラのキャラシートが小さくカラーで掲載。1996年2月29日締切で発送は3月下旬の予定。
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 1996(平成8)年2月号
 表紙=新機動戦記ガンダムW(ヒイロ・ユイ)  原画=村瀬修功 定価500円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻72-85p/リブート5巻208-221p
●ドラゴンの幼生を追うスカのザカー。それをユーリ・バシュチェンコの戦車隊が阻むも効を奏さなかった。そしてエレーナまでもソープを庇い負傷する。そのとき上空から巨大な物体が落下してくる。

【扉絵】ソープ
●作中の服を着て、左を向いている。「STORY」としてこれまでのあらすじも掲載。リブート5巻207pに、「STORY」を削除し、下方をやや見切れた状態で再録。「クロニクル2005」182pで永野氏は、「ソープ単独での扉は、かなり珍しい」と述べている。

【単行本化による変更点】
●NT61p/リブート5巻217p…NTでは「情無用!!」となっていたが、リブートでは「情け無用!!」となっている。

●NT64p/単行本8巻84p/リブート巻p/3コマ目…NTでは「目ざめるチャンスを…この時をねらって…/だれがお前のスイッチを入れたか!!?」と怒るソープだったが、単行本/リブートでは「スペクター笑え…/我が力無きゆえの…」とつぶやくソープの横顔になっている(差し替え)。『F.S.S. ISSUE』p.78に小さく再録。
豆知識 ●リブート5巻270pに、「ザカーvs戦車」、「コンシールされたロボットカメラの向く方向にいたソープ&アトロポス」のシーンは、ネームから下絵を起こして枠線まで引いたのに「気に食わなかった」との理由でペン入れせずに没とした原稿が載っている。第4話ではこのように「没にしたページ」が10ページ以上あるとのこと。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「Game Renaissance」と題したビデオゲーム特集で、永野氏が美術監督を務めたゲーム「エアーズアドベンチャー」が取り上げられ、ヘンリー、コーリン、ウンディーネのCGと、ヘンリーの剣を振る連続写真がカラーで掲載(20p)。また記事の中に「個人的な話」として編集者が永野氏に先日会った際、「タクティクス・オウガ、もう2回目だよ」と言っていたことが記されており、ゲーム制作現場では「人間はこんな動きはしない!!」とフルポリゴンのモーションにクレームを付けている、としている(22p)。

●「ハローキッズ」のコーナーでニュータイプクラブ第10期新規会員募集の告知があり、入会者が貰えるオリジナル特典テレカ(ソリュート)と、これまでのテレカ(ラキシス、ティータ、ウリクル、魔邪、バクスチュアル、静、クローソー、イエッタ、KOG&ラキシス)の写真がモノクロで掲載(146p)。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に新作「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(208p)。
広告 ●「comic newtype 冬の号」1月25日発売、定価650円、としてコーリンのキャラシート(上半身)がモノクロで掲載(角川書店広告、37p)。永野護大特集で、FSSからエアーズアドベンチャーまで超ロングインタビュー収録、としている。

●以下の告知(トイズプレス広告、115p)。
 ・「Tales of Joker」特典付き年間購読受付中。1996年2月20日締切、#1から#6までの表紙がカラーで小さく掲載。
 ・「キャラクターズ」シリーズ、発売中。「キャラクターズ1/ミラージュ」、「キャラクターズ2/コーラス」は発行から8年、現在、再編集中で新しく生まれ変わる。詳しい内容、発行日、定価等は決まり次第広告等で知らせる。#1,2,4,7,8の表紙がカラーで小さく掲載。
 ・「キャラクターズ」シリーズ「ミラージュ」と「コーラス」の表紙イラストのテレカ2枚組発売、2枚セットで2200円。申込締切は1996年1月30日、発送は2月下旬の予定。写真が小さくカラーで掲載。
 ・FSSのオリジナル「ピンズコレクション」を企画中。3個ワンセットで1500円程度の予定。デザイン、価格、発売日等は決まり次第広告等で知らせる。
 ・1/144ナイト・オブ・ゴールド・AT、1/100レッドミラージュ・ブーメランユニット発売中、として各々のキット完成写真がカラーで小さく掲載(WAVE)。

●「NEWTYPE Kids」第10期会員大募集。入会者全員に特典として永野護描き下ろしFSSテレカをプレゼント、としてソリュートのテレカがカラーで掲載(角川書店広告、130p)。また入会者の中から抽選で200名にバックナンバーテレカ進呈として、ラキシス、ティータ、ウリクル、魔邪、バクスチュアル、静、クローソー、イエッタ、KOG&ラキシスのテレカがカラーで小さく載っている。

●「comic newtype冬の号」1月25日発売(角川書店広告、202p)。「永野護大特集!最新作エアーズアドベンチャーを語る」とある。定価650円。

 1996(平成8)年1月号
 表紙=新世紀エヴァンゲリオン(エヴァンゲリオン初号機)  原画=山下いくと 特別定価520円
The Five Star Stories (タイトルなし)

【ストーリー】単行本8巻66-71p/リブート5巻197-205p
●マエッセンとMH戦を繰り広げるルン。その間にスカとブラフォードがMHで出撃。2騎のMHへ突っ込む戦車隊。ルンの駆るシュペルターを見たソープは、城で何か起きたことを感じ、またMHアパッチの登場で逃げられないと悟る。すえぞうは、どこか遠くを見つめていた。

【扉絵】シルヴィス
●「TOJ#6」表紙イラストの線画。「クロニクル2005」182pで永野氏は、「TOJ」との連動と述べている。リブート5巻197pに、「STORY」を削除して再録。

【単行本化による変更点】
●NT62p/単行本8巻68p/リブート5巻200p…NTでは「不策」となっていたが、単行本/リブートでは「無策」となっている。

●NT64p/リブート5巻202p…NTでは「2機」となっていたが、リブートでは「2騎」となっている。

●NT66-67p…NTでは湿地に向かってくるMHや戦車隊を見て、ソープが「ルンがシュペルターに乗っている 見たかい?城で…かなり大変なことがおきたようだね…」と言い、「移動しますか?」と尋ねるアトロポスに「もう動かない 敵のMHはあの赤い奴だ 見つかる」と返答、そして人々の争う姿をじっと見つめるすえぞう…というシーンが2ページあったが、単行本ではすべてカットされている(『F.S.S. ISSUE』p.77に小さく再録。)。また最後のページ枠外には連載初の減ページに際して「ごめん!!今月はここまでっ。クンフー足りなかったっ。」と手書きでコメントがあった。リブート5巻204-205pに再録。
豆知識 ●通常の連載では扉絵を入れて計15ページ掲載されているが、この号のFSSは扉絵を含め9ページで、連載初の減ページとなった。

●【でびっど・りぃ・ロス】アメリカのロックバンドVAN HALENの初代ヴォーカリストDavid Lee Roth。イアン・ケーニヒのモデルでもある。
その他の関連記事 ●表紙に「特別付録1996 ILLUSTRATION CALENDAR」に永野氏の名前がクレジット。

●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●ニュータイプクラブ第10期新規会員募集のお知らせがあり、入会者全員に特典としてもらえるFSSテレカ(絵柄はソリュート)の写真がモノクロで掲載(153p)。また入会者の中から抽選で200名にバックナンバーテレカをプレゼントするとして、イエッタ、クローソー、魔邪、ウリクル、ラキシス、バクスチュアル、静、ティータ、KOG&ラキシスのテレカがモノクロで小さく載っている。

●「MODEL」のコーナーに「ファイブスター物語最新モーターヘッド事情」として、いくつかのガレージキットが紹介されている(202-203p)。1/100ナイト・オブ・ゴールドAT(海洋堂、西山浩光原型)、1/100レッドミラージュ・ブーメランユニット(WAVE、佐藤直樹原型)、1/144ナイト・オブ・ゴールドAT(WAVE、新井智之原型)、1/144パトラクシェ・ミラージュ(ボークス、豊嶋紀之原型)、1/100ホーンド・ミラージュ(ボークス、早苗浩彦原型)のキット完成写真がカラーで掲載。

●「アートギャラリー」でカラーイラスト採用者に「すえぞうバッジ」が贈呈される、として「すえぞうピンバッジ(柿)」の写真がカラーで掲載されている(228p)。
広告 ●「重戦機エルガイム メモリアルボックス Mark.1(LD-BOX)」12月18日発売、「メカ・キャラデザイン:永野護」と記載され、「キャラクターデザイン:永野護」とクレジットされている(バンダイビジュアル広告、108p)。定価42000円。メモリアルボックスMark.2は1996年6月発売予定。

●「NEWTYPE Kids」第10期会員大募集。入会者全員に特典として永野センセイ描き下ろしFSSテレカをプレゼント、としてソリュートのテレカがモノクロで掲載(角川書店広告、158p)。また入会者の中から抽選で200名にバックナンバーテレカ進呈として、ラキシス、ティータ、ウリクル、魔邪、バクスチュアル、クローソー、静、イエッタ、KOG&ラキシスのテレカ写真がモノクロで小さく載っている。

●1/144ナイト・オブ・ゴールドAT、12月下旬発売予定(WAVE広告、203p)。キット完成写真がカラーで掲載。

●「Tales of Joker#6」12月20日発行予定、として表紙のシルビスがカラーで掲載(トイズプレス広告、206p)。また「テレカ/アパッチ」予約受付中(1995年12月31日締切、1996年2月上旬発送予定)として、アパッチのキャラシートが小さくカラーで載っている。
付録 ●別冊付録『ILLUSTRATION CALENDAR 1996』に「エアーズアドベンチャー」のウンディーネ、マフィン、パック、ケトル、マスターライトセルが掲載。
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【早見表】
12月号 休載 インタビュー
11月号 休載  
10月号 放浪のアトロポス/最終回 PEOPLE CALENDAR
9月号 デルタベルン4100/2 PEOPLE CALENDAR
8月号 デルタベルン4100/1  
7月号 放浪のアトロポス/41 差し替え
6月号 放浪のアトロポス/40  
5月号 放浪のアトロポス/39  
4月号 放浪のアトロポス/38 抽プレ
3月号 放浪のアトロポス/37 ビートルズ閑話
2月号 放浪のアトロポス/36 差し替え、エアーズ記事
1月号 放浪のアトロポス/35 削除、付録カレンダー(エアーズ)

1996年年間購入費用:6,020円
累積購入費用:63,950円
1996年連載掲載率:10/12=83.3%
累積連載掲載率:108/141=76.6%

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