品種紹介 2005年12月11日
http://www2.synapse.ne.jp/roshiroshi/
 YahooJapanで、「山門ぶどう園」と入力して、検索できます。
 実際のインターネット上のホームページには、 商品情報、インターネット通信販売、山門ぶどう園への道案内地図、 出水市周辺の観光紹介、出水市関連のホームページへのリンク、などなど掲載してます。

ぶどう狩り、産地直売、地方発送
出水市観光協会推薦   山門ぶどう園

  〒 899−0132 鹿児島県出水市下知識町1116番地
  TEL 0996−62−1571    FAX 0996−62−4450
  e−mail roshiroshi@po2.synapse.ne.jp


 「やまかど」と読みます。いらっしゃいませ、山門ぶどう園へ。
 鹿児島県と熊本県との県境、 出水市の国道3号線沿いにあり、 本園(ビニールハウス)、分園(トンネルハウス)の 合計面積約160アールの畑で葡萄を生産し、 ぶどう狩り産地直売地方発送してます。

巨峰 ・・7月中旬〜10月
 巨峰は、当園の全体面積の8割を占めていて、紫黒色の大粒品種で、 現在では、最も知られているぶどうです。 生産者も多くて、お店でもたくさん売ってて、 「巨峰は、あんまり珍しくない。」と言われたりもしますけど、 それでも、「やっぱり巨峰が美味しい!。」と言われるぶどうです。 同じ巨峰でも、生産するぶどう園によって、時期によって、味が違いますから、 食べ比べてみて下さい。
 ホームページには、7月中旬頃の黒色に着色した巨峰の写真を載せてます。 この頃の巨峰は、甘みもありますけど、酸味も一緒に味わえます。
 7月末、8月になると、夜温が下がらないこともあって、 黒く色着した巨峰は少なくなり、 ほとんどが赤っぽい色した巨峰になります。 この頃の巨峰は、酸味が抜けて、程良い甘さになってて、 真っ黒に着色した巨峰よりも、 「赤っぽいわりには、なんだか美味しい巨峰」が人気なのです。
 「房型を良くするよりも、美味しい粒を作る。」という方針で、 種の多い粒、美味しくなる粒だけ残すように、丁寧に何回も粒間引きしてますから、 房型が小さかったり、 絵に描いたような「ぶどうらしい形」してなかったりしますけど、 一粒一粒の歯ごたえ(?)、ピッチリした食味を感じてほしいと思います。

ロザリオビアンコ ・・8月〜12月
 生産者は、「ロザリオ」と略して呼び、 お客さん達には、「マスカット」、「マスカットみたいなやつ」と呼ばれてます。 卵形、緑黄色で、糖度の高い、高級品種です。 本物のマスカット(アレキサンドリア)は、好きな人にとっては、「香りが良い。」みたいですけど、 嫌いな人にとっては、「臭いが嫌い。」みたいで、 好き嫌い両極端ですけど、 ロザリオは、酸味の少ない、すっきりした甘さで、 より多くの人に、幅広い年齢層に好まれてます。
 お盆の頃は、酸味のない、さっぱりした甘さで、薄味ですけど、 8月末から9月にかけて完熟してくると、さらに甘くなってきます。 「巨峰だけではちょっと」と思ったときの変わり種として、 巨峰と詰め合わせると綺麗ですし、珍しげで、 御中元などの贈答用として人気です。 そして、12月のお歳暮時期には、 紅色の甲斐路・セキレイと詰め合わせると、これまた綺麗ですし、 紅白の組み合わせで、おめでたい感じもします。
 初めて食べる人は、そのまま口に入れて食べようとして、 口の中で皮と実を分けるのが難しいので、 「巨峰と比べると、皮がむけにくい。食べにくい。」と言われますが、 両手でむくと、綺麗に皮がむけますから、 それから口に入れると、さらに美味しく食べることができます。
 巨峰と比べると、粒が落ちにくくて、 運送に強いです、地方発送にむいてます。 軸の緑色も、巨峰と比べると、ずいぶん長持ちしますし、 軸が茶色に変色しても、粒は元気にしてます。 ただ、甲斐路・セキレイと比べてしまうと、 軸が細い分だけ、茶色に変色するのが少し早いです。
 難点は、完熟した頃というか、甘くなった頃になると、 粒の表面に、ソバカス模様が入ってしまうことです。 このソバカス模様は、 ロザリオの親のロザキという品種でも見られるもので、 苗木屋さんに言わせると、血統的なものらしいです。 このソバカス模様が表れなければ、 見た目にも綺麗で、飾り物にも良いんですけど、 完熟時期になると、そばかす模様の入らないロザリオよりも、 少々ソバカス模様が入ったロザリオの方が、 甘みが濃いものがあったりするものですから、困ったもんです。

甲斐路・セキレイ(赤嶺) ・・8月〜12月
 「着色濃厚で、粒の根元まで着色し、極めて糖度が高い。」と言われる品種ですが、 お客さん達の評判では、「そろそろ粒の先っぽが赤くなってきた。」って頃でも、 サクサク感のある歯ごたえで、上品な甘さで、好まれるようです。 枝の先端や、強い日差しの当たる房は、濃い紅に色着くこともありますけど、 写真のような色着き具合でも、両手がベトベトになるくらいに甘いですから、 色着きは、あんまり気にしないことにしてます。
 ロザリオ同様、両手で皮をむいてから食べるんですけど、 皮が薄く、むいてる途中で切れやすくて、むけにくい感じがしますから、 リンゴみたいな感覚で、皮ごと食べる人も多いです。
 運送に強く、日持ちするのも特徴です。 シーズン中は、冷蔵庫で保存するってことはないんですけど、 12月の最後に収穫するときには、自分達で食べる分くらいは、 大事に冷蔵庫に入れておいて、2月のビニールはりのオヤツにします。 同じように、12月の最後の収穫の頃に買って帰られたり、 地方発送で受け取られたりしたお客さんも、 新鮮なうちに冷蔵庫の野菜室に入れて、 2月くらいまで、大事に食べて下さってるらしいです。
 仏壇に供えてあるパック入りのセキレイは、常温のままなんですけど、 移動させることもなく、じーっと置いてあるものですから、 半月近く経っても、茎が緑色してます。 冷蔵庫に入れたり、出して常温に戻したり、また冷蔵庫に入れたり、 ってのを繰り返すと、傷みが早いですけど、 じーっと置きっぱなしにしとくと、 常温でも、けっこう日持ちするみたいです。
 今のところ、この辺りでは、セキレイの生産農家が少ないですし、 巨峰の収穫が終わると、 「ぶどうの収穫が終わった。」って雰囲気になりますから、 あんまり知られてませんけど、  雨風の当たらないテラスの下や、ビニールハウスの中に植えてありますから、 12月まで、ツルが飛来してる頃にも、収穫できます。 ツル見物の御土産、御歳暮、クリスマスプレゼントとして、 かなり珍しいと思いませんか..?。 コタツに入ってお召し上がりください。