オウガの世界についてアレコレ(たわごとなので聞き流すよろし)

 

1.ロウとカオス

アライメント。秩序と混沌の二極が対立する世界観。このあたりがまたオウガのすごいところだと思う。維持する力と変化しようとする力、と言い換えてもいい。

じっさい、そのふたつの力がいいバランスで働いていてこそ健全な社会だとも言える。どちらが正しい、というのでもない。2つとも必要なのだ。同じように光と闇が(ゲームシステム上)等価に扱われているのもいい。
(ロウvsカオスという概念は「メガテン」シリーズにもある。やはり好きなシリーズのひとつ)

それは、「変化することで維持する」という生命そのものの有りように通じている。有性生殖というのはつまり、自分を保存するために自らその半分を捨て、異質な半分を受け入れることで、矛盾してはいるのが、それこそが生命そのものだとも言える。


2.多種族社会のモラルというのはどうなっているのだろう

種族の異なる者同志の間にはたしてモラルというものは成立するのだろうか? オウガワールドの社会を空想するときに最も疑問に思うのがこれ。
法律とか人権(?)とか、どうなってるんでしょうねえ。
ゼノビアのように多種族が混合して構成している国のばあい、「殺すなかれ」ぐらいのルールはあって当然としても。価値観がまるっきり違うところに一つのルールをしくのはそれは大変なことのような気がする。
婚礼やなんかの習慣も当然違うだろうけど、ときたま異種族間カップルもいる(ギルバルドとユーリアもそうだし)ので色々と想像が広がって楽しい。そうそう、モラルの話でしたわね。

たとえば子供は一度に沢山生まれてきて、成長の過程で互いに争って強いものだけが生き残るというシステムが、最初から本能に組み込まれているような種族があったとして。「兄弟殺し」などという言葉は彼らには無意味なものだろう。他の種族(たとえば人間)がその部分だけを見て、悪鬼扱いをするとしたらそれはやはり間違いであると思う。
ということで、オウガというのも実は、人間とは相容れない生存本能をもっているだけの生き物ではないのかと思ったりも、するのですが、これは長くなるのでまた別の機会に。

異種族間にモラルはあるか? あるのは生き物としての戦略の違いだけではないのか?
あまり深く考えてもしょうがないといえば、それまでなんだけども(^^;)
あと、亜人種までは人間と同じ扱いとして、軍隊内におけるモンスターとかアンデッドの位置なんかはどうなっているのか謎。言葉も多少は通じてるみたいだし・・・。
「伝説」でも、どうやらモンスターにも雇用費を払っているようだし。ってあれはエサ代か?(笑)



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