1唾液の分泌

唾液は、三対の大唾液によって生産され、それらは耳の前部に位置する耳下腺、下顎の下部に位置する顎下腺、及び舌下部の口腔底に位置する舌下腺です。これらの大唾液腺は唾液の約90%を生産しています。残りは口腔内の粘膜表面直下の多くの場所にある小唾液腺から分泌されています。


2唾液の役目

・唾液は、歯に防御膜をつくり虫歯の原因となるバイ菌の増殖を防ぐ成分や、PH調整、カルシュウム、リン、フッ素などのミネラルも含んで歯を守っています。
・唾液が少なくなると、食べカスを洗い流すことも出来なくなり虫歯の増加、歯周組織炎、口腔カンジタ症や、嚥下困難、口腔内の潰瘍、味覚の変化、灼熱感、疼痛も発生してきます。


3口腔乾燥症状

口が渇く、ネバネバする、口内炎の発生、味覚障害、食べにくい、飲み込みにくい、ビスケットなどが食べられない、虫歯の増加、歯周炎、会話がしにくい、長時間の会話が困難、喉の痛みなど


4検査
(1)口唇小唾液腺の生検陽性

唇には小さな沢山の唾液腺がありますので、これを採取しリンパ球がどれぐら浸潤しているか調べます。
※自覚症状・血清検査からシェーグレン症候群と診断される場合でも、生検でリンパ球の浸潤を伴わない場合や、あってもごく僅かの場合も多いので、これだけで決めるのは危険性もあるので、他検査と併せて総合的に診断することも必要である。

(2)唾液腺造影

口腔内の耳下腺開口部にカテーテルを挿入して造影剤を注入し、レントゲン撮影します。※ヨードアレルギーがある人は実施しないこと。痛みを伴う。場合によっては炎症を悪化させることもある。(熟練も必要)
(3)唾液分泌量の測定

 a チューインガムを10分間噛み唾液分泌量を測定する(10ml未満は陽性)
 b Saxon(サクソン)テスト・・口内にガーゼを含ませて噛み、それに分泌された唾液を吸収させ、ガーゼの重量を測定することで唾液分泌量を計測する。2分間で2g以下は陽性

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