IEEE1394【アイトリプルイー・いち・さん・きゅう・よん

(通信規格/インターフェイス)

前へインデックスホーム


FIRE WIREやiLINKとも呼ばれる。
IEEEが定めた 高速シリアルインターフェースの規格。スピードが従来のシリアルと比較 して高速である。現在のシリアルの上限は115200bpsであるが、100Mbps 、200Mbps、400Mbpsの高速が実現できるといわれる。高速データ転送を必要とする周辺機器に活用が期待できる。

接続形態は、デイジーチェーン、又はツリー状につないで行くブランチ接続で、6芯のシールド付きツイストペアケーブルを使い、最大63個のノード間でピアツーピアの通信を実現する。
ケーブルは動作中でも抜き差しでき、その都度ネットワークが自動的に再構成される。
6芯のケーブルは、うち2本が電源用に割り当てられており(残り4本はデータと制御信号)、周辺機器を含めた電源制御も可能だ。(家電のDVは電源がない4本線のケーブルを使用している)
パソコンをホストとしなくても通信が可能である(一番最初に電源が入った機器がホストとなる)

データ転送方式も一般的な非同期(Asynchronous)転送に加え、リアルタイムのデータ転送を実現するアイソクロノス(Isochronous)転送をサポートしている。
非同期転送は、データを送りたい時にバスの使用権を獲得して送信するというスタイルなので、予定したタイミングでデータが送信できる保証はない。
一方のアイソクロノス転送は、バスを流れる一定のクロック信号に合わせて転送を行なうモードであり、常に一定の帯域を確保できるので映像や音声のリアルタイム送信に適している。

現在の規格はIEEE1394aと呼ばれ、USBと並び次期インターフェイスの有力候補である。


IEEE1394のホームページ(英文)
IEEE1394(Texas Instruments社) (日本語)
IEEE1394(adaptec社)(英文)

Update by 2000/6/11
Create by 1999/8/6