33回鹿児島県大学図書館協議会総会議事要旨

 

1.日時  平成2428日(15:0017:00

2.場所  霧島市立国分公民館 3階中会議室

3.出席者 加盟館10大学1高専 21名

4.欠席者 オブザーバー館2館

配布資料

@33回鹿児島県大学図書館協議会総会資料

A追加資料(2P

B座席表

C会費納入文書及び請求書

 

5.議事

 本年度の代表館鹿児島工業高等専門学校の進行で開会され、役員館である鹿児島高専及び鹿児島国際大学の紹介があり、代表館中村図書館長より開会挨拶があった。

 なお、慣例により議長は代表館中村図書館長が選出され、出席者の自己紹介の後、議事に入った。

 

(1)平成23年度会務報告

 平成23年度代表館(鹿児島大学)から平成23年度会務報告があり、承認された。

 

(2)平成23年度決算報告及び監査報告

 平成23年度代表館から決算報告があり、引き続き平成23年度監査館(鹿児島国際大学)から監査報告があり、両件とも承認された。

 

(3)平成24年度事業計画

・研修委員会について

 研修委員会委員長(志學館大学)から、平成24年度第1回研修委員会について報告があった。講演会及び研修会を各1回、実施するという事業計画案が出され、承認された。

 なお、全国図書館大会等の県外の研修会等に参加する旅費等の経費を本協議会から一部補助することについては、研修委員会で補助の内容、補助金申し合わせの修正まで含め審議し、平成24年12月までに本協議会へ提案することとなった。本協議会はメール会議等で承認採決を行い、承認が得られたら、平成25年度から参加費の一部を補助することが承認された

・広報委員会について

 広報委員会委員長(鹿児島大学)から、平成24年度第1回広報委員会について報告があった。ホームページの更新については従来どおり、リーフレットについては一部内容を改定し、県内の公共図書館・高校へ配布すること、九州地区Library Loversキャンペーンの参加については今年度も参加すること、広報用ポスターは今後、作成しないという事業計画案が出され、承認された。

 鹿児島県学術共同リポジトリに関する広報を広報委員会が担うことについては、5件が提案され審議の結果、@本協議会ホームページに鹿児島県学術共同リポジトリHPへのリンクを貼る。A本協議会リーフレットに鹿児島県学術共同リポジトリの簡易説明とURL、各大学独自のリポジトリのURLを掲載することについては、承認されたが、B本年度から広報委員会で、鹿児島県学術共同リポジトリの広報活動を担うこと、C現在、鹿児島県学術共同リポジトリの未参加機関に対し、広報委員会から参加への検討のお願いをすること、D鹿児島県図書館大会、あるいは産業界(民間企業)などに向けて、鹿児島県学術共同リポジトリの広報活動を行うことについては、大学地域コンソーシアム鹿児島に学術共同リポジトリ(KARN)の運営組織として「地域共同リポジトリ事業部会」が組織され、KARNの広報活動を担っているとの指摘があり、意見交換の結果、大学地域コンソーシアム鹿児島地域共同リポジトリ事業部会において、リポジトリ広報のあり方について検討いただき、本協議会に正式に依頼があれば、再度、検討することとした。

 

(4)平成24年度予算審議

 平成24年度代表館から平成24年度予算案が提案された。昨年の代表館(鹿児島大学)から、今年度から九大図協研修会経費補助が2万円に減額されたとの報告があった。審議の結果、一部修正の上、承認された。

修正箇所:収入 補助金 20,0000円  収入 計 645,750

     支出 予備費 338,750円  支出 計 645,750

 なお、リーフレットは毎年作成していることから、予備費でなく活動費から支出することとした。

 

(5)協議題審議

・鹿児島県大学図書館共同開催イベントについて

 鹿児島大学から提案理由について、資料に基づき説明があった。Library Loversキャンペーンは、九州地区大学図書館が合同で企画しているイベントであり、参加することに意義があるとの意見があった。審議の結果、今年度の内容は未定であるが、分かり次第報告いただき、県大図協として参加することとした。

・学習教育活動に対する図書館サービスと教員との連携について

 鹿児島大学から提案理由について、資料に基づき説明があった。実施内容としては、少人数単位で携帯端末を利用した検索方法の講習を実施している。また、1年生カリキュラムに図書館利用の項目があり、前後期1回ずつ図書館を利用し、OPACやデータベースの利用方法を学習するべく図書館利用の講義、OPAC利用の仕方、データベースについての研修を実施しているとの報告があった。

その他、連携活動等があれば、代表館へ連絡していただくこととした。

・鹿児島県大学図書館協議会会則の第4条(事業)の7.について

 鹿児島国際大学から提案理由について、資料に基づき説明があった。

加盟館の学生・教員へのサービスに関する事項は、重要であることから、その他ではなく、1つの項として独立して明記してはどうかなどの意見があった。審議の結果、購入資料の分担、所蔵資料の保存分担、加盟館学生・教員への資料提供のサービス範囲等について、調査研究するWGを発足させることとした。WG委員長を鹿児島国際大学に依頼したところ、持ち帰り検討いただくこととなった。

 

・東日本大震災を受けての図書館の取り組みについて

 鹿児島高専から提案理由について、資料に基づき説明があった。

 日本の原子力発電の将来に関する講演会の開催事例、大学としての震災地支援、被災学生の受け入れ、図書の落下防止の対策事例などの報告があった。

・博物館(M)・図書館(L)・文書館(A)連携について

 鹿児島高専から提案理由について、資料に基づき説明があった。

 司書課程の学生が公共図書館で実習しているため、公共図書館と連携している事例の報告や、県市町村立図書館と連携を深める必要があるとの意見、公立図書館との横断検索を開始したが、貸出件数の調査をしてはどうかとの意見などの発言があった。

 

 以上の議事審議終了後、議長より次年度の役員館の鹿屋体育大学、鹿児島県立短期大学の紹介があり、閉会した。