平成19年度鹿児島県大学図書館協議会第1回研修会記録


    
                                      鹿児島県大学図書館協議会研修委員会

日 時: 平成19年12月12日(水) 10:00〜12:00
場 所: 鹿児島国際大学附属図書館3階グループ学習室(1)
参加者: 15名
テーマ: 「レファレンスサービスについて(事例報告・討議)」

概 要: 
事前アンケート(当日配布資料)を元に、事例発表や意見交換が行われた。
 1.レファレンスを行って、明確な回答を提供できなかった事例
  ○事前に挙げられていた7件の事例に加え、2件の事例が挙げられた。
  ○国会図書館へレファレンス依頼をするという方法について
    (少なくとも最近は)利用していない館がほとんどであった。
    敷居が高いような印象があったり、回答までに時間がかかってしまう場合が
        あったりするが、状況に応じて利用するのもひとつの方法。
  ○レファレンスの事例自体が少ないことについて
   原因:レファレンスサービスの知名度が低い、図書館員があてにされていない
      図書館員に尋ねにくい(こわい)       ・・・問題なのではないか?
     レファレンスサービスのPR
       →カウンターを分ける…必ずしもうまくいくわけではない。
     →話しかけやすい雰囲気作りを心がける…笑顔、挨拶
 
 2.レファレンスサービスで迷ったこと
  ○応対時間について
  ・質問内容を確認した上で、5〜10分くらいで回答。それ以上かかりそうな場合は
   後日改めて来館をお願いする。
  ・利用者の都合を確認しながら、できるだけ時間をかけないようにしている。
  ・利用者が満足するまで(必要以上のことをしても良くない)。
  ○提供する回答の範囲について
  ・最初から答えを求めて尋ねてくる学生がいる。
   →完全な回答はしない。最終的に本人自身で答えに辿り着けるように導く。
   →リテラシー教育とのつながり
  ・よく話をして、相手が求めている範囲を判断する。
   →そのためにも、話しかけやすい雰囲気作りが必要。

 3.レファレンスサービスの参考にしている資料
  ○配布資料参考
 
 4.その他
  ○レファレンスの記録について
  ・記録を残しておく場合、それをどのように活用するか?
   →回答までの道のりがわかるようにしておく。
    (どんな資料を使ったか、どのような手順をとったか、など)
   →後々の参照や整理の際の手間を考慮し、最初からコード分けをできるように
    しておき、それに従って保管。後で参照したいときにどこを見ればいいかわ
        かりやすくしておく。