平成14年度鹿児島県大学図書館協議会第2回講演会記録

                                              鹿児島県大学図書館協議会研修委員会    
                                                            小林 和代(鹿児島国際大学)



1.  テーマ : 自動認識技術による図書館電子化の試み

2.  講 師 : 南 俊朗 教授(九州情報大学 大学院)

3.  日 時 : 平成15年 1月14日(火) 14:40〜16:40

4.  場 所 : 鹿児島国際大学 附属図書館 視聴覚ホール(4F)

5.  参加者 : 鹿児島県大学図書館協議会関係者7名、鹿児島国際大学教職員12名、                 
                鹿児島国際大学学生36名 計55名

6.  研修会の概要

  図書館の従来の利用者サービスに加え、いろいろな新しい電子図書館サービス
が全国の図書館で試みられている。

  本講演では中でも特にICタグ[RFID(Radio Frequency Identification)タグ]に
ついて紹介があり、蔵書点検での作業の大幅な効率化や、日常の業務である貸出・
返却をも自動貸出で・・という図書館員にとっては夢のような内容の発表があり、
聴講者の興味を誘った。

  九州大学附属図書館筑紫分館での実験導入の実例や海外での公立図書館での事
例も挙げられ、内容は濃かったがわかりやすい説明で、好評を博した。

  タグの大きさや価格・通信距離の問題など運用面での工夫の必要性は残るもの
の図書館にとっては将来性のある有意義なお話であった。