平成12年度第1回
鹿児島県大学図書館協議会研修会記録


                    鹿児島県大学図書館協議会研修委員会
                                                 浜田照美(鹿児島国際大学)


1. テーマ 「資料目録法(洋書目録の基本的事項)」
2. 内 容  洋書目録の記術総則、図書、個人標目、団体標目等について
3. 講 師  井ノ上俊哉氏(鹿児島大学)
4. 日 時  平成12年12月20日(水) 午後1時45分〜4時30分
5. 場 所  鹿児島大学中央図書館AVホール(5階)
6. 参加者  9機関24名

研修会の概要
 今年度第1回目の研修会は、「資料目録法(洋書目録の基本的事項)」というテーマ
で、かねてから要望の多かった洋書目録作成について開催された。
 研修内容は、洋書目録作成のための参考資料の紹介から、『英米目録規則 第2版
(AACR2)』をもとに『資料組織法 第3版』(第一法規)による記述の総則と図
書の部分についての説明を中心に、洋書目録作成の初級編ともいうべきものであった。
 研修会は、前半NACSISとの違いなどと合わせての詳しい説明があったため、
後半時間不足となり実務研修として用意された課題も解答できたのは半分程度という
状態であった。しかし、アンケート結果からも、参加者の目録(洋書)に対する経験の
差による違いはあるが、研修としては好評で、中級編又は今回時間不足であった後半部
分の再研修を含む初級編の第2回目を行ってほしいという声が多かった。

アンケート結果
* 回答者 23人
1. 本日の研修会内容について
   難しい      0人( 0%)
   やや難しい    5人(22%)
   ちょうど良い   16人(69%)
   やややさしい   2人( 9%)
   やさしい     0人( 0%)
2. 本日の研修会で、もう少し詳しく解説してほしいと感じたことは?
   ・ AACR2の基準をもっと詳しく教えてほしい。
   ・ マイクロ資料等
   ・ 統一標目
   ・ 個人標目、団体標目
   ・ 記述エリアの書き方、載せる情報の選択など
   ・ 課題の解答を詳しく説明してほしい。
   ・ 和書の目録作成との比較をもう少し詳しく説明してほしかった。
   ・ もう少し実際の目録作成の時間と説明があったらよかったとおもいました。
   ・ 時間的に無理なのですが、途中から省略された部分の説明も聞きたいと思
     ました。(初心者なので)わかりやすかったです。
   ・ 時間がありましたら、今日いただいた資料の最後まで詳しく聞きたかったです。
     今日の内容でもとても勉強になりました。
   ・ 和書NACSISとの関連づけをしながらの説明でしたのでとても参考に
     なりました。
3. 本日の研修会で取り上げてほしかった事項は?
   ・ 洋書AV資料の目録の作り方
   ・ 実際現物で目録をとってほしい。
   ・ 端末入力をしてみたかった。(コンピュータによる目録登録)
   ・ 実際にNACSIS−CATを利用しての説明
   ・ 目録作成の演習課題に取り組む時間があまりなかったので演習に時間をかけ
     てもらいたかった。
4.今後開催する基礎研修会において、取り上げて欲しいテーマは?
   ・ 和書の登録
   ・ 洋書目録の応用編
   ・ 図書資料以外の資料(録音・映像・電子的資料)の目録
   ・ NACSIS−CATに関しての目録作成方法について
   ・ 書誌の新規入力(作成)について、講習会を開いてほしいです。学情登録
     書誌を開くとさまざまである。
   ・ 初心者向けなので、簡単な例題等列挙していただいて、基準等も平行しな
     がら説明してほしい。本日は時間のゆとりがなかったので説明がむずかし
     かった。今後は時間をある程度とっていただいて、演習や講義をしてほしい。
5.その他
   ・ 洋目録登録は初めてだったが、少し理解できた。馴れであることが和登録と
     同じで納得した。自分なりに
   ・ 洋書目録の講習は初めて受けたのでまずは自分なりにこのぐらいで良かった
     と思う。
   ・ 時間不足
   ・ 特にありません。
   ・ 英米目録規則が学べ、大変勉強になりました。わかりやすい講義をどうも
     ありがとうございました。
   ・ 今まで疑問に思いながら入力していたことが、いくつか解決できました。
     時間が短かったので、また同じテーマでとりあげてほしいと思います。
     ありがとうございました。
   ・ NACSISとの違いなども説明していただいてよくわかりました。
   ・ ありがとうございました。
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