平成11年度事例報告会-2
「音楽資料の目録データベース」について
                     鹿児島短期大学付属図書館 中村 孝

1.鹿児島短期大学の現状(平成11年度)
   本学の入学定員は教養学科250人・音楽科100人・児童教育学科200人の計550人であ
 る。
  この内、音楽科は器楽専攻60人(ピアノ、電子オルガン、管弦打楽器、器楽専修の
 各コース)・声楽専攻20人(声楽、声楽専修の各コース)・理論専攻20人(作曲、音
 楽教育の各コース)に分かれ、独自の教育がなされている。

2.資料購入の現状
  蔵書数は平成11年3月末日現在で186,408 点。その内録音資料はレコード7,869点、
 CD5,547点、カセット475点、オープンテープ51点、計13,942点で蔵書の7.48%にあたる。
  平成10年度購入資料は5,058点。その内CD375点、カセット13点、計388点で購入点数
 の7.67%にあたる。また平成10年度購入楽譜は和楽譜468点、洋楽譜261点、計729点
 である。

 *このような本学における音楽科の存在・音楽資料の購入・目録データの特殊性に鑑
  み信頼性のある音楽目録データベースを探していたところ、NHKがデータ作成し
 「NHK−MARC」として成立しているCD−ROMがあることがわかった。それは、「日販」
  より「AV−NOCS」の名で販売されていたので導入した。
  平成9年11月1日に契約し、図書館ソフトパッケージのNECの「LICSU−EX」に変換す
 るデ−タ変換プログラムを業者へ作成依頼し、平成10年9月11日実働を開始した。