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にきび

 ニキビ!
 そのままにしてませんか?
 知っていますか?ニキビは皮膚の病気なんです。
「放っておいても大丈夫!」なんて思っていませんか?触ったり潰したりしてニキビ痕になってしまったら、もう大変!
 キレイな肌に戻すのはとても難しいのです
 ニキビについて正しい知識を身につけて、キレイな肌を保ちましょう!

              監修:西嶋皮ふ科 院長 西嶋攝子


ニキビの基礎知識
ニキビは思ったより複雑な病気です。皮脂(毛穴から出るあぶら)、毛穴のつまり、ニキビ菌など・・・原因は一つではありません。ニキビを早くきれいに治すためにも、正しい知識を身につけましょう。


 日頃から私たちがニキビって呼んでいるこの症状、
 じつは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。
顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツ、ニキビは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。
ニキビのできる原因は主に、
1.過剰な皮脂の分泌
2.毛穴の出口が角化してつまる
3.ニキビ菌の繁殖
などが挙げられます。
ニキビの原因はこれだ!
ニキビ菌(プロピオニバクテリウム アクネス)
走査電子顕微鏡写真(×20,000)
写真提供:西嶋攝子

ニキビになった毛穴をのぞいてみよう
ニキビはこうして悪化します。
ニキビ菌は正常な皮膚の毛穴にも住んでいます。
皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から皮膚の表面に出て行きます。
毛穴の出口近くで角化異常が起こった場合、毛穴が塞がれ皮脂は外に出られなくなります。(面皰:めんぽう)
皮脂がたまると、皮脂が大好物のニキビ菌が増えます。ニキビ菌がいろいろな炎症を起こす物質を産生し、赤い炎症が起こります。
(丘疹:きゅうしん)
炎症がさらに進むと、広がった毛穴の壁が破れて炎症は周囲にまで広がり、ウミを持つようになります。
(膿疱:のうほう)
ニキビをつぶしたり、髪の毛がふれたりすると、刺激でニキビはますます悪化します。 ニキビを悪化させると、なおったあとにニキビあとが残ってしまいます。(瘢痕:はんこん)

ニキビのピークは思春期
ニキビの好発年齢は思春期以後で成人では次第に減少していきます。女性ではしばしば中年すぎまで見られます。ニキビの発生には男女差はあまりないと言われていますが、医療機関を訪れる患者さんでは女性が2倍近い数になります。

いろんなニキビ

脂腺性毛包(しせんせいもうほう)
大きな皮脂腺をもつ毛孔で、顔、胸、背中、に分布(上のイラスト中の赤い部分)。皮脂腺から皮脂が分泌され、皮膚のうるおいを保ちます。ニキビ(尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう))は、この脂腺性毛包に起きる病気です。
面皰(めんぽう)(ニキビの初期段階)
毛孔がつまって皮脂がたまり、毛孔がふくらんだ状態。細菌(ニキビ菌)が増えやすい状態です。
丘疹(きゅうしん)
(進んだ段階)

赤く炎症を起こし、丘のように盛り上がっている状態。ひどくなると右写真のような「膿疱」になります。
膿疱(のうほう)(さらに進んだ段階)
毛孔が破壊され、左写真の「丘疹」がひどくなった状態。ニキビ菌が増え、うみ(膿)がたまり、炎症がひどくなります。

写真提供:西嶋攝子   

皮膚科でのニキビ治療
しつこいようですが、ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。病気だから病院で治療を受けることができます。ニキビ痕(あと)を残さないためにも、なるべく早く治療を受けましょう。そこで、病院での治療について皮膚科の先生に聞いてみました。


まずは診察。
受診すると、まず、ニキビが出始めた年齢、出ている部位、症状の変化、便通や食べ物の好き嫌い、女の人は生理の周期や程度などについて質問されます。病院によっては、診察前にこれらの質問が書かれた用紙に記入する場合もあります
あなたのニキビはどの段階?
面皰
(めんぽう)

ニキビのこども
丘疹
(きゅうしん)

ニキビ
膿疱
(のうほう)
かなりひどいニキビ
毛穴がつまって皮脂がかたまり、毛穴がふくらんだ状態。 赤く炎症を起こし、ブツブツと丘のように盛り上がっている状態。 広がった毛穴の壁が破れて、炎症が周囲まで広がりウミをもっている状態


写真提供:西嶋攝子   


あなたに合った薬が処方されます
薬には飲み薬と塗り薬があります。 塗り薬だけ処方される人もいます。
<飲み薬>
抗生物質(菌の繁殖を抑える薬)や炎症を抑える薬、皮脂の分泌を抑える薬、ホルモンのバランスを整える薬などが処方されます。漢方薬を処方されることもあります。飲むタイミングはほとんどの場合、食後。漢方薬の場合は食間に飲みます。
<塗り薬>
飲み薬と同じように菌の繁殖を抑えたり、炎症をやわらげたり、皮脂の分泌を抑えたり、皮脂の新陳代謝を高める薬が処方されます。顔全体につけたり、ニキビの部分だけつけるものなど、使い方はさまざま。たいていは洗顔した後の清潔な肌につけます。


ニキビ!
そのままにしてませんか?

知っていますか?ニキビは皮膚の病気なんです。
「放っておいても大丈夫!」なんて思っていませんか?触ったり潰したりしてニキビ痕になってしまったら、もう大変!
キレイな肌に戻すのはとても難しいのです。
ニキビについて正しい知識を身につけて、キレイな肌を保ちましょう!

監修:西嶋皮ふ科 院長 西嶋攝子

 ニキビのQ&A
  ニキビを早く治すには、まずはニキビを良く知ることから。
  きれいの敵、ニキビの疑問に答えます。
  ニキビはいろいろな体の事情が重なって悪化します。
  一筋縄でいかない敵、ニキビをよく研究してみましょう


Q 顔だけでなく、背中にもニキビができるのはどうして?
A 背中や胸には、顔と同じように皮脂腺がたくさんあるからです。
ニキビはひどくなると顔だけでなく、背中にも胸にもできてきます。背中や胸には顔と同じように皮脂腺がたくさんあって、ここで皮脂がつくられどんどんでてきます。背中や胸にもニキビができたときは、顔と同じように石けんを使って丁寧に洗い、薬を塗って下さい。
Q 効果的な洗顔方法は?
A 1日に数回、ぬるま湯で石けんを使って、ていねいに洗顔しましょう。
ニキビには効果的な洗顔が欠かせません。その理由は皮脂をのぞいて、毛穴のとおりをよくするためです。そのためには石けんを使ってぬるま湯で、特に頭髪の生え際なども丁寧に洗います。脂性肌の人は1日数回洗ってもかまいませんし、ニキビ用の石けんを使うとより効果的です。それほど脂っぽい肌でない人は1日2〜3回洗えば十分です。
Q 男と女、どっちがニキビになりやすい?
A 男性ホルモンは皮脂腺を刺激するので男性の方がニキビができやすいのです。
男性と女性のどちらの体にも、男性ホルモンと女性ホルモンの両方が分泌されます。でも、その割合を比べてみると、女性の場合、男性ホルモン:女性ホルモンが1:2。男性の場合はこの比率が7:1。実際の発症者は男性の方が多いのです。しかし、通院者数は女性の方が多くみられます。
Q  ニキビは思春期だけのもの?
A 最近では20代、30代でニキビに悩まされる人が増えています。
ニキビは疲れやストレスなどの要因も大きな引き金になります。仕事などの疲れ、悩みが肌の調子まで悪くしていることがあります。また、食生活の乱れや酒、タバコなどもニキビができやすい環境をつくります。
Q  生理の時に症状がひどくなるのはなぜ?
A 皮脂の分泌を活発にする性ホルモンが多く分泌されるからです。
ニキビは性ホルモンとの関係が深く、性ホルモンの分泌がさかんになったりバランスがくずれると、皮脂の分泌も活発になります。生理の少し前くらいからニキビがひどくなるのは、この時期に性ホルモンの分泌が活発になるためです。
Q つぶすと早く治るってホント?
A 療が行われる場合がありますが、自分でつぶしてはいけません。
毛穴の方向にそって、中につまった皮脂を押し出せば早く治すことができます。
その際は消毒した器具を使い、毛穴の中を傷つけないように、専門の知識や技術が必要です。自分でむやみにつぶすと治るどころか、皮膚に傷をつけ、雑菌をつけることに。ニキビ痕(あと)を残す原因にもなります。
Q ニキビの「痕(あと)」を残さないためにはどうしたらいい?
A ニキビができたら触ったり、つぶしたりせず、なるべく刺激を与えずに、お肌を清潔に保ちましょう。
まず自分でつぶしたり、触ったりしないことです。軽い場合は塗り薬を塗り、丁寧な洗顔をして、毛穴を塞ぐようなお化粧をしないことなどを守れば良いのですが、それで良くならないときには医師の治療を受けて下さい。
Q ニキビ痕(あと)の治療とニキビの治療は違うの?
A ニキビ痕(あと)の治療は肌の表面の色や凹凸を正常にすること、ニキビの治療は炎症を抑えることが目的です。
ニキビ治療のいちばんの目的は活発な皮脂の分泌を抑え、菌を殺し、炎症をしずめることです。一方、ニキビ痕(あと)の治療は、炎症後の色素沈着を薄くしたり、陥没した痕を修復することが中心になるので美容的な意味合いが強くなります。
Q ニキビって病院で診てもらえるの?
A はい、診てもらえます。
ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という病気で、保険診療が受けられます。
医師の診断により、症状にあった治療が受けられます。
また、患者さんの希望・同意の上で保険診療外の治療を行う場合もあります。


日常生活でのニキビ注意点

先生に診てもらって薬を使って、一時的に炎症が治まっても、肌に悪いことをしていたら、またニキビをつくってしまいます。
生活をチェックして、ニキビが出来にくい毎日を実践しましょう。


 食生活
<偏った食事はなるべく避ける>
糖分や脂質の多くなりがちな外食では、栄養バランスのとれたメニューを選びましょう。
<動物性油脂はニキビの大敵、緑黄色野菜を摂る>
とりすぎた脂肪や糖質は皮脂の分泌を活発にさせ、ニキビを悪化させます。
<コーヒーやタバコ、アルコールなどは控えめに>
嗜好品そのものが刺激物になると同時に、体のストレスになり、ビタミンCが消耗し、修復を遅らせます。


 外出 身だしなみ
 <お化粧するなら、ルールを守ってポイントメーク>
 油性のファンデーションは正常な皮膚呼吸や皮脂の排出を邪魔し、よくありません。また、家に帰ったらお化粧は  早めにおとしましょう。
 <髪の毛がニキビにかからないように、ヘアスタイルを工夫する>
 おでこのニキビを前髪で隠そうとするのは逆効果。不潔になり髪の毛がニキビを刺激して悪化させます。

 洗顔 お手入れ
 <せっけんを使って、やさしくしっかり洗顔>
 朝と夕1日2回。せっけんをよく泡立て、毛穴をつまらせる皮脂を落としましょう。
 <運動などで汗をかいたらすぐ洗顔、いつも清潔に>
 汗をかくと肌に汚れが付きやすくなります。背中にニキビがある人はシャワーで流したり、タオルで汗をよく拭きましょう。
 <毎日の基礎化粧は化粧水で>
 ニキビ肌の人は皮脂の分泌が高いことが多いので、毎日の基礎化粧は最低限の保湿だけで十分です。


 睡眠など
 <夜更かしはNG!睡眠をきちんととって規則正しい生活>
夜更かしは新陳代謝のサイクルを乱し、古い角質が毛穴をふさぎ、肌に悪影響を与えます。

 ニキビの悪化予防とケア
 ニキビを悪化させると、ニキビの跡(あと)が残ってしまうことがあります。 
 ニキビを防ぎ、悪化させないために、規則正しい生活を心がけましょう。


ニキビを悪化させないための4カ条
1.ニキビをマッサージしたりつぶしてはいけません。
2.毛穴をふさいでしまうような化粧品の使用はなるべくひかえましょう。
3.ぬるま湯での石けん洗顔が効果的。毛穴をあけて、皮脂を落としましょう。
4.ニキビに髪の毛がふれないようなヘアスタイルを心がけましょう。

 きれいに治す人は相談上手です。
 通常、肌に小さなニキビのもとがポツンとできてからニキビが悪化するまでには3カ月かかります。もっと早くから治療を進めていれば
簡単に治せたのに、という人も多いようです。できるだけニキビあとを残さずきれいに治すには早期の適切な治療が大切です。
ニキビで悩んでいる人はぜひ、早めに医師に相談しましょう。