草木染めと手織りのこといぶすき紬染織工芸 公式ホームページ

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草木染め織りのこと

指宿に自生する草木で

当工房の染色は全て草木で染められています。これらの草木は、指宿に自生する植物です。
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九州本土最南端に位置する指宿は、温暖な気候のお陰で様々な植物が育ちます。

染めに使われる草木は、全国2位の生産がある鹿児島の茶葉をはじめ、矢車、蓬、桜、梅、栗、紫蘇、葛、枇杷など30種類以上のものを四季に応じて染めています。

その四季折々の草木を、夫婦で山に入り、採取したり栽培しております。

染めは幾重にも染め重ねて


草木染めは、一回目の染めでとても綺麗に発色することが多々あります。しかし、日光堅牢度や摩擦には非常に弱く、数回の着用で色ヤケが出てきます。

当工房は、淡い色も薄い染め液を作り、幾度を染め重ねていきます。
淡い色でも最低3回は染めを行い、濃い濃度の場合は10回以上染め重ねていきます。「染め→水洗い→媒染→水洗い→乾燥(半影干し)」を1セットとして、濃度に合わせ10回以上繰り作業しています。
濃いものは思う色の濃度まで、15回ほど染め重ねていくときもあります。

媒染は、季節により「藁」や「椿」も使っています。
「木酢鉄」も工房で作ります。他にも色々とあり、目的の色で使い分けをしています。


草木の採取から、絣縛り、染め、糸繰り、糊付け、整経、etc

染めの作業から、織りまでには、様々な工程があります。

絣つくりには、木綿やゴムを用途に分けて使い、糊付け作業は天然の布糊を使います。

各工程において、必要不可欠な道具の存在があります。この道具の中には既に生産していないものも多く、ストックも多々あります。
新たに作る道具も多く、そのほとんどが木製の一品物で作ります。

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60年以上前につくられた、祖母が使っていた黒松の織り機で

補修や交換しながら大事に使い続けます。

本場大島紬が最盛期には、鹿児島県内のいたるところに機織りの工場があり、多くの女性達が織り子をしてました。私の祖母や母親もそうで、幼少の頃住んでいた市営の狭い住宅の近所にも工場があり、私の母親や祖母も機織りをしていました。

今使っている機の一台は、亡くなった祖母が若い時から使っていた60年ほど前に作られた織り機です。
織っていた場所が湿気が強かったのか、織り機の台が腐りもろくなっていました。
しかし、織り機は鹿児島産の黒松で釘を使わずに作られており、その部品だけ取り替えれば修理が可能です。
現在もその機を大事に修理しながら現役で私が織りつなぎいでいます。









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