種子島ってどんなとこ? 本文へジャンこプ
種子島の方言


つまる音が少なく伸びる音が多いのが特徴。鹿児島本土とは全く違う言葉です


「けなーぶら」「ばきー」「のっちよ」「むじょか」って?

  順番に訳すと「親戚一同」「妻」「さようなら」「かわいい」です。
種子島で日常使われている言葉は、鹿児島本土で使われている言葉とはまったく違います。一般的に言えば、つまる音が少なく、長音化する傾向が多いです。アクセントとイントネーションが弱く、のっぺり型でやさしく聞こえます。
  京大阪の言葉も入って来ているし、平安時代の言葉が多く残っています。「ばきー」という言葉も漢字で書くと「馬貴」で、平安時代の馬は貴重なもので、妻はその貴重な馬より尊いということからくる尊敬語だとか。種子島には国文学者もびっくりするくらい方言に古語が残っているそうです。これは旧藩時代、物資の移出入や人の交流が鹿児島を通さずに直接、京大阪と行われていた名残だろうと言われています。
  また、種子島では「おーきに」がよく使われていますが、これは戦時中に駐留していた軍隊に大阪出身の兵が多く、また砂糖関連の闇商売に大阪方面との往来が激しかった名残です。


お父さんにもわかるかな〜?種子弁講座

日常会話に多く出てくる種子島弁のほんの一例をあげてみましょう。

 
やまいもをほる・・・酒を飲んであばれる
 ごおらしか・・・かわいそう
 はばしか・・・動作がすばやい
 わざいな・・・大変な

 ほこる・・・怒る
 よめじょう・・・若い女の人
 おじい・・・夫
 あんどまー・・・あの人たち

 あばえんにゃー・・・あらまあそうですか
 うんにゃー・・・いいえ
 じゃよなー・・・そうだよねぇ
 およおよー・・・そうよそうよ
 じゃろー・・・そうだよ


種子島内でも西之表市・中種子町・南種子町ではびみょーに違いがあります。


種子島人の人情

  種子島は薩摩藩に属していましたが、種子島氏の自治領的存在であったために、直接、島津藩の士風と言葉を受け入れることもなく、言葉も気風も鹿児島とは違っています。
  種子島は土地も広く人は稀で、農作物は作れば何でもよく出来、たまに自然条件による不作や飢饉があっても、常には生活が楽に出来たため、温暖な気候とあいまって、種子島人特有の穏やかでのんびりした母性的な気質が出来上がったと言われています。
  それゆえ、「引っ込み思案」「覇気がない」と言われることも多いですが、今までその心情で数多くの漂着船や難破船を救助し世話をしてきたことも事実です。また種子島には現在サーファーをはじめ多くの移住者がいますが、外来の人を温かく受け入れる心情は今にも変わらずひきつがれているようです。