「もう私は過去の私じゃない。――生まれ変わったのよ!」
傲慢にも悲痛にも取れる叫びを上げた少女は、既に人の姿を保っていなかった――
「エリート育成、能力開発」を謳ったセミナー。
自分を変えたいと願った少女はその集まりに加わった。
そして――確かに変わった。
しかし、そんな彼女や"塾"の周りで、奇妙な事件が起き始める。
Double+Cross The 3rd
Edition
Awaken Call - Daybreak Legacy File.02
――「変わりたい」という想いに"捕われた"少女の行く末は――
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[character-introduction]
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GM:それでは、天ヶ瀬君から順次自己紹介お願いします。終わりましたら「以上」で。
宏美:「あ、あの…ぼ…僕は天ヶ瀬宏美といいます」
宏美:『まったく…もっと男らしくシャキッとしたらどうなの(と言いつつ《擬態の仮面》で女の子の姿に…』
宏美:「ちょっとっ勝手に人の身体を変えないでくれるっ」
宏美:『キミみたいな女々しい男にはこっちのほうがお似合いだよ』
宏美:“無限の創世”天ヶ瀬宏美
宏美:ごく普通の気の弱い平凡な少年であったが、自分の中にもう1人の人格が現れてから世界は変わった。
宏美:レネゲイド事件に関わりになりたくないながらも、知ってしまった以上巻き込まれることに。
宏美:内なる人格は自身の意志などお構いなしにその“能力”を振るう。
宏美:時に身体の自由を奪われ少女の姿に変えられたりと苦労は絶えない。
宏美:2人の想いは交差しながらも、それが1つになる時は来るのだろうか…
宏美:“存在”を分解・再構築する『破壊』と『創造』の能力を持つ。
宏美:ウロボロス/バロールのクロスブリード
宏美:HP:31 行動値:13 基本侵蝕値:35
宏美:シナリオロイス:寺島優子 ■友情/□不安
宏美:「そんなに評判のいい塾かぁ…僕も変われるかな?」『変わるのが望みならしてあげようか?』
宏美:PC間ロイス:水村ユイ ■好奇心/□食傷
宏美:「ちょっと変わった先輩だよね…」『似たような“力”を感じるね』
宏美:PLはhozumiです。よろしくお願いします。
ユイ:「J.S.バッハ。カンタータ第140番」
ユイ:「かの名曲の名は───“目覚めよ、と呼ぶ声が聴こえ”、でしたでしょうか」
ユイ:「目覚めたのか、目覚めさせられたのか」
ユイ:「変わったのか、変わらせられたのか」
ユイ:「………興味は尽きませんね」
ユイ:静かに微笑む、ごく普通の高校生。だったような気がした、記憶が曖昧な18歳。
ユイ:Dロイス:[奇妙な隣人]所持。古めかしい写本の形をしたレネゲイドビーイングと共存している。
ユイ:シンドローム:エンジェルハイロゥ/ウロボロス ワークス:研究者 カヴァー:高校生 HP:29 IV:15 基本侵蝕率:35%
ユイ:・シナリオロイス/寺島 優子【感情:■友情/□不安】
ユイ:「寺島さんが、あかるくなったのなら何より──と思いたいけれど。どうしてかしら。…少し、不安」
ユイ:・PCロイス/“流動の架け橋” 市川秋江【感情:■好奇心/□不快感】
ユイ:「底が見えないところが、面白い方だと思います」
ユイ:以上で。よろしくお願いします(`・ω・´)
秋江:「さて、今日の講義内容は何にしましょうかね……」
秋江:「あらあら、こんな時間に騒々しいですよ?」(フライパン構え
秋江:"流動の架け橋" 市川 秋江
秋江:黒巣市UGNチルドレン寮管理人、兼社会性格講師。
秋江:黒巣市生まれの第二世代OV。イリーガルから何故か寮の管理人に。
秋江:最近の人手不足で、社会講師やエージェント活動も増えたのが悩みの種。
秋江:シンドローム:オルクス/ウロボロス Dロイス:秘密兵器
秋江:【基本侵食率】37 【HP】25/25 【IV】7
秋江:シナリオロイス:"心生塾"に、□感服/■猜疑心
秋江:「確かに効果はあるようですけど、ちょっと変化が急すぎませんか?」
秋江:PC間ロイス:“天翔ける龍”九衛 統太に、■同情/□不安
秋江:「男の子ならそういう興味は仕方ないけど、程々にしないと引かれますよ?」
秋江:PLは自爆5秒前です。以上、よろしくお願いします。
統太:「塾とかセミナーとか。あいにく行ったことないんだよな。なんせ両親がフィールドワークな人達だし。
統太:大学受験の勉強なんざほっぽり出して世界回って遺跡探索について行ったのもいい思い出。
統太:両親が教授だからって裏口入学すれすれじゃねーかって? 一芸入試で入ったから問題なし」
統太: “天翔ける竜”(LastDragoon)九衛統太。
統太:表向きは希少かつ凄まじい力を持つがゆえに常にUGNの監視を受ける古代の竜。
統太:しかしその実態は威厳など1ミクロンも感じさせない日々趣味と本能に従って生きるダメ人間。
統太: 【シンドローム】キュマイラ/ハヌマーン 【Dロイス】古代種 【エンブレム:イリーガルジョーカー】
統太:駄目人間でも世界に7人しかいない切り札になれるんだ。選考漏れた人カワイソス(何)。
統太: 【HP】36 【行動値】19−2 【基本侵蝕率】39%
統太:[PC間ロイス:“無限の創世”天ヶ瀬 宏美 ■同情/□憐憫]
統太:「リア充もげろ。まー軽いジャブを放ったので早速本題。
統太:結局は乗っ取られないように主導権取るしかないんだよな、あの手のは。
統太:久能ちんは『これだから連中は』ってイライラしそうだけど。」
統太:[シナリオロイス:“Dvergr-Hanarr” □有為/■不快感]
統太:「FHの連中を殺すのに、理由がいるのかい?
統太:いや、あったな。奴らの首持っていけばエロゲと薄い本とネトゲに使う金ができる。
統太:俺の為に死ぬ価値があることを見つけてやったんだから感謝してほしいよね!」
統太:以上、よろしくお願いします。
GM:それではOP。それぞれの分で3シーンあります。
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Opening1「change」
Place:黒巣市街/帰り道 登場:不可
Scene-Player:"無限の創世" 天ヶ瀬宏美&"ラツィエル" 水村ユイ
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GM:登場どうぞ。
ユイ:#1d10+35
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(4)=4+35=39
宏美:#1d10+35
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(7)=7+35=42
――別クラスの、君達の共通の友人に寺島優子という女子がいる。
勉強も運動もそこそこできるが、目立たず大人しい性格の為か、
誰もやりたがらないクラス委員を任されたり、グループ学習でも
一番面倒な所を任されたりといわゆる「貧乏くじ」を引かされやすい人間だった。
それでも人当たりは良いため、君(達)も含め友人はそこそこ居る。
――しかし、最近はいい加減その性格に自分で嫌気がさしているとぼやいていた。
数日前そんな彼女とふと帰り道で会ったので、一緒に帰っていた時。彼女はこんな話をしていた。
優子:「……私、さ。最近……セミナー……だっけ。人付き合いの方法とかを教えてくれる塾みたいな所に通い始めたんだ」
宏美:「あ、寺島先輩も今帰り?」何気なく普通に声をかけて、話を聞くことに
ユイ:「……塾?」
ユイ:ぽてし、と小首を傾げた。イマイチぴんとこないらしい。
ユイ:天ヶ瀬さんは知っているかしら、となんとなく目線を向けた。
優子:「……えっとね、……これ。心生塾っていう所」パンフレットを取り出して見せてくる。
GM:まあ、典型的な能力開発セミナーって感じの内容が載ってる。
宏美:「普通の学習塾じゃないんですよね?僕は聞いたことがないなぁ…」
ユイ:ふむふむ。ありがとう、とぽにゃんと笑って受け取って、パンフをまじまじ覗き込む。
優子:「……ほら、私ってこういう性格だから……嫌だなと思っても、上手く言えなかったりするし……」
ユイ:「心生塾、か。──やっぱり、前に言っていたみたいに、性格を変えたいの?」
GM:優子はこく、とうなづく。
宏美:「うん、わかりますよ。僕もこんな気の弱い自分を変えたいって思うこともあるし…」
ユイ:「……わたしは、今のままの寺島さんも好きだけれど。でも、自分を変えたい、とおもうことは、わたしもあるから。なんとなく分かる」
ユイ:だよね、うん、と相槌を天ヶ瀬と打ちながら、ぽてぽてと優子の横を歩く。
優子:「水村さんみたいに、今の性格も良いって言ってくれる人はいるけど……やっぱり、ね……」
優子:「せめて、言わなきゃいけないと思った時くらいは、はっきり言えるようになれたら、って……」
ユイ:「……うん。それが、大事なときも、あるものね」
GM:そうこうしているうちに、優子の家の近くまで来て。
優子:「……それじゃ、私こっちだから……また明日ね。水村さん、天ヶ瀬君」
宏美:「でも先輩の真面目なところだって誰か見てくれてるとは思いますし、あまり考えすぎないほうがいいですよ」」
ユイ:「──そうだ、寺島さん」どこかぼんやりと、彼女を眺めつつ。
優子:「……ありがとう……何?」前半は天ヶ瀬君に、後半はユイさんに。
ユイ:「わたし、ね、前から寺島さんに言わなきゃ、言いたいなって思ってたことがあるの。変わろうとする寺島さんをみて、わたしも、ちょっとがんばってみようかなって思って」
ユイ:「……優子ちゃんって呼んでも、いいかな」
ユイ:よいしょー。真顔で、手をにぎって。ぽにゃん。
GM:優子は一瞬きょとんとして。
GM:「うん、いいよ。……ありがとう」やわらかい微笑みと共に、そう答えた。
ユイ:「よかった。──うん。セミナー、がんばってね。優子ちゃん」静かに微笑み返して。手を振った。
ユイ:「それじゃあ。また明日」
宏美:それを見てにこっとしてます。でも女子を名前で呼べないヘタレな僕であったw
優子:「うん……また明日」手を振って、彼女は家路を歩いて行った。
宏美:「さようなら、先輩」と手を振る
ユイ:「ん。わたし達も帰ろうか。天ヶ瀬くん」
宏美:「はい」そう返事して再び歩き出す・・・
ユイ:「──自分を変えたい、か」なんとはなしに、手の中のパンフレットを眺め。頭を振って、帰路についた。
そして今日。ふと彼女のクラスの前を通り過ぎた時。
クラスメイトと楽しげに談笑している彼女の姿があった。
今までとは違った大人しい感じではなく、明るい感じで声もはっきりしていた。
――無事変われたようで、まあ何よりなのだろう。
――その考えは。数日後にあっけなく打ち砕かれる事となる。
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Opening2「seminar」
Place:黒巣市街/寮 登場:不可
Scene-Player:"流動の架け橋" 市川秋江
-------------------------------------------------
秋江:#1d10+37
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(2)=2+37=39
――ある日の事。寮の従業員同士の世間話で。
流行りの能力開発セミナーがあるという事を耳にした。
セミナーの名は“心生塾”。話を聞く限り、効果はそれなりにあるらしい。
同僚の一人もそこに通っているらしく。言われてみれば、確かに調子が良いようにも思えた。
まあ真偽のほどはともかく。一度くらいは行ってみても良いかもしれない。
そう思い、秋江は一日体験の会場に足を運んでいた。
スタッフ:「はい、ではこれから個人面談を行いますので此方にお並びくださーい」
GM:セミナーの紹介が終わってそんな言葉がスタッフからかけられる。
秋江:(私に役に立つかはともかく、講義の材料には使えるかもしれませんね)
秋江:こっそり胸中で呟いたり。
GM:その内に順番が回ってきて。
スタッフ:「……それでは、いくつか質問をさせていただきますので回答をお願いしますね」
GM:互いの自己紹介の後にそう言って、飲み物を勧めてくる。
秋江:「はい、よろしくお願いします」 そういって飲み物を一口。
GM:――では、飲み物を飲んだ時。何か身体の中がざわつくような感覚を覚えた。
GM:――具体的には、レネゲイドが活性化したような。
秋江:(洗脳しやすいような薬くらいは予想してましたけど、こっちとは……)
GM:幸い、それはすぐに収まる。
スタッフ:「……あの、どうかなさいましたか?ご気分でも……」
秋江:「ああいえ、何でもありません。では改めて……」
秋江:そう言いつつハンカチで口をぬぐい、飲み物を染みこませておこう。
スタッフ:「あ、分かりました。では……」
GM:と、とりあえず一通りの質問の後、この講義がお勧めですねと言う感じで勧められて、面談は終わった。
秋江:「あまり役には立ちそうにないですね。色々な意味で」
秋江:「でも一応、支部には報告しないといけませんか」
秋江:面倒になったなあとぼやきつつ帰った。
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Opening3「invasion」
Place:Elysion/資料室 登場:不可
Scene-Player:"天翔ける龍" 九衛統太
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統太:#1d10+39
<HovB_Dice> Touta:1d10=(8)=8+39=47
統太:いやーやっぱり高いー。
――Elysion:支部エリアの資料室。
乱雑に積まれた資料を漁りながら、天城支部長から聞いた任務の内容を思い返していた。
今回の案件は「FHから送り込まれた新しいエージェントの調査及び対処」。
CNは“Dvergr-Hanarr”(器用なる小人)と言われている事、洗脳等でFHの手駒を増やす
活動が主となっているという情報以外は殆どない、というエージェントだった。
分からないからといって放置できる類の輩でもないという事で。
目撃・活動記録を漁る事から始めるかという事で資料室で同じダメ人間仲間に頼み込んで調べていた次第である。
統太:「どうでもいいがドヴェルガーは洗脳得意じゃねーだろ伝承的に考えて」
統太:その場にいた久能に投げた。
GM:投げられた某考える人はぶつくさ言いながら書類書いてる(何
進:「あ゛〜……九衛よ〜……一応奴さんらしいエージェントの足取り掴めたぜ〜……」
GM:そう言ってくるダメーズ仲間の一人。(何
統太:「おお、さすが資料室の頭脳!部屋の奥から出てきたあずきペプシ飲むか?」(何)
進:「いや、遠慮しとくわな〜……いつのヤツだか分かんねえし」(何
統太:統太「一昨年のだが我慢すればイケるぞ」(何)
進:「まーあれだ。なんかセミナーに出入りしてるっぽいわな。今流行ってるらしい……心生塾とかいうやつ」
GM:と言いつつデータ見せて。
統太:ふむふむ、とデータに目を通す。
GM:その会場にパーカーを目深にかぶったヤツが出入りしてる写真がいくつか。今までの活動報告に合ったのと同じような格好らしい。
統太:「なんかこう、こそこそしてるあたりがいかにも“小人”らしくてぴったりだな」
進:「さっき市川のおば……姉ちゃんから報告があったしな〜」
進:「多分確定だとは思うんだが、まあもう少し調べてみるわな〜」
統太:「サンキュ。俺はさっそく現場に行ってみる」
統太:青い髪青い瞳でこの手の調査任務は不得意なんだがなぁとも思いつつ、進とくのーちんに例を言って部屋を出る。
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Middle1「undermine」
Place:黒巣市街/帰り道 登場:可能
Scene-Player:"無限の創世" 天ヶ瀬宏美&"ラツィエル" 水村ユイ
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宏美:#1d10+42
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(2)=2+42=44
ユイ:#1d10+39
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(5)=5+39=44
――数日後。何時もの帰り道。
近くの公園を通り過ぎようとした所で、何時もと違う光景が目に入った。
それは、優子が数人のクラスメイトに囲まれ、なじられている光景だった。
「あんた最近ウザいのよ、少し勉強とかできるようになったからって調子にのっちゃってさー」
「根暗が明るく装ったって気色悪いだけだっての。いつも通り人の影で大人しくしてりゃいいじゃん」
優子は言われる言葉に俯いて、顔は分からない――ただ。普段の落ち込んでいる様子とは違う感じがする。
――それは、彼女には珍しい「怒り」の感情ではないだろうか。そんな気がした。
宏美:「水村先輩!あそこにいるのって寺島先輩じゃ…」とそちらを指す
ユイ:「うん」
ユイ:心配そうに頷いて、掛けだしたはいいものの。──ふいに、滅多に見たことが無い彼女の表情に、思わず明日止まった。
ユイ:足が止まった(何)
宏美:「最近明るくなったって聞いていたけど…」でもどこか違う雰囲気に呑まれる
GM:そして二人が足を止めた直後。
「……さい」
「え、なに?言いたい事があるならはっきり――」
「煩いって言ってるのよっ!」
彼女が叫び声をあげて腕を振るったと同時――クラスメイト達が吹き飛び、転がって行った。
ユイ:「……きゃっ」
宏美:「なんかやばいよっ!?先輩、普通じゃない…」と出て行こうとするが足が動かない
優子:「私に敵わないからって嫉妬するのは勝手だけど……いい加減見苦しいのよ……」
GM:クラスメイトの方に歩み寄って。さらに腕を振りおろそうと。
ユイ:振るった手があたって、吹き飛ばしたという訳ではないよな。物理的に。(何)
ユイ:「──だめ、優子ちゃん!」
GM:いや、物理的に。(何
ユイ:物理的に。(何)
優子:「……!?……あ……」振りおろそうとした所で動きを止めて。ユイの方を見て。
ユイ:ぜいはあ。慣れない運動に、息を切らせて。心配そうに、優子を見上げた。
ユイ:駆け寄って来ました(何)
優子:「……水村、さん……?……あ……私は、何をしようと……」自分の手を見て。茫然と。
ユイ:「……だいじょうぶ?」
宏美:『止めに行かないのかい?彼女、どう見ても普通じゃないよ』そう言われてなんとか歩き出す。
ユイ:茫然とした様子の優子が気にかかり、そっと尋ねた。複雑そうな目で、彼女を囲んでいたクラスメイト達を見て。
優子:「……私は――……」何かを言いかけた所で、世界から色が消える。《ワーディング》。
秋江:#1d10+39 そこで同時に登場。
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(8)=8+39=47
ユイ:「──え」
GM:それと同時に彼女を霧のようなものが取り巻き、目の前から姿が消える。
統太:同じく登場。
統太:#1d10+47
<HovB_Dice> Touta:1d10=(3)=3+47=50
宏美:「えっ!これは――――!?」
秋江:「あら……?」 買い物帰りにひょっこり通りかかる
??:「……ようやく丁度良さそうな子が見つかったね」
ユイ:おろおろとした様子で、消えた様を見ていたが。ふいに、自分達以外の気配を感じて顔を上げる。
GM:次に彼女が現れたのは、いつの間にかいた黒いパーカーの姿の人物の横。
GM:――その眼に、彼女の意志はない。
??:「でもまだ足りないかな。もうひと押しってところか」
秋江:「よくはわかりませんが、悪いタイミングで来ちゃったみたいですね」
統太:そのパーカーの人物に殴りかかるように上から落ちてくる。
宏美:「寺…島さん…?いったい何が…」まだよくわかっていないという眼差しで2人を見つめる
GM:す、とパーカーの人物が右手を上げると、電光が走り、軌道がそらされる。
ユイ:「──どなたでしょうか」そっと悲しげに頭を振り。警戒した口調で、黒いパーカー男へ尋ねた。
ユイ:「優子ちゃんに、一体何を……?」
統太:「ちっ!」
統太:焦げた皮膚を再生させて合流する。
??:「……ん?大した事じゃないよ。僕は彼女の願いを叶えようと協力してるだけ」
秋江:「私には人攫いの現場にしか見えないんですが……」
ユイ:「………優子ちゃんが、自分の性格を変えたい、と言っていたことを、いっているんですか?」
統太:「それがお前の手口が“器用なる小人”」
宏美:「願い…自分を変えたいって願いのこと・・・?」
ユイ:ぼんやりとした眼つきで彼を見据え。
GM:「そうだよ。……人攫いってのに見えなくもないのは分かるけど……と」
GM:事もなげに二人と。秋江に。
統太:「黒巣市に来て洗脳して手駒を増やそうとちまちませこいお仕事なさってるFHの“Dvergr-Hanarr”だ。くたばれ」
統太:事情知らない三人に説明を。
ユイ:ああ、なるほど。その説明に一つ頷いて。
“Dvergr-Hanarr”:「あれ、もう僕の事分かってるんだ。さすが“LastDragoon”。霧谷の優秀な駒だけのことはあるんだね」
GM:からかうように言葉を紡ぐ。
宏美:「この中で動けるってことはあの人もやっぱりそうなんだよね…」
ユイ:「能力を使って優子ちゃんの意志に介入するのは、止めて下さい」きっぱりした口調で、糾弾した。
秋江:「はあ、FHですか。で、あの子をとりあえず奪還すればいいんですか?」
“DH”:「言ってくれるじゃん……でも、流石に今戦うってのは分が悪いか。悪いけどここは退かせて貰うよ」
統太:「安心しろ。お前が無能なだけだ」
統太:俺はすごくないよ!
ユイ:「願いを叶えただけ。協力しただけ。──にしては、彼女の瞳に意志が感じられません」
ユイ:「優子ちゃんを、かえして!」
GM:その叫びを聞いて。“DH”はちらりとユイに視線を向ける。明らかに嫌悪感を抱いた様子で。
宏美:「そうですよっ。きっと何か不思議な力で操ってるんでしょ?みんなが持ってるようなっ・・・」
秋江:「先ほどのお話だけでしか推測できませんが、あの子は変わりたいと思って、彼はそれを叶えると言った」
ユイ:退かせて貰うと発言した言葉に、少し焦りを感じて、思わず彼女の方に駆け出した。
“DH”:「そりゃ無理だね。……ま、これ以上おしゃべりする気はないから。じゃね」
秋江:「でも、『あの子の望む形に変えてくれる』とは一言も言ってませんねー」
統太:「お前らな、FHがロハでお願い聞いてくれる訳ないだろ!」
GM:《瞬間退場/瞬間退場V》を宣言。
ユイ:「優子ちゃん!」
統太:殴りかかるがすんでのところで逃げられる。
GM:霧が二人を包み、晴れた時には、すでに消え失せていた。
宏美:力が抜け膝を突き、しばらく呆然となる
ユイ:「───九衛さん」
ユイ:「……先ほどの発言を聞くに。UGNあたりから、FHの“Dvergr-Hanarr”という人物を、イリーガルとして追っているという認識で、いいのでしょうか。」ぽつりと。
統太:「ああ」
統太:行き場のなくなった拳を握りしめ。
ユイ:「……イリーガルが、一名二名増えても、問題ないですよね」
ユイ:助けたいんです。さっきの、わたしの友達を。呟いて、うつむいた。
統太:「全く問題ない。だったら他の二人も巻き込むか」
統太:その呟きに応える。
宏美:「僕にも何かできるでしょうか…」ボソリと
統太:「できるできないじゃない。“やる”んだよ」
宏美:それには答えることはできずに俯いたまま口を噛み締めた…。
秋江:「とにかく支部に連絡しましょうか。ここの後処理も頼まなきゃいけませんし」
秋江:そういって支部に4人行きますと連絡。
ユイ:「そう、ですね──」ぼんやりと、ゆっくりと。優子に払われて、倒れたままのクラスメイト達を見て。
ユイ:「……優子ちゃんは、ああいう風に、拒絶できる人間に代わりたかったのかもしれない」ああ、立ち向かう為に。抗う為に。
ユイ:「わたしは優子ちゃんの気持ちなんて、きっとちっとも分かってないのかもしれない。──でも」
ユイ:「……でも」人に暴力を振るい、茫然としていた彼女の様子を思い出せば、握った手が震えた。頭を振る。それが彼女の心からの本音だとは、思わない。
ユイ:助けると決めて、優子ちゃんをSロイスに指定してもいいかしら!
GM:OKです。
ユイ:やったー。こちらは以上で。
-------------------------------------------------
Middle2「research」
Place:任意(情報収集) 登場:可能
Scene-Player:“天翔ける龍” 九衛統太
-------------------------------------------------
GM:登場どうぞ。
統太:#1d10+50
<HovB_Dice> Touta:1d10=(5)=5+50=55
ユイ:#1d10+44 俺も俺も
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(1)=1+44=45
秋江:#1d10+47 ここは出なきゃなるまい
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(1)=1+47=48
宏美:#1d10+44
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(3)=3+44=47
状況は静かに、だが確実に悪化している印象が抜けない。
ともあれ、調査を急ぐ必要があるだろう。
――犠牲者が出てからでは遅いのだから。
GM:というわけで、情報収集シーン。今回は項目3つ。
◇“寺島優子” 情報:噂話/UGN/FH
◇“心生塾” 情報:噂話/UGN/FH
◇“Dvergr-Hanarr” 情報:UGN/FH
GM:ちなみに、噂話とUGN/FHとでは情報が違います。まあどちらでも進みますが。
統太:うちはドベのほうかなぁ。
GM:というわけで、調べる項目を宣言してから判定してください。
ユイ:まあ順当に考えて優子ちゃんかな。
宏美:こちらは噂かUGNならいける
秋江:難易度非公開かあ。導きの華いる?
ユイ:ひろみんと、噂と組織に分かれて二つから攻めて見ようか。ひろみん、どっちが得意?<情報技能
ユイ:おっけ、じゃあ噂話をひろみんに任せて。私はFHで。
宏美:追加で項目が増えるかわからないけど4人振るか、華をしてもらうか
統太:イリーガルジョーカーのおかげで+10できるよー。
ユイ:私は、なんとか自力で回せるので、支援は大丈夫(`・ω・´)
宏美:こちらは《千変万化の影》で固定値7になる
ユイ:よし、4人とも判定して大丈夫そうだ。
秋江:ならこっちも塾を噂話で回すか。
統太:どべをFHでいってみるかね。
ユイ:“寺島優子”対象、技能は情報:FH。《原初の赤:生き字引》《オリジン:レジェンド》。侵食率50%。
ユイ:#7r10+2+1+8 アイテム「思い出の一品」補正込み
<HovB_Dice>
Yui_M:7r10=(10,8,8,6,6,9,6)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r10=(6)=16+11=27
ユイ:ウロボロスRBのきたなさを発揮してエンドです
統太:対象“Dvergr-Hanarr”、技能〈情報:FH〉で。
GM:言って良いか。固定値だけでフルオープンだよ!(何>ユイさん
ユイ:てへぺろ★
統太:財産ポイントを3使う。#2r10+3
<HovB_Dice> Touta:2r10=(6,3)=6+3=9
統太:そしてイリーガルジョーカーの効果使用で19。
GM:あ、使わんでもギリギリフルオープンだったんだが。
ユイ:とーた△
統太:おおう。
GM:取り下げるならどうぞ。
統太:とはいえこれ、判定直後に使うモノだしなぁ。ルールに従わなきゃなのでこのまま続行で。
GM:あー。ならしょうがないんで使ったものとします。
秋江:能力訓練:社会起動、ミーミルの覚書を【コネ:噂好きの友人】効果へ、さらに自動巡回ソフトで噂話に+1D。
秋江:で、心生塾を情報:噂話で判定。
秋江:#9r10+6+1
<HovB_Dice>
Akie-I:9r10=(3,2,3,1,7,4,2,9,9)=9+7=16
秋江:回らんが16で。
宏美:こっちは“寺島優子”を噂話で判定を。《千変万化の影》指定は情報:噂話。
宏美:『ここはボクの情報網を使ったほうがいいね』と主導権を奪って
宏美:#1d10+1+6
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(4)=4+7=11
ユイ:ひろみんにいつのまにか胸がたゆんたゆんになっている訳ですね、わかります。
統太:「FHのエージェントの情報程度掴めんようじゃ切り札とは呼ばれてないぜー」(何)
宏美:シャツがきつくなっておりますw
ユイ:「みなさん、個性的な調べ方ですね」(何)
ユイ:いつのまにか手に握られていた、古めかしい写本が勝手にめくれて文字を刻みつつ。(何)
GM:全員フルオープンか。んじゃ情報出そう。
◇“寺島優子” 情報:噂話/UGN/FH
1-4
黒羽学園3-Cの学生。勉強も運動もそこそこできるが、目立たず大人しい性格が災いし、
クラスで一番面倒な仕事を任されたりしている「貧乏くじ」を引かされていた。
気づかう友人には「自分の性格がいい加減嫌になる」とこぼしていた。
5-8
(噂話)
最近流行のセミナー“心生塾”に通い出してからというもの、
目に見えて性格が明るくなり、学業等で好調な様子との事。
しかし、他のクラスメイトを見下し始めるなどの悪い兆候も目立っていた。
(UGN or FH)
最近流行のセミナー"心生塾"に通い出したのと同時期から、
学業等でエフェクトを使用していると疑われる様子が確認されている。
身体能力の急激な向上からみて、キュマイラシンドロームの発症が推測されている。
9-
(噂話)
“心生塾”において“特別講座”を受けており、
その受けてきたという日を境に、言動が変化してきているとの事。
(UGN or FH)
OV化を促す薬物(αトランス)を段階的に投与されている様子。
目に見えて好調な様子はエフェクトの併用によるもの。
今までの症例からしておそらく、これ以上の投与、干渉を受けるとジャーム化する危険性が高いとの事。
◇“心生塾” 情報:噂話/UGN/FH
1-4
最近話題の「エリート育成・能力開発」を目的としたセミナー。
内容的には共通の講座と、メンバーに合った能力開発のための講座を適宜並行して
コミュニケーション能力や思考力の開発を行っているとの事。
5-8
(噂話)
能力アップの報告はまちまちだが、特に“特別講座”を受講しているという
メンバーは総じて能力の大幅アップが確認されているとの事。
しかし、そのメンバーは総じて他人を見下し始めるなど、性格にも変化が表れている様子。
9-
(噂話)
さらに“特別講座”を受けたという人間の中には“人の力とは思えない”能力を発揮している人間がいるとの事だが、
噂話の域を出ていない。
◇“Dvergr-Hanarr” 情報:UGN/FH
1-4
最近黒巣に侵入してきたというFHエージェント。
洗脳等でFHの手駒を増やす任務を行うのが主な活動。
5-8
確認されているのはフード付きのコートをつけた小柄な姿であり、
顔は把握しきれていないが、最近は"心生塾"に講師として出入りしている様子。
戦闘時は基本的に得た手駒に戦わせるようだが、直接戦闘ができないというわけではない。
ソラリス/エグザイルのクロスブリード。ジャーム。
9-
“心生塾”そのものが彼?が所属し活動しているチームの隠れ蓑である。
黒巣市に侵入しているのはFHの手駒を増やす目的だけではなく、
数週間前に黒巣市に飛散したという"遺産"の回収・能力の試用も兼ねている模様。
“遺産”は既に回収されているようだが、名称が“Jarngreipr”と呼ばれている事以外は不明。
GM:情報は以上。
秋江:「せめて普通の生活くらい、EFを使わずやらなきゃあっという間に堕落しちゃうんですけどねえ……」
秋江:「皆も便利だからって、あまりEFばかり使っちゃ駄目ですよ?」
統太:「“イルアン・グライベル”……確か雷神トールがミョルニル投げるときに使う籠手だったか」
ユイ:「ゲイルロズルを倒した時に使用した神話のあれですか」
宏美:あと宣言してなかったけどさっきのEF分で侵蝕49になりました
統太:「ヤツはブラックドッグだしな。その遺産を使ってくるかもしれない」
ユイ:やや落ち着いたトーンで、どこか冷静な眼差しで文字をなぞる。ええ、と頷いてぱたんと本を閉じる。
統太:「早いとこ動かなきゃ『洗脳されたジャームの駒を排除してる間に“遺産”持ってトンズラこかれたでござる』ってことになるが」
ユイ:「“心生塾”そのものを押さえる必要がありそうですね。──どちらにしろ、“Dvergr-Hanarr”に手出しできないようでは話になりませんが」
ユイ:…ちがう。そうじゃない。臍を噛む思いで、うつむいた。
ユイ:「──はやくしないと、優子ちゃんが、あのまま変わり果てる可能性もある」
宏美:「でもまだ寺島さんが助けられる可能性はあったわけですよね?」
秋江:「さてと、どうしますかねえ。お友達もエージェントも、どこに居るかは大体わかる訳ですが。」
ユイ:「……どうすれば、いいでしょうか。どう、動けばいいでしょう?」
ユイ:経験という記憶の乏しさから、心細そうにすがるように年上の二人を見上げた。
宏美:ここは馴れた人の意見をとこちらも続いて見る
統太:「おそらく、最終的な調整はヤツ自ら行うはずだ」
ユイ:こくり、と黙って頷く。
統太:「洗脳が終わる前に突っ込んで救出。さもなければ洗脳が馴染んでないところをこっち側に引き寄せる」
統太:どっちにしても被験者や“DH”と一戦交えることになるのは必至なのだが、と付け加え。
秋江:「ただ……洗脳も多少はあるでしょうけど、本人の望みという部分もないとは言えないでしょうね」
ユイ:「……わかり、ました」ぎゅ、と手を握って。
秋江:「それに関しては、酷ですが知り合いのお二人に説得していただくしかないかと」
ユイ:「……それは、わたしも、そう思います。完全に彼女の意図をねじまげて、洗脳したというような態度では、なかったですから」
宏美:おっとそういえば支配されてたんだった・・・『わかりやすいね。相手が堕ちた者であるなら手を抜く必要はないしね』
ユイ:「でも、変わりたい。はっきり言えるようになりたい、という彼女の意志を、悪いように解釈しすぎている」
統太:「ただ、ここで気になるのは“Jarngreipr”の存在。一体何に使うのか、がな」
統太:本来の使い方から想像すると何かをコントロールする作用があるとは思うが。
秋江:「“遺産”に関しては謎が多いですからねー。」
ユイ:あ、そうだ。応急手当キットの調達を試みます。
ユイ:#1r10+1 目標8
<HovB_Dice> Yui_M:1r10=(3)=3+1=4
ユイ:わかってた、わかってたよ…(何)
統太:「右に同じ。あと久能、『貴方を見て十分理解してるので“遺産”なんかこれっぽっちも知りたくないですね』って顔すんな」(何)
秋江:じゃあ代わりにこっちで。
“考える人”:「さて何の事だか。仕事仕事」(何
秋江:#6r10+1 目標値8
<HovB_Dice>
Akie-I:6r10=(2,1,2,10,1,9)=Critical!!
<HovB_Dice> Akie-I:1r10=(5)=15+1=16
ユイ:「ひとまず、Jarngreiprのことは気に掛けつつ。早く後を追う、という感じで大丈夫でしょうか」
ユイ:鞄の中から降ってわいてきたのは絆創膏一枚だった。つかえねー。しょんぼりしつつ。(何)
秋江:成功。「では早速行きましょうか」 救急箱をユイに渡し。
統太:「それについては進にお願いするか」
ユイ:秋江おねえさんを尊敬の眼差しで見るユイ!
統太:珍しく机の上で作業してる進を視界に入れ。
ユイ:「──とりあえず、外でましょうか」
宏美:『少なくともこちらには戦うための力はあるようだしね』と統太を見、『一度ボクは引っ込むよ』
GM:ではその直後、Rケースのアラートが鳴る。
統太:「!」
統太:資料室のパソコンのモニターを見る。
進:「……あ゛〜、そろそろ暴れ出したヤツが出たかね……わりいが、九衛行ってもらえるか」
GM:関係あるかもしんねえし、と。
統太:「戦闘は任せろー」(バリバリ)
宏美:「何っ!いったい何が?」つられてモニターを見るけどちんぷんかんぷん
GM:モニタには発生している箇所のマップが移っている。心生塾に比較的近い市街地。
秋江:「後手に回ってしまいましたか」
ユイ:「…そうみたい、ですね」
ユイ:急ぎましょう。頭を振って、立ち上がった。
統太:「いきなり動かしたってのは時間稼ぎでまともな作戦立ててないって証拠だ、行こう!」
宏美:(寺島先輩…間に合ってよ…)と退場かねぇ
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Middle3「reverse」
Place:黒巣市街/路地裏 登場:可能
Scene-Player:“流動の架け橋” 市川秋江
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GM:登場どうぞ。
秋江:#1d10+48
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(10)=10+48=58
――連絡のあったRケースの場所に急行すると。
倒れ伏したエージェントと、後ずさりする生き残った人間に、
今にも鉤爪を振りおろそうとしている"異形の獣"の姿があった。
統太:#1d10+55
<HovB_Dice> Touta:1d10=(1)=1+55=56
統太:その一撃を受けるよ。
GM:ではジャームはそれを止められて驚愕の表情を浮かべる。
統太:「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・し・た・!」
秋江:「統太くん、そっちしばらくお願いします!」
統太:お返しの一撃で昏倒させる。
秋江:今のうちにエージェントと人間を逃がそう。
GM:ではあっさりと叩き伏せられ、姿が戻る。
GM:――それは、秋江が管理している寮の同僚の一人だった。最近調子が良いと噂だったやつ。
秋江:……冷静に考えると一般人だよね、OVじゃなくて。
GM:ですね。ワーディングは張られてないから姿見られてる。
秋江:なら《ワーディング》張ってから、駆け寄って容態を見よう。
統太:「急いで片づけよう、さっきも言ったけどこれは時間稼ぎだ」
GM:襲われてた方はケガはない。
統太:そっちは任せて戦闘を続ける。
GM:あと、居たのは叩き伏せたヤツ一人。
統太:他のとこでもバラバラに起きるんだろうなぁ…・・。
GM:で、そいつが呻きつつ目を覚ます。
秋江:「○○さん! 何があったんですか?」
同僚:「……市川、さんか………俺、心生塾の特別講習に行ってたんだけど……」
同僚:「……気付いたら、身体が……自分の身体じゃなくなってて……それから……」
GM:どうやら、今までの記憶がない様子。
秋江:「他の講習を受けていた方達は?」
同僚:「分からない……ただ、今日また特別講習があるってのは聞いてる……」
統太:「市川さん、急がなきゃ」
秋江:「分かりました。とにかくここから逃げてください。」
GM:「……本当に、俺はいったい何をして……………あ、あぁぁぁぁぁぁ!?」言いかけた所で再び獣化が始まる。
秋江:「っ!?」
統太:もう一丁殴る。
GM:それで今度こそ動かなくなる。
秋江:「もしかしてこれが“遺産”の効果? ともあれ急いで元を断たないと。塾に行きましょう」
秋江:ここでロイス申請。“心生塾の塾生”に、■同情/□脅威で。
GM:了解。
統太:“遺産”にロイス。■脅威/□憐憫。
統太:「せっかく陽の当たる場所に出てきたのに悪用されることに同じ存在として憐みを覚える」ってことで。
秋江:「……○○さん、気づいてあげられなかった。ごめんなさい」
秋江:一言残して。心生塾に向かう。
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Master Scene
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――その夜。
寺島優子は通常の講義が終了した心生塾の部屋の一室に居た。
「…………」
頭がぼんやりしている。本当にこれで良かったのだろうか。と思う。
「さて、そろそろ“最後のステップ”だよ。これで、君は完全に“生まれ変われる”」
先生の言葉にも、ただぼんやり頷くだけしかできない。
「安心すると良いよ。……その不安も、もうすぐ消えてなくなるから――」
その言葉と共に先生――“Dvergr-Hanarr”は彼女の額に手をかざし。
それを最後に、彼女の意識は途切れた――。
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Trigger「break down」
Place:黒巣市街/心生塾会場 登場:可能
Scene-Player:“無限の創世” 天ヶ瀬宏美&“ラツィエル” 水村ユイ
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GM:登場どうぞ。
宏美:#1d10+49
ユイ:#1d10+50
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(5)=5+49=54
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(5)=5+50=55
ユイ:55%かな。
……秋江と統太と支部長への報告後、決定を受けて。
一行は一般の講座を終え、"特別講座"を実施していると思われる心生塾への突入を決行した。
――そして、フロアの一番奥のドアに辿り着いた時。突如、そのドアが吹き飛んだ。
ユイ:「きゃあっ」
宏美:「絶対に寺島先輩を連れて帰りましょうね。…って、うわぁぁあっ…!?」いきなりのことに驚く
ユイ:劈く轟音に、咄嗟に身をかがめれば真横をドアだったものが吹き飛ばされてすり抜ける。嫌な汗をかきつつ、そのドアの向こうを見る。
??:「……すごい。私……本当に変わったんだ……あははは……」
ユイ:「……優子ちゃん!」
GM:中に入ると――二人には見知った一人の少女の顔。
GM:――しかし。その姿は、もはや"異形"としか呼べないものとなっていた。
宏美:「先…輩…?」
GM:「……あ、水村さんに天ヶ瀬君。どう?私の“力”」にこりと笑う。
ユイ:びくり、と怯えたように足が止まる。直視し難いその姿に、湧き上がる不安を理性でぐっと抑えて。
ユイ:「……確かに、変わったね」
優子:「うん。変わったよ。……変われたんだ、私」
宏美:唖然とした顔で見つめ、まだ大丈夫なんだよね?と自分に言い聞かせて落ち着く
ユイ:「変わったよ。……姿以上に」その内面は、変えられた。優子に歩み寄る。
優子:「……でも。何か、足りないの。“生まれ変われた”はずなのに、“満たされない”」
宏美:「先輩が変わりたかったっていうのは、そういう力が欲しかったんですかっ?」
優子:「……そうよ。やっと分かった。"力"が欲しかったんだ。私」
宏美:「それはあいつらにそう思わされてるだけじゃないんですか?」
優子:「面倒な事は私に全て押し付けて……そのくせ私を見下して。そんな人達を見返す為の力――」
優子:「そして私は“変わった”……もう私は過去の私じゃない。――生まれ変わったのよ!そんな連中より、上に立ったの!」
宏美:「例え目立たなくても、先輩の真面目な姿をよく思っている人だっていたはずですよ・・・」
ユイ:「違うよ。──ぜんぜん違う」小さく震えた拳を握って。
ユイ:「優子ちゃんが変えたかったのは、自分の力の有無じゃなくて、性格だったじゃない」
ユイ:「人を見下すとかそういうことじゃなくて、貧乏くじを引かされやすかった、その性格を変えて」
ユイ:「……言わなきゃいけないと思った時くらいは、はっきり言えるようになれたら、って」
ユイ:「そういう勇気を、得るために、来たんでしょう?──そんな力を、得る為とかじゃなくて」
ユイ:「だから、それは、違うよ…!」
宏美:「そうですよ、水村先輩の言う通りですよ!似たような性格の僕にはそれがよくわかります」
ユイ:くやしそうに、叫ぶように、言い捨てた。
優子:「……なんで。どうして分かってくれないの?私は変われた……変わったのに!」
宏美:「自分を変えたいと思っても、なかなか思い切れなくてそのままずるずると行ってしまう思いは・・・」
GM:聞きたくないというように腕を振るうと同時。風圧が二人を襲う。
ユイ:「ゆう、こ、ちゃ──!」
ユイ:あう、と風圧に容易く飛ばされて、壁に叩きつけられた。
宏美:「その力で他の人を傷つけてしまったら、もう今までのようには戻れないよっ・・・!」
GM:「……そっか。まだ足りないんだね。“力”が」あは、と笑う。
宏美:言い終らないうちにその場に転がされる
ユイ:「そうじゃない!」
優子:「……なら、もっと力を見せれば。認めてくれるかな。水村さん、天ヶ瀬君……」
GM:――二人の声はもはや聞こえず。言動は穏やかなまま。戦闘態勢を取る。
ユイ:「力が、とかじゃない。──わたしは、人を傷つけることを、よしとするなんて風に変わってしまうのは、認めたくないの!」
ユイ:「だって、素敵な名前だったもの。優子ちゃんって。だから、呼びたかった!──ずっと寺島さんって呼んでたけれど、羨ましくて!」
ユイ:「だから、わたしはあの日の帰り、勇気を出して『優子ちゃんって』呼んでいいかっていった」
ユイ:「──そういう風に、すこし勇気が出せるようになったら、って優子ちゃんも思ったんだろうなって思ったから、わたしも頑張ったの!だから、そんな──!」
ユイ:「そんな、風に、変わろうとするのは」
ユイ:「間違ってる」
ユイ:ぜいはあ。─叫び疲れて、息を切らして。荒げたまま、らしくない表情で、苦しそうに優子を見上げた。
宏美:ユイを起こしつつ「こんなにあなたのことを想っている水村先輩の言葉が届かないんですかっ」
宏美:「変わる前の先輩のことだって、僕は好きだったのにっ・・・!」
その言葉ももはや届いていないのか、さらに彼女の周りを力が渦巻き始めた。
GM:次がCXですが、まだ宣言していない人はSロイス等あれば宣言どうぞ。
GM:ここでなくとも、CXのボスが出てきた時までならOKとはしますが。
秋江:私はまだいいです。
統太:同じく。
ユイ:遺産に取ろうかな、と思ったけどひとまず無難に“Dvergr-Hanarr”にロイスを取っておきます(`・ω・´)
宏美:寺島優子をSにしておきます。助けるのはまだ諦めていないということで
GM:了解。
ユイ:■執着/□悔悟で。
GM:では、CXとまいりましょう。
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Climax「restrained
heart」
Place:黒巣市街/心生塾会場 登場:ALL
Scene-Player:ALL
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GM:登場どうぞ。
ユイ:#1d10+55
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(7)=7+55=62
宏美:#1d10+54
<HovB_Dice> Hiromi:1d10=(10)=10+54=64
秋江:#1d10+58
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(5)=5+58=63
統太:#1d10+56
<HovB_Dice> Touta:1d10=(1)=1+56=57
優子から力――《ワーディング》が放たれる。
それは、紛れもなく戦いの合図だった。
GM:ってことでいきなりだが衝動判定。先のシーンに出てないお二人も登場演出しつつどうぞ。目標は9。
統太:んでは。
ユイ:#8r10+1+1 アイテム補正込み
<HovB_Dice>
Yui_M:8r10=(4,2,6,5,9,8,9,10)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r10=(9)=19+2=21
ユイ:#2d10+62
<HovB_Dice> Yui_M:2d10=(4,9)=13+62=75
ユイ:成功、75%へ。
統太:#2r10+7
<HovB_Dice> Touta:2r10=(2,5)=5+7=12
宏美:#10r10+3
<HovB_Dice>
Hiromi:10r10=(5,3,9,4,1,5,1,9,8,9)=9+3=12
統太:成功で。#2d10+57
<HovB_Dice> Touta:2d10=(1,6)=7+57=64
統太:64%。
宏美:#2d10+64
<HovB_Dice> Hiromi:2d10=(7,4)=11+64=75
秋江:#4r10+1
<HovB_Dice> Akie-I:4r10=(10,9,5,8)=Critical!!
<HovB_Dice> Akie-I:1r10=(6)=16+1=17
宏美:成功で75%
秋江:#2d10+63
<HovB_Dice> Akie-I:2d10=(2,6)=8+63=71
秋江:成功で71%。
統太:3人がいる階「以外」全て達磨落としのようにぶっ壊して乗りこむ。
統太:「どうせぶっ壊すなら早い方がいいので」(のそり)
宏美:「市川さんっ…それに九衛さんっ!間に合ってくれた・・・」
秋江:「『建物』は壊さなくていいんですっ!」
秋江:「それで、他の塾生さんやお友達は?」
ユイ:ドン引いた目でとーたを見るユイ!(何)
優子:「知らないわ。まあどうでもいいけどね」あっさりと。
宏美:「寺島先輩はまだ…だと思いたいですが…正直かなり危険な状態かと…」
優子:「それより、まだこれからだよ。私の力を見せるのは―――」
統太:「だろうな。多分一度昏倒させてもまた起こされる。それで今度こそ終わってしまう」
GM:言葉と共に《ワーディング》の圧力が増す。そろそろ戦闘説明入るがOK?
ユイ:お願いします。
統太:はいな。
宏美:どうぞ
秋江:はーい。
----------------------------------
[エンゲージ&勝利条件]
----------------------------------
[TY]←10m→[PC]
TY:(Enemy)“寺島優子”
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:PC全滅
GM:今はこれだけです。
GM:で、行動順。
統太17→ユイ15→天ヶ瀬13→優子8→秋江7
GM:こうかな。
ユイ:おういえー
秋江:ですな。
GM:ちなみに当然これで終わるとは思ってないよね(何
統太:もちろん。
宏美:うむw
秋江:当然。
統太:ボス殺すまでがクライマックスです。
ユイ:来てない人がいるよね。(何)
GM:それが分かってればOK。(何) 他に質問なければ戦闘に入りますが。
統太:はいなー。
ユイ:だいじょうぶ!
秋江:はーい。
宏美:どうぞ
GM:それでは、戦闘開始!
<Round-1>
[セットアップフェイズ]
GM:此方は無し。
統太:こちらなし。
宏美:ありません
秋江:《原初の黄:加速装置》 行動値19に。侵蝕72%に。
ユイ:なし。
[イニシアチブフェイズ]
▽Action:"流動の架け橋" 市川秋江(7→19)
GM:行動どうぞ。
秋江:「急ぎましょう、まだ間に合うなら!」 3人の影が立ち上がり、耳元で囁く。
秋江:メジャー:《原初の赤:アドヴァイス/導きの華/要の陣形》 侵蝕82%に。
ユイ:超助かります
秋江:対象は味方3人。次の行動のC値-1、DB+1個、達成値+6
統太:おー。
秋江:以上。
GM:では優子が《加速する刻》。
▽Action:(Enemy)“寺島優子”(8:加速する刻)
GM:◇マイナー:“Beast-Mode”
GM:《完全獣化/破壊の爪》 ダイス+3、素手のステータスを[攻撃力10、命中0]に変更
GM:◇メジャー:“Black-Crow”
GM:<白兵>+《背教者殺し/コンセントレイト:OB》
GM:対象はユイさんにしとくか。(何
ユイ:><
GM:ああごめん。《ハンティングスタイル》が抜けてるんでそれ追加。
ユイ:やべー近寄られた(何)
GM:エンゲージ:[TY、PC]
GM:改めて。対象:ユイ(単体/至近)、ダメージを与えた時対象の全判定ダイス−3。
GM:#14r7+3
<HovB_Dice>
GM_HovB:14r7=(7,7,5,5,3,9,1,6,10,3,3,3,9,1)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:5r7=(3,4,7,3,1)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r7=(5)=25+3=28
GM:28。
統太:カバーするかい?
ユイ:むう、一応頑張って避けを試みてみる…!
ユイ:RC+原初の緑:見えざる僕+リフレックス:ウロボロス 侵食率80%
ユイ:#9r8+4
<HovB_Dice>
Yui_M:9r8=(3,9,7,8,1,7,7,6,4)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:2r8=(10,3)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r8=(8)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r8=(4)=34+4=38
ユイ:お、よけた。
GM:ちぃ(何
統太:おー。
秋江:ナイス。
ユイ:古めかしい写本に潜む、“見えざる僕”が歪に笑って跳ね除けた。
ユイ:「─ゆうこ、ちゃん…!」
優子:「……なんだ。水村さんも“力”を持ってたんだ……」どこか恨めしそうな口調で。
▽Action:"天翔ける龍" 九衛統太(17)
GM:行動どうぞ。
統太:オートアクションで鎧纏うのと同じタイミングで。《完全獣化》+《破壊の爪》+《鷹の翼》+《知性ある獣》。
統太:優子と全く逆のベクトル――神々しくも強さを秘めた姿に。
統太:そして攻撃。《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《天を統べるもの》。
統太:#14r7+9
<HovB_Dice>
Touta:14r7=(8,7,7,7,7,1,2,1,1,10,4,10,8,8)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:9r7=(4,6,8,8,1,1,7,8,6)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:4r7=(2,1,2,4)=24+9=33
統太:達成値低いな……。
GM:回避なんざないよ。(何
GM:ダメージどうぞ(何
統太:《竜鱗》無くてよかった。
統太:#4d10+32
<HovB_Dice> Touta:4d10=(1,1,7,8)=17+32=49
統太:49点装甲有効。
GM:その一撃にふっ飛ばされて動かなくなる。HP0。
優子:「……まだ、足りない……もっと……」
統太:えとですね、GM。
GM:はい。
統太:優子連れてこの建物から一刻も離れたいのですが。
GM:あーうん……非常に申し訳ないのだが。不可能です。
統太:了解。
GM:では、演出続きを。
「……うん、そろそろいい感じかな。……“掌握”――“解放”」
「……え?……あ……う、あぁぁぁぁぁぁっ!」
いつの間にか現れたパーカーの人物が彼女に触れていた。
そしてその言葉を呟くと同時。彼女の身体から禍々しい“力”が噴き出す。
ユイ:「優子、ちゃ──!」
――Eロイス《超越者の戯れ》を宣言。
――これを以て、"寺島優子"はジャーム化する。
“DH”「うん、上出来上出来。これならいい報告ができそうだ。ありがとね」
秋江:「何がありがとうですか……」
GM:現れたのは――ある意味予想通り。FHエージェント“Dvergr-Hanarr”。
GM:その手には銀色に光る小手らしきもの。
統太:「案の定“Jarngreipr”の力か!」
“DH”:「そいうこと。――この“遺産”の力で、晴れて彼女は“生まれ変わった”ってわけ」
宏美:寺島優子の雰囲気がさっきまでとはまた違うことが伝わってくる。「先輩はもう…」
ユイ:「───『積み重ねて進む』『変わった』と、『リセットしてゼロからやり直す』『生まれ変わった』は──全くの別物ですよ」
“DH”:「能力の“掌握”――これが“Jarngreipr”の力ってわけさ」
ユイ:「わたしには理解できない。どうして、そういうことをするんですか」
統太:「ミョルニルを御する様にか、えぇ?」
秋江:「いいえ、ユイさん、これは……生まれ変わった、ですらないですよ」
秋江:「外から無理矢理捻じ曲げた、って言うんです。」
宏美:『あぁ…キミはこの世界に足を踏み入れてまだ間もないからまだ完全に理解はしていないだろうけど、そう、あれはもう堕ちたる者だよ』
“DH”:「むしろなんで責められてるのか分かんないんだけど。僕は手助けをしただけだよ?彼女が“生まれ変わる”為の」
GM:ユイに。
“DH”:「それと、“LastDragoon”。微妙に惜しいね。御するのは正解だけど”ミョルニル“じゃないんだな、これが」
“DH”:「御するのは封じられた“炎の巨人”さ。僕の主人殿と――“夜”の為にね」
ユイ:正直に言うと、それを『余計なお世話』というのだが。ジャームに行ったところで、無駄だろう。
統太:「そう言えば。自分の事“レーヴァティン”って言ってた雑魚がいたな」
統太:以前の事を思い出し。
統太:「ついでに上から下まで詰めが甘かった、ミミズの親玉が率いてたセルがあったな。なんだっけ、ほら、ほにゃららブリンガー」
“DH”:「ああ、いたらしいね。“Ruin-Bringer”でしょ。君達が落としたっていう」
GM:事もなげに。
統太:目の前のクソッタレのCNを思い出し。
統太:「お前らもあの馬鹿のお仲間か」
“DH”:「残念ながら不正解だね。第一、“Jormungandr”ももうこの世にいないんだし。僕が仕えてるのは別の人」
“DH”:「で。それがどうしたの?――『お前らもどうせ同じ目にあわされるだろうから面倒増やすな』とでも思ってるのかな」
ユイ:何を話しているか分からないが、余計な口出しをして情報の引き出しを妨げる事もないだろう。そっと息を吐いて、その本のかたちをした何かをなぞった。
統太:「いや。死ね」
GM:「やなこった、と言っておくよ。“LastDragoon”」べ、と舌を出して。
宏美:これが超越者同士の闘い…その気迫に押されて動けずにいる。
GM:「……しかし、理解できないって言うならもう一人いるんだよなぁ」ユイを睨んで。
ユイ:「………」僅かに首を捻った。睨む眼差しに、たじろいだように見返した。
“DH”:「自分の人生も碌に覚えてない“人形”……僕らと“同じ側”のくせに」
ユイ:「にん、ぎょう…?」
ばさ、とフードを脱ぐ。――その顔は、自分自身――【水村ユイ】の顔。
ユイ:「───ッ!」
ユイ:ぎょっとしたような顔で、声にもならない悲鳴を上げて、後ずさる。
宏美:「えっ…水村先輩が2人…?」交互に見比べて混乱する
統太:「彼女の“マガイモノ”の分際で何抜かす」
統太:そんなこと知るかと前に進む。
“DH”:「僕には理解できないね。……なんで“他人”を護ろうとするのか」
ユイ:「─なん、で!」
ユイ:理解できないのはこちらだ、という顔で、頭を振って叫ぶ。震えた指から力なく本が落ちる。
秋江:むう。それは視線を遮るように、前に出て間に割って入ろう。
統太:「ユイの“パチモノ”なんだろう。コイツは。だから嫌がらせで今回の事件を仕組んだ」
統太:睨みつけ。
“DH”:「“紛い物”、ね。……果たしてどちらがそうなんだろうね」
秋江:「紛い物ですか。違う道を進んだ時点で、既に別人なんですけどねー」
ユイ:頭痛がする。眩暈がする。─聴きたくない、聞いてはいけない。アイデンティティが大きく揺らいで、要らないものまで思い出してしまいそうになる。──すがるように、前を見ようとして。
“DH”:「ま、どうでもいいか。――僕は主人殿の命を果たすだけさ」
統太:「人形の分際で嫉妬なんかするんじゃねぇよ。そんな根性だから穴倉の中でちまちまセコセコと汚れる“矮人”の名前をプレゼントされるんだ」
宏美:『“他人”・・・か。でもね、その人にとって大切な存在となったら、それはもう“他人”ではないよ』
ユイ:…変わり果てた、優子が目に入った。──そうだ。いまは、こちらが先だ。
GM:“DH”はふん、と笑って。
“DH”:「――さて、見せてもらおうかな。“友達”を前にして、まともに戦えるのかどうか」
“DH”:「――情なんて何時までも持ってたら、死ぬよ」
統太:「――情を捨てなきゃ何もできないお前と彼女を一緒にするな」
GM:変則的だが、ここでSロイスを取る最終タイミングとさせていただきます。
GM:取る方は宣言どうぞ。
統太:ユイにロイス取ってSロイス宣言!
宏美:“Dvergr-Hanarr”に□執着/■敵愾心でとっておこう
秋江:「その辺りの事情は、あなたや彼女本人の越えるべき問題です。だから今は何も言いません」
秋江:「今はここの全ての塾生の代わりに。この不当な契約、解約させてもらいます」
秋江:ってことで、“心生塾の塾生”のロイスをSロイスに指定します。
ユイ:「……ありが、と、う」ございます、とか細い声で。
ユイ:でも、ぎゅっと拳を握って。一呼吸。──仲間の声に、前を向く。
GM:全員申請を許可します。
GM:そして、DHが指を鳴らすと同時、周りに“変わって”しまった塾生たちが集まってくる。
GM:――では、改めて本当の“戦闘開始”!
----------------------------------
[エンゲージ&勝利条件]
----------------------------------
[DH、TY、SL1、SL2、SL3]←10m→[PC]
DH:(Enemy)“Dvergr-Hanarr”
TY:(Enemy)“寺島優子”
SL1:(Enemy)FH協力者/ガンナー
SL2、SL3:(Enemy)FH協力者/ソルジャー
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:PC全滅
秋江:あ、毎回加速するから19でいいや。
GM:(何 では了解。
秋江19→統太17→ユイ15→天ヶ瀬13→DH10→優子8→SL1、SL2、SL3_0
GM:質問ございますかー。
ユイ:とくにはー
宏美:とくには
統太:同じく。
秋江:無しです。
GM:んじゃ行きます。
<Round-1>
[セットアップフェイズ]
“DH”:が《ソルジャーコネクト》。SL1〜3の行動値を10へシフト。優子は《螺旋の悪魔》。[暴走]と引き換えに攻撃力+6。
ユイ:こちらはなし。
秋江:《原初の黄:加速装置》 行動値19に 83%
宏美:なしです
統太:なしです。
[イニシアチブフェイズ]
▽Action:“流動の架け橋” 市川秋江(7→19)
GM:行動どうぞ。
秋江:マイナーで10m後退。メジャー:《原初の赤:アドヴァイス/導きの華》 対象は統太
統太:サンクス。
GM:[DH、TY、SL1、SL2、SL3]←10m→[天ヶ瀬、ユイ、統太]←10m→[秋江]
秋江:立ち上がった影から忠告。「熱くなりすぎないように」と
秋江:次の行動のC値-1、DB+1個、達成値+6 以上で。
▽Action:“天翔ける龍” 九衛統太(17)
統太:「ご忠告感謝」
統太:さて。
統太:「えー。そこのユイのバッタモンに告ぐ」
統太:マイナーでエンゲージ。
統太:「――誰に喧嘩売ったか覚えてないだろ、お前」
統太:《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《天を統べるもの》+《浸透撃》+《獅子奮迅》。
GM:どうぞ。
統太:#15r6+9
<HovB_Dice>
Touta:15r6=(3,6,7,4,2,8,4,7,7,6,5,5,6,3,1)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:7r6=(1,3,4,1,10,5,9)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:2r6=(8,1)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:1r6=(4)=34+9=43
統太:出目が腐ってやがる……!
GM:えと。TYは――暴走中でDHをカバーできない。SL2がSL1を《献身の盾/炎陣》でカバー。SL3は一応回避。
GM:#8r10+2
<HovB_Dice>
GM_HovB:8r10=(4,3,9,7,8,6,6,1)=9+2=11
GM:無理無理。ダメージどうぞ。
統太:#5d10+32
<HovB_Dice>
Touta:5d10=(8,6,10,9,6)=39+32=71
統太:71点装甲有効ガード無視。
ユイ:たけえ
GM:DHとTYはまだ生きてる。SL2とSL3は消滅。
ユイ:やだつよい
統太:「お前が自分で言ったじゃないか。“リヴァイアサンの切り札”と」
“DH”:「言うだけの事はあるね」
統太:トドメはユイに任せるよ。
ユイ:おういえ
GM:DHが《加速する刻》。
▽Action:(Enemy)“Dvergr-Hanarr”(10:加速)
GM:◇メジャー:“Crazy-Force”
GM:<RC>+《強化の雷光/狂戦士》+《ポイズンフォッグ》
GM:対象:DH、優子、SL1(範囲/至近)
GM:・対象のシーン中メジャーのダイス+2、戦闘移動+5m
GM:・対象の次のメジャーのCr−1、ダイス+4
GM:以上。ついで優子が《加速する刻》。
▽Action:(Enemy)“寺島優子”(8)
GM:◇マイナー:“Beast-Mode”
GM:《完全獣化/破壊の爪/ハンティングスタイル》 ダイス+3、素手のステータスを[攻撃力10、命中0]に変更
GM:エンゲージ封鎖無視して天ヶ瀬、ユイのエンゲージへ。
GM:エンゲージ:[統太、DH、SL1]←10m→[天ヶ瀬、ユイ、TY]←10m→[秋江]
GM:◇メジャー:"Shadow-Steal"(1回のみ)
GM:<RC>+《能力強奪/コンセントレイト:OB》
GM:対象:ユイ(単体/至近)、<RC>で勝負、勝利時相手のエフェクトを同レベルで奪取。
ユイ:うお、怖い。
ユイ:「やっ──」
GM:#20r6+3
<HovB_Dice>
GM_HovB:20r6=(8,1,6,7,1,7,9,10,3,9,5,5,5,3,2,2,8,4,6,3)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:9r6=(10,5,1,3,4,5,2,7,1)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:2r6=(9,5)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(8)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(8)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(7)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(8)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(9)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(5)=85+3=88
ユイ:#9r10+4
<HovB_Dice>
Yui_M:9r10=(2,2,1,3,5,3,7,3,1)=7+4=11
ユイ:むりでしたー!
優子:「……頂戴、その力を。私に――!」
GM:ユイさん。1D10振ってくれ。それで取るエフェクト決めるから(何
ユイ:#1d10 ドキドキ
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(1)=1
GM:……ああうん。《光の弓》だな。(何
ユイ:RC攻撃のかなめwwwwwwwwwwwwwww
ユイ:「だ、めぇ──!」ひきつった声が出た。本をすり抜け、奪われたのは、自分の領域。
GM:《暴食の神蛇》でガンバレ(何
GM:実体のない黒い爪が通り過ぎる。力が抜ける感覚に襲われる。《光の弓》を1レベルで取得、ユイは《光の弓》を封印された。
GM:行動終了。
▽Action:“ラツィエル” 水村ユイ(15)
GM:行動どうぞ。
ユイ:自分と同じその顔へ、──無意識のうちに、研究者のような冷静な眼差しを向けていた。
ユイ:ああ、そうか。“そうだったかもしれない”。いつのまにか手に握られていた、古めかしい写本が風に吹かれて、意志とは関係なく勝手にめくれていく。
ユイ:『───は、』歪な笑みがこぼれた。拾った本を、まるで自分を抱えるように愛おしげに手に取って。
ユイ:オートで《道化の出し物》
ユイ:白兵+無形の影+C:ウロボロス+原初の白:ブラッドバーン 95% 対象は優子
ユイ:忘れてたけど、マイナーでオリジン:レジェンド!(何)
GM:あいよ(何
ユイ:97%まであがって
ユイ:「────478頁。」
ユイ:何かに憑りつかれたようなような、静かすぎる声色で神秘を囁いた。
ユイ:本の中から、鈍い重力がしがみつく機械じみた剣が、影絵のようにずるりと這い出る。
ユイ:「“紫炎の猟犬”(Violet-Hound)」
ユイ:大気の炎と氷が交互に混ざって絡みつき、さながら紫紺の猟犬のように一本の剣はまっすぐ駆け抜けた。
ユイ:#11R6+0+8+6
<HovB_Dice>
Yui_M:11r6=(7,2,3,8,1,4,5,3,3,8,3)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:3r6=(2,4,1)=14+14=28
ユイ:wwwww
ユイ:おいかざみー。(何)
統太:あーあ(何)。
GM:俺のせいにしないように。(何
GM:とまれダメージきなさいよ(何
ユイ:#3d10-5+4
<HovB_Dice> Yui_M:3d10=(4,7,7)=18-1=17
GM:通るには通るがまだ生きてる。
ユイ:17点で装甲有効でしたー!
GM:装甲ないしな!(何
ユイ:終了!
▽Action:“無限の創世” 天ヶ瀬宏美(13)
宏美:『ここから先はボクの出番だね。力と力の勝負ならわかりやすくていい…』
宏美:瞬時に髪が伸びその姿を変える。今までとは違う殺気に満ちたオーラを放ちながら
宏美:(彼女は…まだ彼女を助けられる方法はあるんだよね?)
宏美:『…既にジャームとなってしまった以上、情は捨てたほうがいいよ。でないといずれ後悔することになる』
宏美:マイナー:《オリジン:レジェンド/オリジン:ヒューマン/千変万化の影(RC指定)/斥力跳躍》で5m前進。侵蝕+7
宏美:メジャー:RC《コンセントレイト:OU/原初赤:振動球/黒の鉄槌/魔王の理》侵蝕+9 対象は優子
GM:エンゲージ:[統太、DH、SL1]←5m→[天ヶ瀬]←5m→[ユイ、TY]←10m→[秋江]
宏美:#9r6+35+6
<HovB_Dice>
Hiromi:9r6=(10,5,9,7,6,3,1,7,2)=Critical!!
<HovB_Dice>
Hiromi:5r6=(9,8,6,4,8)=Critical!!
<HovB_Dice>
Hiromi:4r6=(6,4,6,4)=Critical!!
<HovB_Dice> Hiromi:2r6=(5,6)=Critical!!
<HovB_Dice> Hiromi:1r6=(1)=41+41=82
ユイ:こていち…さんじうご…?(何)
GM:何その気の狂った固定値(何
統太:スゲェ(何)。
GM:ダメージきなさいよ!(何
宏美:#9d10+28
<HovB_Dice>
Hiromi:9d10=(9,2,2,7,5,10,7,7,7)=56+28=84
宏美:装甲無視だけど関係ないか
GM:84点素通し。辛うじて生きてる。
宏美:影が地を這う様に伸び、そして包み込む。
宏美:《背徳の理/喰らわれし贄》使用侵蝕+4 合わせて95に
GM:「――うぁぁぁぁ……!」纏わりつく影が与える苦痛に呻く。
宏美:『その“存在”とこの世界との繋がりを絶つ』
▽Action:(Enemy)“Dvergr-Hanarr”(10)
“DH”:「……さて、次は僕の番だね」
GM:漆黒の拳銃を構える。
GM:◇メジャー:“Piercing-thunder”
GM:<射撃>+《アタックプログラム/コンセントレイト:BD/痛みの水》+《バリアクラッカー》
GM:+[悪魔の銃]
GM:対象:統太(単体/至近)、ダメージが通った時[放心]、ガード/装甲無視。命中時侵食率+5。
GM:#16r6+4+6-1
<HovB_Dice>
GM_HovB:16r6=(4,2,5,8,1,9,4,1,8,1,4,4,1,6,7,5)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:5r6=(3,1,5,10,2)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r6=(1)=21+9=30
GM:30ー。(何
統太:《リフレックス:ハヌマーン》+《残像》。#17r7-2
<HovB_Dice>
Touta:17r7=(7,7,3,6,1,10,4,1,4,10,6,7,4,5,5,8,4)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:6r7=(8,1,2,5,3,9)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:2r7=(5,1)=25-2=23
統太:うそぉん(何)。
GM:ひゃっはー(何
GM:#4d10+2+10
<HovB_Dice>
GM_HovB:4d10=(8,6,6,7)=27+12=39
GM:39点装甲無視。
統太:おおっと。死んでしまった(何)。
GM:閃光が数度閃き、“龍の鱗”の隙間を次々撃ち抜く。
統太:なので《イモータルライフ》。
ユイ:「なっ、九衛さん!」
統太:#2d10+104
<HovB_Dice>
Touta:2d10=(10,8)=18+104=122
統太:「でも問題ない」
GM::「やるね。流石“龍”」軽口を叩きつつ。
統太:「駄目だな」
統太:ふぅと溜息。
統太:「気迫もなければ熱意もない」
GM:その言葉に、ハ、と笑い捨てて。再度構えなおす。行動終了。
▽Action:(Enemy)“寺島優子”(8)
GM:◇メジャー:“Black-Crow”
GM:<白兵>+《背教者殺し/コンセントレイト:OB》+《獣の力》
GM:対象:ユイ(単体/至近)、ダメージを与えた時対象の全判定ダイス−3。
GM:#16r7+3
<HovB_Dice>
GM_HovB:16r7=(10,10,3,10,2,9,8,3,3,4,6,4,3,2,6,10)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:6r7=(6,1,2,10,6,3)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:1r7=(10)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r7=(4)=34+3=37
GM:37だ。
ユイ:これはそのまま受ける。リザレクト!
ユイ:まだダメージ来てなかったけど!(何)
GM:#4d10+10+8
<HovB_Dice>
GM_HovB:4d10=(1,3,7,9)=20+18=38
ユイ:うん、すまなかった。リザレクト。(何)
ユイ:#1d10+97
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(7)=7+97=104
GM:38点装甲有効。今度は実体をもつ黒い爪を振りおろす。
ユイ:ぼんやりした様子で立ち竦む。大きい爪痕を残し、制服を血で染めて。しかし、手に持つ写本が、自動的に宿主の修復を施した。
ユイ:「…………は」
宏美:(寺島先輩!その人はあなたの友人の水村先輩ですよっ!わからないんですかっ!)叫ぶも当の身体は口を開かない…
GM:もはや言葉もなく。倒れない目の前の人間を見る。行動終了。
▽Action:(Enemy)FH協力者/ソルジャー(0/トループ)
GM:#1d4 [除外]
<HovB_Dice> GM_HovB:1d4=(2)=2
GM:◇メジャー:“通常攻撃”
GM:<射撃>+《小さな塵/コンセントレイト:AH/形無き剣》+《要の陣形》
GM:対象:ユイ以外の3名、追加効果:ドッジ時ダイス−2。
ユイ:上司と同じ顔をした奴は切りにくかったようです(何)
GM:#14r9+3
<HovB_Dice>
GM_HovB:14r9=(7,3,5,3,4,8,1,6,3,4,7,9,7,10)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:2r9=(7,2)=17+3=20
統太:《竜鱗》。
GM:20。
秋江:#3r10+0 素でドッジ。
<HovB_Dice> Akie-I:3r10=(2,2,2)=2
宏美:《浄玻璃の鏡》侵蝕+2
宏美:#15r10+35
<HovB_Dice>
Hiromi:15r10=(7,1,4,6,10,2,6,6,6,10,2,1,1,4,10)=Critical!!
<HovB_Dice>
Hiromi:3r10=(5,3,6)=16+35=51
ユイ:だから固定値wwww
GM:ひっでえな(何
GM:#3d10+11+4 [ダメージ]
<HovB_Dice>
GM_HovB:3d10=(5,6,5)=16+15=31
GM:31点装甲有効。
統太:弾いた。
GM:まあそうでしょうな。
秋江:#1d10+90 リザレクト
<HovB_Dice> Akie-I:1d10=(10)=10+90=100
宏美:影が障壁のようにさえぎり、その弾丸を塵のように分解させる
秋江:おおう。ちょうど100に。
GM:銃弾が分裂して3人に飛ぶ――が、貫いたのは秋江のみ。
GM:行動終了。
[クリンナップフェイズ]
GM:此方は無し。
秋江:なし。
宏美:なしです
統太:放心解除。
ユイ:なし
ユイ:背教者殺しの効果が解除だった
GM:あいさ。
<Round-2>
[セットアップ]
統太:なし。
GM:優子が《螺旋の悪魔》のみ。
ユイ:なし
宏美:なし
秋江:《原初の黄:加速装置》 レベル上がって行動値23 侵蝕101%に
▽Action:“流動の架け橋” 市川秋江(7→19)
GM:行動どうぞ。
秋江:「子供達だけ戦わせるのは心苦しい……と、斯來さんや山住さんなら言うのかしら」
秋江:マイナーなし、メジャー:《原初の赤:アドヴァイス/導きの華/要の陣形》
秋江:味方3人の次の行動のC値-1、DB+2個、達成値+8 侵蝕率は111%に。
秋江:以上で終了。
▽Action:“天翔ける龍” 九衛統太(17)
GM:行動どうぞ。
統太:成長宣言。
GM:申請内容を。
統太:《リミットリリース》修得。
GM:うお、了解。
統太:感謝。
統太:《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《天を統べるもの》+《神獣撃》+《獣の王》+《吠え猛る爪》+《マシラのごとく》+《神速の鼓動》。
統太:+《リミットリリース》+《フラットシフト》の“皇竜咆哮-Pendragon
Impact-”!
統太:#13r5+11
<HovB_Dice>
Touta:13r5=(7,3,5,9,6,7,5,1,10,5,4,8,8)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:10r5=(9,8,4,4,1,3,8,5,4,3)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:4r5=(8,2,4,5)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:2r5=(5,6)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:2r5=(8,8)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:2r5=(10,8)=Critical!!
<HovB_Dice>
Touta:2r5=(10,3)=Critical!!
<HovB_Dice> Touta:1r5=(2)=72+11=83
統太:100には届かなかったか、ちぃ。
GM:《獣の王》入ってる時点でどうしようもないよ!(何
GM:ダメージどうぞ。
統太:#15d10+74
<HovB_Dice>
Touta:15d10=(1,9,9,10,3,4,1,10,5,5,10,2,9,8,5)=91+74=165
統太:165点装甲無効リアクション不可。
GM:DHは《アクアウィターエ》。HP40で復活。
GM:SL1は堕ちるが《復讐の領域》!165点そっちにもくれてやる!
統太:おおう。
ユイ:SLなんでそんなの持ってんのwwwwwwwww
GM:……そして、優子は堕ちた。HP0。
ユイ:「ごめ、ん……」
統太:ならば“遺産”のロイスをタイタスにして蘇生。
統太:せめてもの手向けに“傷つけることなく”優子を倒す。
宏美:優子はエンゲージ違うでしょう。
GM:シーンアタックなんだよな。これ(何
宏美:あ、ほんとだw
GM:あとうちのセッションでは時々あります。(何>雑魚が《復讐の領域》とか《自爆装置》とか
統太:余りに多用するのでもう覚えてるんですよね皆さん(何)<統太が120%越えたらシーン攻撃飛んでくる
ユイ:KOEEEEE
GM:光が止んだ後。ユイの目の前には、倒れ伏した優子の姿。
ユイ:びくり。瞬間、本の支配を振り払って、駆け寄る。
GM::「……やってくれるね――!」強烈な一撃を受けても戦意は失わず、立ったまま。
統太:「よかったな。お前が最も憎悪する相手が殺して下さるそうだ」
GM:ああ、優子が倒れたので《能力強奪》は解除される。
ユイ:「ゆう、こ、ちゃん」
秋江:「……ユイさん。まだ駄目です」 悲痛な表情ながらも冷徹に制止。
ユイ:「でも!…………でも」は、息を吐いて。傷の少ない優子を、見下ろして。無意識に、写本のページを捲った。
GM:「なら、その前に僕が殺すだけさ―――!」銃口を、制止の言葉に迷うユイに向ける。
GM:《加速する刻》。
▽Action:(Enemy)“Dvergr-Hanarr”(10)
GM:◇“Houling-thunder”(1発のみ)
GM:<射撃>+《アタックプログラム/コンセントレイト:BD/痛みの水》+《バリアクラッカー》+《亜純血:雷鳴の申し子》
GM:対象:ユイ、ダメージが通った時[放心]、ガード/装甲無視。命中時侵食率+5。
GM:#10r7+4+6-1
<HovB_Dice>
GM_HovB:10r7=(7,6,6,6,2,8,6,3,5,6)=Critical!!
<HovB_Dice>
GM_HovB:2r7=(2,8)=Critical!!
<HovB_Dice> GM_HovB:1r7=(4)=24+9=33
GM:33。
ユイ:《原初の黒:時の棺》
ユイ:ああ、使わなくてもよさそうだなコレ(何)
ユイ:避けを試みる!
GM:来ると良い!
ユイ:RC+原初の緑:見えざる僕+リフレックス:ウロボロス 109%
ユイ:#10r7+4+10
<HovB_Dice>
Yui_M:10r7=(4,2,4,6,1,5,1,7,6,3)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r7=(9)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r7=(2)=22+14=36
GM:ぐ、避けられたか。
GM:「堕ちろ、"Ratziel"―――!!」咆哮と共に極大の雷光を放つ――が。
ユイ:「それはできない」
ユイ:軽く写本を振るって、その雷光に干渉してキャンセル。本に棲む悪魔が、歪んだ笑って跳ね除ける。
ユイ:ぱん、と軽い仕草で本をもう一度叩いて。
GM:「……な……!」最大の一撃を弾かれ、愕然とした顔で血を吐く。……しかし、かろうじてまだ立ったまま。
GM:《蘇生復活》。HP1。
GM:行動終了。
▽Action:“ラツィエル” 水村ユイ(15)
GM:多分ラストだ。行動どうぞ。
ユイ:「──あの日の帰り。自分を変えようと、頑張ろうとした優子ちゃんの姿に、教えてもらったもの」
ユイ:優しい子、と書く名のように。優し過ぎるくらい、優しい子だった。──かつて芽生えた、彼女の絆を思い出し。
ユイ:「変わらないままでは、なに一つだって終われない」
ユイ:光の弓+背教者殺し+原初の白:ブラッドバーン
ユイ:+コンセントレイト
ユイ:121%か。
ユイ:#14r6+4+10+8
<HovB_Dice> Yui_M:14r6=(6,9,9,3,6,4,5,8,5,1,4,2,2,7)=Critical!!
<HovB_Dice>
Yui_M:6r6=(2,4,3,4,9,6)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:2r6=(6,2)=Critical!!
<HovB_Dice> Yui_M:1r6=(2)=32+22=54
GM:最後のあがきをさせてもらうか。
GM:◇"Spark-Sheild"
GM:<RC>+《磁力結界》+《電磁結界》
GM:ガード値:8D。
ユイ:《原初の黒:時の棺》で潰そうかと思ったけどガードかよ!(何)
GM:#8d10 [ガード値]
<HovB_Dice>
GM_HovB:8d10=(1,2,5,1,6,7,7,4)=33
GM:33。つまり34点出せばそちらの勝ち。
GM:ダメージどうぞ!
ユイ:#6d10+2+8
<HovB_Dice>
Yui_M:6d10=(9,7,8,1,8,5)=38+10=48
GM:それでアウトだ。最後の演出どうぞ!
──餓えた古い本は、沈黙している。そのページからは何も生み出さない。生み出すのは。
先ほど、奪われて──そして、戻って来たその力だ。
「優子ちゃんのことも、あなたのことも、自分のことだって何一つ明確に分からないけれど」
御使いの様な白い光が矢のように収束して、同じ顔をした彼女の、悪魔の銃ごと吹き飛ばす。
「………でも、今より良い道に進もうと、思う事はできる。することができる」
「それが、優子ちゃんの、進むべきべき道だったと、私は思う。だから──」
「だから、あなたも。あなたの主も、きっと間違ってる」
静かに、けれど重い息を吐くようにそう言って。矢を撃ち終えた、その手を気怠けに下げた。
――戦闘終了
優子:「…………」ユイの姿をぼんやりとみて、息をつく。
優子:「……水村、さん……天ヶ瀬君……他のお二人も。……ごめん、なさい」限界を迎えたのか、その身体が崩れて行く。
ユイ:足元で倒れている優子へと屈んで、くずれおちゆくその手を取る。
ユイ:「……わたしこそ。友達なのに、ごめんなさい。助けられなくて、ごめん…!」
優子:「……私……どうして気付かなかったのかな……頭のどこかでは間違ってるって、分かってたのに……」
ユイ:ぐず、と涙混じりの声が漏れる。
優子:「……何度も言われてたように。信じてくれる友達は、もういたのに、ね……」
ユイ:「……もういいよ」
優子:「……ごめんね。……そして、ありがとう。"ユイさん"」
GM:最後にもう一度。今までのように微笑んで――目を閉じた。
ユイ:うん。一つ頷いて、くしゃりと優子の髪だった場所を撫ぜた。
GM:それは、最後の別れを告げる言葉だった。
統太:優子の最後の会話を聞かず――聞く気になれず、“遺産”を回収する。
ユイ:「いいの。──だって、わたしたち、友達だもの」
秋江:「良い答えです。出せたのがこんな状況なのは……悲しいことですけど」
秋江:誰にも聞こえないように、こっそり呟いた。
宏美:「こんなのって…こんなのってないよっ…!」既にもう1人の自分は姿を消し、力の抜けた身体は崩れ落ちる…
GM:では、統太が"遺産"に触れようとした時。唐突にまばゆい光を放つ。
GM:そしてそれは、一直線にユイの方へ飛んできて――。
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[Back-Track]
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GM:今回のEロイスですが。一つは優子に使った《超越者の戯れ》。
GM:もう一つ、2回目の「寺島優子」を登場させるということで《さらなる絶望》を使っていました(演出入れ忘れてた)。
GM:ということで使用できるのは二つ、となります。
統太:2個とも使わせてもらおう。
GM:使用するなら2D減らしてから判定をどうぞ。
統太:#2d10-131
<HovB_Dice> Touta:2d10=(2,3)=5-131=-126
統太:……orz。
宏美:Eは使用しません
ユイ:貰っておこうかな
ユイ:#2d10-121
<HovB_Dice> Yui_M:2d10=(4,2)=6-121=-115
宏美:ちなみに優子のロイスはタイタス化します?
ユイ:(´・ω・`)
GM:それはお任せします。覚えておくという事であれば残留を認めます。
ユイ:よし、じゃあこのままロイスを維持します
秋江:Eロイスは使用せず。最終侵蝕111%、ロイス5、タイタス0、D1 通常振りで。
秋江:#5d10-111
<HovB_Dice> Akie-I:5d10=(8,2,5,5,3)=23-111=-88
秋江:88%で帰還。
ユイ:タイタスなかったから、今現在Dロイス1にロイス5、か。とーたにロイス取るよ!
統太:あいよー。
ユイ:(`・ω・´)
ユイ:#5d10-115
<HovB_Dice> Yui_M:5d10=(9,2,10,9,8)=38-115=-77
ユイ:#1d10-77
<HovB_Dice> Yui_M:1d10=(8)=8-77=-69
ユイ:振り足し忘れで69%で生還。(何)
宏美:なら優子は所持のままでDvergr-Hanarrはタイタス化。最終97%なので失敗はないw
宏美:#4d10-97
<HovB_Dice> Hiromi:4d10=(10,7,7,4)=28-97=-69
宏美:同じく減りすぎだねw
統太:うちは、ボス死んでるけど報告で首持って行かなきゃならんのでこのまま維持で通常振りする。
統太:残りは5個。
統太:#5d10-126
<HovB_Dice> Touta:5d10=(8,2,7,5,10)=32-126=-94
統太:ほっ。
統太:全員無事帰還デスネ。
ユイ:よしよし
GM:皆様お帰りなさいませ。
GM:EDですが。PC1が墓参り、PC2とPC3が報告って感じになるかな。これだと。
GM:何か希望あれば。
ユイ:それで問題ないですにゃー
統太:特にないです。
宏美:それで構いませんよ
秋江:同じくそれで。
GM:ではさっくり行きますか。
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Ending「change or keep」
Place:黒巣市街/墓地 登場:不可
Scene-Player:"無限の創世" 天ヶ瀬宏美&"ラツィエル" 水村ユイ
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――あの事件から数日後。
君は事故死したという友人の墓の前に居た。
改めて、“彼女”はもういないのだと。
彼女の墓と、あの後ユイの腕に装着された腕輪――“遺産”を見ると。その現実を嫌でも思い知らされた。
宏美:ここに来る前にまた泣いてしまったのだろうか、目を赤くしたまま共に歩いてきた。
ユイ:制服の下に隠した指輪の感触を、か細い指で撫でて確かめる。
ユイ:通夜も、告別式も、そして納骨もあっという間に終わってしまった。
ユイ:白い花の花束を抱えて、天ヶ瀬の肩をそっと叩く。
ユイ:「──これ。渡して上げて」
ユイ:はい、と花束を渡して、どこか赤みの残る眼で見据え、静かに微笑む。
宏美:「は、はい…」と力無い声で受け取る
宏美:そっと花束を置き、手を合わせる
宏美:「水村先輩はもう大丈夫なんですか?僕ははまだ…」
ユイ:「……大丈夫、というわけでは、ないけれど」
ユイ:ごめんね、となんとはんしに謝罪の言葉が漏れた。
宏美:「僕はまだこっちの世界のことをわかっていなかった。知ろうともしていなかった。もっと早くに何かしていたらと思うと…」
ユイ:「悔やむことは、沢山あるけれど」
ユイ:「ああしていれば、ああいう風にできれば、と感じることはあるけれど」
ユイ:「……それを越えるように変わりたい、って言うことだったとわたしは思っている」
宏美:「今すぐには無理だろうけど、彼女が変わろうとしたように…僕も変わろうとしないといけないのかな…」
ユイ:ぼんやりと、立ち上る線香で揺らぐその墓石に刻まれた名を見て。一
宏美:「本当の意味での強さってのを…」
ユイ:「変わらないことも強さかもしれないし、何も強くなくても、いいとは思うけれど──」
ユイ:あ、と。へんな間があいた。
ユイ:「……男の子だから、強い方がいいか」
ユイ:ナチュラルに忘れてたっぽい事を呟いて(何)
ユイ:女顔の後輩を見た。
宏美:(『だってさ。やっぱり男扱いされていないんだねぇキミ』)くすくすという笑い声が聞こえたかどうかは定かではない
宏美:「うん…」ユイには一言返事し
ユイ:ぽすん。軽い仕草で背中を叩いて、先輩風を吹かせて、静かに柔らかく微笑んだ。
ユイ:「あれから、沢山泣いて見送って来たけれど。今日は、せめて明るく帰ろうか」
ユイ:おいでおいで、とぽにゃんと笑って後輩に手を差し伸べた。
宏美:うん。でも今は少し甘えさせてもらおうと肩にもたれかかる感じで並んで歩いていこう
ユイ:「──それじゃあ。優子ちゃん。また、来るから」
宏美:今は焦らずとも少しづつ変わってゆこう。それが彼女への約束として…
ユイ:もう一度だけ。“遺産”とやらの、その頼りない感触を華奢な指先で静かに撫でて。
ユイ:「全部、終わったら、また」
ユイ:吐き出した言葉の終わりは、どうにも感情に揺らいで響いて消えた。
ユイ:頭を振って気を取り直すと、後輩と共に、線香煙る墓石の前から去った。
――去っていく二人に、一陣のそよ風が吹く。
――それは、"またね"と。友人が告げているようであった。
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Ending「Jarngreipr」
Place:Elysion/支部長室 登場:不可
Scene-Player:"流動の架け橋" 市川秋江&"天翔ける龍" 九衛統太
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――支部長室。
報告を一通り聞いた天城支部長はやりきれないという感じでため息を一つついた後。
二人にねぎらいの言葉をかけたのだった。
「……ともあれ、報告は確かに確認しました。お疲れ様でした」
統太:「結局なんなんですかねこれは」
GM:「……正直な所、分かっていないというの実情です」はぁ、とまたため息。
統太:「同じ発掘された仲間の縁で破砕してやろうとも思ったんですが」
美鈴:「……これは一部の人にしか話していませんが。神代科妓さんにも例の“遺産”が付いています」
統太:「科妓にも……」
美鈴:「そちらも定期的に検査してはいるんですが……成果は上がっていません」
美鈴:「“遺産”がばらまかれたのは偶然なのか。故意なのか――私の勘の域を出ませんが。どうも故意に行われた気がしてなりません」
統太:「でしょうね。何かの実験をしていたみたいですし」
秋江:「“遺産”に関してもですが、被害が……チルドレン寮の管理者にまで及んだ、という問題も。まさかそこまで狙っていたのでしょうか?」
美鈴:「偶然、と思いたいですが……今のFHを率いている相手が相手ですし。あり得ない話とも言い切れないのが嫌ですね」
統太:「もしくは、コードウェル率いる“マスターレイス”達を単独で退けたこの支部を狙って成果を上げようとしている連中か」
美鈴:「ええ……前回の報告にもあった“夜”という言葉のも気になりますが」
美鈴:「……それが組織を指す言葉なのか、或いは別の何かを指す言葉なのか」
GM:いずれにせよ、調べる必要はあるでしょうと。
秋江:「どちらにしても……迷惑な話です。ただでさえ思春期のチルドレンは大変だというのに」
美鈴:「……そうですね。本来ならば私達"大人"がやるべき事なのに。子供にも強要せざるを得ないのは歯がゆい話です」
GM:今後巻き込まれる事が確定しているであろう二人の“子供”の写真を指で撫でつつ。
統太:「その時は年長者が守るだけです」
統太:無論彼女達にも相応の強さを得てもらわなければ困るが。
GM:「ええ」頷く。
秋江:「私たちにできるのは、せめて道を自分で選べる心を持たせること、ですね」
美鈴:「いずれにせよ、今後の影響を考えると簡単に公にできる類のものではないですね」
美鈴:「この件については他言無用でお願いします。“Bridge of Flow”、“LastDragoon”」
統太:「了解」
秋江:「わかりました」
GM:あえてCNで呼ぶ。それは依頼ではなく、『命令』の意図を以て。
美鈴:「ともあれ、今回はお疲れ様でした。短い時間かもしれませんが、ゆっくり休んでください」
GM:市川さんの方の仕事には、一時的に別の方にも手伝いをお願いしていますので、と付け加えて。表情を和らげて一礼した。
統太:「それでは英気を養いに行くので失礼しまーす」
統太:さ、貰った報酬でエロゲを買いに行くか。
秋江:「了解しました。ところで、支部長代理。」
美鈴:「なんでしょう?」
秋江:「次回の講義が魚の捌き方なんですが、ご一緒にどうですか?」
秋江:と、何故か誘ってみる(何
GM:「時間があれば……と言いたいところですが、無いでしょうね……」申し訳ないですが、と遠い目をして答えた(何
GM:ともあれ。“守護者達”は“日常”へと帰る。次の戦いへ備えて。その身を休める為に――。
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Master Scene
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「……以上が報告になります」
鋼鉄の扉の前。
侍女の服を着た一人の女性が頭を垂れ、“主”に報告をしていた。
「へー。“Jarngreipr”があの子にね……」
“主”は楽しげに笑う。――扉の方を見たままであった為、表情までは分からなかったが。
「……流石に今のままでは拙いかと――“向こう”からの追及も無視できないものになりつつありますし」
「分かってるよ…ただ。“炎の巨人“を“僕ら”が自在に操れるレベルにまで昇華するには――どうしてもね」
振りむいて“主”は“侍女”に笑いかける。
「まあ、そろそろ“資格者”の顔も見ておきたいし」
「……主自ら出るおつもりですか。それはまだ尚そ……」
「心配?」
「……いえ」
“侍女”は顔を上げて反論しようとしたが。“主”の微笑みに、何も言えなくなった。
「大丈夫だよ。僕と君と……皆の望みを叶えるまでは、死なないさ」
「……はい」
目を伏せて。“侍女”は改めて頭を下げる。
「とりあえず。僕は“DivineDrive"”の方に挨拶してくるよ」
「“Ratziel”の方は……ああ、もう一人いたよね。“Hanarr”の他に彼女に会いたい」って言っていた子が」
「ええ。――に行かせる事にします」
“主“は笑って頷いた。
「――さて、見せてもらおうかな。君達の“選択”を。その力を」
「乗り切るならば計画通りに進めれば良し――もしも“壊れたら”――それまでの事。また次の“資格者”を探すだけさ」
そういって笑い合い。二人は、再び闇の中へ消える
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Double+Cross 3rd Edition
Awaken Call - Daybreak Legacy File.02 End.
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